緑一色氏による強制肥満化SS
*しゃんでら氏『シャンデラ』派生作品
現世とは違う世界、暗闇の支配する空間に二人の人影。
片方はネグリジェのような黒いドレスに身を包み、青紫の長い髪の毛を四つに分けてゆっている少女。
もう片方は後ろでに植物のツルのようなもので、手足を高速されたブレザー姿の女子高生だ。
「お加減はいかがですか?」
青紫の髪の少女が尋ねる。
「良いわけないでしょ!?目が覚めたらこんな訳わかんない場所にいて、しかもなんで縛られてるのよ!」
黒髪を肩口まで伸ばした女子高生、平井由香は捕まっているにもかかわらず気丈に問い詰める。
「ここは一体どこなの?私になにするつもりなの!?」
「・・・うるさいですね・・・。少し黙ってくれませんか?」
少女がいらだたしげに言うと、シュルッ!っとツルが闇の中から伸びてきて
由香の顔にからみつき、口をふさいでしまった。
「むぐぅっ!!む〜!!」
「全く・・・現実世界の女性は騒がしいったらありません。さて、ではそろそろ食事の時間にしましょうか。」
そう言うと少女はパチン!と指を鳴らした。
すると身動きできない由香の目の前に恐竜とも大きなトカゲともつかない、
大人の大きさほどもあるへんてこな生物がす〜っと現れた。
「む、むぐぅ〜〜!!!む・・・むぅ!!!」
へんてこな姿とはいえ巨大な爬虫類のような相貌、怖くないわけがない。
(わ、私・・・食べられちゃうの・・・?)
へんてこな生物がおおきな口をぱかっと開け、由香にせまる。
(うぅ・・・こんなところで・・死ぬなんていや・・・。)
由香があきらめて目を伏せたそのとき、
ネトッ
と、の頭にやたら粘着性のある液体がかかった。
(キャッ!な、何これ!?)
目を開けると爬虫類ような生物の口からその液体が糸をひいている。
「結構よ。さがりなさい。」
少女が命令すると、爬虫類は一歩退き、ツルが由香を解放した。
「けほけほっ、気持ち悪い・・・なにこのベトベト・・・。」
手足が自由になり、必死で振り払う由香だが粘液はべったりくっついてとれない。
「ちょっと!あんた一体なにしてくれんのよ!」
いうやいなや少女は数メートル先にいる青紫の髪の少女に向かっていく。
いや、向かっていこうとした。
「・・・うっ・・・なにこの重み・・・。」
突然足にかかった異常な重みに由香はひざに手をついて息をあらげる。
「ふうふう・・・なんだろうこの疲れ・・。・・・あれ・・・?私ってこんなに足太かったかな・・・。」
下半身に目をやると見覚えが無いほど太くなった自分の足。
足だけじゃない。スカートのあたりも苦しい。
見るとワイシャツの上からでも腹が段になってぶっくりとスカートに乗っかっているのがわかる。
「な!なによ!この身体!」
突然ぶよぶよな身体になってしまってあわてふためく由香。
ビチャ!
そんな由香の後ろから、さらにさっきの液体がふりかかる。
「きゃあ!」
ミシミシミシ・・・と由香の制服が音を立て、さらに由香の身体が大きく膨れ上がる。
「うぐうぅ・・・く、苦しい・・・。」
どんどん合わなくなる制服に締め付けられ、呼吸がしづらくなっていく。
自重に耐えられなくなったのか、どっし〜ん!と大きな音を立て、
まるまる太っていまや巨体となってしまった由香が尻餅をつく。
「あうぅぅう・・・。ふぅ・・ふぅ・・。」
パチーン!! ビリビリビリ!とスカートのホックがはじけとび、
スカート自体も破けて、贅肉でぶよんぶよんの大きな腹があらわになる。
また腹とともに膨れ上がる乳房はワイシャツのボタンの隙間から豊満な谷間を見せ、
腹の上にどっしりと鎮座する。
「うぅぅ・・・い、いやぁああぁ。」
声はすっかり野太くなってしまい、口を開くと立派な二重顎が段を寄せる。
「ふひぃ・・・ふう・・。」
膨張が終わるころには、贅肉の塊のようになってしまった由香がそこにいた。
今の由香はブレザー、ワイシャツなどはボタンが全てはじけとび、
スカートは見るも無残にちぎれ、ほとんど下着だけの半裸状態である。
「うふふ♪かわいいお姿ですねぇ。由香さん。」
「ぐっ・・・ぜえ・・・ぜえ・・・。」
由香は仰向けに倒れている。
もはや自重で座っていることもままならないからだ。
しかし、寝ていても自分の腹がのしかかって苦しいのか、まともにしゃべることもできない。
「お返事もできないのですかね。この豚さんは。」
「うぐっ!うふぅううぅぅう・・・。」
少女が由香の巨大な腹の上に座り込むと、ぶよ〜っと、ゆっくりとお腹の贅肉に少女のお尻が沈み込む。
少女が手をのばし、由香の顔を顎から持ち上げ視線をあわせる。
由香が、涙でぬれた顔を羞恥で顔真っ赤に染める。
「あはははっ!たまらないですわ!その顔!ではさっそく頂くとしましょうか。」
少女はどこからともなく巨大なフォークをとりだすと、暗闇にフォークを突き出した。
フォークをひっぱりもどすと、なんと表現したら良いのかわからない
ヒトダマのようなものがフォークに突き刺さっていた。
そのヒトダマを吸い込むように少女は口に入れると、恍惚の表情になり。
「美味ですわ。やはり美少女の絶望が混じった羞恥の心が一番おいしいですね。」
と、誰に言うでもなくつぶやいた。