83氏による強制肥満化SS

83氏による強制肥満化SS

 

 

「お願い、もう食べられない。」
青田典子本人は、そう言っているつもりだった。
しかし実際には、口一杯に詰め込まれた食物でうまく口がまわっていない。
実際に口から出たのは幼児語とも唸り声ともつかない不思議な音声。
「ほへふぁいひへふ、ほおはへらへふぁへん」
女たちの哄笑と罵倒が湧き上がった。
その女たちは三人。
そろいもそろって、力士と見まがわんばかりの超デブばかり。
ゴージャス美人の青田と並べてみると、到底同じ女とは思えない程の醜悪デブである。

 

「ギャハハハ!!!、コイツ何言ってんだー?」
「ぜんぜん分んねぇよ!」
「青田ちゃんって幾つぅ?タレントならちゃんとお話できまちゅよねー。」
「どーでもイイから早く喰えッ!全部喰い終わらねぇウチは返さないぜ!」
「ギャハハハハ!!!いいじゃん。どうせコイツ仕事にあぶれてんだからさ!」
大喜びのデブ女三人組。
大汗を拭き拭き、息をフーフーはずませながら、大はしゃぎだ。

 

「そ…そんな、そんなのムリよ。ぜったいムリです」
と言おうとした青田典子だったが、これも言葉にならない。
再び湧き上がる哄笑の渦のなかで、スタイル抜群のセクシータレントが見つめる先は、 目の前に並べられた高カロリー食品の数々。
すべてデブ女達によって、準備されたものである。

 

特盛のカツ丼が十数杯。
同じく焼肉丼がこれまた十数杯。
数え切れないほどのダブルチーズバーガー、コロッケ、ショートケーキ。
あのデブ女たちがドッシリと腰を下ろしているクーラーボックスには、おそらくアイスクリームでも、詰め込まれているのだろう。

 

食の細い青田典子には暗然とするような光景である。(←ウソです)
(こんなに食べられる訳がないわ…でも食べないと…)
しかしこみ上げる絶望感に、おもわず食物を口に運ぶ手が止まり、涙が滴り落ちる。
顔と服を、タマゴやケチャップでベトベトにさせながら、ヒンヒンとすすり泣く青田典子。このテレビではまずお目にかかれない光景をみて、女たちは俄然盛り上がった。
細身の美女がよほど憎いのだろうか、下品な哄笑が投げつけられ、面白半分の脅し文句が飛びかった。

 

「オラオラァー!休むなっ!喰えっ!」
「喰わねぇんなら、スタンガンで電パチだよっ!」
「細くて、顔色が悪いから喰えって言ってんだよっ!人の親切を無にする気かい?」
「カーペンターズのカレンみたいになっちゃあ、気の毒だかんね!」
「ゲハハハハハハハ!!!」

 

豪快に笑うたびに震えるのは肉のたるみ。
それも腹肉のたるみだけではない。
丸太のように太い腕や、ほとんど尻と一体化した脚のたるみも、振動するのである。
「立てばビヤダル、すわれば庭石、歩く姿は重戦車」とは、まさに彼女達にふさわしい。
醜悪デブ女たちは、まさに歩く肉塊そのものであった。

 

そんな重戦車のような女どもの叱咤激励(?)にもかかわらず、青田は泣き止まなかった。
青田が泣き止まなければ、食べ物を喰らわせることができない。
少々困った様子のデブ醜女三人組。
パニック症候群は、スタンガンや叱咤激励だけでは治せない。
すると三人の中でもひときわ醜いデブ女が、重い腰をヨッコラと持ち上げ、立ち上がった。
肉で圧迫されて細くなった目を、さらに細くしてニヤリと笑うデブ女。
なにやら悪巧みを思いついたらしく、その表情はひどく酷薄そうだ。

 

「そんなに食べたくないのなら、さっき撮った写真をバラまいてあげるよ。 アタシラの好意を無にするような恩知らずには、それぐらいの罰が必要だろ? 違うかい?」

 

美女をいたぶるのが楽しくてたまらない様子のデブ女。
脅迫が終わってもまだ何か言い足りないようで、うなだれる青田に近寄ってくると、今度はそのナイスバディをジックリ吟味し始めた。

 

「30過ぎても大したナイスバディねぇ。 ウェストが細いクセに胸と尻は大きくて。しかも弛んでないしサ。 コレがアタシと同年代と思うと、すげぇムカツクわね! やっぱり自慢のボディを隠しておいたら、もったいないじゃん。 写真を公開しても良いでしょ? きっと世の男どもは、アンタに写真に飛びつくわ。 うれしいでしょう? また人気者になれて。」

 

効果は覿面であった。
青田典子はハタと泣くのを止め、目を丸くしながらデブ女たちを見上げた。
(それだけは…嫌…あんな写真を公開されたら…私これから生きていけない…。)
それはそうだろう。
拉致された直後、凶器でおどされた青田だが、彼女は、そのあられもない姿を、写真に収められていたのである。
普通の裸体ぐらいなら、もちろんあまり問題がない。
初期セクシータレントの一人として、また芸能界を十数年にわたって生き抜いたオンナとして、青田はその程度では動じない。
だが写真は変態的な自慰行為やSM行為さらには排泄行為にまで及ぶもの。
セクシーショットというような生易しいモノではなく、まさしく変態画像の類だったのである。

 

海千山千の青田も、さすがにこれには降参である。
こんなモノが世間に出回れば、テレビ出演など二度とかなわない。
せっかく死ぬような思いをして、折角カムバックしたテレビ業界。
その業界から再び見捨てられるのは、青田にとっては耐えがたいことである。
イヤそれどころではない。
かのような変態画像は、青田典子が長年かかって築き上げた華麗なる社交生活そのものを、粉微塵に粉砕してしまうだろう。

 

(やるしかないわ…。)
悲壮な決意を固め、このウェストの細い美女タレントは、再び食物を口に運びはじめた。
またまた起こる哄笑など気にする余裕はもはやない。
胃が膨満する苦痛と吐き気に耐えながらも、青田典子は目の前の食べ物を必死でむさぼり喰らった。
カツ丼を、焼肉丼を、ダブルチーズバーガーを、コロッケを、ショートケーキを…。

 

それはテレビでお馴染みの、あのゴージャス美人タレントとは思えないような、凄まじい光景であった。
青田はほとんど無心で食物に喰らいついていたのである。
スプーンや箸を使うのももどかしく、食器に口をつけて、次々に食物を飲み込んでいく。
飛び散るのは肉汁、飯粒、タマゴにケチャップ、ホイップクリーム。
こうなると、髪も顔も高価なスーツも、すべてが食べ物とヨダレでグショグショだ。
こうして胃袋つめこまれていく高カロリー食品。
膨大な食物は、咀嚼され、消化され、ついには青田典子の肉と脂肪になっていく。
これこそが、「青田典子・豚人間化肥育調教計画」のスタートであったが、いまだ本人は気づかない。

 

豚のように食物を貪る青田典子を、デブ女たちは楽しそうにみつめていた。
笑うたびに振動する頬肉が何とも暑苦しい。
「見てよ、青田のヤツ汚い食べ方するよねぇ。まるで豚みたい。」
「やっぱ、写真はきくわね。」
「そりゃそうよ。アタシの時だってそうだったもん。みんなもそうだったでしょ?」

 

お互いに見つめあいながら、悲しそうな笑みを浮かべるデブ女たち。
豚女どもは、弱者ならではの硬い団結をつくっているようで、ひどく仲が良かった。
沈んだ空気を払拭するかのように、ひとりのデブ女が話題を切り替えた。

 

「でもムカツクわよねぇ、あの女、アタシのこと誰だかまるで分かんないのよ。」
「三ヶ月もたったら、アイツだって、自分の顔もわからなくなるわよ。」
「そらそうだ。200キロも太れば誰でも顔が変わっちゃうもん。もちろんスタイルもね!」
「いいコトを思いついた。!今のうちに青田のセクシーショットを撮っておこうよ!」
「賛成!それも変態画像じゃなくって、すげぇキレイな水着写真ね!」
「あの女、三ヵ月後にはどんな顔して、自分のセクシーショットをみるのかな?」

 

三ヵ月後のお楽しみに、全身の肉をおどらせながら大笑いするデブ醜女三人組。
その地獄の底から聞こえてくるような重低音の笑い声に、ゴージャス美人タレントは、自分の悲惨な末路を予感した。

 

青田典子の予感はおそらく正しい。

 

滞りなくコトが進まば、それから三ヵ月後に、好事家だけが集まる秘密の某所で、ある「秘密ショウ」が開演することになっている。
「ショウ」の出演予定者は、完全に畜奴化された4人の超デブ変態女。
このデブ醜女四人組の織りなす、歌とダンスとスカトロSMのハーモニーが、かかる秘密「ショウ」のメインになるはずである。
主催者側によれば、まさしく悪趣味を絵に描いたような仕上がりになる予定という。

 

この醜悪な演目を、無様に繰り広げる予定の彼女たちこそ、元祖クール・アンド・クラッシー。
かつて「藤原理恵」、「藤森夕子」、「原田徳子」「青田典子」と呼ばれていた「元美女」たち。
あわせて、その名を「CCガールズ」という。


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