75氏による強制肥満化SS

75氏による強制肥満化SS

 

 

十二月上旬の出来事。
それは夜の九時過ぎ、閑静な住宅街で起こった。
向こうからやって来るのは、塾帰りの小学六年生、なぎさ。
塾のある日はいつもこれくらいの時間に帰宅する。
今日もいつも通り、あと5分も歩けば家に着くはずだった。

 

十字路に差し掛かった所で、なぎさは突如、後ろから何者かに強く抱きつかれたような感じを覚えた。
一瞬目の前が真っ暗になったが、一秒も経たぬうちにそれはすぐに回復。

 

「誰っ!?」

 

なぎさは慌てて周囲を見回した。
しかし、そこは普段と何ら変わりのない十字路。
どこにも人は見当たらず、当然、自分を抱き締めている人間なんかいない。

 

(………?………誰もいない……………これが目眩なのかな…?)

 

何でもなかったみたいだし、さっさと帰ろう、そう思った瞬間、

 

「ぶふふふふふーんッ!」

 

変な音が聞こえたと同時に、目の前が眩しく光った。
一瞬目が眩むなぎさ。数秒の後に目を開くと、そこには…“何か”がいた。
それが何かは分からない。
人知を超えている存在だ。
そして、その“何か”は、高音域の歪んだ声でなぎさに話しかけた。

 

「ぶっふふーゥ!はっろぅエぶりばでィー?なぎさたんをお迎えにきたよォ〜ン?」

 

気持ちが悪い不愉快なトーンでなぎさに話しかけてきたのは、 地上から10センチほど浮遊している、体重300キロを優に超えていそうな男だった。

 

「ボクチン300年間童貞を貫いたから妖精になったんだァ。ほら、羽もあるンだよォ」
そういうと、男は全身の脂肪を揺らせながら、くるんと後ろを向き、背中に生えている なぎさの手のひらのような小さな羽を得意気な様子で見せた。

 

「どうだい?スゴイだろ〜?キミも羽が欲しくないかィ?」
男の問いかけに、全身全霊を込めて叫ぶなぎさ。

 

「オ・マ・エ・超・キモい!」
「ブフフ!それはボクの質問に対する答えにはなってないなァ」

 

男のこの言葉に、全身がむず痒くなるような気持ち悪さを感じて、体中を掻き毟るなぎさ。

 

「そんなに掻くと体に良くないよォ?それよりもさァ、羽はどうなの?ねェ?聞いてる?」
男はニタァ〜ッと笑みを浮かべながら、なぎさに接近する。

 

「イヤッ!どっか行ってッ!」
なぎさは右手に持っていた手提げ鞄を振り回し、ふわふわと近づいてくる男をぶったたく。
バシッという音がしたと同時に、叩かれた衝撃で男の全身の肉がぶるぶると震える。
一瞬怯んだ直後、みるみるうちに顔が赤くなる男。

 

「くっ、くぅ〜〜〜〜ッそ〜〜〜〜お!!ボクをぶったなァァァァアァアアア!!!!!」

 

狂ったように絶叫する男。
「許さん!許さん!!許さんぞォ!!!」

 

そう叫ぶと、男は一瞬にして裸になり、便々と肥満した腹を露出したかと思うと、その肉を手でガッと鷲づかみにした。
男がそのまま引っ張ると、何と、肉は男の腹部を離れ、男の手の中に残っている。

 

「うらぁあああぁああァァアアアアアッ!!」
咆哮と共に男は手の中の肉をなぎさに投げつける!

 

ぶぐぅん!

 

肉がなぎさの腹部に当たった瞬間、肉は瞬時に吸収・一体化し、なぎさの腹の辺りにぶよぶよと脂肪が付く。
ちなみにこの時、服や鞄は何故か消えてしまっていて、なぎさは真っ裸である。

 

「嫌ぁッ!なにィ!?」
急に腹がぶよぶよになって悲鳴を上げるなぎさ。

 

「ブゥヒヒィッ!どうだァ!もっと!やるゾォオ!」
半ば狂ったような口調で、狂人の笑みを浮かべながら、男は更に自分の贅肉を取ってはなぎさに投げつける。

 

時々外すこともあるが、投げられた殆どの肉はなぎさに当たって吸収され、その度になぎさの身体に脂肪が蓄積される。

 

「ぃや゙ぁぁあァア゙ア゙ア゙ア゙ッ!!」

 

自分の身体がどんどん肥って醜くなって行くなんて状況に耐えられる筈もなく、ただひたすら泣き叫ぶだけのなぎさ。
この世に生を受けてまだたったの12年。
何故自分が、何故、何故こんな非現実的で、狂っていて、兎に角最悪なシチュエーションに遭遇しなければならないのか。
何とかしてここから逃げ出したい。
何としてでも、脱出したい。

 

しかし幾らそう願っていても、もうそれは絶対的に不可能。
男の贅肉は雨霰の如くなぎさの身体に降り注ぎ、その度にダムのように蓄積される脂肪。
ただ、ダムのように決壊はしないので、溜まったモノが流出することはない。
溜められた脂肪は既に50キロ以上になっているだろう。
元々の体重も合わせると、現在なぎさの総重量は80キロを超えている。
小学校六年生にして平均的な成人男性の体重よりも重くなってしまっているわけだ。
だがしかし、筋肉の量は小学生のままだ。この巨体を支えるパワーをなぎさは持っていない。

 

「ブフゥ、ぶふゥ、ふぅっ………どうだァ、参ったかあッ…」
一旦投げるのを休んでなぎさに話しかける男。
大量に贅肉を落としたはずなのに、何故か体型は以前と全く変化がない。

 

「っぶおぃッ……返事をしろっ………」
なぎさはぶくぶくに肥らされて、仰向けに倒れている。
必死で起き上がろうとするが、二の腕やら太ももやらをぶるぶると揺らすことになるだけで、上半身を起こすことすら出来ない。
だが、なぎさはそんな状況でも、男に対する出来る限りの抵抗を、全身全霊を込めて言い放った。

 

「……きしょい、最低」

 

口を開くと、ただでさえ満遍なく脂肪がついて美しくない二重顎が更に酷くなった。
そして、
「ぎィぃいぃいぃィぃいィイイィィイイイイイイイ!!!!!」

 

なぎさの一言は男を逆上させるのに十分だった。
男は意味不明な絶叫と共に、先程よりも大振りに贅肉を掴み取ると、猛然となぎさの身体に叩きつけた。
力強く、憎悪を込めて脂肪を叩きつけては殴るように捏ね繰り回し、また贅肉を掴み取っては叩きつけてぐちゃぐちゃに捏ねて…その繰り返しだ。

 

「ぎいッ!、っぎぁあッ!、っぎッ…」

 

身体を痛めつけられ度るに短い悲鳴を上げるなぎさ。
その顔は汗や涙や鼻水等の汚らしい装飾でぐしゃぐしゃになり、そのベースとなる顔も、頬の肉や首がぶくぶくに肥大しており、男と同様に、おぞましくて不愉快な姿だ。
当然、それは顔だけの話ではなく、その身体も異常なまでに脂肪が蓄積し、まだ膨らみかけだった女子児童の胸は、大人の女性なんていうレベルをとうに超え、怪物並みに巨大なトップバストとアンダーバストを持っていた。
また二の腕は、普通だった頃の太もものサイズよりも太くなり、ちょっと動かす度にぶるぶると振動する。
そして、現在の太ももはというと、以前の華奢だった面影は全く無く、片足で90センチ程の太さ。
至る所にセルライトが見られる。
セルライトがあるのは脚だけでなく、一応、尻にもある。
だが、現在は巨体に押し潰されて横に広がり、尻全体は見えない。
腹は特に超巨大に肥満し、ウエストは300センチに迫り、自分の身長の2倍以上もある。
臍の部分から脂肪が左右に垂れ下がり、肝心の臍はというと、深い臍の穴の奥に位置している。

 

こんな醜い肥満体になってしまったなぎさは、更に醜態を晒すことになる。
男の度重なる暴行、そして肥大し過ぎた超巨大腹の重量に圧迫されて、なぎさは失禁してしまった。
そこそこ溜まっていたので、一度出始めてしまうともう止まらない。
股間は吹き出る汗と溢れる尿でベタベタになり、やがて不潔で不快な臭いを放つようになる。

 

それでも尚、男の暴行は続く。
もうなぎさに話しかけることも無く、ひたすら自分の腹から肉を摘んでは、なぎさに押し付ける。
そしてその度になぎさの身体は貪欲にそれを吸収し、贅肉を溜め込み、醜く肥え太り続ける。

 

「夢であって欲しい」なぎさは切に願った。
こんな狂気の沙汰が現実であるはずが無い。
そう願った瞬間、まるでテレビを消したかのように、プツンと全ての感覚がなぎさから完全に失われた。

 

 

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