275氏による強制肥満化SS

275氏による強制肥満化SS

 

 

「ごめんね、健二。やめられないの。だめなの。ごめん・・・」

 

涙と涎と鼻水と涎に顔をめちゃくちゃにしながらも、なおポテトチップスを貪る理恵の姿。
美しく均整の取れたかつての姿はとうの昔に失せ、かろうじて、その瞳だけが当時の面影をわずかにとどめているに過ぎない。

 

どれだけ食べてもまだ食べ足りないのか、周囲には食い散らかした
スナック菓子の袋が散乱している。彼女はボロボロとチップスのカケラを自分の上着にこぼしながらも、懸命に太く丸い指を袋に突っ込み、中から大量にチップスをつまんでは口に放り込み、バリバリと噛み砕く。

 

泣いて謝りながらも満たされない空腹中枢に抗えないであろうその姿は、僕の心中にこの上ない昂ぶりをもたらした。

 

なぜなら、そのような姿になるよう仕向けたのは、理恵を愛して止まない、この僕自身なのだから。

 

いつからだろう。
僕は、美しいものを破壊したい衝動を抑えられなくなっていた。
美しく均整の取れた、女神のように美しい女性の肉体を、徹底的に醜く貶めることに至上の悦楽を見出すようになっていた。

 

美しい姿の女性が、そのままの姿で縄化粧を施されたりロウ化粧を施されても、僕は一向に感銘を受けなかった。
美しいものが美しいまま、では駄目なのだ。
美しいものが、原形をとどめぬほどに破壊されねば僕は満足出来ない。
切ったり潰したりして、その美しさを破壊することも、何か違った。
僕が望んでいるものは、そういう類の破壊行動でもなかったのだ。


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