725氏による強制肥満化SS

725氏による強制肥満化SS

 

 

雪も降らず、雰囲気も感じられない日本のクリスマスイブ。
「まったく…… 日本人はクリスマスの意味を分かっているのかよ……」
周囲を見回せばアベック、アベック、アベック……
バカップルばかりである。
そんな嫌な駅前広場で俺、三田九朗は何をするわけでもなく、ただ、ただ、夜の寒さを相手にずっとベンチに座っていた。
「どうせ俺は彼女なんて居ないしな……」
家に居るのも退屈で、外に出たのだが、どこにも居場所は無かった。
「帰るか……」
口にタバコを咥え、ライターで火をつけて立ち上がり、町を歩き出す。

 

「ん?」
道端の…… ちょうど建物と建物の隙間に何かがいた。
小さな小人…… というか悪魔チックな外見をした小さな生物がそこに居た。
「……幻覚が見え始めたか」
そう思ったが、なにやらその悪魔チックな生物は俺が見ていることに気がつくと必死に手招きを始める。
「ついて来いってことか?」
俺はゆっくりと…… ゆっくりとその生物を追いかけた。

 

建物の隙間を進むと、少しだけ開けた場所にたどり着き、そこにおいてあるものをみて俺は驚いた。
「……ソリ?」
そこにはソリのようなものがおいてある。
あくまでソリのようなものなのだが、まるで戦闘機のような形をしており、俺が近寄ると扉が開いた。
「入れってことか」

 

中に入ると先ほどの生物がにやりと笑いながら俺を見る。
「なんだよ、お前…… っとなんだよこれ」
上から落ちてきたものを俺はつまみ、見つめる。
赤い服、真赤な服だった。
「赤い彗星?」
ボケた瞬間、謎の生物にドロップキックを放たれる。
「冗談が通じねぇな」
トリアエズ、おいてあった帽子をかぶってみた。
「サンタクロースの格好なんてさせてなにが…… シタ…… って!!!」
目の前にいた生物が、姿を変え、一人の女が俺に抱きついてきた。
「あ〜〜やっと戻れた、ホント助かったよ、ちょいとエネルギーとられすぎてさぁ、あなたの欲望のエネルギーで何とか持ち直したよ」
もはや状況がまったく読めない。
それよりいえることはただ一言、
「離れろ痴女!!」


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