414氏による強制肥満化SS

414氏による強制肥満化SS

 

 

薄暗い廃墟の中、二人の人影が見える。
一人は銀髪の美しい青年、もう一人はがっしりとした目付きの鋭い男、顔にある傷から察するにヤクザか軍人だろう。
「なぁ、本当にこんな事であのミスリルからウィスパードを奪えるのか?」
「勿論だ、私の計画に狂いはないよ。それともこの私を信じられないのかね?」
「いっ、いや、決してそんなわけでは…」
「なら、さっさとやるんだ!」
「わかった」
青年の迫力に圧されてか焦りながら廃墟から出ていく男、一人残った男は静かに笑みを浮かべる。
ある日のダナン
艦長である、テッサと部下のマデューカスの会話である
「艦長、最近はウィスパードを狙ったテロ等は落ち着いています。いかがですか? また、少し休暇を消化しては?」
銀髪の美少女艦長は目をキラキラさせて「よろしいんですか!?」
「えぇ、前回の休暇も意義ある物になったようですし」
(前回の休暇を見る限り相良軍曹も手を出したりはしないようだ、クルツ曹長さえどこかに飛ばしてしまえば安心だ。)
その顔は上官を慕う部下というよりも娘を見ているようだった。
「それでは、明日からまた、神代高校へいってまいります。」

 

 

再び短期留学ということで宗助、カナメのクラスに転入し、テッサは楽しい学園生活を送っていた。
その間、護衛の任についたソウスケの心労は貯まりに貯まり、その一瞬の隙をついてあの軍人が高校に侵入していた。
男は屋上にある貯水タンクに試験管から液体を垂らした。
ポチャン…
「これでよし…」
男はスッと屋上から姿を消した。

 

校庭では蒸し暑い中での体育を終え、水道に走るテッサ達がいた。

 

休暇を終え、ダナンに帰ってから数日後、再び険しい顔で指示を出すテッサがいた。
無事に帰って来た事を喜ぶマデューカスだが、小さな変化を感じていた。
(大佐は最近大人っぽくなられてきたな、胸やヒップが大きくなってきた、大佐も年頃ということか…)
等とマデューカスは父親的寂しさを感じていた。

 

そしてテッサも違う寂しさを感じていた。
(口が寂しい! おかしいですわ、最近食事がすごい美味しい… 宗助さんの所に言ってから以上におなかが空きますわ… いけない、任務に集中しないと、でも…)
テッサの険しい表情は食欲と任務への責任感だけではなかった。
そう、軍服のウエストがきついのである。
前は小柄で華奢だった体にフィットしていたが最近、食欲増加によりスカートやシャツがきつくなってしまったのだ。

 

「目標にミサイル命中、敵勢力の全滅を確認」
兵士の声で作戦の終了が告げられる。
「お疲れ様です、艦長。おや? 顔色が優れませんね、少しお休みになっては?」
マデューカスがテッサの険しい表情を察し、気遣いを見せる。
「そうですね、少し休ませていただきます。」
(部屋に帰ったら引き出しに入っているクッキーとポテトチップス、チョコレート、あっ、冷蔵庫にはコーラとプリンも入っていたわ! 早く食べたい)
あせる気持ちを抑え艦長らしく気丈に部屋に帰っていくテッサ。

 

艦長室に入ると早速お菓子を取り出しモグモグと食べだす。
「モグモグ、美味しい! ゴクゴク、ぷはぁー、ポテチのしょっぱさにコーラの炭酸と甘さがたまりませんわ。」
ニコニコとお菓子を頬張る姿はただでさえ見えない艦長の外見をさらに見えないものにしていた。

 

 

数日後
宗助が部屋でナイフを研ぎながら考えていた。
(最近、かなめが学校に来ないな、安全確認はとっているが姿を見せないのはおかしいな)
突然、鳴り出す無線機
「こちら、カリーニン、ウルズ7応答せよ!」
(カリーニン少佐か? どうしたのだ、ずいぶんと慌てているようだが?)
「こちら、ウルズ7、少佐どうしました?」
「宗介か? 大佐が大変なことになってしまった! そして、中佐も…、大佐はお前を呼んでいる、至急ダナンへ帰還せよ。」
「了解しました!」
(大佐と中佐に何があったのだ?とにかく急がねば…)

 

数十分後、ダナンにて
「こ、これは… 中佐、マデューカス中佐!?」
「無駄だ、よほどショックだったのだろう、大佐のあの姿を見れば…」
カリーニンと宗介の前には普段は冷静沈着なマデューカスが酔って泣き崩れている姿だった、髪の毛は乱れシャツのボタンは全開である。

 

「少佐、いったい大佐の身に何が?」
「見れば分かる…」
カリーニンは目をつぶり艦長室の方を指差した。

 

大急ぎで駆けて行き、ドアをノックする。
コンコン
「大佐殿失礼します!」
そのとき宗助は部屋の中からの異臭に気づく
(これは腐敗臭? まさか)
ガチャ
「大佐殿!!」
腐敗臭の元は宗介の考えていたものではなかった、薄暗い部屋の中には大量の食べかすや食器が残っていたのだ。
そして、パソコンデスクのイスには人影が・・・・・
「???、大佐殿?」
輝くような銀髪、透き通るような白い肌それは紛れもなくテッサのものだがそのシルエットは大分違う、簡単に言えば横に異常に広いのである。
「相良さん・・・・ どうしましょう、私こんなに太ってしまいました…」
半分泣きべそをかきながら振り向く影を見て宗助は驚いた、テッサの体は極端に肥大していた、
スラリとした細い足は以前の足2本を足してもまだ足りないぐらいに太くなり、小さく整った形だったヒップは巨大になりすぎてイスにぴったりとはまっており、肘掛の隙間からは肉がはみ出している、
二の腕も手を振れば盛大に動きそうなほど肉がみっしりと付いており、胸もかなり豊かになっていた、急激に太ったせいか呼吸が苦しいのかはぁはぁと息をするたびにプルプルとゆれている。
その下のお腹も妊婦のお腹よりも膨れ、しかし、タプンとした柔らかさを持っている。

大きく柔らかくなりすぎた胸はこんもりと脂肪で膨れたお腹の上にぴったりとのっている。

 

顔は以前の美しさを残しながらもプクプクと肉が付き立派な二重あごを作っていた。
服は一応女性隊員のものだが、それでもかなり大柄な人用の物を窮屈そうに着ている、
ボタンがしまりきらず何個かは止まっていない。
「大佐なのでありますか?・・・・・」
驚きからか普段は冷静な宗助も中佐の様に固まってしまった。
テッサの方は半分泣きそうな顔をしているが、一向に食事の手を止める気配はない。
「はい、(パク)なんだか理由は(もぐ)わからないんですが(ゴク)こんなに太ってしまって…(パク)」
「大佐殿、とりあえず食べるのをやめてこちらに座ってください。」
とベッドに促すカリーニン
「はい… でも、(パク)止まらないんです… よいしょ、ふん、ふん!」
のっそりと立ち上がろうとするが元より体力がないテッサは自分で立ち上がることもままならないようだ。
みかねたカリーニンに手を借り、何とか立ち上がり、ヨロヨロと歩き出す。
「大佐殿、大丈夫でありますか?」
宗助が心配し、声をかけるが
「大丈夫、ふぅ、です! はぁはぁ、歩くぐらいちょっと太ったって、あっ!」
案の定、バランスを崩し…

ドガーン!! 盛大にベッドに倒れこんでしまう
「た、大佐殿!?」
見るとベッドはテッサの重さに耐えられず底が抜けてしまっている
しかも倒れた勢いでスカートがはち切れてしまい、下着が丸出しになってしまっていた。
思わず目を背ける宗助とカリーニン、テッサ本人も自分のあまりの体重増加とパンツを見られたことに真っ赤になってしまった。

 

#フルメタルパニック


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