296氏による強制肥満化SS

296氏による強制肥満化SS

 

 

「ここがフィディングフォレストですか…。」
不安げな表情でつぶやくエステル。
「うん! ここに討伐依頼がかかった魔物が住んでるんだって!」
意気揚々とカロルが答えてハンマーを構える。
「じゃあとっとと片付けて、帰るか。」
「簡単に済めばいいけど…。ってかあんた達、苦戦するとかの心配はない訳…?」
相変わらずやる気がなさそうなユーリに、鋭く冷静な意見を突き付けるリタ。
そんなユーリ達ブレイブヴェスペリア一行が立つ目の前には、鬱蒼とした密林が広がっている。
ちなみに今回の依頼はこの四人だけ。ジュディス達とは別行動。
おっさんことレイヴンは、来る過程でどこかへ行ってしまってそれきりだ。
「じゃあ入るか。」
そう言ってユーリが歩き出すと、したがってみんな密林の中へ入っていった。

 

「薄暗いな。足元気をつけろよ。」
「大丈夫大丈夫! うわっ…!」
「言わんこっちゃない…。エステル達も気をつけろよ!」
つまづいたカロルを助け起こすユーリ。
「はい。大丈夫です。…それにしてもこの密林、なんだか遺跡のように壊れた建造物がありますね…。」
「ええ、そりゃそうよ。今回討伐する相手がここに太古の昔から住んでる猿人の生き残りなんだから。」
「そういえば、そうでしたね。でも、建造物に住むくらいの知能があるなら、魔物というより人間に近いんじゃないでしょうか。」
「昔は知能があったみたいだけどね、現代に向かうにつれ知能が低下していったのよ。ここの原住民は。知能なんか無くても生きていける魔導器でも見つけたのかもね。」
「そうですか…。話し合いで解決できると思ったのですが…。」
がっくりと残念そうに肩を落とすエステル。
「あんたねぇ… 話し合いが出来るなら、討伐依頼なんか来ないわよ。いい? 近隣の村から人がさらわれているのよ? しかも女の子ばっかり。それでさらわれた人は帰って来ないってんだから、もはや立派な魔物よ。姿は巨大なゴリラに近いらしいわ。」
「そうですか…。わかりました。私、そのゴリラさん倒します!」
「その意気ね。まあ張り切り過ぎて奴らの仕掛ける罠にハマらないようにって… エステル!」
「え?」
カチッ! パカ!
「いやああぁぁぁ……!!」

「エステルのばかあぁぁぁ……!!」
リタが叫んだ時にはもう遅く、エステルが踏んだあからさまなスイッチで石畳のような地面が開き、エステルとリタは暗い穴のそこに落ちていってしまった。

 

薄暗い部屋、松明が爆ぜる音にリタが目を覚ます。
「…んっ…、イタタタ…。ここは…?」
どうやら地下の遺跡の中らしい。松明が一つあるだけなのでよく見えないが。
「…地下にこんな遺跡があるなんて…。」
驚きを隠せないリタ。そんなに大きな遺跡なら、よほど先進した技術力が必要だからだ。
「…まさかあの種族にこんな技術があるなんて…。…ってあれ!? エステル!? エステルー!!」
エステルがいない事に気付いてリタは叫ぶ。
「…うぅ… こっちです…。リタ…。」
「エステル?」
声のする方向に向かうと、鉄格子の窓がある石壁を隔てた隣の部屋が見えた。
窓から覗くと斜めに立て掛けられた、ベッドのような拘束具に縛りつけられたエステルの姿が見えた。
「エステル! 一体どうしたの!?」
「リタと私はどうやら違う部屋に落ちたみたいで、さっきこっちの部屋にゴリラさんが来て、こうして縛りつけられてしまったんです…。」
頭の上で交差された手首、腰、足首にそれぞれベルトのような物を付けられ、エステルは身動きが出来ない状態だ。
「待ってて! 今助けるわ! このっ! 外れなさいよ!」
リタは鉄格子を外そうとするが、なかなか外れない。

その時、ズシン、ズシン、と足音が響いてエステルの部屋に何かを持った猿人が入ってきた。
身の丈3メートルはあろうかという巨大なゴリラそのものだった。
「エステル!! そこのゴリラ! エステルに何かしたら許さないわよ!」
叫ぶリタにはまるで意を介さず、猿人はエステルのところに来るとチューブのような物をエステルの口に取り付け始めた。
「…や、やめてっ…! むぐぅっ…!」
猿人はチューブの先をエステルの喉の奥までしっかり入れると、そのチューブの元(おそらくは魔導器であろう)のスイッチを入れた。
「うっ…! うむっ…!」
次の瞬間、どろっとした物がエステルの胃に直接流れ込んで来た。
喉の奥までチューブが入ってしまっているので、エステルに吐き出す術はない。
「エステル!! 今すぐやめないよ! このゴリラ!!」
リタが鉄格子をガシャガシャいわせてさわぐが、まるでリタには気付いていないかのようにゴリラはエステルの様子を見ている。
「うぶっ……。ふぐぅ…、うっ………。」
そうこうしているうちにもエステルは液体を飲まされ続け、だんだんと腹が膨らみ始めた。
「あぁ…… エ、エステル…。」
ゆったりした服の上からでも、その腹の丸さがよくわかる。
「うぅん… んっ…! むぅ…!」

バキンッという音ともにスカートが脱げ、パンパンの大きな丸い腹があらわになる。
わずか数分でエステルのお腹は子供が3人ほど入っているかの如く巨大に膨れ上がってしまった。
そしてついに液体がそこをついたのか、猿人がスイッチを切り、エステルの口からチューブを外した。
「ぷはっ……、はぁ、はぁ、うぷっ…… げふっ……。」
しゃべろうとするとゲップがでてしまい、少しでも動くとお腹からちゃぷちゃぷと音がする。
猿人はチューブをしまうと、今度はベッドの横についたスイッチを押した。
「あ、あれも魔導器だったの…?」
ベッドが光を発し始める。
「…うっぷ…。…な、なんなんです…? これは…。」
エステルが疑問を感じるのもつかの間、装置が作動した。
「…? お腹、軽くなってく…?」
さっきまでパンパンに胃につまっていた液体が、無くなっていくのがわかる。
まるまるとしたエステルの腹はだんだんへこみ、元のサイズにもう少しで戻ろうかという時、縮小が止まった。
「あれ…?な んだか体が…。」
その時、エステルの腹が再び膨らみ出した。
「え…? …え? 今度は何です?」

ぶくぶくっ
腹周りが急にたぷつき、下着の上に乗っかる。
「え… いやぁ… 私、太って…。」
顔も頬に肉がついてぷくっと丸くなり、もうすぐ二重顎になりそうだ。
足はあと少しで元のウエスト程の太さになろうかという勢いで膨らむ。
「…き、キツイですぅ…。」
太り続ける体に拘束具が追い付かず、ベルトがエステルの腹に食い込み始め、山のように膨らんでいくお腹を二つに分ける。
脂肪が付きすぎた腕は丸太のように太くなり、袖を破り、たぷたぷの二の腕が溢れ出す。
「ふうっ… くっ、苦しい……。……はぁ… ふぅ……。」
腹を締め付けるベルトのせいで、満足に息ができなくなってくる。
涙を流して苦しむエステルの顔は、両方の頬に肉まんが一つずつ入ったようにむにむにと膨らみ、目を細くしていく。
顎は完全に二重になり、首が見えなくなった。
もとは程よい大きさだった胸は腹に負けじと贅肉で膨らみ、服を裂いていく。
「…くふっ……。い、息が……っ ……うぶっ……」
あまりに膨れた腹と締め付けるベルトで、エステルが呼吸困難に陥る寸前、

 

バチンッ!!

 

とついにベルトが弾けて拘束が解けた腹の肉がむく〜っと本来の大きさになった。
「はぁぁ……… ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……。」
呼吸はできるようになったものの、重くのしかかる自分の腹でいまだに息は苦しそうだ。
その後、数分間太り続け、元のエステルの体重の4倍ほどに太ったところで、ようやく肥満化は終わった。

 

「……ふうっ…… ふうぅ……。」
「エス……… テル……。」
見るも無残なエステルの姿にショックを隠しきれないリタ。
そんな中猿人がおもむろに、大きな手でエステルの巨大な腹を揉み始めた。
「あっ…! あぁん! …や、やめて… んっ!」
エステルが顔を真っ赤にして身をよじらせるたびに全身の肉がぷるぷると震える。
猿人がエステルの鏡餅のような段腹を掴み、上下に大きくゆすると腹と胸がぶるん、ぶるんと波うつ。
「…やぁっ…… うぅ…… ひっく… うぇ………。」
あまりの羞恥と屈辱に再びエステルが泣き出すが、猿人は気にも止めずに行為を続ける。
猿人の手はしばらくすると腹を離れて胸元に向かい、かろうじて繋がっていた服を破いた。
その瞬間乳房が服から開放され、お腹の上にたぷんと楕円に形を変え、乗っかる。
下着はズレて、腹と胸の間に挟まりもはや見えない。
そのお腹に比べると小ぶりな、それでもバレーボールくらいある乳房を猿人が揉み始める。
「んはぅ! はふぅ……! …ふぐっ…… んぅ…。」
猿人が乳房を持ち上げ、揉み、離すたびに腹と胸がぶつかり、もにゅもにゅ、たぽん、たぽっと音をたてる。
「はぁ…… はぁん…… や、やめてぇ……。」

そう言うエステルの顔は紅潮し、腹で見えないが陰部からは液体が滴り始める。
「い、いや…… 私はあんな事されるの嫌ぁ!」
エステルの部屋から聞こえてくる喘ぎ声と音が、次は自分の番かもしれないという恐怖を駆り立てる。
「ふぅっ…! ふっ……。はぁ、はぁ…。も、もうヤメ……。んっ! んあん!」
プシャアアァァ
猿人が押し付けるようにエステルの乳房を一際強く揉むと、ついにエステルが絶頂に達した。
「……もう、許してください………。お願い…… です…。」

 

その時、ガチャリと扉が開き赤い髪の少女が入ってきた。
「そこまでよガノフ。やめなさい。」
その声を聞くと猿人は突如おとなしくなり、エステルの足と手首に着いたベルトを外し始めた。
「…うぇ? きゃぁっ!! うっ… ぐ…。」
猿人にベッドの上から無理矢理引きずり降ろされ、エステルの身体全体が床に激突するとともにだぽんっ! と波打つ。
重たい身体で地べたに打ち付けられた痛みにうめくエステルを猿人が引っ張り起こし、その少女の前に突き出す。
「久しぶりねぇ。エステルさん、いや、エステリーゼ様。」
「あ、あなたは… ゴーシュ? …何故こんなことを…。」
ツインテールがたわわになった赤い髪に、赤い瞳。
海凶の爪のゴーシュだ。
いつも一緒にいるドロワットの姿は今は無い。
「復讐よ。イエガー様を殺したあんた達へのね。」
「あ… あれは私達も仕方なく……」
「黙りなさい! 助けに来た他の奴はあんたの前で殺してあげるわ。あんたは囮よ。それまでは生きていてもらうから。」
「……じゃあなんで、こんな身体に? ……閉じ込めるだけでよかったんじゃ………。」
「そうね。いろいろ動かれるとなんだかんだで逃げ出されそうだし、後はあんたのその恥ずかしげな顔を見たいから… かしらね。」

ウフッと嬉しそうに笑うと、ゴーシュはエステルのたっぷりと肉の着いた頬をつまみ、引っ張った。
「いひゃ… いひゃいれすぅ……。」
「アハハッ、すごいほっぺ! お餅みたいに柔らかい。」
相当強く引っ張られ、ぶに〜っとエステルの顔が形を変える。
「や… やめてくらはいぃ……。」
「言われなくてもやめるわよ。手が汗で汚れるもの。」
急に離したため、たぷっと、顎や反対の頬まで波打つ。
「ほっぺもすごいけど、なによりこのみっともないお腹…。あんた今どのくらい体重あんのかしらね。」
猿人に後ろで両腕を押さえられてるため、エステルのお腹は無防備に突き出されている。
「このお腹の贅肉だけで、私一人分くらいの重さはあるわね。」
言いながらゴーシュはエステルの真ん丸の太鼓腹をこねるように揉む。
「……うぅ…… やめてください……。」
ゴーシュが腕を押し付けるとむに〜〜っとお腹が形を変えて、手首までお腹の段の間にすっぽりと隠れる。
「うわ、すごい。肉の間に手首まで入っちゃうわ。」
脇腹をはたくとブルブルとお腹全体が振るえる。
「ウフ。戦えるお姫様が、今じゃただのデブね。」

「言わないでぇ…。」
「何度でも言ってやるわ。このデブ。あっ、そうだ。」
思い出したようにゴーシュは手錠のような魔導器を取り出した。
「これあげるわ。」
「え…?」
言うが早いか、ゴーシュはエステルの手首に魔導器を着けた。
「その魔導器はね。あんたの周囲のエアルを脂肪に変換して、身体に送り込む魔導器なの。」
「えっ……、それって………。」
エステルの顔が青ざめる。
「そう。エアルなんて目に見えないだけでどこにでもある。それにここはエアルクレーネも近いから、エアル濃度は地上よりずっと濃いわ。」
ぶく… ぶく… わずかずつだが、こうしている間にもエステルの身体は贅肉で徐々に膨れていく。
「つまり、あんたはそれ外せない限り、空気に触れてるだけでどんどん太るの。」
「いっ、いやああぁ!!!」
どうすることも出来ずに太っていく自分の身体。エステルの顔が絶望に歪む。
「それよ。その表情よ。いい気味だわ! さて、次はあんたよ!」
ゴーシュが鉄格子の向こうの部屋に叫ぶ。

リタはその声にビクリと身体を震わせた。

 

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