okikawa氏による強制肥満化SS

okikawa氏による強制肥満化SS

『涼宮ハルヒの肥満』

 

 

 

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すっかり、夏休みボケも消えて、気候も涼しくなってきた。
そう。秋の到来だ。

 

放課後、今日もSOS団の部室(正確には文芸部の部室)には、
いつもの面子が授業を終えて集まる。

 

今日はどうやら会議をするらしい。どうせまたハルヒのやりたいことを
俺たちが強制的に付き合わされる、わかっているのに何故か
今日も部室に来てしまっている。はぁ、慣れとは怖いものだ。

 

ハルヒ「じゃーん!」
キョン『なんだそれは』
ハルヒ「インターネットでいい情報見つけたのよ!」
キョン『ん、これは・・SOS団の秋活動はグルメツアーでもするのか?』
ハルヒ「惜しいわね〜」
ハルヒ「このページを見なさい!」

 

【豪華客船、食い倒れミステリーツアー】
そう書かれている

 

キョン『食い倒れミステリーツアー!?なんだこれは』
ハルヒ「食欲の秋っていうでしょ?秋は美味しいもの食べたいじゃない
ミステリーもついてるってんだから面白そうで一石二鳥じゃないの!」
古泉「面白そうじゃないですか」
長門「・・・」
朝比奈「美味しいもの食べたいですぅ〜」

 

キョン『しかしなぁ』

 

ハルヒ「決定ね!」

 

こうなってしまうと、自分の発言でどうこうできるレベルじゃなくなってしまう。
そう、SOS団の会議は団員の意見は全く効力を持たないのだ。

 

 

 

1週間後の連休初日。
団員は全員強制参加。皆勤である。
ハルヒ「ずいぶん豪華な船ね!予想以上だわ」
古泉「船の名前はエスポワールというらしいですね」
キョン(なんか聞き覚えのある名前だな・・まぁいいか)
キョン『それで、なんでこんな豪華客船に乗るのに俺たちの予算は無しなんだ?』
ハルヒ「そこがまたミステリーでいいじゃない」
キョン(あきらかにおかしいだろ・・・・)

 

???「こんにちは」
黒いスーツを着た少し、いかつい男が話しかけてきた
???「私は今回の実k・・ゴホン。ツアーの案内役をさせていただいております
藤岡というものです」
ハルヒ『もう、入っていいの?いいなら早速入らせてもらうわよ!』
藤岡「はい。どうぞ。その前にみなさまにはこれを一人1個ずつ着用してもらいます」
藤岡はスリッパを取り出した
キョン『珍しいなスリッパなんて』
藤岡「当船では、土足厳禁となっておりまして・・」
ハルヒ『わかったわ。別にいいわよ』
そういうとハルヒは全員にスリッパをはかせ、船にさっさと乗り込んでいった。

 

 

藤岡(フフフ・・上手くいった)

A

 

謎の男『藤岡』から案内を受け、SOS団一行は船内のパーティ会場にたどり着く。

 

ハルヒ『ここね!』
会場は、とても広く船内とは思えないくらいだ。
豪華なシャンデリアや赤茶色の絨毯、キョンはますます疑問に思う。

 

キョン(これはどこぞやの金持ちの陰謀か・・?これで無料同然とは信じ難い)
朝比奈『うわぁ〜』
みくるは船内の豪華さに見とれている。長門は相変わらず無口だ。
古泉『それにしても、ツアーというわりには客が僕たち以外見当たりませんねぇ』
キョン『そうだな。明らかにおかしい』

 

ハルヒ『そんなことはどうでもいいわ!美味しいものを出しなさい!』
キョン『もう、食べ物のことしか頭にないな・・・』
ハルヒ『当然よ!今日はいっぱい食べるために昨日から何も食べてないんだから!』

 

すると照明が落ち、会場は真っ暗になる。

 

???『ゴホン!えー今日は、食い倒れミステリーツアーにご参加
して頂きまことにありがとうございます。』『私、今回のツアーの主催者であります、
兵藤と申します。』
容姿は如何にも金持ちそうな老人で、明らかな愛想笑いで挨拶をしているのがわかる。

 

兵藤『今回、3日間の間この豪華客船で思う存分秋のグルメを堪能して頂く訳ですが、
3つだけ条件がございます。』

 

キョン(やはり・・・なにか裏があるのか?)

 

兵藤『条件はこの3つ!』
・3日間、この船から降りることはできない
・基本は靴でなくスリッパ着用
・食べ物は絶対に残さない、吐かない

 

ハルヒ『何の問題もないわ!』
キョン『うむ・・どれも普通といえば普通だが・・』

 

ハルヒ『そんなことより早く食べたいわ!』

 

ウエイトレス『それでは今から秋のフルコースをお持ちいたしますね』

 

ハルヒ『そうよ!すぐ持ってくるのよ!』

 

兵藤『お楽しみあれ。ではこれにて失礼します』

 

こうして『食い倒れミステリーツアー』はスタートした。

 

そして船内の、とある部屋
藤岡『フフフ・・・涼宮ハルヒ、女性、体重は・・42,8kg!なんてガリガリなんだ、
これじゃ痩せすぎで会長の趣味とは正反対だな』
監視カメラにはTシャツにジーンズのハルヒが映っている。
腕も足も体もすべてが細く胸はほどよくあり、モデル顔負けのスタイルだ。

 

『朝比奈みくる、女性、体重は・・46kg。ハルヒという子より身長は低いが
体重 は上か・・それでもまだまだ痩せてるな・・』
監視カメラの朝比奈はもはや着慣れてしまった感のあるメイド服姿であり、
体型はよくわからないが、普通以上に太っている印象ではない。

 

『長門有希、女性、体重は・・44kg、ふむ・・みんなことごとく痩せているな・・』
監視カメラの長門の姿は休みの日であるというのに制服姿である
なんというか華奢な印象でか弱そうなイメージだ

 

藤岡『みんな太らせ甲斐があるというものだ』
藤岡は男には全く興味を示さない

 

何故ならこの『ミステリーツアー』の企画、完全に、会長である兵藤の性癖のためだけに
企画されたものであるからだ。

 

 

兵藤(女が、太っていく様をリアルタイムで監視できる、
こんな幸福になら いくらでも金は掛けてやる・・・フフフ)

 

日本最大規模のコンツェルンの総帥である男『兵藤』
彼の性的趣味のためだけに何も知らずにやってきた『SOS団』

 

果たして、ハルヒたちの運命はいかに・・・!

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謎の大企業会長『兵藤』の性的嗜好だけのために開催された『食い倒れミステリーツアー』
そんなことを全く知る余地のないSOS団一行は、ついに最初の食べ物を口にするのであった。

 

 

大きな会場にSOS団だけという状況
長いテーブルの上にズラッと秋の豪華料理が次々と並べられて行く
SOS団だけでは食べても食べても無くならないであろう量だ
ハルヒ『食べるわよ〜〜〜!!!』
キョン『なんだこの貸切バイキング状態は・・・』
みくる『食べ物は絶対に残さないってルール・・
これ自分で取った分を残さないってことですよね〜?』
涙声でみくるは尋ねた

 

サングラスの男『いいえ。こちらが用意した料理はいくら時間を掛けていただいても構いませんが、
すべて召し上がって頂きます!』

 

古泉『なんという・・。』
みくる『!!?・・・っっ』
長門『・・・・』
キョン『そんなこと無理に決まってるだろ!!』

 

サングラスの男『そちらの代表が、何も問題ないと仰ったのだから、きっと大丈夫でしょう。ね?』

 

ハルヒ『・・・・・・・』
ハルヒ『ぜ・・全部食べればいいんでしょ!!』
ハルヒ『こんな豪華な料理がこんなにいっぱい食べれるなんて・・全然問題ないわ!
食べきれるわ!』

 

キョン(強がりやがって・・・・)

 

すると、兵藤が再び姿を現した
兵藤『ほほほほ、威勢のいいお嬢さんですな。まぁうちの料理は残そうと思わないくらい
食が進みますので、きっと大丈夫ですよ』

 

古泉『よっぽど味に自信があるのでしょうね。』
キョン『ああ、どんだけのもんか楽しみだぜ』

 

 

ハルヒ『もういいわね!食べるわよ!!!!』
SOS団一同は自分の好きな料理を皿に注ぎ、テーブルに付いた
そして、料理を口にする

 

キョン『う・・・うまい!!!!驚いた!』
古泉『なんという繊細な味付けでしょう』
みくる『おいしぃ・・こんなおいしぃの初めて・・』
ハルヒ『これよ!!私が求めてた味は!!!これならいくらでも食べれるわ!』
長門『美味』

 

SOS団一行は、すごいスピードで自分の取った料理を食べきり、次の料理をとりに席をたった

 

ハルヒ『次はどれにしよっかな〜〜〜♪ふふ〜ん♪』
みくる『えっと・・これと・・それと・・あれも!』

 

全員次々と料理をとってはたいらげて行く

 

 

一方とある部屋では

 

藤岡『フフフフフフ!!!いいぞ、いい調子だ。この調子で食べ続けろ!!』
『食べれば食べるほど食欲は増進し、通常よりはるかに速く脂肪として蓄積され、
すぐに腹が減る!』

 

そう。この料理には独自で開発された食欲増進剤が含まれているのだ。
さらに脂肪になりやすい作用も含まれており、人を食べて太らせるにはもってこいの薬だ。

 

そして、SOS団一行にはかされているスリッパは、体重、体脂肪がわかる特殊なもので、
このモニタールームでリアルタイムで確認できるようになっている。

 

藤岡『さぁて、いつ自分が肥満体になっていることに気づくかな・・・フフフフフ』

 

今日からの3日間、ハルヒたちはどれほど太ってしまうのか・・・

 

#涼宮ハルヒの憂鬱,長門有希,朝比奈みくる


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