786氏による強制肥満化SS

786氏による強制肥満化SS

 

 

ある少女が全てがミニチュアサイズの村を山奥で発見した。
その少女が村を悩ませている一般的なサイズの犬を追い払ったところ少女は英雄のような扱いを受けた。
少女は地をならし、水を運び、敵を払った。その村はとても栄えた。
少女は運ばれてくるミニチュアサイズのご飯を最初はその村に合わせて食べていたが、
村人の気遣いにより日に日に量は多くなった。
それが問題であった。
この村は全てが小さいだけで、少女が住んでいた世界とはサイズ以外の違いはなかった。
無論、飯の粒の大きさが100分の1でも中身は同じ。
少女が来てから一週間で少女の体は元の倍になった。
わけがわからない少女は困惑しつつも食事を元の量に戻す事で体重を減らそうと考えた。
しかしそれは最悪の選択であった。
英雄を崇められて天狗になって家に帰らなかった少女は重大なミスをおかした。
たとえ小さくて栄養価が同じだとしても喉を通る量は少ないまま。
そう、食べても腹が満たされないのだ。3食から5食に増やしたが結果は同じであった。
少女は空腹を我慢した。我慢したが腹の音は訴え続けた。
腹の音により村人の生活に支障が出た。その頃には少女は元の体型に戻っていた。

村を去ろうと決心した前日。ある村人から
「腹が減ったであろう。明日で去ってしまうのじゃ。貯蓄はあるから好きなだけ食べるがよい。」
この一言で少女の何がが切れた。少女は狂ったように食い漁り、食べてよいと言われた食料を全て食いつくした。
まだ、足りない。もはや少女は限界寸前であった。村の食料を全て食い荒らし、湖を飲み干した。

 

その村に何が残ったかはだれも知らない。生き延びた村人の証言によると
「どの山よりも大きい巨体がその体を引きずって去って行った。」と言う。

 

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