615氏による強制肥満化SS

615氏による強制肥満化SS

 

 

「後で事務室に来てくれるか。」
「は、はいっ。わかりました…。」
返事をすると、しょんぼりと肩を落として少女は楽屋に歩いて向かう。
彼女はグラッソプロダクションに所属するアイドルだが、2年程活動しているものの、まだまだ下積み仕事ばかりである。
同期で所属したソニ子(芸名)は、すでに名前が売れて世の中に知らない人はいないほどである一方、彼女はその控えめな性格が災いしてか、全く売れていなかった。
「また何か怒られちゃうのかな…。今日も緊張しちゃってトーク失敗したし…。はぁ…。」
今日はアイドルファン向けの番組の雛壇に出演したのだが、見事にスベってしまった。
おそらくオンエアはされないだろう。
私服に着替え終わると、彼女は憂鬱な気分でプロデューサーの待つ事務室へと向かった。
「失礼しま〜す…。」
ノックをして部屋へと入ると、予想通りの諦めの表情を浮かべたプロデューサーがデスクについていた。
「ああ、来たな。まぁ座って。」
プロデューサーは隣の空いた席を彼女に促した。
「はい…。失礼します。」
申し訳ない気持ちでいっぱいの彼女は、身体をすくめてチョコンと席についた。
「単刀直入に聞くけど、アイドル続ける気…あるよな?」

「あ、ありますよ!続けたいです!」
想像していた問答より厳しく、彼女はいきなり泣きそうになりながらも必死に答えた。
やる気が無いわけではないのだ。精一杯頑張ってはいるのだから、そんな質問は心外である。
「そうか。悪かった。お前の努力はもちろん知っているし、今一度確認したかっただけなんだ。」
「……。」
努力は認められているのだが、売れていないというのが現状である。
ましてその状態で2年も過ぎてしまった。そろそろ打開しないと、解雇もあり得る。
「そこでお前に相談なんだが…、う〜ん…。」
どうしたものか、とプロデューサーは言い出してから考え込んでしまった。
「……?なんでしょう…。」
ちょっとの間考えていたプロデューサーだが、不安そうな彼女の顔を見ると、溜め息をついて話を始めた。
「お前、アイドルになれるならなんでもする覚悟はあるか?」
「も、もちろんです!私頑張りますっ!」
「本当に…なんでもやるか?」
「はい!ここに在籍していられるなら!…なんでも!」
そう答えたのと同時に、すぐ後ろから

「では契約成立ですねぇ。」
という声がすると共に、首筋に鋭い痛みを感じた。
「痛っ…!」
途端に彼女は全身に力が入らなくなり、イスから崩れ落ちた。
意識が遠のき、視界が闇に染まる。
「おい!手荒な真似はするなと言っただろう!大事なアイドルなんだぞ!!」
激昂したプロデューサーの声が闇に響く。
大事なアイドル。その言葉にまた泣きたくなるが、その前に彼女は意識を完全に手放してしまった。

 

 

「こ、ここは…。」
目を覚ますと、水着を着せられて天井以外全面鏡張りの奇妙な部屋に寝かされていた。
見た感じドアも窓も無いが、天井には通気孔のような物が付けられている。
「さぁ!お待たせしました!我が社の新開発の薬品である、G-Kの効能実演に移りたいと思います。」
起き抜けの上に何が何だかわからず、彼女がぼ〜っとしていると外からそんな声が壁の外から聞こえてきてビクッとする。どうやら壁は薄いらしい。
「今回被検体を申し出てくれたのはこの女性であります。アイドル志望との事ですので、何卒皆様のご助力を!」
「披検体って、え…?」
「お〜い。ぽちゃ子ちゃん聞こえる?」
その時マイクの声が室内向けになって聞こえてきた。
「…?私?」
「そうそう。聞こえてるね。ぽちゃ子ってのは、これからの君の芸名ね。」
「え…、ぽちゃって…。私そんな。」
そういって彼女は体を見回すが、どこにも無駄な肉はついていない。
一般的に言っても細い、アイドルの体型だ。
「ん〜。ま、実験始まればわかると思うよ。実験中、君は特に何もしなくていいから楽にしててよ。」
「は、はぁ…。」

事態についていけず、とりあえず彼女はその場に座る事にした。
「ちなみにこの鏡マジックミラーになってて、全方向からお客さんが君をみてるから失礼のないようにね!」
「えぇ!?…わ、わかりました…。」
彼女もアイドルの端くれではある。水着のグラビアも経験しているため、その辺りの承諾は早い。
「それではお待たせしました。実験を開始します。」
会場に向けてだろう、アナウンスが入るのと同時に通気孔から黄色い液体が流れこみ始めた。
「え…、ヤダっ!なにこれ!」
どんどん流れこむ液体から逃げて、壁際に移動するものの、勢いが凄まじく、あっという間に床一面に液体が溜まってしまった。
「…冷たくもない…。なんか変な感じ…。」
まだ、歩くとピチャピチャ音を立てる程度しか溜まってないものの、この様子ではすぐにプールのようになってしまいそうだ。
「これ…、天井まで溜まるなんて事ないよね…。」
披検体ということは、この薬(?)の効果を見るための物であるはずだ。
溺れさせるなら水でも出来る。
「大丈夫大丈夫。お腹のあたりまでは来るけどね〜。」
またあの声がする。
「あの、この薬って…!……?」

言葉と同時に一歩前に踏み出すと、お尻や太ももがぷるっと揺れたように感じ、彼女は言葉に詰まった。
「あ…あれ…?」
「うん。君感度高いみたいだね。よしよし。じゃあ引き続きじっとしててね!」
「あ、あの…!…何なのよもう…。」
あまり濡れたくはないので、彼女は立ったまま壁に寄りかかって溜まっていく液体をみつめていた。

 

液体が溜まり始めて30分程立ち、男がさっき言っていた通り、彼女のウエストあたりまで溜まったところで液体の流入が止まった。
「うぐ…っ!薬の…効果って…、この事だったの……?」
結局彼女は言われた通りにじっとしていたのだが、それも10分くらい前までの話である。
今は部屋の角で寄りかかり、なんとか立っている状態だ。
彼女の体は30分前とくらべ、同一人物かわからないくらいに肥満していた。
足の甲から太ももの付け根までみっちりと肉が詰まった足は、肉の塊のような上半身を一見支えられそうではあるが、中身はほとんど脂肪である。
支える力などあるはずも無く、こうして壁に寄りかかっていてもブルブルと震えてしまい、このまま肥満化が進行すればいずれ、立っていられなくなるだろう。
そんな脚に支えられている上半身は、まるで水を入れた袋のごとくだっぷりと前面に垂れ下がる段の厚い二段腹とその上に座す巨大な胸が黄色い液体に浸かり、肌色の山のようになっていた。
彼女の視点からはもはや広大に突き出た腹とそれに乗る胸とで、視界の半分が埋まっていた。
計算されているのかはわからないが水着は破けていない。
「う…うぶぅ…。ふぅ…ふぅ…。」
腹につく脂肪によって圧迫されていく肺と、あまりの体の重さに、呼吸が荒くなっていく。
顔にもどんどん肉が着いていき、両頬はパンパンに膨らみ、目を細めている。
「た、助…けて…。はぁ……ふぅ………。も……ダ……メ…。」
増え続ける体重に、ついに彼女はズルズルと壁に背肉をこすりつけながらどしーん!!とその巨尻を床につけた。

 

「いかがでしょうか皆様!これがG-Kの効き目でございます!現在披検体の体重は160キロを越えたところですので、10分につき約40キロといったところでしょうか。薄めて使えば様々な用途に使えるかと思います。ご購入のさいは是非ご連絡を。」


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