851氏による強制肥満化SS

851氏による強制肥満化SS

 

 

北の騎士の国と南のオークの国が戦争を始めてから3年。
双方に甚大な犠牲を出しながら戦火は拡大しており、消耗戦の様相を呈していた。

 

戦争が長引くに従って兵力で劣るオークの国の首脳達は焦りを感じ始めていた。
「このままではじり貧になる」
焦った彼らは兵員増強のため古代に封印された邪法に手を染めた。

 

それは人をオークに変える禁断の術だった。
オーク達は、捕虜とした騎士をオークに変えることで戦局の巻き返しを企んだ。

 

そして、とある女の騎士が術の被験体に選ばれた。
「私に触るな! 薄汚いオークめ!」
魔方陣の中央に放り出された女はオーク達から見ても美しかった。

 

みすぼらしい薄着だったがどこか高貴さを感じさせ。
戦人特有の薄い筋肉がついた肉体は引き締まっていて。
囚われの身にも関わらず目には強い闘志が宿っていた。

 

オークの魔術師が呪文を唱え始めると魔方陣が赤く光りはじめた。
「な、なにを…?」
女が少し驚いたように己の手を眺める。
人間の手が蹄に変化しつつあった。

 

女の口から怯えた声が上がる。
恐怖と驚きが入り混じったその顔はオークに近づいていく。
スラリと伸びた鼻は団子のように丸くなり、鼻の穴が正面を向いて広がっていき。
顎はたるんで肉が付き、猪首になって。

 

顔の変化と同時に体にも脂肪がついていく。
鍛え上げられた腹部はビール腹のようにせり出し、成人一人でも抱えきれないほど肥大化し。
背中にはブヨブヨとした肉の段ができ。
腕は丸太のように太く、贅肉が垂れ下がり。

 

女の悲鳴は次第に野太く、低く潰れたような鳴き声に変わっていき。
「ぶふぅ…や…だぁ…こんな…ブヒッ!」

 

魔方陣が光を失うとそこにはでっぷりと肥えた一匹のメスオークがよだれを垂らして座っていた。
その目には理性の光はなく。オーク特有の饐えたような体臭が辺りに漂っていた。

 

魔術師が近づくとかつて人間だったメスオークは舌を出して服従のポーズをとった。
オーク達はその姿を見て満足そうに頷いたのだった。

 

 

数年後、戦線の膠着によって両国で和平条約が結ばれるまで幾人もの女騎士達がオークに改造された。
彼女達のその後の行方は分かっていない。
#オーク化,獣化


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