49氏その1
いつも、太めの体型をからかわれてばかりのAは前から考えていたことを行動に移した。
「こうなったら、みんな太らせてやる。」
こっそり部屋に忍び込み、Bが寝ている間に口にプロテインや生クリームのような高たんぱく、高カロリーのものを飲ませていくのだ。
数日で、体重は大増量することになるだろう。
効果は少しずつあらわれてきた。
どちらかといえばやせ気味だったBの体が、日を追うごとに目に見えて、太り始めてきたのだ。
自分でも気がついてきたのか、腰周りや、太ももを気にしはじめてきた。
顔もいくぶんまんまるくなってきたようだ。
「おっかしいなぁー、最近スカートがきついんだよなぁ?」
最近Bはスカートをはくときに、おなかを引っ込めてからはいていた。
それでも最近になって、チャックが閉まりにくくなっていたのだ。
いや、もうほとんど届かない状態でチャックのところから柔らかい脂肪がはみ出していた。
「まさか・・・太ったのかな・・・」
Bは洗面所に行き、おそるおそる体重計に足をのせる。
しばらくして、数字は止まった。
それを見たBはしばらく呆然とする。
「そんな・・・こんなに体重が増えるなんて・・・」
AがBを太らせ始めてから一ヶ月。
Aの計画どおり、Bの体重はあっという間に増加し、153センチという小柄な身長に対して、64キロという体重になったのだ。
もとの体重は49キロ、実に15キロの激太りである。
「おや?あなた太った?」
満面の笑みをしてAがBに話しかけた。
一方のBはそれは恥ずかしそうである。
「そ、そんなことない、そんなことないぞ〜!!!」
懸命に否定はしているものの、Bの体の変化は誰の目にも明らかであった。
Bは、小柄であるため64キロという体重は、立派に肥満体だった。
「否定したって、お前のこの肉!このたっぷんたっぷんのお腹の脂肪は正直だぞう?」
そう言ってAはBのお腹にたっぷりついた贅肉をわしづかみにする。
両手にあまるほどの贅肉がAの手につかめた。
「やめてやめて〜!!」
Bは自分が太ったという事実を認めたくないようだ。
が、Aは容赦なくBの体中の贅肉をまさぐる。
「大きく肥大したお尻。ぶっとくなった太もも。揺れに揺れる二の腕。こんなに太っちゃったんだなぁ。」
次にAが目標としたのはCである。
体育会系の彼女はその運動量とひきしまった筋肉でそう簡単には太らない。そこでAのとった行動は…
「旅行?二人でか?」
「そう。」
AはCを旅行に誘った。
2,3週間留守にする長期の旅行である。
CはAの策略など知る由もなくOKした。
そして、Aは別荘にCを案内する。
「へ〜お前も別荘を持っていたんだな〜」
別荘に着き、Cが感想をもらすと同時に彼女は急に眠気に襲われた。
気がつくとそこは地下室のようだった。
しかも手足が縛られて動けない。
「な、これは…!」
「あなたには太ってもらうわ。ぶくぶくに。」
そう言ってAはCの口にチューブをくわえさせた。
そしてその中から何やら流動食のようなものがCの口の中に流れ込む。
この流動食のようなものこそ、とてつもなく栄養価の高いもので、コップ一杯で2000キロカロリーほどもあるものであった。
これを1日中Cに与えつづける。しかもCは運動どころか満足に動くこともできず、栄養は消費されないまま、彼女の体にどんどん蓄積されていった。
2日後、効果はもう表れてきた。
Cのお腹がずいぶん膨らんできたのである。
(うう…このままじゃアタシ、本当にデブになっちまう…どうしよう、アタシ、デブになりたくない…)
「C、だいぶお肉がついてきたわね。5キロくらいは太ったかしら?
でも、まだまだよ。あなたの引き締まった筋肉をぶくぶくの贅肉にしてあげるわ。」
(いや…これ以上太りたくない…!)
Cの思いも虚しく、彼女は日を追うごとにどんどん太っていく自分の姿に耐えなければならなかった。今まで、太ったことのない彼女にとって、それはこの上もない苦痛だった。
補足:この3人は某大王がモデルだったりするんです・・・
Aがメガネ、Bがバカ、Cが水泳部です
#あずまんが大王,水原暦,滝野智,神楽