元人気者、白瀬彩音の元親友、吉城恵美の青春

元人気者、白瀬彩音の元親友、吉城恵美の青春

 

 

世の中間違っているわ。ちゃんと努力した人間が報われるべきよ。
そう間違っている。
ぽっと出の新人が、私を差し置いて注目されるなんて許せない。

 

私は小学生の頃から陸上をやっていた。
4、5、6年と、市の小学生陸上競技会で連続優勝したのは私くらいよ。
みんな私を褒めたわ、「松小の吉城」を知らない中学陸上関係者はいなかったわ、当然のことね。
中学でも私は陸上部に入った。
部内も予選大会もトロい奴ばっかり、拍子抜けしちゃった。
簡単に県大会に出れちゃった。
中学生の大会ともなれば世間の注目度が違うわ。
私は前評判どおり、大会新記録で優勝するはずだった。
練習中、私は大会記録を上回るタイムを出していた。
優勝は確実、間違いなかった。
私には何一つ間違いはなかった、間違いはなかったのに…

 

優勝したのは無名の選手、白瀬彩音だった。

 

思い出すだけで腹が立つわ。
私だってその時は大会記録を更新していたのよ?
0.02秒早かっただけじゃない!
なのに世間は白瀬! 白瀬! 白瀬!!
中学から陸上を始めたって? そんな奴、そんな奴に負けるなんて!
おかしいじゃない! フライングでもしてたんじゃない?

 

結局私の中学時代の成績は、白瀬彩音の陰に隠れてしまった。

 

内々で推薦を取り決めてた正道高校のスカウトマンも来なくなった。
ひとり分の陸上推薦枠は白瀬にとられた。
この時私の怒りは頂点に達したわ。そして、白瀬彩音への復讐を誓ったの。

 

白瀬に近づくため、正道高校への入学は絶対条件だった。
他のニ、三流高校からのスカウトは全部断った、正道高校じゃなきゃだめなのよ。
私は県教育委員会の一員である祖父に頼んで、正道高校の一般推薦入試枠にねじ込んでもらった。
裏口入学なんかじゃないわよ、特別待遇と言って欲しいわ。
私の祖父は教育界に貢献しているの、一高校が孫の私を特別扱いするのは当然よ。

 

そして陸上部で、白瀬に再会した。
白瀬は最初私が自己紹介をするまで、私に気がつかなかった。
何て屈辱! ぶん殴ってやろうかと思ったわ。
でもここで痛い目に合わすだけじゃ気がすまないわ。
私は、私の望む復讐のため、気持ちを抑え、白瀬に親しげに接し、彼女の「親友」になった。

 

それにしても、同じ学校になってから、あいつの嫌味な性格がよーく分かったわ。
「バカにはなりたくないー」とか言っちゃって、すっげえガリ勉野郎なの。
しかも「そんなに勉強してないよー」とか言うタイプのガリ勉。
ま、お勉強ができても、その内そんなのは何の意味も持たなくなるんだけどね。

 

それより、男の話題のほうが悪質ね。
アイツは散々男をたぶらかしておきながら、告白されたらフリまくっていた。
学年一かっこいいと評判の柳沢クンまでフったの。
柳沢クンはいい人だから、すぐ白瀬の誘惑に惑わされちゃったのね、かわいそうに。
絶対にあの女許せない。

 

そんな白瀬を快く思わない女子は私以外にも結構いた。当然よ。
私は少しでも白瀬の事をよく思わない女子を見つけては、あいつの本性をバラし、白瀬憎しの正しい感情を持たせてあげた。
そうやって、私を中心に、反白瀬同盟が形成された。
仲間ができた、復讐の準備は整った。

 

陸上部員は合宿所で共同生活を送る。
これは好都合だったわ。
各人は自分のトレーニングメニューに合わせて、三度の食事の分量が厳しく決まっていたのだけども、配膳は部員が当番で行っていた。
どの曜日にも反白瀬派は配膳当番についていた。
彼女らは白瀬の食事を、規定の分量よりほんの多く盛り付けた。
しかもそれだけじゃない。味噌汁やスープには、溶けやすい無味無臭の高カロリープロテインを密かに混入した。少しづつ細工を大きくし、最終的には規定の2〜3倍のカロリーを本人の気づかない内に摂取させた。

 

そう、私の立てた復讐プランは、白瀬彩音の体に、陸上選手にとって大敵である無駄な贅肉をつけさせ、ぶよぶよの豚にして、選手生命に引導を渡してやることだった。

 

毎日、毎食二、三人前の食事をしているようなものだから、当然白瀬は計画通りぶくぶく太っていった。
共同生活で、白瀬の太っていく様はよーく観察できた。
今まで体重の管理なんてしたことなかった様で、白瀬は自分の体型の変化にかなり長い間無自覚だった。

 

私たちの常識では、かなり「キてる」体型になった頃、白瀬は焦り始めた。
遅えよ、バーカ(笑)
なんとか走ろうとしていたみたいだけど、無駄な肉で体は重そうだし、肉がぷるぷる揺れてフォームが乱れていた。
新記録なんて無理なのは当然よ、ま、結局そこまでの選手だったのが本来の姿に戻ったのね。

 

もちろん、選考会で代表に選ばれたのはこの私。
当然の結果よね。選考会のタイムは1秒も差がついちゃった。
体重管理のできないデブが私に勝つなんてムリな話よ。

 

私が夏の大会に向けてトレーニングをしている頃、白瀬はグランドの隅っこで冬の大会を目指して減量トレーニングをしていた。
時々泣いていたかしら? ご苦労さんなことね。
だけどここで痩せさせなんかしないわよ。

 

当時の食事量は、既に減量する指示が始まっていたし、太らせ薬(命名:私)も限界まで溶かしこんでいたので、普通の食事による減量妨害はムリだった。
そこで新太らせ薬を作戦に投入、今度はプロテインなんかじゃない、輸入品の正真正銘「太らせ薬」よ。
本来は痩せすぎの人に肉をつけさせるサプリメントなのだけど、これをダイエット食品と偽って、白瀬にプレゼントした。
まあ「ダイエット」って食事療法っていう意味だから、あながち間違いじゃないわよね(笑)
白瀬は英語が得意なようだったけど、さすがにラベルのロシア語は読めなかったみたい(笑)

 

更に一気に畳み掛けるために、私たちはトレーニングメニューの大元を改竄することにした。
どうするかって? 女の武器を使うのよ。
ある晩、私たちは酒を持って白瀬の専属コーチの部屋に押しかけた。
「私たち、今夜はコーチと遊びたいですぅvV」
コーチは若くて結構ちゃらちゃらしてたので、未成年の飲酒を咎めもせず、逆に、
「おおお!そうか!!まあ青春だしな!!今日は無礼講だ!!」
とか言って、ノってくれた。ホントスケベコーチだこと。
男って女の一気コールに弱いのね、じゃぶじゃぶ日本酒を飲んでくれちゃった。
別に一気飲みなんてかっこよくないのに、男ってバカね。
そして、いー感じにコーチが酔っ払った時、私たちは服を脱いでコーチに迫った。
「コーチ…抱いてください…」
もう後は簡単だった。
自分がモテモテだと勘違いしている男は大興奮。
自分で服を脱いでくれちゃった。
そして乱交シーンの証拠写真が完成しましたとさ。
翌朝、二日酔いのコーチに写真を見せたら、顔真っ青にしててチョー笑えた。

白瀬を使えないデブにするか、部員への淫行がバレて失職するか、選択の余地はないわよね?
こうして、白瀬専属コーチは私たちの傘下に入ったのでした。チャンチャン♪

 

コーチは大して効果のない練習メニューと、一見痩せそうで、実は逆に太ってしまう食事メニューを白瀬に指示した。
あのロシア製太らせ薬もコーチ公認食品として採用♪ バクバク食っていたわ。
白瀬はコーチを信じきっていたわ。
バカね、肥満化特訓だとも知らずに。

 

私が大会で華々しい成績を修め、二学期の学校に凱旋した時、白瀬も夏休みの肥満化特訓の成果をお披露目していた。
悔しいけれど、デブ化白瀬の方が最初のインパクトは大きかったみたい。
失敗しちゃったかしらね(笑)
でもそれも最初だけ、民衆はより優れた方に注目するわ。
私は再び有名人に躍り出た。
当然よ、今までがおかしかっただけよ。

 

白瀬は部活をサボるようになっていた。
遂に無駄な抵抗は諦めたみたいね。
でも部活に出ないと、お肉をぶるんぶるん揺らす豚さんの運動会が見れないじゃないの。
そんなのつまんないから、部下たちやエロコーチを使って呼び戻そうとした。
でもおデブちゃんの決意は固かったようで、合宿所から出てこなかった。
醜い姿が見られなくなって寂しかったけど、でもよく考えたら、引き篭もりになったほうがもっと太るかもと思った時、それもいいかなと思えた。
それで作戦変更、同じ説得でも、今までの優しい説得から、厳しく、やかましい説得へ微妙に変更。
結構コレが応えたみたい。
退部しても、不登校は直らなかったの。
説得しながら、白瀬の劣等感をぐじぐじ刺激してやったのがよかったみたい、ちゃーんと「負け犬」姿をみんなに晒すことを恐れるようになりました。
作戦大・大・大成功♪

 

ああ、そうそう、白瀬が不登校になってる内にね、私は柳沢クンと付き合いだしたの。
柳沢クンは白瀬と同じ中学でずっと白瀬が気になっていたみたい。
失恋のショックを引きずっているうちに、デブになった白瀬を見ればそりゃあショックでしょう。
ホント白瀬ってば悪い女。
で、傷心の柳沢クンを優しい私がやさしーく癒してあげたら、コロンって簡単にオトせちゃった♪
柳沢クンの童貞は私がおいしく頂いたわ、ありがとうね、白瀬さん、初めてあなたに感謝するわ。

 

再び白瀬に会えたのは、定期試験の時だった。
私噴き出しそうになっちゃった。
だって白瀬ったら3倍くらいに膨らんでいたんだもの(笑)
いったい何食ったらそうなるのよ。
しかも何であなたジャージなの? 制服は?
いいわ。答えなくても理由は大体分かるから。
男子たちはぽかーんて顔してたわ。
はいはい、あなたたちの元アイドルは脂肪の塊になったのよ。

 

友達と拒食症になるかデブになるかのどっちかで賭けてたんだけど、結果は大デブ化でしたぁ♪
むくんだ顔、二重顎、でかい腹・でかい胸・でかい尻の3点セット、ムチムチの脚にたぷたぷ二の腕。
ぽっちゃりと言い表すのにはムリがありすぎるわね(笑)

 

仲間がナイスアドリブで「何かの病気なの?」って聞いてたわ。私たちは心の中で大爆笑♪
そうね、あのレベルのデブはもう病気よね(笑)

 

後で調査して知ったんだけど、あいつおっぱいKカップだったんですって。
Kよ、K。アルファベットはABCDEFGHIJでやっとK。もうそれは畸形乳ですから(笑)
よくブラがあったわね、間違いなく輸入物ね。
すごいわ白瀬さん、あなた世界レベルよ(笑)

 

あいつの試験成績は散々だったらしいわね、もう勉強でも彼女の栄光は消えたのよ。
私はと言えば、冬の大会で全国3位。
カメラの前で喋っちゃった(笑)
白瀬さん、見ててくれた?(笑)

 

その後も白瀬は試験の時だけ学校に現れた。
来る度に大きくなっていったわね。
高三の健康診断の時は83sだったらしいけど、卒業時は100s以上は絶対にいっていたわね。
卒業式だってのに白瀬ったらブレザーの前のボタンを締めていなかった。
お腹が出すぎて締まらなかったみたいね。
XLの制服がピチピチって凄いわよね。
よく太った、感動した(笑)

 

あー、因みにね、私は陸上の成績を活かして、名門八千代大学に推薦入学しましたぁ♪
まぁ当然よね。
白瀬がどうなったかは知らなかった。
大学は落ちたって聞いたけど、まぁロクでもない暮らしでしょうね。
私にはどうでもいいことよ、もう白瀬で充分遊べたし、私は私のヤチ大生生活が楽しかったし。
凄いのよ、ヤチ女って、合コンで大人気。
天下の三田大医学部生とかとフツーにお知り合いになれるのvVヤチ女サイコーvV

 

ヤチ大の学園祭、「八千代祭」にもミスコンがあるんだけど、そのミスコンってレベルが高いことで有名で、毎年タレントプロダクションやテレビ局アナウンス部のスカウトマンがチェックしているの。将来のスターを探しにね。
これはもう天才美少女の私が出るしかないでしょ。ちょうど陸上にも飽きてきてたし、華々しい世界にステップアップしたいと思っていたところだったの。
大手の学生サークルの幹部たちとはお友達だったから、サークルを挙げて応援してもらっちゃった。
組織票を集めるのもミスの才能よ。
で、優勝。当然よね。
立派な経歴を持った私のライバルになりえたのはひとりしかいなかった。
その娘、学祭直前に何故か急に太っちゃったみたいで、水着審査で三段腹を晒して、票を落としちゃったの。
不思議なこともあるものね。ダメよ、体重管理はしっかりしなきゃ。

 

そして大手キー局「フジヤマテレビ」のアナウンサーにスカウトされた。
陸上部としては、オリンピックを目指して欲しかったみたいだけど、冗談じゃない、そんなに練習できるかってーの。
大学としては、全国区のアナウンサーなら、オリンピック選手と充分釣り合うと考えたみたい。
学長だか学部長だかが、「君は我が校の誇りだー」なんて言いに来た。
嬉しいけど誰だっけ、オマエ?

 

女子アナか、気分がいいわね、これも高校での私の走りが正統に評価されて、名門八千代大に入れたからこそよね。
白瀬をツブして本当によかった。
気を悪くしないでね、白瀬さん? 私は実力であなたを蹴落としたの。
それに元はと言えば、生意気なあなたの態度が悪かったのよ。

 

内定が決まった頃、高校時代の友人から、連絡があった。
白瀬に会ったというのだ。
彼女がバイトする店に、白瀬がバイトの面接を受けにやってきたらしい。
最初、私の友人はそのデブ女が本当に白瀬かどうか確信できなかったらしい。
そこで事務所でこっそり履歴書を確認したら、確かに白瀬彩音本人だった。
住所が変わっていて、一人暮らしらしいということだった。

 

その頃丁度私は、夜のクラブで、田邊という社長と知り合った。
「タナベ企画」という小さな会社の社長らしいが。実は彼はいくつものソープやヘルスを経営する、知る人ぞ知る性風俗業界の帝王だったのだ。
彼は最近、デブ専向けのストリップバーを買収し、新装開店したと話してくれた。
最初は面白い人に知り合えたくらいにしか思ってなかったが、当時少々退屈していた私は、白瀬の事を思い出し、いい事を思いついた。
もう分かったでしょう? 白瀬を田邊に売って、デブダンサーに仕上げるのよ。
田邊に白瀬の履歴書のコピーを見せたら、すごく食いついた。
商談は成立した。

 

案の定白瀬は生活に困っていた。
当然よ、私が経営者で、あんなデブが入ってきたら、人事係をクビにするわ。
張り込みの結果、面接に落ちると決まって同じバーに行ってヤケ酒をすることが分かった。
そこで、ヤケ酒中の白瀬に田邊が偶然を装って遭遇し、ストリップバーに招待した。
そしたら二つ返事であっけなく白瀬は承諾した。
さすがにコレには私もびっくりしたわ。
白瀬さん、あなた堕ちるところまで堕ちたのね。

 

店は金持ちをターゲットにした完全会員制だった。
入会金だけで年100万円かかる。
それに一回利用するごとにテーブル料、サービス料が万単位で要る。
料理も酒も、ゼロのつけ方を間違えたような料金設定だ。
しかしそれでも毎週末は上流階級のデブ専たちでにぎわっていた。
なんなのよ、この国はおかしいって(笑)
私は、オーナーのお友達なので、無料で入場できた。太っ腹な人だ。
彼曰く、白瀬を紹介した謝礼だそうだ。そんなものなのか?
白瀬は気づかなかったけど、私は薄暗い店内で、じっくりデブダンサー白瀬彩音の誕生を見届けた。
因みにその後も、高校の仲間を呼んだりもした。
みんな、自分が太らせた白瀬が立派なデブダンサーになったのを感慨深く見届けていた。
子の活躍を見る親の気持ちだ(笑)

 

なんど見ても白瀬のストリップは笑える。
だぼんだぼん贅肉が弛んだ体(田邊によると、165sらしい)がピンクの照明を浴びて舞台袖から出てくる。
衣装は黒のビキニだ。
なんかそれだけで充分シュールな絵ヅラなのだが、それが舞台中央のポールに絡まり、バカみたいに踊るのだ。
あの体ではそんなに体は動かせないはずだが、腹が、胸が、尻がブルンブルン揺れるので、かなりダイナミックなダンスに思える。
踊ると面白いことが起こる。ピチピチの衣装がズレだすのだ。
腰をブリブリ振ると、パンツはできるだけ細い方へ移動しようとしてしまう。
まだ脱ぐ段取りではないのに、パンツはズリ下がり、前はギリギリ、お尻は丸出しになってしまう。
ブラも同じで、体が動くたびに、ボインボインと弾み、少しずつズレていって、最終的にぼろんと大きな胸がこぼれてしまう。
こういう場合、全裸になるタイミングは前倒しされることになる。
汗だくの脂肪の塊が舞台上でのたうちまわる。
こうなると観客のテンションは最高潮、分厚い札束が舞台に投げ込まれる。
本当になんなんだよこいつら?(笑)

 

白瀬を売って暫くしてから、田邊から、白瀬は宮木という金持ちに売ったと聞かされた。
売れっ子を手放してもいいのと聞いたら、田邊はにっこり笑って親指と人差し指でお金のサインをつくった。
「売り上げとくらべてもじゅーぶん釣りがくる程の銭を払ってもらったんだ。本当にあの人は上客だ。」
そんなに高く?
聞くと白瀬が処女であることがわかったらしい。
人身売買では、処女は3倍から10倍のプレミアつきらしい。
あいつ処女だったのね、そういえば、高校までは男をつくらなかったし、その後は普通の男が寄ってくるとは思えないから、当然か。
よかったじゃない、白瀬さん、貰ってくれる男性がいて。私たちに感謝してね。

 

その後田邊を介して宮木とも知り合えた。
調べてみたら、彼は財閥の跡取り息子で、超のつく資産家だった。
白瀬を紹介してくれたお礼にと、札束がぎっちり詰まった風呂敷袋をくれた。
まったく、なんなんだよコイツ(笑)
時々写真とビデオで、自慢の肉奴隷彩音を紹介してくれた。
彼に言わせると、白瀬はパーフェクトなデブらしい。
よくわからん(笑)説明を聞いて、ああコイツは筋金いりの変態なんだとは理解できた。

 

その後、白瀬が妊娠したという便りも届いた。
あの男のことだから、女の子だったら絶対にデブ少女に育てるわね(笑)
それに今年中に200sまで太らせたいらしい。
最終的にはキャロル・ナントカという世界一のデブを超えさせたいらしい。
700sだっけな?もう人間じゃないわね(笑)

 

何はともわれ白瀬さん、よかったわね、生涯の伴侶が見つかって。
しかも超セレブじゃない。中々ないわよ。
みんなあなたに感謝してるわよ。
よく考えたら誰も不幸になっていないじゃない。
流石だわ私、天才よ(笑)
太ってあなたの人生は変わってしまったけど、いいわよね?アフターケアもちゃんとしてあげたし。
そもそも私たちは最初の肥満化をスタートさせただけよ、恨まないでよ。
その後の引き篭もり生活はあなたが選んだんじゃない。
自分で食って自分で太ったのよ。
まあこういう生活もありますよ、って間接的に誘導したりはしたけどね。

 

とにかく、ド変態のご主人様とどうぞお幸せに。
元気な赤ちゃんを産むのよ。
私はフジヤマテレビでがんばるわ。
また会えるかしら?
あなたが世界一の大デブになったら取材に行ってあげようかしら(笑)
さようなら、肉奴隷の白瀬彩音さん。
さようなら、元ライバルの白瀬彩音さん。

 

〜完〜


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