看板娘Lv.7
―2006年11月10日 午前0時15分―
「やあ、肥満娘。」
「なっ…!!」
「間違えた、看板娘。元気にしてたか? 運動はどうした?」
「…さっきまでやってたところよ、今は休憩中…」
「本当か? 本当は動くのがツラくなってるんじゃない…」
「(ぎくっ!) 違うっ!!」
「『大量の脂肪は看板娘の枷となり、徐々に体の自由を奪っていった。そして、デブらしい生活スタイルが…』」
「ナレーション入れるなぁ! 出てけ! 早く出てけ!」
「怒るなって、せっかく新しい服を持ってきてやったのに。」
「え!?…どんなのよ…」
「これ、男性用だけど、問題ないだろ。」
「うわっ…だっさいジャージ…いやよ、こんなの! かわいくない!」
「だってこれくらいしか合うサイズがないんだよ…」
「そうよ! デブにはかわいい服なんてないのよ!」
「…ふふふ……」
「な、何?」
「ふふふ…そう、デブが着れるのはこういう芋臭いジャージのみ…既製品ならね。」
「??」
「実はもう一着あるんだ…きみの為に特注した…じゃーん、見ろ!」
「こ、コレはっ!!」
「メ〜イ〜ド服〜♪ さあ看板娘、これを着て『ごしゅじんさまぁ』と(ゴッ)…ぐふっ!」
「この…(プルプル…)ド変態っ!!」
ドゴッ!
「痛いっ! 痛いよ看板娘! 体重が乗ってるからパンチが凄く重い! 体重が重い!」
「体重、体重言うなぁ〜!! 変態! 変態! 変態!」
「変態じゃない! 今すごくはやってるんだって!」
「どこの世界の話だ! こんな恥ずかしい格好できるわけないでしょう!」
「でも今の格好のほうが恥ずかしいぞ? 破けた服をむりやり巻きつけて…」
「うるさい! 出てけぇ〜!」
ドタバタ…
「…はぁー、はぁー…やっと出て行った。サイテイよ、あいつ…はぁ…でも、さすがに今の格好も限界よね…」
ガサゴソ…
「だっさいジャージ…こんなの、まさにデブファッションよ… こっちはメイド服…キモ………でも結構凝ったデザインね、レースとかついて…かわ…いい?」
看板娘、現在141s(+95s) 決断のとき?