聖ユシトヨ学園・番外編

聖ユシトヨ学園・番外編

 

 

【連れられていった女子生徒のその後】

 

・・・担任の家杉先生から衝撃的な言葉を聞いて
思わず反論してしまった私・・・

 

「あんなこと言わなかったら・・・ 良かった」

 

先生に意見を言ったら数人の先生が私を取り押さえた。
教室から出され連れて行かれたところは、人気のない学校から離れた小屋のようなところだった。
男性教員「・・・入れ」
そう先生に言われ小屋の中に入った。
すると・・・ 中は何もない、使われていない物置のようだった。
しかし、先生は奥の方へ行き、床を指さした。
そこをよく見るとなにか大きな扉がある。
大人三人は軽く横一列で入れるような大きさだ。
ギィィ・・・
「入れ」
そう先生に指示され、私はおずおずとその中へと入っていった。
なぜ、こうも先生の言うことを聞いているかというと・・・ 怖いのだ。
しかも、普通に怒られるような怖さではない。
ただならぬものを先生は漂わせていた。

 

びくびくとしながら下へ続いている階段を下りていく。
後ろからは刺すような視線を送る先生。
とてつもない不安にかられながらも私は階段を降り、一番下までくると、そこにはまた大きな扉があった。
先生に、また入るよう指示され中に入ると、突然扉を閉められた。

 

「ひゃぅっ!」
扉を閉める大きな音に驚き声を出してしまった女子生徒。
不安げに辺りをきょろきょろと見回すが、薄暗くてあまりよく分からない。
オロオロとしていると少しすつ明かりがついてきた。
辺りを見てみると、なにもなぃがらんとした部屋だった。
ただ、ここにも寮と同じで大きなベットがある。

 

「なんなの・・・ ここ」
その疑問に答えるものがあった。
「いらっしゃい。お仕置き部屋にようこそ〜」
「っ!」
後ろから声がしたので振りかえってみると、そこにはぽっちゃりとした若い先生が立っていた。
「怖がらなくて良いよぉ。わたしはここの担当をしている冨田。よろしく」
太いなりにさっぱりとした笑顔を振りまく冨田に女子生徒は警戒は解かないものの、少し安堵した。
相手が名乗ったので自分も名乗ろうと思い
「私は・・・」
「あ、いいよ名前なんて。もぅいらないから」
・・・(いらない?)・・・
「貴方の名前は今から「豚」ただの「豚」だからw」
背中を冷たいものが滑り落ちていく・・・
「あの、どういうことですか?」
「貴方、先生に口出ししてここに連れてこられたんでしょ?
  ここはね、そんな言うことを聞かない生徒達のお仕置き部屋なの」

「そんな・・・ 少し反論しただけじゃない! なんでそれだけで・・・」
「それをしたからダメなの。・・・まぁ、とにかくみんなより先に立派な豚になるだけよ」
急に先生が怖い人に見えてきた
「とりあえず、えいっ」
チクッ
「いたっ・・・!」
先生はいつの間にか注射器を手に持ち私の腕に刺していた。
とつぜんの事だったので反射的に抜こうとしたが、先生のもう片方の手がそれをとめた。
「こらっ、下手に動くとかえって危ないよ」
先生はそういいながら私にゆっくりと注射器の中身を流し込んでいった。
「初日だし、今日はこれで終了。それと、いまからここ貴女の部屋になったから好きに使ってね」
そいうと先生はフッと消えたように部屋を出て行った・・・
一人残され、これから先のことを考え心が不安でいっぱいになった。
「・・・なんで、私が・・・」
怒りと不安と悲しみで、なにかしゃべろうにも言葉が出ない。
そのかわりに涙がこぼれ、・・・いつのまにか泣き疲れそのまま眠ってしまった。

 

・・・チクッ
「・・・んっ」
泣き疲れていつの間にか寝てしまっていた女子生徒は腕に痛みを感じて目を覚ました。
「!!」
見ると腕に点滴のようなものが刺されていた。
その点滴の横には、ニコニコとした冨田がイスに腰掛けており
「おはよw」
声まで少し上機嫌である。
だが、このニコニコとしている冨田の顔は、女子生徒にとって恐怖の以外のなにものでもなかった・・・
「なんなのこれ!」
女子生徒は、不安をかき消すため少し声を荒げて冨田に聞いた。
すると、冨田は
「ん? 秘密の薬♪」
っと、これまた上機嫌に答えて、ニコニコとしている。
(・・・なんなのよ)
冨田の反応に面食らった彼女は、また、布団に仰向けで倒れ込んだ。

このまま、もう一回寝てしまおうか。
そう思い彼女は、布団に潜ろうした。がしかし
クキュル〜・・・
とお腹から空腹を訴える音が聞こえた。
冨田に聞こえなかったか、確認するため振り向くと、(ばっちり聞こえたよ♪)とでもいわんばかりに
さっきより冨田はいっそうニコニコしていた。
お腹の音を聞かれたことに耳を赤くし、布団に逃げ隠れるように入ろうとする彼女の鼻に、
美味そうな匂いが入ってきた。
周りを見てみると、床にご飯がずらりと並べられており、どれもできたてであった。
普通なら目の前にこれほどの量の食べ物があれば、食欲も失せてしまうはずである。
彼女も例外ではなかった。
(こんなに食べれるわけないじゃん)
そう思い、寝る体制に入ろうとした、そのとき
「・・あれ?」
身体がどんどんベッドから離れていき、床に置いてあるご飯の方に向かっていく。
「えっ!? なんで・・・ どうして!?」

そう言っている間に身体は彼女の言うことを聞かず床に座り、食べ物に手を出していった。
手が勝手に動き、それを口の中に入れようとするが、彼女は必死に抵抗し口を閉じていた。
・・・だが
ぐきゅるるるる・・・
さっきよりも大きな音がお腹から出ると、口さえも言うことを聞かなくなり大きく開けて、
食べ物を入れていった。
「むぐっ!・・・」
もぐもぐ・・ ・ごくっ・ もきゅもきゅ
「ぷぁっ! ・・・ちょ・・・とっ、何したの!?」
彼女は食べるためだけに動き出した口を必死になって使い冨田に聞いた。
すると冨田は
「それが秘密の薬の効能よw 豚ちゃん」
と、ベットの端に座り直して、女子生徒を見物しながら答えた。
「そっ・・・ むぐ。んなこと・・・ パクッ・ 出来るわけ・・・ あむ、ないでしょ」
と彼女は反論するが、ものを食べようと動く自分の身体がそれを邪魔する。
「さってと、私は用事があるから出るね〜♪」

そういって、冨田はまた消えるように部屋を出て行った・・・
(・・・ま、まけるもんですかっ)
そう思い彼女は必死になって自分の身体と格闘し、勝手に動かせないようにしようとしたが、
それもむなしく身体は勝手に食べ物を詰め込んでいった
(・・・やめて! とまって!)
そう願うもやはり身体は勝手に動く。
そうこうしていると
ぐぎゅるるるぐぎゅ〜!
とおかしなほど大きな音が鳴った・・・
その瞬間、彼女の視界がまるでテレビの電源を切ったかのようにブツッと真っ暗になり・・・
彼女は気を失ってしまった・・・


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