FGI氏

FGI氏その2


#スーパーロボット大戦,スパロボ,SRW

【略語一覧】
  ア:アラド  ゼ:ゼオラ  キ:キョウスケ  カ:カイ

 

ア「なあ、ゼオラ?」
ゼ「(ムシャムシャ)なによ?」
ア「その・・・ 最近、食べ過ぎじゃないか? あんまり人の事言えないけどさ?」
ゼ「(ガツガツ)じゃあ言わないでよ! 私の勝手でしょ!?」
ア「いや・・・ あまり、言いたく、無いんだけどさ・・・。」
そろそろ言わなくてはまずいと思った俺は、意を決して言った。
ア「肥りすぎじゃないか?」
ゼ「!! う、うるさい! 言うな!」
その言葉と共に、ゼオラの丸太の様な腕がアラドを襲う。
普段のゼオラなら痛い程度だが、今のゼオラの攻撃は軽く失神しそうな一撃だった。
ア「うげっ!!」
ゼ「それくらい分かってるわよ! ちゃんとダイエットもやってるし!」
ア「その割には痩せて無いし、すっげぇ食ってんじゃん。」
ゼ「うっ・・・。」
今のゼオラにちょっと前までの面影は無かった。
強いて言うなら服装ぐらいだろうが、かなり引き延ばされてる為、あまり服としては役に立っていない。

顔は脂肪がついて丸くなるだけでなく、誰が見ても分かるクッキリとした二重顎を形成している。
頬もかなり肉がつき、見た目かなり柔らかそうだ。
先程一撃喰らった腕も、喰らった瞬間肉が変形する感触と『ブルン』と言う音が聞こえる程脂肪がついていて、ご飯を食べている今も常に揺れている。
足もかなり脂肪がつき、元のゼオラのウエストくらいあるだろう。
元々かなり大きかった胸だが、今は肥大化しまるでスイカの様な胸が少したれてしまっている。
ブラジャーはしていない(出来ない?)のか、少し動く事に揺れている。
引き延ばされた服から出そうな勢いだ。

 

・・・まあ、それよりも酷い場所がある。それは、
ア「食うことは悪く無いけどさ、もっと本気でダイエットしようぜ? その腹はマズいって。」
ゼ「う、うるさいわね!お腹を見ないでよ!」
ア「いや、丸見えだし・・・。」
そう、お腹だ。しかもかなり酷い。他の部分の肥り方が可愛く見えるくらいだ。
しかも一気に肥った為に服が無く、肥って無かった頃の服を無理矢理着てるからかなり悲惨な状況になっている。
普段ならちゃんと着れてた服も、今は肥大化した胸を隠すのが精一杯でお腹は丸見えと言う状況なのだ。
胸が可愛く見えるくらい酷いお腹で、しかも正面から見るとお腹のせいでズボンを履いてるかが全く分からないくらいたるんでいる。
筋肉もそれなりについているとは言え、かなりだらしない肥り方だ。
ゼ「別に良いじゃない! 元はと言えばアンタがあんまり美味しそうにご飯食べるからつい私もいっぱい食べ過ぎて・・・ そう言えばなんでアンタは肥らないのよ!?」
ア「・・・いや、肥りやすい体質じゃ無かったんじゃないか?」
ゼ「私よりいっぱい食べるアンタが肥らないなんて間違ってるわ! ・・・よっと。」
そう言ってゼオラはゆっくりと立ち上がり、逃げるように部屋を出ようとした。
が、扉の前で止まり急に慌て出した。
ア「・・・扉の前で何考えてんだ?」
ゼ「へっ!? いや、別に何処に行こうかな〜、と・・・」

ア「・・・もしかして、出られないとか?」
もう殴られたく無いので、出来るだけやんわりと俺は言った。
ゼ「な、何言ってんのよ、もう!」
ア「あ、おい・・・」
後ろから見ても扉に引っ掛かりそうな体をゼオラは勢いを付けて突っ込んだ。

 

ゼ「ん!? あっ・・・。えっ?」
ア「・・・無理に行こうとするから・・・」
勢い良く突っ込んだせいで見事に引っ掛かってしまったらしい。扉から体が抜けないらしくジタバタしている。
ゼ「ア、アラド! 見てないで後ろから押してよ!」
ア「はいはい。」
仕方なく押そうとしたが、手が肉に埋まるばかりで全く押せない。
ゼ「何してるのよ!」
ア「い、いや、それが全く押せなくて・・・。(意外と気持いいな。)」
ゼ「じゃあ引っ張れば良いじゃない。私も扉を支えに手伝えるし。」
ア「お、おう。(もう少し触りたかったのに、残念・・・。)」
服を掴むと破れそうなので、脇腹辺りを掴んで引っ張って見た。
横に大きい為ほとんど抱える形になっている。
ア「うっ・・・ 抜けない・・・。(やばい、スッゲー気持ち良い・・・)」
ゼ「くっ、抜け、ない・・・ あ、抜けた!」
ア「えっ、ま、待てって、倒れるなよ! 後ろに俺が・・・ うがっ!!」
抜けた勢いでゼオラの100キロを軽く越えてそうな体が俺に向かって勢い良く倒れてきた。

ゼ「だ、大丈夫アラド!?」
ア「・・・多分、大丈夫。(気持ち良かったけど、死ぬかと思った・・・。)」
死にかけても柔らかい体の事を考えてる俺はもしかして、そういう趣味が?と言う考えが浮かび、
慌てて頭を振る。

 

?「・・・コイツは酷いな。」
?2「だろう?俺なら成長期の一言で済むんだが、回りの反応がな・・・。」
?「成長期で片付けないで下さい。」
ゼオラが邪魔で見えないが扉から声がする。節々が痛いが何とか立ち上がって確認した。
ア「あ、カイ教官と・・・ え? キョウスケ中尉!?」
キ「二人共、久しぶりだな。・・・一人は原型を止めてないが。」
ゼ「うっ・・・」
ア「何でキョウスケ中尉がここに?」
カ「ダイエットの為だ。」
ア、ゼ「は?」
キ「最近どうも体調管理が上手くいってない奴が増えてる様だから、肥った奴を片っ端からダイエットさせてるんだ。エクセレンも少し前までかなり肥ってた。」
ア「へ〜。・・・え、それってつまり?」
キ「幾等仕事が無いとは言え気が緩み過ぎだな。・・・今日から死ぬ気で元の体型に戻って貰うぞ・・・!」
・・・今の中尉からは異様なオーラが出ている様に見える。それだけ言葉に力が入っている。
ゼ「う・・・。分かりました・・・。」
キ「アラド、この部屋に当分入るな。・・・ゼオラ。エクセレンの時より酷いからな、当分はこの部屋で、その後は外でしっかり動いて貰う。飯はそれなりに食わすがな。倒れては意味が無い。」

ゼ「うぅ〜・・・。」
キ「・・・返事。」
ゼ「り、了解・・・。」

 

 

ア「キョウスケ中尉、怖いッス・・・。」
カ「扉にロックしたな。アレでは当分はスパルタだろうな。」
ア「頑張れよ、ゼオラ」
カ「お前にも頑張って貰うぞ。アラド。」
ア「え?」
カ「ここ最近、お前はずっとゼオラにつきっきりだったからな。お前も機体操縦とか色々と鈍ってるだろうから当分は俺が鍛えてやる! 来い!」
ア「え〜! ・・・こんなオチいらないって〜!!」

 

この後、二人の悲鳴が基地内に響いたのは言うまでも無い・・・。


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