星のカジツにはゴヨウジン☆

星のカジツにはゴヨウジン☆

 

 

今からある程度の過去、そして地球から遠く遠く離れた場所にて
ナナ「まいったなー、ここどこだってんだよ」
荒れ果てたとまでは言わないが間違っても整っているとは言えない平野がどこまでも続くここは
目指す地球とも出てきたデビルークとも明らかに違う

 

ナナとモモ、デビルークから逃げ出した二人は宇宙船の航行をオートパイロットにして寝ていたが
惑星に着陸したとのアナウンスで起きたナナはまだ寝てるモモを残し
色々と見てみたがどうも設定ミスをしていたらしく、別の惑星に着陸してしまったのであった
宇宙船の再発進にはある程度の時間が必要だったので、
その調整をパッパと済ませたナナはすることがないので
宇宙船の外に出ていた(環境云々についてはそれもパッパと調べていた)

 

ナナ「なんにもいない、あーあせめて動物でも居ればなぁ」
しかし彼女は何の動きもないここにとっくに退屈していた いや、動いた
視界の端に小さい影がよぎった
ナナ「おっ、何だ?」影がよぎった方へ歩き出すナナ
影の正体は イタチやモモンガを少し大きくし人のそれを簡略化した顔を持つ小動物
シュカソルト(生命力が強くへんぴな場所でも暮らせるがその分肉も皮も粗く家畜としての人気は
無い)だった 十数分程歩くとシュガソルトは大きな穴に消えていった
ナナ(あれ、シュガソルトは穴を掘って暮らすけど掘るのは自分のサイズに合わせた穴
だったはず) しかし今見える穴は細身の少女とは言え人間大の自分が通れるほどのもの
ナナ(何かあるな、こりゃ) ナナは好奇心から迷うことなく穴に飛び込んだ

 

ナナ「よし、これでもう平気だぞ」 そう言ってナナは手に持ったシュカソルトを放す
その後ろ足にはとげが刺さっていたかの様な小さな傷があった
巨大な穴の意味 それはなんてことの無いことだった
巣穴にいたシュカソルトの一体にある動物を巨大化させる効能を持った植物
ハタカルメの棘が刺さっていてそのシュカソルトが穴を掘っていただけだった
とりあえずハタカルメの棘を放置すると細菌が増殖するので抜くことにした
ナナ「さーて、もう準備も出来るだろうし戻ろうか ? お前・・・」
ふと足下を見ると棘を抜いたシュカソルトがまだいた、どうもある場所を指してる様だ
ナナ「もしかして・・何かくれんのかな?」 
シュカソルトはある程度の知能を持っていて自分を助けてくれたものにはお返しを行う
 それを知るナナは指されたところを見てみる、そこには巨大になった時に集めたであろう、
大量のハニラートの実(かなりの成長を果たす果実でそれこそシュカソルトから人間大にまでなる)があった 
ナナ「おぉ!こいつはいいや!」ハニラートは味や栄養は良いが、
こういった環境でないと保存が効かないため中々市場に出ない
ナナは一割程の実を除けると遠慮無くハニラートにかぶりついた

 

モモ「ナナったらどこにいったのかしら、ってあの穴は?」
数時間経って起きたモモはナナが居ないことに気付き辺りを探していた
そしてシュカソルトや同様の小動物しか居ないここには不自然な、
 発育が良いとは言え 人間大の少女のモモが通れる程大きな穴を見つける
モモ「これは一体・・・?」 怪しみ入ってみるモモ、ある程度下がると
塞がれていた ナナの身体で
モモ「!!??」ナナ「も、モモォ・・助けてぇ・・・」

 

 

モモ「・・・とりあえず、まずミカド先生に相談してみましょう
「あの人ならなんとか出来そうですし・・・」
ナナ「・・・・ああ」

 

生返事を返したナナの身体は丸々と肥えて座席に挟まっていた
まず顔は可愛らしさを損なうことなく頬がパンパンに膨らみ
あごは二重にはなったり垂れたりしないままたっぷりと脂肪を付けていた
そして平べったかった胸は、服から大きくはみ出し、
谷間をくっきりと示す立派な巨乳となった
それをも凌ぐ大きな大きな太鼓腹は、服をその内圧と質量ではち切れさせ
その大きさと形を露わにしていた
そのサイズを図ってみたら、以前の丁度2倍
お尻はお腹以下胸以上といった具合でシートに収まりきらない程の巨尻となり
覆う布地は大きさに耐えきれず亀裂を生じさせ席をその重さでひび割れさせている
しかし手足やシッポの太さはほとんど変わらず
全体的にはまるで風船の様な肥満体となっていた
モモ「まったく拾い食いなんてするから」
ナナ「・・・」 

 

こうなった原因は当然ハニラートの実である
ハニラートが保存の効かない理由はその特有のタンパク質が
ガン細胞に似た性質を持っていて
特別な環境下で無いと増殖の後に短時間で死滅するからである
本来、それが他の生物の体内に入っても実害は無い
しかし人間型生物の体内環境はハニラートの生息可能環境とある程度一致している為
体の細胞をタンパク質で脂肪という形で増殖させてしまう
それ以外での害は無くハニラートの細胞も消化と共に破壊されるが
増殖した細胞はそのまま体の一部として定着する、
つまり急激に太ってしまう

 

うつむいたままのナナ、それを見て何を思ったのかモモはデダイヤルに保存していた
ハニラートの実を1つ取り出し口に放り込む
モモ「うん、やはり美味しい 大丈夫ですってナナ」
「地球にはミカド先生だけで無く姉様とその友人方もいます」
「 それにあの人も王女として特別扱いはしないでしょうし」
「そこでまっとうに生活していたらすぐに痩せられますよ」
ナナ「モモォ・・・」 ナナはモモの気遣いに丸くなった顔を上げ涙ぐんだ
モモ「それに、ムネは私よりも大きくなったじゃない♪」
そう言ってナナのたわわになった胸に無造作に手を置くモモ
ナナ「モモォ・・・」 ナナはモモの気遣いに丸くなった顔をしかめ怒る
モモ「・・・・・!」 ナナの怒りに気付いたモモはすぐさまナナのシッポを掴む
しかしナナはものともしてない
モモ「なっ・・・!」 ナナ「どーやら神経も太くなったらしいなぁ・・・」

 

その直後、地響きを思わせる振動音が少しの間響き続けた後
それが嬌声と変わりしばしの間宇宙船の内で鳴り響いた
そうしている内に宇宙船の軌道は目指していた青い星から外れていたことを
双子は知る由も無かった

 

 

ナナ 43kg→91kg
B 68cm→91cm W 54cm→108cm H 77cm→97cm


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