現実が夢で夢が現実で!?

現実が夢で夢が現実で!?

 

 

ハムハムムシャムシャパクパク・・・
テーブルに並べられた握り寿司を食べているのはララ、
美柑はその様を微笑みながら見ていてリトはなぜか苦笑いをしている
「トウギさん、お代わり!」 「はいよ」
テーブルの向こうから追加の握り寿司を出したのは中肉中背の青年、牛坂統伎である
また寿司を食べ出すララ、その体は華奢で凹凸の乏しいものとなっていた
元々くびれていたウエストはあまり変わってないが、それでも確かに細くなっていた
大きかった胸はすっかり縮んでしまい、春菜や(植物使いの方の)妹よりも
小さいかもしれない、お尻は薄く慎ましく乗っている椅子に遠慮しているかのようだ
服の上からでは分からないが手足も細く少し骨張っている
しかし今寿司を頬張るその顔は全く変わってない
(なにがどーなってこんなことに・・・)
リトは数日間で十数回、正確には1年と数ヶ月前に戻ってからの9日間で
17回繰り返した自問自答をまたも行うのだったった

 

 

8日前、リトは過去に戻ったという事実に気付き途方に暮れていた
あの時と同じように出会ったララも、「王女として整った肢体を保つために食事を制限されていた」
とかいう理由で痩せていてその違いにあの時以上に戸惑っていた
その前に現れたのが統伎だった
「牛坂さん、アナタも未来から来たって・・・」 
「正確には未来から意識が過去に飛ばされたんだ、お前と同様にな」
「俺は更に1週間ほど前からいてな、ある事に悩んでたらたまたま逃げているお前と
 あの娘を見かけてな、宇宙人とかなんとか聞こえたから素直に全部話したら
 お前は普通に協力してくれたんだが・・・」 
「・・覚えてません」
このリトにとっては初耳のことだった、元居た未来ではこの人の存在すら知らない
「ともかく、お前とあの娘のおかげで俺の大事な人の命は救えた」
「その礼はさせてもらう」 と言って統伎が渡したのは・・
「なんですか、コレ?」 「俺が握った寿司だ、食ってくれ」

 

それから数週間が経って彩南高のグラウンドにリトと統伎はいた
「結城、過去にももう慣れたか」 
「いや、むしろ慣れたはずの過去なのに驚いてばかりの毎日です・・・」
「・・それにしてもまさか俺と同じ高校に通っていたとはな」
「オレはアナタの記憶はありませんが・・」 
「まあ俺は人の記憶に残るような人じゃないからな」
「記憶に残る人ってのは光樹さんや、あの娘の様な子だろうしな」
統伎の視線の先には体操服姿のララと春菜達
週一ペースで統伎が振る舞った寿司と毎日の美柑のご飯がきいたのか、
「まぁあいつの体は見慣れたものに戻りましたよ」
ララの体格はリトの知るそれにずいぶん近づいてきた
走る度大きく揺れる胸にむちむちとした二本の脚とその上の短パンを押し上げるお尻
そして、チラリと見えたくびれながらも、肉が乗ったお腹・・・
「・・・・あれ?」

 

それからしばらく経って季節は夏、 リトは水中にいた
正確に言えばプール、それも女子が今まさに入ろうとしているプールにいた
(ちきしょう!何で同じ間違いくりかえしてんだよ!) まったくだ
水上にはスクール水着の女子達、
その中にいるララは確実にリトの記憶する彼女よりも太っていた
くびれが完全に消えたお腹にとてもむちむちとした太い手足、
水着の上からでも分かるより大きくなった胸とお尻
まだバランスが取れているがぽっちゃりとしか言えない体である
準備体操で体を曲げる度にお腹周りに付いた脂肪が
むっちりと変形しているのが分かる
(う、これは・・・) 見るのがキツイ、いや酷いという意味ではなくて
「それっ」 (あっ) ララが飛び込んできた、
目をつむるリト、大きな着水音がしたその直後に
ほおをつつかれ反射的に目を開けてしまう
 (リト、どーしてここにいるの?)とララが言っているがリトには分からない、
その体を間近に見てしまい衝撃を受けているからだ

ペケはちゃんと水着を形成しているが、それだけに布地にくっきりと型をつける
お腹が際だつ、水着に覆われてない脚や手や首筋の脂肪は水の抵抗でふるふるとたわみ、
おシリの肉が前からでもちらちらと見えてる
そしてより大きくなり深い谷間を作っているムネ・・ 「!!!」
リトの意識はプールのもずくとなって消えた・・・

 

それからまたしばらく経って2学期が始まり、ララと春菜達は久しぶりに顔を合わせ、
「はは、ララちぃったらますます成長しちゃって♪」 「リサ、くすぐったいよぉーーー」
里沙はいつものごとくララの体を揉んでる  ぽっこりと突き出たお腹を
むちむちとした柔らかい腹肉は揉まれる度にぶるんぶるんと大きく揺れてる 
「はは、ララちぃは会う度にスゴくなるねぇ」 未央はスカートを押し上げるお尻を触ってる、
こちらの肉はパンパンとしていて未央の手を押し返す反発を見せてる
「・・・ララさん・・・」 春菜は胸を見つめてる
お腹に乗っかるサッカーボール大の爆乳は身動きする度にたぷんっと揺れていた
今は軽くくねらせてるが、それだけでも大きく揺れてる
教室の後ろからその様を見て頭を項垂れているのは統伎、
リトは少し心配した表情で横にいる
「ちくしょう・・過去に来てもまた太らせることに・・・」
「いや、食ったのはあいつですから、統伎さんが気にすることないですよ」
「しかしリトよ、お前は俺の大切な人を救ってくれたってのに、
 俺はお前の大切な人をあんな目に遭わせちまってよ・・・」
(・・大切な人・・・) 「   いや、だからあいつ自身が気にしてませんって」

そうララは本当に太ったことを気にしてない、痩せてた自分の知る未来のララと同じ様に・・・ 
「同じ様に・・だよなぁ」 

 

ララが食べている量は統伎の寿司を除けばほぼ変わっていない、
それなのに体型がここまで変わったのは計算が合わない、
一緒に暮らしてそこまで地球人と違っている訳ではないと知ってるだけにどうにも納得できない
無い知恵を絞って考えるリトだったが教室に駆け込んできた少年に気を取られ
あっさりとその思考は中断してしまう 「あ、あいつは 」

 

ここは旧校舎、リトと統伎の前にはララを側に連れた綺麗な顔立ちの怒れる少年がいた
「牛坂統伎!結城リト!一体どういうつもりだ!」 
「どういうつもりと言われても、お前が誰なんだよ」 
「えと、こいつは 「レン・エルシ・ジュエリア! 男の中の男だ!」
「それは自分で言うことじゃないだろ」 「まぁこういう奴です」
「お前達のせいで、綺麗で整った肢体に成長していたララちゃんが・・・」
「真ん丸な可愛らしい体に!!」 「どっちにしても、可愛いんだな」
「もしかしてお前・・・ララさんのことを・・・」
「あぁ!ララちゃんは僕と両思いで将来を誓い合った関係だったんだよ!」
「・・・・!!」 統伎は少々うろたえつつもララの体を見返す
ララは状況がつかめずにきょとんしているが、その顔はふにふにとした丸顔で、
はちきれんばかりの胸にかっての胸以上の大きさを誇り突き出ているお腹、
上半身(正確に言えば胸)の巨大さに釣り合うお尻と
足と足の隙間を無くす程になった太もも
「くっ! す、すまなかった・・・」 統伎はレンに謝りながらも自分への怒りのまま
振るった拳で後ろの壁を砕く、その頬に小さくひび割れが出来ている

「本当ならすまなかったで済まないことだが、銀河通販で用意したこの痩身薬で
 無かったことにして、男として許してやらないこともない」
二度とララちゃんに近づかないのなら という二の句をレンが継ぐ前にひび割れていた窓から
突風が入り込みレンと反重力ウイングで避けようとして逆に吹き飛ばされたララに
二人をつかまえようとして吹き飛ばされてしまったリトの3人を上へ巻き上げてしまう

 

「くっ、レン、ララさん、リト!」自分だけ突風を避けていた統伎は上の三人の方を向く
レンとリトは互いの顔面に激突し 唇を合わせながら 気を失っていた、
ララは二人の横に座り込んでいてその体はレンとぶつかった拍子に痩身薬とやらがかかったのか、
リトのよく知る整った体に戻っていた
「  戻っちゃたなぁ」 「戻っちゃったとは・・・」
「リトとトウギさんが話してたの聞こえたんだよ」

 

「結城、お前ことある毎にうろたえてる様に見えるが・・・
 ララさんとやらが痩せていたのがそんなに嫌だったのか?」 
「うろたえてるのはいつも通りですよ、まぁ痩せてるのは嫌だったですよ、
 むしろ太って、重くなって欲しいですよ」
「 そしたらあいつにも少しは落ち着きってもんがつくかもしれませんし」 
「重くなって欲しい・・」

 

「そうだったのか・・ララさん、あいつは」 こちらも二の句を継ぐ前に
端の方に座ってたララがバランスを崩し落ちてしまう
「わわっ!」 ララは反重力ウイングを出そうとするがその前に統伎が飛び
ララを背中からつかまえ、そのまま地面に着地する
「トウギさん・・」 「重いさ」 「へっ?」
君のリトを思う心は君のこれまでの体よりもずっと重く大切なものだ、
その心が出す重力がいつかリトの思いを引き寄せることになるだろうさ
統伎がこのセリフをぬかす前に足下が抜けた 
腐った床は二人の体の重さに耐えられなかったのだった
統伎はララを上にして自分はそのまま地面に叩き付けられる
統伎の意識は失われて・・・

 

ララ成長記録
50、3kg 89・57・87 
→ 41,5kg 75・52・73
→55,9kg 93・64・89
→68,7kg 101・75・94
→84,8kg 107・80・99
→50、3kg 89・57・87

 

統伎が目覚めたところは「先程まで」在学していた彩南高の保健室で
付き添っていたのはリトと女の人で、過去でも未来でもその人とは会っていない
はずなのに、何故か記憶にある そう確か・・・
「貴方は御門涼子先生・・・」
「牛坂君だったよね、貴方は結城君と一緒に夢を見ていたの、このパストバクによってね」
御門が手に持っているのは手の平サイズのバクの様な小動物だった
「パストバクは人間2人と触手でつながり、その人間を数時間眠らせて合成した夢の世界から
 エネルギーを得て生きる宇宙生物なの」
「後ね、夢の世界ではその人が望んでいたことが2,3個現実になっているの」
「 ・・それで、統伎さんが「助けたい」って思ってた人が助かっていたんですよ・・」
「俺が、光樹さんや母さん達に、「痩せて欲しい」 って思ってたからララさんが痩せていて・・
 リト、お前この現実でも「太って欲しい」と思っていたのか?」
「えぇ・・少し、 ちょっとおかしいと思ってたけで、こういうことだったんですね」
この後、二人は御門からパストバクについての説明を軽く受け彩南高を後にした 
「統伎さん、束井麻さんのことは・・・」
「触手でつながっていた副作用で互いに互いの記憶が分かってしまうだったんだよな」

「そうだよ、束井麻さんは死んでしまった でも絶望はしない
 俺には重い、命を救ってくれた家族に、絶望を希望に変える魔法使い、
 そして可愛くて優秀なメイドがついてるんだしな
 それに宇宙人と地球人が楽しい日常を送っていることも知ったしな」
「統伎さん・・・」 「リト、牛坂家の家訓にこんなものがある、
『夢は夜に見て現実にするもの』ってな」 「へ、どういう意味で・・」
「寿司の握り方を教えてやる、寿司って案外高カロリーでな」
「女の子を太らせるにはもってこいだったりするんだぜ」
「ちょっ、統伎さん!」  

 

夢から覚めた少年と青年は互いの過去を知り、自分達の現実へ帰って行った・・・

 

 

 

 

 

 

「この世界は誰かの夢である、では夢が覚めたら世界は消えて無くなるのか」
「いや夢が覚めても世界は続く、我らの現実でもあるのだから、 
「どうした公恵、急に哲学を語り出して」 
「いや、夢の様なこの現実は消えて無くなったりしないよね、ッテ思いたくて」
「ずいぶんと趣味の悪い夢だな」
レンが来てから数ヶ月が経ち季節は冬 統伎は妹と共に自分の部屋で勉強していた
(あいつも色々あってこの星に居着いた ララさんもだいたい元の体型に戻った)
(一度は戻ったんだがなぁ・・・)

 

公恵の視線は窓を通し廊下を掃除している2人のメイドに届いている
長い桃髪の少女と朱色のショートカットの少女 ララとリトもといリコだった
どちらも丸々と太っていて丸太の様な太ましい手足に厚手のメイド服の上からでも
大きさと重さを主張する大きなお腹、その上のメートル越しの爆乳、モモ、もといナナ、
もとい桃の様なお尻、そしてぷにぷにとした可愛らしい印象の丸顔といった具合で
90kgは確実に超えているだろう

 

ただ、脂肪の付き方は少々違っている ララの方の脂肪は重力によって少しだが垂れてる、
しかしサッカーボール大の胸にその胸の存在感を引き立てつつ自身の存在も主張する妊婦の様に
大きな太鼓腹、胸と並ぶ程の大きさのお尻 より多くの脂肪が付いているはずのこれらは
垂れたりせず痩せていた時と同様のバランスを保っている

 

リコの方は脂肪の柔らかさはララと同等だが、元が元(男)だからか垂れたりせずに
張り詰めている、パンパンに張った太ましい脚などサッカーボールを蹴らせたらさぞ飛ぶであろう、
しかし、元々はへこんでいた、胸はハリこそ損なわれていないが、
少々垂れていてお腹に乗っかっている
お腹も、元々は中に誰もいないはずだったためか、へそのあたりで段差が出来た二段腹である
お尻はパンパンに張っていて桃の様だがララのお尻よりかは小振りである
こちらは胸やお腹の方が大きいリンゴ体型である

 

「リト、じゃなくてリコちゃん 綺麗に掃除してるね」
「まぁこれ位はしないとな、おいてもらってるんだし」
(オレは「rain coat」って喫茶店でアルバイトをしてた  プレゼントのお金を、もとい!
 ちょっとした小遣い稼ぎのつもりだったんだが、そこは藍とかいう店長の実験場で
 捕まってた人を助けたところをあいつに捕まって、そこララに助けられたんだが)
「   ホントにゴメンね、リト こんなことになっっちゃって」
「・・・気にすんなって、助けてくれたのは変わんねぇしな」
(こいつのうっかりで、互いにこんな体になっちまった) 
(まぁあのまま実験台にされるよりかはずっと良い)
(統伎さんが色々と助けてくれてこの家で働けることになったんだが・・)
二人の所に執事服のレンと統伎に似た容姿ながら顔立ちが可愛らしい少年、
統伎の弟の玄和が来た
「ララちゃん、こういうことは男のボクがやるから!」
「いや、いいよ〜レンちゃん」 「そんなこと言わずにボクにまかせて!」
レンはララの持つ箒を取ろうとしている
「はは、リトさんはオレが手伝うっす」 「いや、いいですよ玄和さん」

「年下なんだし玄和でいいっすよ」 そう言いつつ、玄和はリコの持っていたゴミ箱を
リコの体ごとひょいっと抱え上げる
「うん、じゃぁ手伝って♪」 それと同時にララは箒を手放す
「のわっ!?」急に放され後ろへよろめくレン そのまま玄和にぶつかってしまい、
「ぎゃ!?」 玄和はその拍子によろめいて、リコが置いた箒につまずいて、
「うわぁっ!!」 玄和はリコの体を下に落としてしまう
その拍子にリコは床と床の隙間に挟まり込んでしまう
「リコちゃん、今助け ひゃっ!?」 ララはリコを助けにいこうとしたが、
玄和の縦に長い手足につまずいて、こけて、 ばよんっ! リコとぶつかってしまう
丁度、リコの顔に胸とお腹が当たる具合に
「!!!!」 ララは抜けだそうとしているが、肉が挟まってしまったらしく中々抜けない、
むしろ身動きする度揺れる柔らかい腹肉がリコの顔と擦れてしまっている
おまけにリコ自身の胸やお腹の肉もララの下っ腹や下半身の肉と擦れてしまう
「ひ、ひゃぁ、ゆ、夢なら覚めてくれぇぇ!!」

 

しかし夢は覚めない、何故なら夢は夜に見て、現実にするものなのだから

 

fat loveる 第13話 「太りチック☆ツインメイド」 おわり

 

ララ・サタリン・デビルーク 50,3kg→97,3kg
89・57・87→105・89・103

 

夕崎リコ 52,5kg→96,9kg
85・55,5・84→110・107・96


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