547氏その7 5話

5話:一件落着!?救出劇とその重い代償

 

 

テスラの願いの後者は、全員が叶えられなかった。
クルミ、葵、遙、クレナの肥満化の経緯と結果はこれまでに書いた通りである。
ナインもまた肥満化を果たした。その詳細を教えるために少し時間を巻き戻す。

 

クレナ「この壁、分厚いっ!」 
ナイン「斬れない・・・」
マギア「ここから出るのは無理なのか!?」
クレナとナイン、マギアの三人は、あれから拉致されていた人達を逃がす手段を探して、
最深部の大型エレベーターを見つけたのだった。物資の輸送に使っていたこれは、
町の近くの小屋につながっていてこれを使えば手っ取り早くこの人達を逃がせる。
しかし、職員の持つキーを使わなければエレベーターにつながる扉は開かない。
扉を壊せば、セキュリティが働いてエレベーターが使えなくなる。
だが、周りの壁を壊しそこから入り込めば、後は何の問題も無く使える。
簡単じゃないかと思いながら壁に挑んだ三人だが、結果は上のセリフが示している。
マギア「何か方法が無いか、ちょっと調べてくる。クレナ、30分位で戻ってくるが、この人達は絶対に守るんだぞ!」
そう言ってその場を後にし上へ向かうマギア、
ちなみにこの人達こと拉致されていた人達は、この近くの小部屋に隠れている。

 

ナイン「クレナさん・・私に考えがあります」
クレナ「へ、何よナインちゃん」
ナイン「触手で私を壁に叩き付けてください」
クレナ「!そんなことしたら、あなたが太っちゃうよ!確かに触手の勢いと体重が増えた分を加えれば、壁を切り裂けるかもしれないけど・・・」
「そこまでする必要はないって!お姉ちゃんや白い娘ちゃんと同じ目に遭うことはないって!」

 

ナイン「お願いします」 クレナ「ナインちゃん・・・」
ナイン「姉さんやクルミや貴方みたいなカラダになりたいんです」
「それに・・・この人達を守るために」
(姉さんとクルミを仲間外れにしたくない・・・)
クレナ「なんかズレてる!!『建前と本音と下心がゴッチャ』って初めて聞いたよ!!」
ちなみに上から順に セリフ 下心・本音・建前 カッコ 建前・本音・下心 である。

 

クレナ「・・・分かったさ、望む体型にするのも、望まぬ体型にした償いの一つってね」
クレナはうなづいた。
それを見るや否や、跳躍したナインに剣を振る腕の動きを妨げない様に触手を絡ませる。
クレナ「でやぁーーー!!」 壁にナインの体を叩き付ける位の勢いで触手を動かす。
その勢いも乗せたナインの剣の切っ先が壁に一筋の穴を開けた。
そして触手を下ろすとゆっくりと壁が切り開かれていく、
触手にその手応えと少しずつ重くなっていく別の手応えが返ってくる。
地面につくと左に向かって動かし、ある程度切り開くと上に向かって動かし、最初に切り裂いた
場所と同じ高さまで行くと最後に右に向かって動かすといった具合に触手を動かす。
壁が人間が通れる大きさの穴を開けるために、その切り裂かれた一部をゆっくりと後ろに下げた。
それを見るなり触手をほどくクレナ。
重い金属の塊を落とした様な、大きくて無骨な音と、重い肉の塊を落とした様な、
大きくて柔らかい音がたった。
次の瞬間にクレナの視界に入ったのは壁に開いた穴に、肥満化を果たしたナインの体である。

 

クレナ「!大丈夫!?」ナイン「大丈夫です」
返事をし、自重によろけながらも立つナイン。

 

その体は今のクレナと同等の肥満体である。
クレナ(ちょっとしくじったかなぁ・・・)
実は、触手は胸とお尻だけに絡ませていたのだが、ぶつけた拍子にずれてしまい全身に万便無く
脂肪が付き、その中でも胸とお尻が一回り大きいといった具合に太っている。
擬音で表すと「ドドン・ボン・ドドン」といった感じか。
それでもクレナが顔にだけは触手がいかない様にしていたので、
そこだけはすっきりとした元の整った顔のままである。
しかし、かえって胴体と不釣り合いになっていて、
そういう着ぐるみを着てるだけなのではないかと思えるアンバランスさがあった。
無論、今ナインの胴体を覆ってるものは着ぐるみなどではなく、重い脂肪である。
脚のラインは脂肪に埋もれてしまい、それだけの脂肪が付いた脚は
太さも形もドラム缶の様であり、布地を張り切らんとばかりに押し上げている。
(前にも言った様に彼女らの衣装は体型に合わせてくれるので実際にはち切れることは
 有り得ない。)
その上のお尻は、スイカ越えの重さと大きさをもって後ろに張り出している。
二の腕は、太さこそ脚と同等だがクレナが剣を振るうことを邪魔しないことも意識していたためか、

こちらは以前のラインを保っている。その上で横にず太くなっている。
前は大きさは同等ながら、姉に比べて目立ってなかった胸も、尻と同等以上の巨大化を果たし、
抜群の存在感と重量感を醸し出している。
衣装のデザイン上、盛大にはみ出し肉感と柔らかさを主張する下半分に、覆う衣装をはち切れん
ばかりに押し上げ(もう一回言うが、実際にははち切れない)大きさを主張する上半分といった
具合に分かれている。
肩口も横に広く膨れており、横幅は以前の倍以上になっているだろう。
そこからつながる首も太くなり、支えている小顔との不釣り合いさが際だっている。
逆に、支えるべきものに差をつけらているのがお腹だ。
自身も段差を形成するほどの脂肪を蓄え、胸を上から押し上げているが、
スイカ大の重量は支えきれず、少し垂れさせてしまってる。

 

 

ナイン・ヴァイオレット 158cm 43kg→96kg 
85・57・85→114・91・112

 

 

拉致された人達を地上に送りとどけ町までたどり着いたのを見た二人は
戻ってくると言ったマギアをここで待つことにした。
下手に動き回ってすれ違ったり、先程のクレナの様に肉がつかえて動けなくなるのを防ぐためだ。
クレナ(しかし、この娘も私も普通の生活が出来るんだろうか・・・)
3桁近い巨体となった自分とナインを見比べていたクレナだが、
単パンと化したジーンズの尻ポケットからシックなメロディが流れ出す。
クレナ「あ、そういや、携帯取り上げられてなかった」
尻肉に遮られ少し手間取りつつも、携帯を取り出し耳に当てる。
クレナ「もしもし、クレナですけど、すみません、今は緊急時なんです!」
マギア「こちらマギアだが、本当に緊急事態だ!警察が来てくれた、今拉致された人はどうしてる!」
こうして、前回につながる事になる・・・

 

夜更けの神無月亭、ここの一室に太りきった少女と成人女性が居た。
その合計重量は700kgを超えている。
広いはずの部屋も、彼女らの巨体と比べると狭く見えてしまう。
言うまでもなく遙達とクレナの6人である。
遙「・・・まさかみんな太っちゃってたなんて・・・」
自分のぽっこりと膨れたお腹をさする遙。
クルミ「アンタはまだ軽傷でしょうが!」
その数倍の質量を持つ自分の腹を遙に押しつける(つもりではなかったが、突っかかろうとすると
体型上こうなってしまう)クルミ。
葵「確かに、遙さんはまだ良い方ですよ・・いへ、へっして羨んでる訳ではなくて、一人だけでも被害が少なく抑えられてなひよりだったと言う意味ですよ」
フォローを加える葵、しかし本心はともかく、トップ2の体重を誇る体格では説得力は無い。
テスラ「私たちもまだ良い方ですよ、自分からこうなったので」
そう言うテスラは、人一人の命を助けたその厚くて熱い体で、ナインに抱きついている。
ナイン「・・・」 ナインは、暑苦しいと思ってるのか、気持ちいいと思ってるのかは分からない、
少し頬を赤らめてるので後者寄りだろうか?
クレナ「いやまあ、私らの問題に巻き込んでゴメンなさいね」浅く頭を下げるクレナ。

胸とお腹がつかえて余り深く下げられないのだ。
ジャケットとGパンから、神無月亭の人から今の体型に合った服を貰い着替えている。
ちなみに、魔の者と対をなす天ノ遣が変身を解くと分解されていた元の服が、
今の体型に合わせた形で再構成され、もといこのSSの捏造設定により、
今の遙達が着ているのは今の体格に合わせたサイズの学生服である。

 

合流し、あの職員用エレベーターから地上に戻った皆は
ツインエンジェルとしての本拠地とも言える神無月亭に帰ってきた。 
葵が一度連絡を取っていて、その間に調べていたので、魔の者のことは理解してもらえた。
流石に変貌した遙達の体型には驚いていたが。
マギアには色々話を聞くために別室に移ってもらったが、
クレナは遙達と太ったという点では同じな為、こちらで待つことになった。

 

合流し、あの職員用エレベーターから地上に戻った皆は
ツインエンジェルとしての本拠地とも言える神無月亭に帰ってきた。 
葵が一度連絡を取っていて、その間に調べていたので、魔の者のことは理解してもらえた。
流石に変貌した遙達の体型には驚いていたが。
マギアには色々話を聞くために別室に移ってもらったが、
クレナは遙達と太ったという点では同じな為、こちらで待つことになった。

 

遙「これからどーなるのかなあ?」
葵「ひとまず、最低10日間はここで様子を見る事になるそうです、クレナさんとマギアさんも居てもらうことになりますが」
マギア「分かった」クレナ「まあ、しようがない事だね」
遙「じゃあ、学校はしばらくお休みってことに」
葵「遙さんはそへ程被害を受けてないので、普通に学校に行ってくだはい」
バッサリと切り捨てる葵だった。
クレナ「あれ、クルミちゃんはこういう時はすかさず、『遙は行ってなさいよ!』とか言うキャラじゃないの?」
マギア「いや、お前に何が分かるってんだよ、今日会ったばかりじゃねーか俺等」
クルミ「・・・・・」 遙「どーしたの、クルミちゃん。」
クルミ「・・・・・」 テスラ「寝ていますね」 
葵「やったり、この体で活動することで、かなひ疲れていた様ですね」 
遙「ベットまで運んであげないとね」
遙はひょいと抱えていこうとする。が、持ち上がらない。
300kg近い巨体を、生身の少女が抱えられる訳が無かった。
いや、持ち上げることは出来た、しかし支えきることは出来ずに・・
グラッ ブニョン クルミの体に潰されてしまう。

葵達が慌てて駆け寄り起こそうとするが、出来ない。
テスラ「進めない・・・」 ナイン「届かない・・・」  葵「やつはりですか・・・」
持ち上がる持ち上がらない以前に、彼女らの出っ張ったお腹が全方位に突き出たクルミの脂肪に
つかえて、遙まで手が届かないのである。
クレナが、魔の者の力をもってして何とかクルミを抱え上げたが、
クレナ(ホント、普通の生活が出来るんだろうか私達・・・?)
不安に思うクレナ、クルミは反対にすやすやと眠っている。
どんな夢を見ているのだろうか・・・

 

#快盗天使ツインエンジェル


トップページ 肥満化SS Gallery(個別なし) Gallery(個別あり) Database