547氏その7 完結編

完結編:堂々巡回? 減量と肥満化は背中合わせ・・・

 

 

遙達六人は、巨大な浴槽に浸かっていた。
今の彼女たちの巨体を持ってしてもまだ少しの余裕がある程の大きさである。
クルミ「今日でようやく10日目・・・」
クレナ「しっかし、この10日間色々あったね」 
テスラ「気付いたことも多かったです。」
ナイン「例えば・・・」 自分と姉の胸に視線を向け、それから葵とクルミの胸にも視線を向けるナイン。
湯船に浮かぶ四対の胸はスイカと同等の大きさは共通してるが、
テスラとナインの胸は柔らかさに特化していて、お湯に浮かぶその様は、まさしく特大の水風船である。
しかし、その分重力下では垂れて、形が崩れてしまう。
それに対し、葵とクルミの胸はパンパンに張り詰めていて、
湯に浸かっていても、かなりの重量感を出している。
クレナ「そう、私の触手は脂肪だけを増やすけど、マギアの突風は筋肉も一緒に増やす。」
葵「だから、私とクルミさんもこの状態で動けたんですよね」
ここでは、湯に隠れて(大きさしか)分からないが、他の部分も同様である。
特に目立つのは、お腹。
これだけの大きさを持つにはさぞ大量の食事が入り込むと思えるが、実際にはそうでは無い。

クルミ「こんなに出っ張ってるのに、食べ物は全然入らないなんて・・・」
そう、その巨体とは裏腹に今のクルミ達はかなりの小食になっている。
葵「胃が脂肪で圧迫されるので、実は肥満体の人は大食いに向いてないらしいですよ」
遙「ところで戻るのは、今日のいつなのかなぁ?」
浴槽を泳いで、クレナに近寄る遙。風呂は泳ぐところではないが、ぽっちゃりレベルの彼女には、デブ〜大玉レベルに合わせたこの浴槽は大きすぎるのだ。
ちなみに、今は日曜日の朝。この体型で季節は夏、寝汗が酷いので、朝にも風呂に入るのである。

 

クレナ「さあ、ちょっと他の魔の者に聞いてみても、全然知らないか『10日経てば、戻る』ってことしか知らないかだったからねえ」
見上げるクレナ、その丸顔は、いつの間にかにすっきりした本来の、
遙にとっては見慣れない、顔立ちになっていた。
遙「えっ・・・」 それを機に遙達の体がしぼみ、小さくなっていく。
数分後には、10日前と同じ体型に戻っていた。
遙「え?太る時に比べてあっさり済ませすぎじゃない?」

 

『いや、痩せる描写なんて書けませんし。』        本音
(だって、このスレ的には痩せる描写なんて誰得だし。) 建前

 

葵「ともかくこれで、本当に一件落着ですね」
テスラ「お祝いといっては何ですが、ケーキバイキングに行きませんか」
遙「え、さっき朝ご飯食べたばっか」
葵「賛成です」クルミ「賛成!」ナイン「賛成」
クレナ「・・・すまないが、私は遠慮させてもらおうか」 遙「えっ?」
クレナの拒否に驚く遙、自分が誘われているのを前提にしていたことではない。
クルミ「クレナって、そんなキャラじゃないんじゃあ・・・」
クレナ「いや、これが私の本来のキャラだよ。」 
マギア「ああ、いつもはこんな感じだったぞ、それはさておき行ってこいよクレナ、お前も戻れたんだしさ」 
クレナ「いやしかし、リバウ  グギュルゥゥーーー!! 
腹の虫の五重奏が、クレナの言葉をかき消してしまう。
マギア「はは、もう終わったんだ。遠慮せずに行ってこいよ」
葵「そうですよ、私達はもうお友達も同然じゃないですか」
クレナ「・・・じゃぁ、今回だけはご一緒させてもらうよ」
遙「わ、私も行くよぉ!?」

 

以前の服を着て、軽くなった体と軽くなった足取りで外へ向かう遙達。
それを微笑みながら見送るマギアだった。

 

 

 

 

 

 

 

それから更に一週間が経った。
早朝のグラウンド、葵・クルミ・テスラ・ナインの4人が走り込んでいた。
その体型は、(一部を除いて)すっきりとしたもの・・・でなかった。
あの時からは遙かに痩せているが、それ以前の体型からは確実に太っている。
体操着はパツパツで、上乳やお腹が大抵はみ出してしまってる。

 

どーしてこうなったかと言うと  クレナ「リバウンドの一種ね」
遙「リバウンド?」クレナ「私達は太ってから急に痩せたって言えるからね」
「体がそう認識しちゃってた所に、胃が脂肪による圧迫から解放されちゃった」
遙「うん、みんな毎日色々食べていたよ」
クレナ「遙ちゃんは、余り食べてなかった様だけど?」
遙「私はそれ程被害を受けてなかったから、あんまりお腹が空いてなかったからですよ」
そう、遙は17日前と同じ体型を保っていた。
半分ほどはお腹が空いてないからと断り、
もう半分で取ったのカロリーも、日々の運動とツインエンジェルとしての活動で消費し切れていたのだ。

 

クレナ「その分、私を誘ってくれたのは嬉しかったよ。」
「まあ、この体はご愛敬ってことで」クレナは以前の体型を保ってなかった。
葵達はクレナの都合が付くほぼ全ての場合で食事に誘い、クレナはその誘いをほぼ全て受け、
結果彼女らと同等、同様の小デブ体型と化している。
背が高い分、元の体から結構な量の脂肪が付いた事がはっきりと分かる。
特に二段腹を形成しながらせり出しているお腹と、それを乗っけている丸太の様な二本の太もも、
そして前からでも横にはみ出しているのが見える程に大きくなったお尻が目を引く。 
本来は凹凸はそれ程大きくないが、整った体型をしていたクレナだったが、大きさに差はあれど前回の肥満化と同様、下に行くほど更に大きくなっていく鏡餅の様な体に逆戻りしてしまった。
しかし遙にとっては、丸顔に微笑みを浮かべている、柔らかい物腰の今のクレナの方がしっくりきたりする。

 

クレナ 167cm 56kg 83・53・85
 → 73kg 93・101・110

 

グラウンドの方に目を向けると、葵達四人がそれぞれ異なる運動していた。
その体型、及び太り方もそれぞれ違ってきている。

 

葵「やはりこの一週間、暴飲暴食が過ぎましたね・・・」
弓を撃っている葵は、自分達の体の事情に途中で気付けて少しは抑えていたのか、一番被害が軽かった。
それでも、元の体型から比べると立派なぽっちゃり体型であり、胸とお腹がとりわけ肥大化した、
いわゆるリンゴ体型である。上着は更に増量した胸肉と、せり出した腹肉に押し上げられ
たっぷりと脂肪の乗ったへそ周りが露わになってしまってる。
短パンは、下っ腹に乗っかられ、もも肉に横に引き延ばされ、尻肉に後ろに押し上げられと
上着以上に悲惨なことになってる。

 

神無月葵 157cm 43kg 91・58・88
 →62kg 111・82・99

 

テスラ「 ゼイゼイ こればっかりは、あの二人のせいじゃなくて私達の自業自得ですね・・・ハァハァ・・・」
走り込みを続けているテスラも気付けてはいたが、「好きなもの スイーツ全般」が仇になり、
葵よりも二回りは大きい小デブである。
 今回は顔にもしっかりと肉が付き、顔立ちの綺麗さを保ちながら丸顔と化していて、
うっすらと二重あごができている。胸もしっかりと、大きくなってる。
しかし実は以前の二度の肥満化の時には、胸の方がギリギリ大きかったのだが、
今回はお腹の方が大きく肥大化していて、胸がサッカーボールならこちらはバランスボールである。
下半身にも、しっかりと脂肪が付き、特にお尻は胸と同等以上の大きさを得ている。
しかし、何よりもボヨンとせり出したお腹が目立つ。
胸や尻よりもお腹が大きくなってるあたり、言っちゃあれだが、メタボ男性の様な太り方とも言える。
(最も、肌の張りと瑞々しさは紛れもなく少女のそれである)

 

テスラ・ヴァイオレッド 158cm 44kg 86・58・86
 → 74kg 106・123・109

 

ナイン「・・そうだね、姉さん・・」 二の腕と胸を大きく振るわせながら、木刀を振るっているナイン。
こちらは、グラマーとも言える体つきである。
ウエストはくびれの消えうせた寸胴だが、その上下のメロン大の胸と、
サッカーボール大のお尻と見比べるとくびれてる様にも見える。
余すことなく脂肪が付いたその胴体はある種の色気を醸し出している。
しかし顔は真ん丸くなり、膨れた頬と顎が以前と変わらぬ目鼻立ちを柔らかいものに見せ、
可愛らしさを醸し出しており、ある意味今回も顔と胴体がアンバランスな太り方である。

 

ナイン・ヴァイオレッド 158cm 43kg 85・57・85
 → 66kg 116・76・111

 

クルミ「ふぅ・・ふぅ・・」 クルミは・・正直言って動けていなかった。
数歩歩いてドスンと尻餅をつき、よろけながらも立ち上がり、また数歩歩いて、の繰り返しをしていた。
前回は一番大きな肥満化を果たし、その分胃への圧迫と解放されたときの反動も一番だったのか、
クルミは今回も一番大きな肥満体になっていた。
しかも、年相応の低い身長から、数字以上に太って見えてしまう。
神無月家からもらった特注のジャージを着てるので、肉がはみ出たりはしてないが、
それでも尚、質量感を主張するほどの巨体である。
丸太の様にパンパンに膨れあがった両腕に、横幅を大きく延長させている広々とした肩口。
そして、臨月の妊婦の様に、垂れたり段差を形成する事なく、綺麗な円形でせり出した
以前の倍以上の体積を有す太鼓腹に、こちらも経産婦の様に膨れあがり、大きさだけなら、
(張りは皆と同程度である)今の葵達の誰よりも大きい爆乳。
下半身は、脚と脚の隙間もラインも消え失せ、上半身に釣り合った一本の木の幹の様になっていて、
バスケットボール大のお尻がそこから突き出てる形になってる。
顔立ちは保っているが、頬はパンパンでくっきりとした二重顎が出来てる。

 

葉月クルミ 142cm 33kg 69・52・73
 → 81kg 134・130・128 

 

遙「みんな、ちゃんと痩せられるかなぁ・・・」
クレナ「いや、この体で言っても説得力無いけど、あの体型であそこまで頑張ってるんだ」
「あの娘達は絶対に痩せられる、1ヶ月もしたら、元の体に戻れてるよ、きっと」
マギア「それまで、お前が頑張るんだぞ、天ノ遣としてな」
遙「うん!」

 

「後1ヶ月で暴走か・・・どこに隠れてようかな」
「あそこにしなよ、天ノ遣が居るって噂の学園」
「天ノ遣!?そりゃぁ、そこに行くっきゃないね」
「そうそう、だってこういう伝承が残ってるもんね」

 

『天ノ遣に魔の者の力がふりかかりし時、天ノ遣はその力を血肉とし、動じぬ体を手にする』 
『また、魔の者が天ノ遣の力に触れし時、その者は鋼の壁をも貫く程の力を得る』
『そして、10日間が過ぎると、一度の喪失を経て、更なる力を得るだろう』

 

#快盗天使ツインエンジェル


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