イートマスターアスカ 完結編

イートマスターアスカ 完結編

 

 

「もしもし、月刊キョウセイヒマンカンの墨野です」
「え、彼女が出来たと浮かれてた夜野さんは?」
「それは追いといて、『イートマスターアスカ』、来月号で最終回です」
「ぶっちゃければ、打ち切りです」
「ええっ!!」「元々人気無かったんですけど、今月号はぶっちぎりで人気無くて」
「同人枠の『ヴィザー☆toloveる』より人気無かったんですよ」
「でも、ボクの小説やっと盛り上がってきたところなんですよ!四天王ポジとか出てきたし」
「戦いはこれからも続くみたいな感じでいいんじゃないんですか」
「でも、僕の場合、魔王ハバムードに主人公の母親が夫や娘と引き離されて
 過酷な労働を強いられていて、食事はドーナツやら鯛焼きやら余り物だけだし」
「ヴィザー☆toloveるとかぶってますね」
「かぶってないですよ!ドーナツと鯛焼き出てくる所だけじゃないっすか!」
「とにかく、ハバムードを倒さないとすっきりしないですよ」
「それにハバムードと戦うにも条件があって、四災王を倒さないといけないし、ハバムードを完全に
 食命するためには、輝ける鋼というアイテムから重厚なる鎧を作らないといけないし」
「しかも今戦ってる雷の四災王のラグラインは、別名ジ・生きたがりとも言われていて、

 命を十個持っていて十回は食力(パワーイート)しないと倒せないことにしてるんよ」
「なんでそんなグダグダ必須の設定に・・・」
「1年ぐらい引っ張ろうと思って・・・それと、主人公に生き別れた妹がいることを1話から
 仄めかしてるですけど、これはどうしましょうか?」
「まぁ上手くまとめてください」
「・・・はぁ、それで、何ページもらえるんですか?」「4ページです」
「少ねぇー!!同人枠の『ウィザー☆toloveる』も毎月5ページなのに!」
「ヴィザー☆toloveるも次回で最終回です、来週から鎧武も始まりますし」
「え、そうなんですか、それで向こうは何ページなんですか」
「5ページです」「ちきしょうーーー!」

 

 

 

イートマスターアスカ  最終話 全てを平らげるとき・・・

 

「いくよ、ラグライン! 全力完食(パワーイート・オールライフ)!!」
「さあ来なアスカ!一度に10回食力出来れば、ワシを倒せるぜ!」
厳つい老人の姿をした雷の災王ラグラインに挑むのは、
「命」そのものを喰らう闘法、食力をもってして魔王ハバムードの軍勢と戦う勇者、
「イートマスター」の称号を持つ少女アスカ。
「でやぁぁーー!」「な!ジ・生きたがりの異名を持つこのワシを本当に倒しやがったー!」

 

少女そのものの体でありながらも引き締まった体躯をしていたアスカ。
食力によって得た魔力を栄養という素材にして、鍛錬で肉体を鍛えた結果だが
今回は四災王であるラグラインを10回食力したのだ。ただちに消化しないと命に関わる。
魔力への変換の方は問題ない。
しかし、肉体への還元は筋肉よりも簡単にすむ脂肪という形にせざるを得ない。
つまり、太る。

 

割れていた腹筋は、たちまち脂肪で覆い隠されぽっこりと出っ張った丸いお腹になる。
平均的なサイズで胸筋に支えられ固めだった胸も、大きくて柔らかい立派な巨乳となった。
筋肉でパンパンに引き締まってた薄いお尻は、風船を膨らませたかの様に大きくなり、
脂肪で厚く、柔らかく、パンパンに膨れた。
怜悧な印象を与える顔も丸々と大きくなり、頬肉の張り具合はリンゴの様である。
横に割れかけた顎も、縦に割れた。(二重顎)

 

アスカ(18) 166cm 58kg→76kg
83・66・72→98・76・91               
                            P181

 

 

着地するアスカ、しかし床にとっては、ラグラインと彼女の戦いに続く新たな試練だった。
そして彼は耐えられなかった。
砕け散り、アスカをすぐ下の地面に落とす。
丸くなった彼女の体は重力に従いらせん階段を転げ落ちていく。

 

その頃、この城の最下層では、
「ラグライン、やられちまった様だな」
すさまじい凍気をたずさえた壮年の大男、水の災王タイガンバン。
「彼の魔力は僕らの中では一番小さかったしね」
周囲に小さな風を巻き起こし塵芥を吹き散らしてる優男、風の災王ダイブーン。
「人間ごときに遅れを取るとは、四災王の恥さらしね」
すさまじき熱気とそれに相反する冷たい美貌を持つ女、火の災王カザイン。
「四災王の汚名挽回はこの私が」「この俺に任せな」「いや僕が」
「くらえ、重力圧撃(グラヒテイ・メガント)!!」「「「くぎゃぁ!!」
残る三人の四災王が集まっていたが、転がってきたアスカの体当たりに吹き飛ばされる。
「からの全力完食!」   

 

「ふぅ、ふぅ、ついに四災王を、全員倒せた」
経過を書くとあっけないものだが、結果すなわちアスカの身体は大変なことになっていた。
これまでにつけてきた筋肉をもってしても新たに付いた脂肪は支えきれず、垂れ気味の肥満体に
なっていた。
手足は丸太を通り越してドラム缶(この世界にはないが)並の太さで、歩いたり、
物を持ち上げたりすることには支障がないが、屈んだり、曲げたりは付いた肉に遮られてしまう。
顔自体はそれ程肉が付かなかったが、その真下の首は消え二重顎と一体化してしまってる。
3サイズは全て身長を上回るほどのサイズをもってアスカの視界と動きを遮り、それぞれ
胎児どころか子供並の重さをもってアスカを地面に縛り付けていた。
特に、重力で垂れながらもお腹に支えられドンと張り出した胸は、まさに魔乳である。
お腹は大太鼓がごとき大きさで競り出た太鼓腹にして、鏡餅がごとこき柔らかさと深い段差を持つ
三段腹である。
お尻は、後ろに張り出したその大きさでアスカの体を地面に縛り付けていた。
しかし、その張りと柔らかみは、アスカの感覚を地面から引き離し軽い浮遊感を与えていた。
平時であれば、どんな絨毯よりも心地よさを与えるだろう。

 

アスカ(18)166cm 76kg→203kg
98・76・91→202・181・194

 

「いざ、ハバムードの城へ!」
変貌を遂げた自分の体に動揺すること無く、魔力を固め翼を形成し飛びだつアスカだった。

 

P182

 

 

厚く重厚な扉が開かれ、その先に玉座に座る魔者がいた。魔王ハバムードである。

 

「よく来たなアスカ、お前は私を倒すのに輝ける鋼が必要だと思ってる様だが、
 そこまで太ったのなら別になくても倒せる」
「後、お前の母親は余り物の食わせすぎて太りすぎで働けなくなったから、
 最寄りの町に解放してきた、後は私を倒すだけだな、クククッ」

 

「アスカ、勝って・・生きて帰ってきて・・・」
娘の無事を祈る母、その体は太く、丸く、横に大きい。
年相応に肌に浮かんでいたしわも脂肪で引き延ばされ、顔も元々の端正さを保ちながらも
丸く膨れたたため、アスカと同年代の少女に見えてしまう。
二度の出産と乳脂肪が多めの偏った食事によりスイカ大にまで成長した爆乳に、
強制労働でついた筋肉に支えられ、重力に抗い形を保ちながらも肥大化した巨尻といった具合に
出るべきところはとても出ているが、それと同等に引っ込むべきところが出てしまってる。
年月を経てたるんでいたお腹は強制労働により引き締まり、
その上で大量の栄養が詰め込まれたことで風船の様にパンパンに張り詰めている。
二本の太ももは隙間が無くなるほどに太くなってしまい、
内股に付いた肉が互いに密着し変形している。
二の腕は、横に太くなったために短く見えてしまう。前に大きくなったお腹周りと比べると特にだ。

 

アスカの母(42)170cm 89kg 104・98・101

 

彼女の身長は女性にしては高いのだが、胸やお腹が出っ張ったり、
肩口や下っ腹といった所にもたっぷり脂肪が付いたせいで、
横幅や前幅が急増したため身長が低く見えてしまう。
全体のシルエットは1つの樽の様で、「大人らしさ」「色っぽさ」は全く感じられない。
強いて言えば、「可愛らしさ」、そして「子供っぽさ」か。

 

 

「そう、私も生き別れていた妹が居たような気がしてたけど、
 そう言えばその町の町長の養子になっていたんだった」
P183

 

 

「母さん、お姉さんは必ず帰ってきます、必ず」
かっては、臆病で泣き虫で痩せっぽっちだった彼女も、この町で過ごした日々を経て、強く、
大きく、太く成長していた。
意志の強さがそのぱっちりとした目から現れてるが、まん丸い顔から与える柔らかい印象に隠れて、他人には分かりづらかったりする。
顎は二重になったりはしてないが、姉と同じく首との一体化を果たしている。
胸はメートル越しの爆乳で深い谷間ができてるが、まだ15の子供らしくお腹の方がより
出っ張っている。
そんなお腹周りは、大きさこそ中年太りの女性のそれでへその辺りで段が出来た二段腹だが、
若さというか幼さからの張りを持ってボヨンと出っ張っている。
下半身は上半身に釣り合うほどの大きさで、
木の幹の様な太く長い二本の太ももと桃の実の様な大きく柔らかい尻が、
安定感とある種の色気を醸し出している。

 

アスカの妹(15)161cm 102・116・104
全体から見てもお腹が群を抜いて出っ張っているが、逆の意味で凹凸が出来たその体はある意味
メリハリが効いてるバランスの良い肥満体である。
しかし、こ馬から落馬してしまったりと体重のせいでしばしトラブルを起こしてしまうのだが、
そこはご愛敬。

 

 

「さぁ来いアスカ!」 「最後の食力だーーーー!!」

 

 

 

アスカの勇気と食欲が世界を救うと信じて・・・
ご愛読ありがとうございました。
P184

 

 

イートマスターアスカ これにて完結です。
僕によるアスカ達の物語は幕を閉じましたが、
読者の皆さんによる、そしてアスカ達自身による物語は永遠に続きます。
それでは皆さん、次回作を書き上げるまでしばしのお別れです。

 

作者 まそっぷ
P185


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