ダンシングソード&ミート〜重厚なる決意〜

ダンシングソード&ミート〜重厚なる決意〜 クレア編

 

 

この世界では、かつて妖魔が出てくる地を団結した人々が「白地」として封印した。
しかし今また封じたはずの白地が各地に現れ、出てくる妖魔が人々を脅かしている。
その白地に自ら向かおうとする少女がいた。
―――彼女らを止めようとする男も現れた。

 

 

 

 

 

クレア・ルーデンドルフ。金髪碧眼の騎士。
ドイツ貴族の家に生まれながらも、父の失脚により孤児院で育った彼女は
孤児院の恩師、シスター・フランソワを助けるために白地に入ろうとしていた。

 

そんな彼女を入口で呼び止めたのは、黒いマントを纏った初老の男だった。
「この先は怨みと憎しみが渦巻く場所、行ってはならんぞ・・・」
「知ってます、それでもルーデンドルフ家の名にかけて行かねばならないのです」
男を振り切り白地へ入り込むクレア。
男はそれ以上何も言わなかった。
ただ、奇妙な言葉をぶつぶつと呟いていた。

 

 

 

白地では大勢の妖魔に加え溶岩や毒といった自然現象も
クレアの障害となったが、それ程手こずることもなくクレアは白地を進んでいく。
しかし、最も強き障害は彼女の体の中で蠢いていた・・・

 

「はっ!」
クレアの繰り出したフルーレの一撃がまた一匹の妖魔を貫いた。
 同時にクレアの顔が丸く膨れた。
うっすらとだが、二重あごができてしまってる。
「ううっ!・・・また醜く膨れてしまった・・・」
ほっそりとした体型だった筈のクレアが
いつの間にかに、ぎりぎりでぽっちゃりと言えるほどに太ってしまった。

 

 

大きな胸は甲冑の胸当てを押し上げているし、
くびれていたはずのウエストも、
今ではぽっこりとしたお腹になっている。
脚もかなり太くなり、ブーツがはかなり窮屈そうで、
上に太ももの肉が乗っかってしまってる。
そして、先に言ったように顔も大分丸くなってきており、
二重あごが出来ている。

 

クレアが妖魔を倒すたびに彼女の体は少しずつ膨れ、太っていき、
それでも進んでいった結果、こうなってしまったのだ。

 

 

「これが白地の呪いというものなの?それとも入る前にいたあのご老人が何か・・・」
「神よ、これもまた試練なのですか・・・?」
「・・・それでも」
クレアは己の変化を嘆きながらも、
白地を突き進んでいった。

 

そして―――

 

 

悲痛さすら感じさせる叫びをあげて、女性の亡骸の様な姿の妖魔が消滅していく。
そして妖魔が居た所に、一人の女性が横たわっている。
そう、クレアが探していたシスター・フランソワである。

 

「クレア!・・・・助けに来てくれると信じてましたよ」
「先生・・・(この体には触れないんですね・・・)

 

ここまで戦ってきたクレアの体は、とても丸々としていて
見た目の横幅は彼女が倒したオークの妖魔に匹敵しかねない。

 

元から大きかった胸は更に大きくなり、今やメロン大の巨乳だが、
それでもギリギリ胸当てに収まっていて、
そのためか肥大化は比較的小さくすんでいる。 
逆に言うと今の体型において胸は控えめに見えてしまうということだが。
ブーツや腰当ては途中でどうしても入らなくなったので、
今クレアの下半身を覆っているのはパツパツに押し上げられたタイツのみだ。
特に擦れる太ももの内側やお尻の辺りは一部破れてしまってる。
美しい顔立ちはぎりぎり保たれてるが、
顔も盛大に膨れてしまっており、
顎は二重顎になった上で首と一体化してしまっている。、
でっぷりとした頬肉に圧迫され、目もかなり細くなってしまった。

 

 

「・・・・先生、あの怪物は一体何だったんでしょうね・・・」
クレアがポツリと呟いた。自分が変わり果てた体型になったからか、
先ほど倒した女の屍の様な妖魔に何かを感じたようだ。
「人間、だったんじゃないかしら。でも心を憎しみに焼かれてしまった・・・」
「・・・・・」
「でも、あなたはそんな妖魔も自分の糧としてきた。そう言えるんじゃないかと私は思うの」
「え・・・」
「助けてくれてありがとう。でも、もうあなたは戦わなくてもいいのよ」

 

修道院に戻ったクレアは、家の再興への未練を断ち切り
シスターとなった。
角の取れた心と重くなった体に惹かるかの如く、彼女の周りには多くの人が集う。
・・・体型は戻そうと奮闘しているがそれはとても長い道になりそうである。

 

 

 

 

 

クレア・ルーデンドルフ 21歳 173cm ?kg
→76kg 104・82・103
→132kg 112・141・132

 


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