ダンシングソード&ミート〜重厚なる決意〜

ダンシングソード&ミート〜重厚なる決意〜 ルシエル編

 

 

この世界では、かつて妖魔が出てくる地を団結した人々が「白地」として封印した。
しかし今また封じたはずの白地が各地に現れ、出てくる妖魔が人々を脅かしている。
その白地に自ら向かおうとする少女がいた。
―――彼女らを止めようとする男も現れた。

 

 

 

 

 

ルシエル。桜色のアサシン。
どういう訳か彼女自身、記憶と感情を失っており、
自分が何者なのか分からないまま何かに導かれるように白地に入ろうとしていた。

 

そんな彼女を入口で呼び止めたのは、黒いマントを纏った初老の男だった。
「この先は怨みと憎しみが渦巻く場所、行ってはならんぞ・・・」
「・・・私には他に行く場所もありません、
ただここには何かがある気がするから・・・」
男を振り切り白地へ入り込むルシエル。
男はそれ以上何も言わなかった。
ただ、奇妙な言葉をぶつぶつと呟き、どこかへ消えていった。

 

 

白地では大勢の妖魔に加え溶岩や毒といった自然現象もルシエルの障害となったが、
それ程手こずることもなくルシエルは白地を進んでいく。
しかし、最も強き障害は彼女の体の中で蠢いていた・・・

 

「えい!」
ルシエルのカタールの一撃がまた一匹の妖魔を屠った。
 と同時に彼女の尻が膨れ、
短いスカートを押し上げ、下着に丸々としたラインをくっきりと浮かばせる。

 

「・・・・」
細身ながらも肉感的だったルシエルの体は、より豊満でふくよかな体型になっていた
ほっそりとした手足は程よく、をやや通り過ぎた位に太くなった。
先に言ったように、尻も丸々と膨れている。
顔は余り変わった様に見えないが、
逆に腹回りは一番の変化を遂げ、エプロンドレス状の衣服をぽっこりと押し上げている。

 

妖魔を倒すたび、彼女の体は少しずつ膨れ、太っていき、
それでも進んでいった結果、こうなってしまったのだ。

 

「・・・エミリオ」

 

しかしルシエルは己の変化に構うことなく、
記憶の片隅に浮かんだ「エミリオ」という名前の者を探すために、
白地を突き進んでいった。

 

そして―――

 

悲痛さすら感じさせる叫びをあげて、女性の亡骸の様な姿の妖魔が消滅していく。
そして妖魔が居た所に、一人の少年が横たわっている。
そう、ルシエルが探していたエミリオ、彼女の弟である。

 

 

「エミリオ!」
白地での戦いを経て、彼女が取り戻した記憶はあまりにも悲しいものだった。
貧しい家族を救うために、ルシエルは女アサシンとなった。
地獄の様な任務を果たし帰ってきた時には、家族はエミリオを残して既に亡くなっていた・・・。

 

 

・・・そしてそんな記憶と引き換えになったのが、彼女の整った肢体だった。

 

正確に言うと、妖魔を倒し続けここまで来た結果、
ルシエルの体は丸々とした肥満体となっていた。
その中でも特に大きいのはお腹であり、
エプロンドレスが今にもはち切れんばかりに押し上げられている。
胸はそんな腹よりも一回り大きくなりながらも、腹に乗っかっている。
スカートなどとっくに使い物にならなくなり、
胸と同等に巨大な尻を何とか収めている下着が全開となっている。
脚も丸太の様に太くなってしまい、ブーツもはち切れんばかりに押し上げながら
脚と脚で密着している。
顔も顎の角が取れるほどに真ん丸く膨れた。

 

それでも今の彼女にとっては、弟を救えたことだけでも嬉しいことだった。

 

「姉ちゃん!ボク・・・姉ちゃんが来てくれるって信じてたよ!」
「・・・帰ろう、エミリオ。私達の家に」

 

霧が晴れていき、白地に陽が昇る。
ルシエルは大きな体でエミリオを抱きしめる。
一筋の涙を流しながらも、彼女の丸く美しい顔には満面の笑みが浮かんでいた。

 

 

 

 

 

ルシエル 16歳 165cm ?kg
→64kg 104・76・101
→82kg 119・111・113


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