恐怖の肥満化ラッシュ!スポーツジムの死闘

恐怖の肥満化ラッシュ!スポーツジムの死闘

 

 

とあるスポーツジム。ここで多くの女性がダイエットのために汗を流していた。
だが、彼女らの表情は暗く、
その体は大小の差はあれど、「太っている」と言える体型だった。
その屋上には女性のシルエットにダンベルやルームランナーといった
運動器具を組み合わせた姿の怪人が立っていた。
ダイモーン・エクサザンだ。
このダイモーンは、自分の細胞をジムの運動器具に潜ませ、それを使った女性の体内に移り、
じわじわと太らせていた。そして、ダイエットが出来ず、落胆した所でピュアな心の結晶を
奪うつもりなのだ。

 

その前へセーラームーンが駆けつけた。
「ダイエットの為に頑張ってるみんなの心を踏みにじるなんて、絶対に許さない!」
「月に代わっておしおきよ!!」
セーラームーンとエクサザンの戦いが始まった。
当初は互角だったが、やがてエクサザンが押され出す。
だが、エクサザンは自分の右肩に埋め込まれたダンベルを引き抜き、
セーラームーンに投げつけた。
「え?」不意をつかれたセーラームーンはダンベルを脇腹に食らってしまう。
当たったダンベルはそのまま消滅した。それと同時に謎の苦しみがセーラームーンの中に走った。
「!!」(何これ、苦しい・・・普通に攻撃されたのとは違う・・・)
(お腹が張り裂けてしまいそう・・・)

 

セーラームーンが動きを止めていた所に、エクサザンが今度は
左肩に埋め込まれたダンベルを投げつけた。
今度はセーラームーンの胸に当たり、消滅する。
(また!? これって・・・胸焼け?)
エクサザンはセーラームーンの後ろに回り、ドロップキックで尻を蹴り飛ばした。
その拍子にエクサザンの足からルームランナーを模したブーツが外れ、消滅した。
更に、エクサザンの両手足首に付けられていたリストバンドが外れ、
吹き飛んでいるセーラームーンの両手足首に絡まり、消滅した。
セーラームーンは、重い音を立てながら、地面に叩きつけられた。
最後のダメ押しと言わんばかりに、エクサザンが腰から外したベルトで
セーラームーンの顔面を引っぱたいた。
例によって、ベルトの引っぱたいた部分が消滅した。

 

「うぅ・・・」
エクサザンの猛攻を受けたセーラームーン。
しかし、彼女の体からあの苦しみは既に消えていた。
その代わりにもたらされたものは―――大量の脂肪。

 

セーラームーンの、(それなりに)すらりとした体は、
100kg越しの肥満体となっていた。
顔は、目鼻立ちはそのままに真ん丸く膨れ、
顎は二重あごではないが、首を飲み込んでしまってる。
丸太の様に太くなった手脚は、鈍重さとある種の逞しさを醸し出していて、
お尻と胸は張りと柔らかさを併せ持ちながら、巨大化しており、
胸はスイカの様な爆乳で、お尻は桃の様な巨尻と化していた。
そして、一番大きくなったお腹は、
身長に近い程の直径と、元の体重に迫る程の重量を持つ太鼓腹であり、
あまりの大きさに、思いっきり手を伸ばしても、へそまで届かないであろう。
脇腹に形成された深い肉の段差が、セーラー戦闘服の下からくっきりと浮かび上がってる。

 

セーラームーン 106kg 119・142・116

 

 

エクサザンは自分の細胞を女性の体内に送り込むことで女性を太らせる能力を持つダイモーン。
これまでは、ばれない様にじっくりと太らせていたが、
セーラームーンには体の一部としてぶつけることで大量に送り込み、
急速に肥満化させたのだ。

 

 

「うぅ、こんな体になっちゃうなんて・・・」
セーラームーンのその声も野太いものになっていた。
自重で動けないセーラームーンに
エクサザンが止めを差そうとしたその時、
一つの小さな影が割り込み、セーラームーンを後ろへ下がらせた。

 

 

「ちびうさ・・・、あ、ありがとう」
「ちょっ、どうしたの!?そんなに太っちゃって・・・」
助けに来たのはちびムーンだった。

 

 

セーラームーンを追うエクサザンの前に、2つの影が立ち塞がる。
「セーラームーン、あなたはその子と一緒に下がってなさい」
「その体じゃ戦えないだろう」
セーラーウラヌスとセーラーネプチューンだ。

 

(・・・うん、ここはあの2人に任せて、次から・・・
いや、それじゃあダメ・・・もし、あのダイクーンを倒しても元の体に戻れなかったら・・・
「ダイエットは明日から」ってのと同じ・・・!!)
セーラームーンは覚悟を決めた。
「・・・クライシス!メイクアップ!」
セーラームーンの肥満体が新たなセーラー戦闘服に包まれ、
スーパーセーラームーンへと二段変身した。

 

「な!?」 「無茶よ!」
戦おうとした矢先に後ろから出てきたセーラームーンに驚くウラヌスとネプチューン。
しかし、より驚いたのはエクサザンだった。
その隙がセーラームーンに攻めるチャンスを与えた。
「おりゃ!おりゃ!おりゃぁ!!」
重戦車さながらの突進で距離を詰めてからのパンチの連打。
「どすこい!どすこい!どすこい!」
途中から力士さながらの張り手に切り替え、
よろけた所を合掌捻りで空中へ放り投げる。
「ムーン・スパイラル・ハート・アタック!!」
そして、吹き飛んでいるエクサザンへ、意向返しと言わんばかりに、
スーパーセーラームーンの必殺技が放たれた。
その直撃を受けたエクササンは落下してから、卵が分離、消滅し、
素体であるルームランナーに戻った。

 

こうして、ダイモーンは倒され、ピュアな心の結晶がデス・バスターズに奪われることは
阻止された。
そう、ピュアな心は守られたのだ。

 

 

後日、あのジムでは、多くの女性達が運動に励んでいた。
その中には、月野うさぎ−セーラームーン−もいた。
彼女の体は、エクサザンに太らされた肥満体のままだった。
「ダイモーンを倒したのに、どうして太ったままなの〜!?」
それが仕様だったのだから、しょうがないのである。

 

おわり


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