rittle hapning 戻した後の小さな騒ぎ?

rittle hapning 戻した後の小さな騒ぎ?

 

 

森の中、大きな木に寄り添って座る2人の少女がいた。

 

「はーーー、こんな体のまま、戻んなきゃならないのか・・・」
「まさか、報酬に貰ったダイエットマシーンが男にしか効果が無いものだったとは・・・」
「で、お前はとっとと、その‘男‘に戻れば良いだろ」
「・・・もうしばらく・・・1週間経たないと戻れないってさ・・・」
「ゲ・・・・」

 

そんな事を話しているのは2人の顔は可愛らしくて―――その体はとても太っていた。

 

赤毛のショートカットの少女の名前はリコ。
その顔は丸く、ふっくらとしたその頬はリンゴの様であった。
その体形もリンゴ――――巨大さは
そんな印象を与えるのは、重点的に突き出た胸とお腹。
余りの巨大さに胸はやや垂れ気味になってしまっていて、
お腹は二段腹になってしまっている。
お尻はメートル越しの巨尻で、そこから延びる足は丸太の様な太さであるが、胴体と見比べると細く見えてしまう。

 

夕崎リコ 163cm 108kg 116・112・104

 

ピンクの髪をツインテールにした少女はナナ。
その顔は元の可愛らしさを残しながらもリコ以上に丸々と膨れ、立派な二重顎が出来てしまっていた。
下半身の巨大さもリコを上回っていて、その足は丸太どころかドラム缶の様な太さであった。お尻もモモ、いや桃の実の様であった。
残念ながら(?)胸はリコよりも小さいが、その分垂れることなく張りつめているし、
比べる相手が悪いだけで、メートル越しの立派な爆乳である。
お腹は胸以上にリコとの差が大きかった。
・・・これも比べる相手が悪いだけで、メートル越しの立派な太鼓腹であるが。
全体的な印象は力士、その体を弛ませながら、より膨らませた様な具合だった。

 

ナナ・アスタ・デビルーク 151cm 104kg 109・101・107

 

この二人、元からこんな肥満体だった訳では無い。
と言うか、リコの方に至っては、本来の性別は男である。

 

 

リコ、いやリトがこうなった経緯を振り返る。
(森の動物たちの騒ぎを聞いて、飛び出したナナとそれを追いかけたオレが見たのは
森の中に墜落した宇宙船だった。
乗ってた宇宙人が言うには、食料生産マシンの故障で大量の食料が出来てしまい、その重さで地球に墜落。一刻も早く、自分たちの星に帰らなければならないその宇宙人たちは、
オレ達に食料を食べて処分する事を頼んできた・・・
故障のせいで、出来た食料はデビルーク人や地球人といった一部の人間型宇宙人の少女しか美味しく食べることが出来ないものだったし、外に捨てたり燃やしたりすると有毒なガスが発生してしまう。
それを聞くなりナナは食料を食べ出して・・・あの宇宙人たちが持っていたTSFマシーンでオレもリコになって、一緒に食料を食べて・・・太って・・・それでも報酬にダイエットマシーンをくれるって言うから安心してたんだけど・・・)

 

 

「・・・ダイエットマシーンは男にしか効果が無くて、TSFマシーンも効果時間が1週間もある奴だったし・・・とにかく家に戻・・・る・・・っとと・・・」
リコが立ち上がろうとするが、急激に増えた自分の重さを支えきれず、よろけてしまう。
何とか立ち上がるも、そこから一歩歩く度に肉が大きく揺れてとても動きづらそうだった。
「ったく、男のくせに・・・いや今は女か、よっと!」
そんなリコをナナは容易く持ち上げ、自分の肩の上に乗せた。

 

「ええ!?だ・・・大丈夫か?」
「はっ、私はデビルーク人だぞ。これくらい平気だ!」
確かにデビルーク人であるナナのパワーならば、増えた自分の重量とリコの重量を支えるのは簡単だった。
しかし、太るという事はただ重量が増す訳ではない。
「よっ・・・おっ・・・ととっ!」
さっきのリコと同じように、一歩歩く度に体の脂肪が大きく弾んでしまう。
どうも、リコよりも動き辛そうであった。

 

「なあナナ・・・無理しないで下していいぞ」
「だ、大丈夫だ!私だってお前を持ち上げるパワーはあるんだ・・・」
「いや、オレの体重は平気でも・・・やっぱ、慣れてないから・・・その、身体の何かが揺れるって感じに・・・」
「・・・・・!!」

 

そう、ナナになくてリコに無いもの。それは胸が揺れる感触の経験だった。
それに気づいたナナが顔を真っ赤にする。

 

「・・・う・・・うう・・前はペタンコだったけど、今はボインなんだーーーー!!」
そう叫んで、走り出すナナ。しかし、それに伴って脂肪がより激しく揺れて・・・

 

「「うわあああああ!!」」
ナナは盛大にこけて、そしてその体の丸さからリコ共々転がっていった。

 

 

・・・目覚めたリコが見たものは、ナナの顔。
二重顎が出来るほどに丸々としながらも、それでも可愛らしい顔。
そんな顔が目の前にあった。
「「・・・・・・!」」
ナナの顔がまた真っ赤に染まっていく。
そのぱっちりした目に映ったリコの顔もまた真っ赤に染まっていた。

 

転がっていった2人は、木にぶつかって止まったものの、ここまで転がってきた所に木にぶつかった衝撃で気絶。その時、リコの体の上にナナがのしかかる形になって、今に至る。

 

 

しばらく無言で見つめ合ってた2人だが、やがてナナが飛びのいた。
着地のショックは地響きを起こした。
「・・・その、ゴメンな。突っ走ったせいでこんな目に合わせちまって・・・」
「オレの方こそ、おぶってもらってたのに無神経なこと言ってごめん・・・」
「・・・今度こそ帰るか。お互いデブらしく、ゆっくりまったりと歩いてな」
「・・・ああ、そうだな」

 

2人は互いに並んでゆっくりと歩き出した。
一歩歩く度に、大きな足音が響き、肉が揺れる。
そんな2人の様を、夜空に浮かんだお月様が見ていた。
後、帰りが遅いので探しに来たモモも見ていた。

 

「リトさんとナナ・・・あんな体になってしまったのもショックでしたが、そこから良い具合になるとは・・・ハーレム計画、見直しが必要ですね・・・」

 

 

おわり


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