ひびひび!

ひびひび!

 

 

丸地 照奈(まるぢ てるな)
17歳 身長157cm 体重42kg B:86 W:54 H:78
面倒な事が大嫌いな少女。見た目は良いのにだらける事を優先している所為で友人に
「その年で女として終わりを迎えた」と評価される。

 

 

 

 

 

「んー・・・だるい」
「また?テルいっつもそれだよね」
「だってぇ・・・」

 

夕暮れ時、と言っても時間はまだ午後4時半頃。
私は友人の瑠衣(るい)と学校から帰宅していた。
正確には終業式を終え、その後一通り遊んだ後だが。

 

「明日から冬休みじゃ無い。ゆっくりできるでしょ?」
「でも宿題あるしなぁ・・・」
「それ位やりなさいよ・・・全く、見た目良いんだから化粧とかすれば良いのに」
「だってわざわざ朝セットとかするのだるいじゃん」
「はぁ・・・そんなんだから女として終わってるなんて言われるのよ?」
「いーじゃん・・・はぁー冬休みが永遠に続けば良いのに」
「あんたそれ夏休みの時も言ってなかった?」
「だってぇ・・・」

 

そんなことを話していた時だった。

 

【叶えますわ、その願い。貴方が気づくまでの間だけ・・・うふふふふ】

 

「・・・え?」
「どうしたの?」

 

突然何かの声が聞こえた気がした。
軽く辺りを見渡すけど誰か居る様子は無い。

 

「・・・気のせいみたい」
「?ならいいけど・・・」

 

私は気のせいだろうと判断し、瑠衣との雑談を再開した。

 



 

「・・・ん」

 

冬休み初日。
ようやく始まった冬休みを全力でだらけるべく、私は初日からひたすら惰眠をむさぼっていた。

 

「よっと」

 

気だるい気分で体を起こす。
そのままベッドから降りてリビングへと降りていく。

 

「ふぁ・・・おはよう」
「おはよう、冬休みだからって昼前まで寝ないの」
「いいじゃない・・・折角ゴロゴロ出来るんだから」
「全く・・・ほら、ご飯出来てるから食べちゃいなさい」
「はーい」

 

リビングではお母さんが洗濯物を干していた。
天気が悪いからか部屋干しにするつもりらしい。

 

「ご飯何?」
「昨日の残りの炒め物と生姜焼きよ」
「おー・・・」

 

言われてみれば生姜焼き独特の匂いが鼻孔をくすぐる。
自分の身体とはいえ現金な物で、急激にお腹が空腹を訴える。
自分の茶碗にご飯をよそうと席に着いた。

 

「いただきまーす」
「はい、召し上がれ」

 



 

「ごちそうさま」
「はい、お粗末様。宿題でてるんでしょ?早めにやっちゃいなさい」
「判ってますよー」

 

お母さんの軽いお説教に適当に返事をして、部屋に戻る。
ついでに軽くつまむためのお菓子を幾つか戸棚から持って行こう。

 

「またぁ・・・太るわよ?」
「ちょっとぐらい大丈夫だって」
「もう・・・調子良いんだから」

 

やれやれと大きめのリアクションを取るお母さんを尻目に私は部屋へと戻った。

 



 

「今日はクリスマス・イブかぁ・・・お母さんケーキは?」
「ちゃんと買ってあるわよ。はい、いつもの」
「うん、これこれ。
 こういうのでいいんだよこういうので」

 

そのケーキをひょいとつまむ。

 

「この子はがっついて・・・お父さんも何か言ってやって下さい」
「折角のクリスマスなんだ。まぁいいだろ」
「さっすが〜、お父さんは話が分かるッ!!」
「もう・・・最近貴方太り気味なんだから気をつけなさいよ?」
「うっ・・・」

 

確かに、ここ最近腹回りがきつくなった感じは有る。
そっと触ってみるとむにっと贅肉がつまめる。

 

「この位学校に行くようになればすぐに元に戻るわよ」

 

お母さんが言う通りちょっと太ったが、なんてことは無いだろう。
この位誤差みたいな物だし。

 

「まったくもう・・・豚になってもしらないわよ!?」

 



 

「「「明けましておめでとうございます」」」
「「「今年もよろしくお願いいたします」」」

 

年も明けて元旦。
朝にみんなで顔をあわせて新年の挨拶。
お正月はやっぱり家でゆっくりして、人が居なくなったのを見計らってのお参りでしょ。

 

「はい、お雑煮」
「お、いいな」
「うん、おいしそう!」
「おせちも奮発したから味わって食べなさいよ?」
「判ってますって!」

 



 

「ふぅ・・・美味しかったぁ」
「はい、お粗末様。今日は初詣行くから後で準備しなさいよ?」
「はーい」

 

といってもいつも行くのは午後だ。
暫くはだらだらしてても良いだろう。

 



 

「お参りも済んだし、今日はこの後ゴロゴロしよっと!」
「またぁ?もう・・・本当にデブになっても知らないわよ?」
「わかってまーすって」

 

そう返事しながらポテトチップスを持って部屋に上がる。
こうやってだらけるのが何よりも楽しみだ。

 



 

「あーあ、明日から学校かぁ・・・」

 

始業式前日、私はベッドに寝転がりながら天井を仰いでいた。
そのまま寝返りをうつ。

 

【ムニッ】

 

・・・その拍子にお腹についた脂肪が動くのを感じる。
あまり考えたくはないがやっぱり太ったらしい。

 

「・・・学校始まったらダイエットしよう」

 

そう考えながら私は眠りについた。

 



 

「・・・ん」

 

冬休み初日。
ようやく始まった冬休みを全力でだらけるべく、私は初日からひたすら惰眠をむさぼっていた。

 

「よっと」

 

気だるい気分で体を起こす。
そのままベッドから降りてリビングへと降りていく。

 

「ふぁ・・・おはよう」
「おはよう、冬休みだからって昼前まで寝ないの」
「いいじゃない・・・折角ゴロゴロ出来るんだから」
「全く・・・ほら、ご飯出来てるから食べちゃいなさい」
「はーい」

 

リビングではお母さんが洗濯物を干していた。
天気が悪いからか部屋干しにするつもりらしい。

 

「ご飯何?」
「昨日の残りの炒め物と生姜焼きよ」
「おー・・・」

 

言われてみれば生姜焼き独特の匂いが鼻孔をくすぐる。
自分の身体とはいえ現金な物で、急激にお腹が空腹を訴える。
自分の茶碗にご飯をよそうと席に着いた。

 

「いただきまーす」
「はい、召し上がれ」

 



 

「ごちそうさま」
「はい、お粗末様。宿題でてるんでしょ?早めにやっちゃいなさい」
「判ってますよー」

 

お母さんの軽いお説教に適当に返事をして、部屋に戻る。
ついでに軽くつまむためのお菓子を幾つか戸棚から持って行こう。

 

「またぁ・・・太るわよ?」
「ちょっとぐらい大丈夫だって」
「これ以上太ったらデブになるんだから気をつけなさいよ」

 

やれやれと大きめのリアクションを取るお母さんを尻目に私は部屋へと戻った。

 



 

「今日はクリスマス・イブかぁ・・・お母さんケーキは?」
「ちゃんと買ってあるわよ。はい、いつもの」
「うん、これこれ。
 こういうのでいいんだよこういうので」

 

そのケーキをひょいとつまむ。

 

「この子はがっついて・・・お父さんも何か言ってやって下さい」
「折角のクリスマスなんだ。まぁいいだろ」
「さっすが〜、お父さんは話が分かるッ!!」
「もう・・・最近貴方太り気味なんだから気をつけなさいよ?元々細くないんだから」
「うっ・・・」

 

確かに、ここ最近腹回りがきつくなった感じは有る。
そっと触ってみるとむにっと贅肉がつまめる。

 

「学校に行くようになれば痩せるわよ」

 

お母さんが言う通りちょっと太ったが、なんてことは無いだろう。
2kg位誤差みたいな物だし。

 

「まったくもう・・・豚になってもしらないわよ!?」

 



 

「「「明けましておめでとうございます」」」
「「「今年もよろしくお願いいたします」」」

 

年も明けて元旦。
朝にみんなで顔をあわせて新年の挨拶。
お正月はやっぱり家でゆっくりして、人が居なくなったのを見計らってのお参りでしょ。

 

「はい、お雑煮」
「お、いいな」
「うん、おいしそう!」
「おせちも奮発したから味わって食べなさいよ?」
「判ってますって!」

 



 

「ふぅ・・・美味しかったぁ」
「はい、お粗末様。今日は初詣行くから後で準備しなさいよ?」
「はーい」

 

といってもいつも行くのは午後だ。
暫くはだらだらしてても良いだろう。

 



 

「お参りも済んだし、今日はこの後ゴロゴロしよっと!」
「またぁ?もう・・・デブ気味なんだから自重しなさいよ?」
「わかってまーすって」

 

そう返事しながらポテトチップスとコーラを持って部屋に上がる。
こうやってだらけるのが何よりも楽しみだ。

 



 

「あーあ、明日から学校かぁ・・・」

 

始業式前日、私はベッドに寝転がりながら天井を仰いでいた。
そのまま寝返りをうつ。

 

【ムニッ】

 

・・・その拍子にお腹についた脂肪が動くのを感じる。
元々あった脂肪が更に増えた分、立派な段を作る。

 

「・・・学校始まったらダイエットしよう」

 

そう考えながら私は眠りについた。

 



 

「・・・ん」

 

冬休み初日。
ようやく始まった冬休みを全力でだらけるべく、私は初日からひたすら惰眠をむさぼっていた。

 

「よっと」

 

気だるい気分で重たい体を起こす。
一息ついてからベッドを降りてリビングへと降りていく。

 

「ふぁ・・・おはよう」
「おはよう、冬休みだからって昼前まで寝ないの」
「いいじゃない・・・折角ゴロゴロ出来るんだから」
「全く・・・ほら、ご飯出来てるから食べちゃいなさい」
「はーい」

 

リビングではお母さんが洗濯物を干していた。
天気が悪いからか部屋干しにするつもりらしい。

 

「ご飯何?」
「昨日の残りの炒め物と生姜焼きよ」
「おー・・・」

 

言われてみれば生姜焼き独特の匂いが鼻孔をくすぐる。
自分の身体とはいえ現金な物で、急激にお腹が空腹を訴える。
自分の茶碗にご飯をよそうと席に着いた。

 

「いただきまーす」
「はい、召し上がれ」

 



 

「ごちそうさま」
「はい、お粗末様。宿題でてるんでしょ?早めにやっちゃいなさい」
「判ってますよー」

 

お代わりもして十分に満腹になった私はお母さんの軽いお説教に適当に返事をして、部屋に戻る。
ついでに軽くつまむためのお菓子を幾つか戸棚から持って行こう。

 

「またぁ・・・太るわよ?」
「ちょっとぐらい大丈夫だって」
「デブなんだから気をつけなさいよ?これ以上太ったらもてないわよ?」

 

やれやれと大きめのリアクションを取るお母さんを尻目に私は部屋へと戻った。
私がデブなんて今更じゃないの。

 



 

「今日はクリスマス・イブかぁ・・・お母さんケーキは?」
「ちゃんと買ってあるわよ。はい、いつもの」
「うん、これこれ。
 こういうのでいいんだよこういうので」

 

そのケーキをひょいとつまむ。

 

「この子はがっついて・・・お父さんも何か言ってやって下さい」
「折角のクリスマスなんだ。まぁいいだろ」
「さっすが〜、お父さんは話が分かるッ!!」
「もう・・・最近貴方太り気味なんだから気をつけなさいよ?
 これ以上デブになったらどうするの?」
「うっ・・・」

 

確かに、ここ最近腹回りがきつくなった感じは有る。
そっと触ってみるとぶにっと贅肉がつまめる。

 

「学校に行くようになれば痩せるわよ」

 

お母さんが言う通りちょっと太ったが、なんてことは無いだろう。
今更5kgも10kg位誤差みたいな物だし。

 

「まったくもう・・・豚になってもしらないわよ!?」

 



 

「「「明けましておめでとうございます」」」
「「「今年もよろしくお願いいたします」」」

 

年も明けて元旦。
朝にみんなで顔をあわせて新年の挨拶。
お正月はやっぱり家でゆっくりして、人が居なくなったのを見計らってのお参りでしょ。

 

「はい、お雑煮」
「お、いいな」
「うん、おいしそう!」
「おせちも奮発したから味わって食べなさいよ?」
「判ってますって!」

 



 

「ふぅ・・・美味しかったぁ」
「はい、お粗末様。今日は初詣行くから後で準備しなさいよ?」
「はーい」

 

といってもいつも行くのは午後だ。
暫くはだらだらしてても良いだろう。

 



 

「お参りも済んだし、今日はこの後ゴロゴロしよっと!」
「またぁ?もう・・・デブなんだから自重しなさいよ?」
「わかってまーすって」

 

そう返事しながら徳用のポテトチップスと2Lコーラを持って部屋に上がる。
こうやってだらけるのが何よりも楽しみだ。

 



 

「あーあ、明日から学校かぁ・・・」

 

始業式前日、私はベッドに寝転がりながら天井を仰いでいた。
そのまま寝返りをうつ。

 

【ブニッ】

 

・・・その拍子にお腹についた脂肪が動くのを感じる。
改めで自分がデブだと認識する。

 

「・・・学校始まったら少しはダイエットしようかな」

 

そう考えながら私は眠りについた。

 



 

「・・・ん」

 

冬休み初日。
ようやく始まった冬休みを全力でだらけるべく、私は初日からひたすら惰眠をむさぼっていた。

 

「よっこいしょ・・・」

 

気だるい気分で重たい体を起こす。
それだけで息が上がる。
しばらく休憩をしてからベッドを降りてリビングへと下りていく。
階段を下りるたびにギシギシと音を立てる。

 

「ふぁ・・・おはよう」
「おはよう、冬休みだからって昼前まで寝ないの」
「いいじゃない・・・折角ゴロゴロ出来るんだから」
「貴方はいつでもゴロゴロしてるじゃない・・・ほら、ご飯出来てるから食べちゃいなさい」
「はーい」

 

リビングではお母さんが洗濯物を干していた。
天気が悪いからか部屋干しにするつもりらしい。

 

「ご飯何?」
「昨日の残りの炒め物と生姜焼きよ」
「おー・・・」

 

言われてみれば生姜焼き独特の匂いが鼻孔をくすぐる。
自分の身体とはいえ現金な物で、急激にお腹が空腹を訴える。
自分のどんぶりにご飯をよそうと席に着いた。

 

「いただきまーす」
「はい、召し上がれ」

 



 

「ごちそうさま」
「はい、お粗末様。宿題でてるんでしょ?早めにやっちゃいなさい」
「判ってますよー」

 

お代わりもして十分に満腹になった私はお母さんの軽いお説教に適当に返事をして、部屋に戻る。
ついでに軽くつまむためのお菓子を幾つか戸棚から持って行こう。
あとジュースもほしいなぁ。

 

「またぁ・・・太るわよ?」
「ちょっとぐらい大丈夫だって」
「貴方の場合ちょっとじゃないでしょ?全く、まるでお相撲さんみたいな体系なのに・・・
 これ以上太ったら本当にどうするの?」

 

やれやれと大きめのリアクションを取るお母さんを尻目に私は部屋へと戻った。
私が巨デブなんて今更じゃないの。

 



 

「今日はクリスマス・イブかぁ・・・お母さんケーキは?」
「ちゃんと買ってあるわよ。はい、いつもの」
「うん、これこれ。
 こういうのでいいんだよこういうので」

 

そのケーキをひょいとつまむ。

 

「この子はがっついて・・・お父さんも何か言ってやって下さい」
「折角のクリスマスなんだ。まぁいいだろ」
「さっすが〜、お父さんは話が分かるッ!!」
「もう・・・デブなのは仕方ないけど少しは痩せる努力しなさいよ。最近更に太ったんでしょ?」
「うっ・・・」

 

確かに、ここ最近腹回りがきつくなった感じは有る。
そっと触ってみるとぶにっと贅肉がつまめる。

 

「そのうち痩せるわよ」

 

お母さんが言う通り"ちょっと"太ったが、なんてことは無いだろう。
今更10kg位誤差みたいな物だし。

 

「まったくもう・・・豚になってもしらないわよ!?」

 



 

「「「明けましておめでとうございます」」」
「「「今年もよろしくお願いいたします」」」

 

年も明けて元旦。
朝にみんなで顔をあわせて新年の挨拶。
お正月はやっぱり家でゆっくりして、人が居なくなったのを見計らってのお参りでしょ。

 

「はい、お雑煮」
「お、いいな」
「うん、おいしそう!」
「おせちも奮発したから味わって食べなさいよ?」
「判ってますって!」

 



 

「ふぅ・・・美味しかったぁ」
「はい、お粗末様。今日は初詣行くから後で準備しなさいよ?」
「はーい」

 

行くのは午後だが、私の体系じゃ準備にすごく時間がかかる。
そろそろ着替えて用意しないと・・・

 



 

「お参りも済んだし、今日はこの後ゴロゴロしよっと!」
「またぁ?もう・・・デブなんだから自重しなさいよ?」
「わかってまーすって」

 

そう返事しながら徳用のポテトチップスを二袋と2Lコーラ3本を持って部屋に上がる。
こうやってだらけるのが何よりも楽しみだ。

 



 

「あーあ、明日から学校かぁ・・・」

 

始業式前日、私はベッドに寝転がり、スナック菓子を食べながら天井を仰いでいた。
そのまま寝返りをうつ。

 

【ブヨン】

 

・・・その拍子にお腹についた脂肪が動くのを感じる。
改めで自分がデブだと認識する。

 

「・・・」

 

そのまま視線を体に移す。
大きく飛び出た胸のせいでお腹が見えないが、とても太ってることはわかる。

 

「・・・久々に鏡、見ようかな?」

 

そう思いゆっくりと体を起こす。
それだけでぜいぜいと息切れを起こし、休憩しなければならない。
この前の初詣なんか私が横幅を取りすぎるせいで何人もの人とぶつかってしまった。
ついでに言えば着物姿がまるで相撲取りの様だなんていわれちゃうし・・・
そんな考えをしながら鏡の前に立つ。

 

「・・・改めてみるとひどいなぁ」

 

ゆっくりと上から鏡に映った自分の体をまじまじと見る。
頬は膨らみすぎて目を押し上げて細く見せるし、あごまでのラインがほぼ円だ。
あごは肉がつきすぎて首と一体化してるし・・・
胸は大きいけど、重すぎるのかすこしたれ気味だ。
それを支える大きなお腹はまるで双子か三つ子か、臨月の妊婦さんかと思えるほどの大きさだ。
ただし、詰まっているのは全部脂肪だけど・・・
お尻は正面から見てもわかるほど横に出ており、もうクッションか何かのようにも見える。
太ももはまるで昔の私のウエストの様に細い。

 

「・・・ん?」

 

ふと、自分の考えに矛盾を感じる。
私は昔から太っていたはずだ。
そう、昔から・・・?

 

「いや、そんなことはない・・・!?」

 

そうだ、つい最近・・・“冬休みが始まる前まで私は痩せていたじゃないか”!
だらだらするのは好きだったけどどちらかといえば
そこそこスタイルには自信がある方だったはず!?

 

「なんで・・・?どうしてこんなに太ってるの・・・!?」

 

【あらあら・・・気づいてしまったのね・・・じゃあ夢はおしまい。楽しめたかしら?】

 

どこからともなくクスクスと笑うかのような声が聞こえる。
それと同時に頭の中に映像が流れてくる。
それは私が体験した冬休みの映像。
同じ日を何度も繰り返したあの日々。
変わったのは私の体だけ。

 

「い、いやぁああああああああああああ!」

 



 

「おはよー!」
「はぁ・・・おはよう・・・ふぅ・・・瑠衣・・・」

 

翌朝、ようやく私は冬休みから抜け出した私は学校へと向かっていた。
だが思うように動かない体に四苦八苦している。
さらに動けば動くほど汗が滝のように出て、少し歩けば息が切れる。
まるで巨大な石でも背負っているかのようだ。

 

「テルっては今日も大変そうだね。手伝おうか?」
「はぁ・・・いい・・・少しは・・・はぁ・・・ダイエットしようと思うの」
「え?ホント?面倒くさがりのテルが?」
「うん・・・だから大丈夫・・・!」
「そっか!いいことだよ!うん!でも無理はだめだよ?」
「判ってる・・・」

 

瑠衣がやさしく声をかけてくれるが、
痩せてた時の記憶がある私にはその優しささえどこか皮肉に思える。

 

「あ、飲み物買ってきてあげるね?その汗じゃ大変でしょ?」
「あ、お願い・・・お金は」
「いいのいいの!折角テルがやる気になったんだし、今回はおごっちゃう!」
「あ、ありがと・・・」

 

そういって瑠衣は近くのコンビニへと駆けていった。
・・・私もついこの前まではあんな風に走れたのになぁ。

 

「はい。これ」
「あ、ありがと・・・ってこれコーラじゃない!?」

 

少しして瑠衣が戻ってきた。
何故か2Lのコーラを手に・・・

 

「いやー・・・他にテルが好きそうなの思い浮かばなくて・・・」
「お茶でいいよ・・・」

 

なんだかこの先きちんと痩せられるか不安になってきたわ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丸地 照奈の成長記録
身長:157cm
  初日     3週目    8週目    15週目
体重42kg  →  50kg →   80kg  → 131kg
 B:86cm → 91cm → 102cm → 124cm
 W:54cm → 63cm →  96cm →  132cm
 H:78cm → 83cm →  98cm →  119cm

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今回の暇つぶしはなかなか楽しめましたわね?お姉さま」
「そうね。ミシエの考えた遊び、楽しかったわよ」
「あ、次はあの人間なんかどうです?なかなかの欲望を──」
「おめーら、なにやってんだ?ん?」
「ま、魔王様・・・」
「こ、これはそのつまりですね・・・」
「・・・おい、こいつらの食事にあれ混ぜろ」
「そ、そんな!?」
「これ以上太るのは!」
「罰だ罰。ったく、向こうの世界にちょっかい出しやがって、
 むしろこの程度で済んだことに感謝しろ」
「「お、鬼〜!」」
「こちとら魔王だバータレ」


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