意思は人の心也
二条 成子(にじょう なるこ) 年齢15歳 身長168cm 体重50kg B:87 W:63 H:79
高校入学してすぐに一ヶ月ほど入院したため、クラスでやや浮いた存在になる。
少しキレやすく、暴力的に映るが根は優しい子である。母親と二人暮し。
父親はすでに他界している。
「起立、礼!着席!」
今日も授業が終わる。
ガヤガヤと声を出してクラスメイトたちはそれぞれ思い思いの行動に移っていく。
「……ようやく終わったわね。授業…」
私、二条成子も例外ではない。
この高校に入学してから早二ヶ月、クラスメイトから友人へとランクアップした者同士で集まって
帰宅している連中も多い。
だが、私は違う。 ・・・・
入学して早々、私は『ある事件』に巻き込まれた。
その事件のお陰で一ヶ月ほど入院する羽目になり、周りからすこし浮いたままだ。
「ねぇ聞いた?」
「あァ〜ん?何をだよ」 ・ ・ ・ ・
「何ってあれに決まってるじゃない。この学校にある噂よ。う・わ・さ」
「噂……ああ!あれか!」
ふと、近くを歩いていた二人の男女・・・確か山岸さんと広瀬君だったかな?
二人の会話が聞こえてきた。
・・・・・・・・・・・・
「あれだろぉ〜?美人の女がある日突然ぶくぶくと太っちまうってやつ!」
「そう!それそれ!あたしこわ〜い!」
「はっは!そしたら俺が守ってやるって!」
彼女が狙われるかどうかはさておいて、その噂は聞いたことがあった。
ここ最近の話だ。 ・・・・・・・・・・・・
近所で有名な美人姉妹がいた。その二人がある日突然人前に姿を現さなくなったのだ。
風邪を引いたとか、大怪我をしたとかそんな話じゃないらしい。
ある日その姉妹を……その……盗撮してた奴が言うには、
姉妹の部屋にとてつもなく太った女がいたという。
その姿は間違いなく姉妹だったというのだ。
学校でも似たような人間が何人かいるらしい。
「きな臭いわね……」
あの“事件”に関係があるのかもしれないから……
・
・
・
「ただいま」
「おかえりなさい。手紙来てるわよ?」
「手紙ぃ?誰からよ?」
「さぁ……?それが書いてないのよ」
差出人不明の手紙ィィイ?
「母さん……そういうのは捨てていいよ……」
「だって大事な手紙だったら大変じゃないの」
またか……
母さんは少し“良い人”過ぎるのよね。
「母さん……差出人無いって事は直接“我が家”の“郵便受け”に突っ込んだって事でしょ?
碌な物じゃ無いわ」
「でも……もしかしたらラブレターかもしれないし、成子ちゃんにようやく春が来たのかも
しれないしぃ〜。ほら、よくあるじゃない!恥ずかしくて顔出せなくてってやつ!」
「そういうの……いいから」
今は恋人とか考えてられない。
“あの事件”さえ……“コイツ”さえ無ければ…
「とりあえず読んでみたら?」
「……分かったわ。でも下らない内容だったら捨てるからね」
「そこは貴方の自由よ。でも最初から切り捨てるのは駄目よ?」
「“選択の自由を狭めるべからず”・・・父さんの言葉でしょ?覚えてる」
「ならいいのよ。さ、手を洗ってらっしゃいな」
“選択の自由を狭めるべからず。そして選択には責任を持つこと”ね…
分かってるわ。
これも私の“選択”なんだから。
・
・
・
「さぁて…ああ言った手前読まない訳にもいかないか……あ〜ぁ!面倒!」
普通の封筒に私宛の宛名。
裏は何も無し。
「・・・」
【ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ】
・・
なんていうか・・・変な圧力を感じる・・・ッ!
落ち着け・・・落ちつくのよ成子ッ! ・・・・・・・
これは・・・ただの・・・そう、これはそこら辺にあるごく普通の封筒じゃないの!
【ビリビリビリッ……!】
封を開けて中身を見る。
『明日の放課後午後六時半 203教室で待つ。来なければどうなっても知らないぞ』
それだけ。
しかもご丁寧に新聞や雑誌の文字を切り抜いて貼り付けた分かりやすい『脅迫文』その物。
「なんなのよ・・・全く」
だけど……これは無視する訳にはいかないようね。 ・・ ・・・・・・
なんて言うか……言いにくいけど・・・そう、これには『凄み』があるッ!実際に『何かを起こす』
という凄みがッ!
「……アレもあるし、何とかなるかしらね?」
私はベッドに潜り込むとゆっくりと目を閉じた。
明日待って居るであろう、謎の相手を思いながら。
・
・
・
「……ここね」
午後六時二十分、例の教室の前に私は立っていた。
意を決し、扉あける。
「……良く来てくれました」
……教室が薄暗くてよく見えない。 ・・
日が長引いたとは言え、西日の夕方ではこの教室は日当たりが悪く、かなり暗い。
だが、声と背格好から推測するに……
「志田さんよね……この手紙は貴方が出したのかしら?」
同じクラスの志田律さん……
お世辞にも『明るい方』とは言えないが、かといってこんな事をするタイプでも無い……
彼女は一体何をするつもりなの?
「ふふ……さぁ、こっちへ。そんな遠い場所じゃ『はなし』にくいわ」
「……目的は何?」
「それも含めて“こちらへ”来てから『はなす』わ……なぁに、そう焦らなくても良いじゃ無い……
ねぇ?二条さぁん……?」
「……」
怪しい!こいつは“とてつもなく怪しいッ!”
話すならこの距離でも話せる……が、彼女はあそこから離れる気は無いらしい。
ここは……“行くしか無い!”
・・・・・・
「そう、その辺りがベリ〜グッドッ!実に“はなしやすい”良い位置だわ!」
ある程度近づくと、志田さんは満面の笑みを浮かべた。
でもそれは……真っ黒な吐き気を催す笑顔ッ!
まるで私が“巣にかかった可哀想な蝶を見る蜘蛛のような笑顔ッ!”
【SYUUUUUUUUUU!!】
・・・・・
「……ッ!?危ない!上から来るッ!?」
直感だった。
恥も外聞も捨て去って思いっきり惨めにその場から転がり去る。
直後。
【バッシャァアアアア!!】
「……水ッ!?」
頭上から大量の水が降ってきた。
そのすぐ後にカランコロンと音を立ててどこにでもあるバケツが転がる。
お陰で靴下がずぶ濡れだ…… ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いや……問題はそこじゃ無い……“なぜ水入りのバケツが空から降ってきたのか?”
「あらあら。避けちゃったわね。まぁいいわ結構水は被ったみたいだし〜
ファット・ジョー!」
志田さんの横にいつの間にか何かが『浮かんでいた』。
真っ黒い布の塊のような物。上の方にはデフォルメされた骸骨が上下逆さに張り付いている。
それに合わせるかのように白骨化した右手だけがプカプカと一緒に浮いている。
「あら……貴方も見えるのね。 ・・・・・・・・・
まぁ良いわ……もう“遅い”もの!ファット・ジョー!彼女を太らせなさい!」
ぶくりと、水で濡れた膝から足の方までが膨らむ……いや、正確に言おう、
『太った』のだ!部分的にッ!
これは間違いなく……
「スタンド攻撃かッ!!」
「へぇ……これスタンドって言うの……
とりあえず近くにあったCDから『ファット・ジョー』と名前を付けたんだけど。
貴方中々詳しそうね。ふふ……でもまずは貴方を思いっきり太らせてからね!
その後ゆっくりと聞いてあげる!」
……とりあえず彼女から色々聞かなければ……!
「ねぇ……どうしてこんな事をしてるの?」
「こんな事……?」 ・・・・・・・・・・
「そう……どうしてわざわざ他人を太らせてるのかなと思ってね」
「答えると思って?」
「駄目なの?」
「そぉねぇ……」
暫く考え込むそぶりの後、志田さんは──
「とりあえず貴方を限界まで太らせてあげるわ!」
バケツを握りしめ、私に向かって水をかけてきた!
とっさに回避行動に移ったけど、急に足だけ太らされてバランスが悪くなったのか、
全部を避けることは出来なかった。
バシャリと、お腹の辺りに大量の水がかかる。
その途端、むくむくとお腹の辺りが太くなっていく。
デザイン上、割とゆったりめだった制服がピチピチと張り詰めていくのが分かる。
スカートが食い込むのが地味に痛いッ!
「いいわねぇ〜その姿!とってもお似合いよ!
でも……あんまりかからなかったわね」
「そうね……こちらにとっては“不幸中の幸い”……かしら?」
不敵に笑ってみせる。
こう言う時こそ笑うものよ。 ・・・・・・・・・・
それに……向こうはまだスタンドについて詳しく知らないみたいだしね。
「あらぁ〜随分と余裕そうね。
まぁいいわ……こっちにはこれがあるし〜」
そう言って彼女が取り出したのは……
「それって……!」
「そうッ!これは『マッチ棒』ッ!でも貴方も知ってるわよねぇ〜?
以前あった『不良が吸ったタバコの不始末』が原因であったボヤ騒ぎ。
大騒ぎになったもの。 ・・・・・・・・・・・・・・・・
それ以降、この学校は『全ての部屋に火災報知器を設置した』わ。
特にぃ……不審火が有ったこの部屋には『スプリンクラー付き』のをねッ!」
ま、まずいッ!!
あれを付けられたら……ッ!!
「そのマッチに火をつけるな────ッ!」
慌てて制止するけど……
「いいえ!限界よッ!『着火』するわッ!」
【ジュ】
軽い音を立ててマッチ棒に火がともる。
それも何本も同時にッ!
【ビー!ビー!ビー! 火災を検出しました!火災を検出しました!
速やかに消火活動に入ります!速やかに消火活動に入ります!】
【シャアアアアアアアアアアアアアアアアア!】
・・・・・・・
水が・・・!『水が降ってくる』ッ!!
全身にまんべんなく……!
火は消えた物の、全身水でぐっしょりだ!
「ふふ・・・いいわ!すっごぉぉおおおっく、いい!
さぁ出番よ!『ファット・ジョー』!」
むくりむくりと、体中がぶよぶよとした脂肪で覆われるのが分かる。
ビチッと嫌な音を立ててスカートが破けた。
元々太くなっていたお腹周りもさらに増え、当然制服のボタンなんて弾け飛んでいる。
それだけじゃなく、一部は完全に亀裂が入ってやぶけてるし……!
さっきまで細かった二の腕はぶくぶくと膨れていく。
親指がまるでフランクフルトみたいにパンパンに腫れ上がっている。
見えないけど頬も凄い事になってるんでしょうね……
「いいわぁ……その体ッ!まるで豚のようね!
そうよ!私をバカにする奴はこうして私よりも醜く太れば良いのよ!」
「醜く……?」
何となく疑問を投げかけると、志田さんは悦に入った表情で語ってくれた。
「そうよ!私は見ての通り地味でデブよ!
貴方達美人はいいわよねぇ〜……何もしなくても自信が持てるもの!
どうせ貴方達は陰で私のことをあざ笑ってるんでしょ!?
美人なんてみんなそうよ!そうに決まってるわッ!
なら……私はこの力で逆に貴方達をあざ笑って上げるわッ!」
そんな事の為だったなんて……やれやれだわ。
「あら?どうしたのかしらその表情?
まるで『粋がるんじゃ無いわこの三下がッ!』と言わんばかりの顔じゃない」
「ええそうよ」
「……今なんて?」
まったく、もう少しまともな理由かと思ったら、これとはね。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「あら、志田さんが言ったでしょう?『粋がるんじゃ無いわこの三下がッ!』」
自信たっぷりに返してやる。
「……粋がってるのはどっちよ!?そんな体で一体何をするつもりだっていうの!?」
「そうね、私は今まともに動けないわ。分厚い脂肪に覆われて、それなのに筋力は元のまま……」
「そうでしょ!?それなのになんだって言うの!?」
だから言ってるじゃ無い。
・・・・・・ ・・・・・・・・・・
「そう、『私は動けない』。でも、『私のスタンドは動ける』わッ!
キャッチ・ザ・ライトォォォオオ!」
戦闘に意識をまわす。
スタンドを操る為に、戦闘に集中する。
闘う意思を。 ・・・・・・・・・・・・
それは形となって『私の側に立ってくれるッ!』
気付けば私の側にはキャッチ・ザ・ライトが佇んでいた。
球体が三本のパイプで繋がったような歪な人型……
頭にはまるで電球の様な模様。
これが私のスタンド。『キャッチ・ザ・ライト』……
「それ……もしかして貴方の」
「ええ、そう。『スタンド』よ。
今から貴方をボコボコにするけど良いわよね……?
急がないと騒ぎを聞きつけた警備の人とか来そうだし……」
そうなると面倒なのよね……説明って……一般の人にはさぁ。
「くっ……ファット・ジョー!」
志田さんのスタンドがこっちに向かってくるけど。
「無駄よ」
「なっ────ッ」
ファット・ジョーはどう見ても近距離パワー型の中でも特殊能力に特化したタイプ。
こっちのキャッチ・ザ・ライトは……
「パワーなら自信があるの。ええ、それはもう、とってもねッ!」
がっちりと志田さんのスタンドを押さえ込む。
そのまま志田さんのスタンドを壁に叩き付ける。
小さくスタンドが教室の壁にめり込む。
「がっ──ハッアアッ!?」
「スタンドのルールその1。『スタンドが傷つくと本体も傷つく』」
「くっ……このぉ!」
志田さんがキャッチ・ザ・ライトに向かって近くにあった花瓶で殴りかかってくる。
でもね、志田さん。
「スタンドのルールその2。『スタンドはスタンド同士でしか触れ合えない』」
スカッと、志田さんの攻撃はキャッチ・ザ・ライトをすり抜けた。
キャッチ・ザ・ライトでそのまま志田さんを『掴んだ』。
「不公平だからね……私のスタンドについて教えてあげる。
私の『キャッチ・ザ・ライト』は物を『掴む』事が出来るの。
そしてそれを引き寄せられる……あんまり重い物だと駄目だけどね。
スタンドは能力では『掴めない』けど、でもさっきみたいに普通に掴む事は出来るわ」
「……ね、ねぇ?取引しない?」
「……」
「そうよ!取引しましょう!私が貴方にかけた能力を解除してあげるから!
ね、ね!その代わり貴方は私を離して!お互い水に流しましょうよ!」
必死に懇願する志田さん。
確かに……考えようによっては。
「……そうね、それは良い案かもね」
「そうよねッ!貴方もそう思うわよね!?」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「そう、貴方にとっては良い案かもね。でも……『私にとっては微塵も良い案とは言えないわ』」
「えっ……」
志田さんを床に投げるように離してから、志田さんのスタンドを改めて捕まえる。
「貴方は調子に乗りすぎたのよ……“罪には罰を”よ。
じゃあね。後で病院には連れて行ってあげるから安心してね」
「そ、そんな……ッ!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアアアアアアアアァァ
ァァァッ!」
ファット・ジョーを殴り飛ばして、さっきめり込ませた壁の横に新しくもう一発めり込ませた。
暫くは『再起不能』でしょうね。
「まったく……やれやれだわ」
弾け飛んだスカートをスタンドで拾い上げ、私は携帯電話を取りだした。
・
・
・
「……あの時は本当にごめんなさい」
「反省したならいいんじゃない?私は能力解除して貰ったから別にそんなに怒ってないし……」
数日後、スピードワゴン財団の日本支部で会った志田さんが頭を下げてきた。
あの後スピードワゴン財団に連絡、情報の根回しと太ってまともに動けない私と
気絶してケガだらけの志田さんを回収して貰った。
そう、私が学校が始まった時に巻き込まれた『事件』……それは『矢』で刺されたという物だった。
スピードワゴン財団……世界きっての超巨大財団。
その中にはスタンドやらを扱う部門がある。
そこの研究者達が言うには、私が刺された矢は『スタンドの矢』と言うものらしい。
刺された相手が素質アリなら何とか生き残る。素質が無ければ死ぬ。そう言う物らしい。
私は素質が有ったようだが、一ヶ月間生死をさまようハメになった。
志田さんも同じ境遇らしい。
ある日、下校途中に誰かに矢で刺されたのだ。
その際気絶をしてしまい、記憶が混乱。立ちくらみで倒れた程度に考えていたらしい。
まぁその後質の悪い風邪みたいな症状が一週間続けばそう思っても仕方ないが。
「私ね……ようやく『自分に自信が持てた』の。あのスタンドのお陰で。
でもね……それは間違いだった。力に溺れてただけ。
やっぱり、私は自信なんか付けちゃいけない女だったみたい」
「……いえ、貴方は『自信を持つに値する』わ。」
「えっ……?」
ずっと目を伏せていた志田さんが驚いた表情で顔を上げる。
「だって、貴方は『きちんと間違いを認めることが出来た』じゃないの。
それは誰にだってできる事じゃ無いわ……『意思とは人の心也』。父さんの言葉なんだけどね……
『意思は心を映す鏡。例え自分を偽ろうとしても心がそれを許さない。
意思は心が動かす物だから』
……らしいわ。
まぁ小難しい事は判らないけどさ。
貴方の心は“曲がってない”。まっすぐなのよ。だからそれは貴方の誇るべき物よ」
そう言って私は志田さんから離れようとした。
でも。
「志田さん?」
「……」
志田さんの両手が私の右腕をがっしりと掴んでいる。
「……本当にごめんなさい!ごめんなさぁい!」
大粒の涙を流す彼女の頭を、そっと私は撫でた。
・キャッチ・ザ・ライト:スタンド能力は「物を捕まえる」能力。
2tまでの物ならこっちに引き寄せる。
2t以上の物でも近づくだけなら出来る。だがスタンドを能力で掴む事は不可能。
普通に触ったりは出来る。
かなり遠くの物まで掴めるが、徐々に掴む力が下がっていく。
大体フルパワーで掴めるのは200m位が限度である。
破壊力─B スピード─B 射程距離─A 持続力─D 精密動作─D 成長性─D
・ファット・ジョー:スタンド能力は「水を他人の体に変換する」能力。
ケガの治療等にも使えるが、志田は相手を太らせることにしか使ってない。
だが本来は片腕どころか内臓までも複製できるスタンド。
一見便利だが、本体の戦闘能力はほぼ0に近く、また効果を及ぼせる範囲も約10m程である。
水500mlで大体片腕位なら再生できる。(=大体500mlで5kg弱)
破壊力─E スピード─D 射程距離─D 持続力─A 精密動作─A 成長性─C
二条成子
身長:168cm
体重:50kg → 69kg → 133kg
B:87cm → 85cm → 103cm
W:63cm → 93cm → 134cm
H:79cm → 88cm → 129cm
「ただいま」
「あら、おかえりジョジョ」
「母さん……その呼び方嫌いって言ったよね?」
「あら?私的にはワクワクするのにぃ……それにこれは貴方の思い出のあだなじゃない?」
「男子にからかわれただけよ……二条の条と成子の成でジョジョなんて……」
「そういえばあの男子の名前なんだったかしら?確か……東、東……」
「東方……だったと思う。下の名前は忘れたけど」
「そうそう!ヒガシカタさん!流石ジョジョは記憶力がイイ!」
「だからやめてってば……」