装着するは喜びの

装着するは喜びの

 

 

メリシア=リール 14歳 身長138cm 体重39kg
若い魔法使いの卵。エンチャント魔法を師匠に教えられて・・・

 

 

 

 

 

「メリシア、今日君に教えたことは大事なことだ。いいね?」
「はい!お師匠様!」

 

深い森の中。
小さな塔の前で背の高い老人と、小柄な少女が向き合っている。
老人の問いに元気よく返事をする少女の名はメリシア。
彼女は魔法使いの見習いであり、この老人に弟子入りしているのだ。

 

「良い返事だ。この魔法・・・エンチャントは扱いがとても難しい。
 だが、上手く使えば服や杖に様々な効果をもたらすことが出来る。
 空を飛ぶ箒もこのエンチャント魔法を使っているのだよ?」
「はい!頑張って練習します!」
「意気込むのは良いことだ。だがこの魔法は私が居る時だけ練習する事。
 そうで無ければ取り返しの付かないことになるかもしれないからね」
「・・・はーい」

 

老人の言葉に不満そうなメリシア。
老人はメリシアの頭を軽く撫でると、メリシアを引き連れて塔の中へと戻るのだった。

 



 

「・・・お師匠様はああ言ってたけど、やっぱり練習しておいた方がいいよね?」

 

その日の夜。
夕食を食べ終えたメリシアは自室でベッドに寝転びながら一人そう呟いた。
元々彼女は孤児である。
故に自分を拾ってくれた師匠である老人に一刻も早く恩返しをしたいのだ。

 

「うん・・・そうしよう・・・!きっとお師匠様も喜んでくれるよね?
 それに急に上手くなったらビックリするはずだし!うん、やっちゃおう!」

 

子供らしい理由を胸に彼女は立ち上がると、こっそりと自室を抜け出す。
ゆっくりと下に降りていき、まずは老人の部屋を覗く。
老人はベッドの上で穏やかな寝息をたてており、
寝ていることを確認したメリシアはそっと部屋を出た。
彼女はそのまま老人の書斎にこっそりと入り込むと、昼間老人が使っていた魔道書を探す。

 

「エンチャント・・・エンチャント・・・あった、これだ!」

 

赤い表紙に金色の文字で『エンチャントの基礎』と書かれた本を手に取り、
メリシアは自室へとこっそり戻る。
自室の机の上に本を置き、ゆっくりと本のページをめくっていくメリシア。

 

「・・・えっと・・・『先ずは魔法を施す品物を用意する。次に魔法に沿った触媒を用意しする。』
 それで・・・『魔方陣を用意し、触媒と品物を魔方陣の決められた位置に合わせる。その後呪文を
 唱える。』
 ・・・やっぱり簡単だよねぇ」

 

本を読みながら昼間の老人の教えを思い出すメリシア。
そう、エンチャント魔法とは詰まるところ触媒に宿った魔力を
別の物に指向性を持たせて宿らせるだけなのだ。
ただ、この作業は非常に繊細である。
少しでも加減を間違えると魔力が暴走、品物・触媒共に爆発するなんて事はしょっちゅうだ。
仮に成功したとしても、触媒の量や品物の性質によって効果が全く変わることもある。
ゆえに老人はまだ早いと思いやり方だけを教えたのだ。
普段の老人の教える魔法は寧ろ薬学に近く、若いメリシアには退屈な物が多かった。
それ故、老人はモチベーションを高めてやろうという心遣いでこの魔法の事を教えたのだった。
それが今、最悪の形で結果を出そうとしている。

 

「エンチャントの一覧は・・・っと、あったあった。
 えっと・・・『能力強化』、『品質向上』に・・・『体型変化』?これ面白そう!」

 

メリシアはエンチャント一覧から体型変化の項目を探すと、
その中でより面白そうな物を探していく。

 

「練習とは言えやっぱり自分も楽しめないとね。えっと・・・『鼻を高くする』・・・
 『目の色を変える』・・・『髪の毛を伸ばす』・・・なんだか普通・・・」

 

思いの外面白味の少ない魔法達にメリシアは不満げな声を上げる。

 

「・・・あ、『背を伸ばす』かぁ・・・これいいかも」

 

ふと目を付けた項目にうっとりとするメリシア。
彼女は14歳。
大人な体型という物に憧れるのだ。

 

「必要な触媒は・・・オーク樹の繊維か・・・
 『施す品物はアクセサリー類が一般的である』ね・・・」

 

メリシアはかけていた椅子から降りると、机の引き出しを漁る。
やがて出てきたのは小さなペンダントだった。

 

「前に露天で買って貰った安物だけど・・・これならいいよね。
 あとはオーク樹の繊維か・・・」

 

メリシアは部屋を再びこっそりと出ると、下へ降りて様々な品物が置いてある部屋へと入っていく。
魔法の触媒や薬の材料が保管してあるこの部屋はメリシアも何度も訪れており、
目標の前まで迷うことなく歩いて行く。

 

「あった、オーク樹の繊維」

 

瓶に詰められた樹の繊維を取りだし、近くの秤で必要な量を分ける。
それをこぼさないように大事に手に持つと、メリシアは再び自室へと上がっていった。

 



 

「これでよし・・・」

 

20分後。
彼女は自分の部屋の床にインクで魔方陣を描き終えていた。
メリシアは本の通りにペンダントとオーク樹の繊維を置くと、ゆっくりと呪文を唱えていく。
メリシアの体から魔力が魔方陣へと流れていき、呪文にあわせて魔方陣が少しずつ光り輝いていく。
やがてその輝きはドンドンと増していき、部屋が夜だというのに昼間のように明るくなる。
その光が一段と輝いたかと思うと、ポンという乾いた音と共にオーク樹の繊維が消え去った。
魔方陣の光も消え、残されたのはペンダントだけである。

 

「・・・成功したの?」

 

実感が湧かないメリシアは、本を再び読んだりして状況の確認をする。
本によると、触媒だけが消え品物が傷一つ無く存在している場合は成功とある。
メリシアがペンダントを恐る恐る拾い上げると、ペンダントには仄かな暖かみがあった。
メリシアが意を決して首にかけてみると、途端にメリシアの体が熱くなった。

 

「あ・・・っ!」

 

予想以上の熱さに思わず声が漏れるメリシア。
その体はドンドンと熱さを増していき、そして大きくなっていった。
むくり、むくりと高くなる目線。
すらりと伸びていく腕や足。
胸や尻が徐々に膨らんでいき、相対的に腰にはくびれが生まれる。

 

「や、やった!成功だ!!」

 

やや低くなった声で成功を喜ぶメリシア。
だが、体はそれでは留まらない。
体はなおも上へと伸び、徐々に横にも伸びていく。
胸はドンドンと可愛らしい服を引き延ばしていき、
腰のくびれの上にはたっぷりと脂肪が乗っていく。
細くなっていたはずの足は1秒ごとに太さを増し、だらしない肉が乗っていく。

 

「や、やだ!!止まって!止まってよぉ!!」

 

叫ぶメリシアだが、その体の成長が止まることはない。
メリシアはペンダントを外そうと思ったが、
成長を続ける胸の谷間に押さえつけられ中々出てこない。
メリシアがもたついている間にも彼女の体は徐々に大きくなり続け、
やがて着ていた服をビリビリに引き裂いた。
やがて彼女の首の肉で鎖が埋まり、さらに指が太くなりすぎたために
メリシアは自力でペンダントを外せなくなってしまった。
そのまましばらくの時間が経ち、メリシアの膨張に負けた鎖がはじけ飛んだ。
ようやくメリシアの肥大化は止まったが、その時には彼女の体は
肉の塊と言うべき状態となっていた。
小柄だった背は高く伸び、老人よりも40cmは高いだろう。
腹はまるでビア樽を2つ入れたかのようなサイズであり、
当然立ち上がることなど出来ない大きさだ。
胸は以前のメリシアが片方に丸々入るのでは?と思える程になり、若さの御陰か丸く保っている。
足は片方が扉の横幅とそう変わらない程に太くなり、膝の位置が分からないほどに肉に覆われた。
腕はまるで幕のように垂れ下がり、肩も肘も殆ど動かせない。

首は顔まで続く肉で覆われ、最早どこが顎でどこが頬でどこが首なのかまるで分からない。
背中にはこんもりと肉の段が生まれ、尻にまで続く贅肉の山が山脈のようである。
尻は尻で分厚く横に広がり、床にギシギシと圧力をかけていく。

 

「ふ・・・ふひぃ・・・ご、ごんなごどっでぇ・・・!」

 

泣き顔のままその場で呆然とするメリシア。
何が原因だったのか、やはりお師匠様の言うとおりにするべきだった。
そう考えるメリシアだが、すでに後の祭りであった。
翌朝、彼女を発見した老人によって彼女は救い出されたがこってりと絞られたという。

 

 

 

メリシア=リール
身長:138cm → 216cm
体重: 40kg  → 503kg
 B:74cm  → 184cm
 W:58cm  → 297cm
 H:71cm  → 213cm


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