ドレスはどこ? リプレイ

ドレスはどこ? リプレイ

「ドレスはどこ? サンプルリプレイ〜小説風味〜」

 

※これはシナリオ「ドレスはどこ?」のセッションログを小説風にまとめた物です。
 内容は知人にご協力いただいたテストセッションのログをほぼそのまま載せて、
 一部のみ編集しています。
 また内部数値はダイスロール結果・変動のあったステータス・SAN値肥満値・
 体重(体重だけは最後に纏めて)のみを載せています。
 ではゆっくりとお楽しみ下さい。

 

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西村 ゆかり(にしむら ゆかり) 18歳 女性 体重54kg

 

STR=8
CON=8
SIZ=9
INT=9
POW=17
DEX=12
APP=15
EDU=17
耐久:9
SAN:85
肥満:75
DB:±0
[知識]:85
[幸運]:85
[アイデア]:45
目星(85)

応急手当(80)
聞き耳(85)
キック(95)
隠れる(60)
水泳(75)25
忍び歩き(50)
図書館(75)

 

 

 

 

ぽつぽつと降り始めていた雨は次第に勢いを増し、今では豪雨と言って差し支えない程である。
西村ゆかりは学校の帰りに近くの森へと立ち寄っていた所だった。
木々は簡易な傘の役割をはたしてはいたが、これではすぐにずぶ濡れになるだろう。
雨のせいで視界が悪く、フラフラと走り回ったゆかの目の前には一軒の洋館が建っていた。

 

ゆかり「ちょっとだけ雨宿りさせてもらおうかな」

 

ゆかりはそういって玄関先まで行くことにする。
ゆかりが洋館に近づくと、玄関の扉が少し開いていることを発見した。
中は薄暗いが、しっかりした造りのようで外よりは幾分かマシに思える。

 

ゆかり「・・・中に入れてもらえるか聞いてみよっかな」

 

ゆかりはそう考えると、ドアを開けて中にいると思われる住人に尋ねることにした。

 

ゆかり「ごめんくださーい!どなたかいらっしゃいませんかー?」

 

ゆかりの声が洋館に響き渡る。
だが返事をする声は無かった。

 

ゆかり「誰も居ないのかな・・・・このままここに居るのも変だし、
    ちょっと部屋をさがしてみよっと!」

 

そう言って、ゆかりは洋館の奥へと進んでいった。

 



 

玄関に入ると目の前には多少古びている物の、豪華絢爛であったことを思わせる巨大な階段。
左右にはそれぞれ左に2つ、右に1つ扉がある。
ゆかりはまずは右から調べてみますかと、右側の扉を開ける。
中は食堂のようで、大きめのテーブルが鎮座している。
白かったであろうテーブルクロスは無惨にも汚れている。

 

ゆかり「子供かな・・・?こんなに汚れて・・・でも普通はすぐ取り替えたりするよねぇ?」

 

テーブルクロスの汚れに疑問を持ったゆかりはテーブルクロスを調べた。

 

[目星]29/85 成功

 

テーブルクロスの汚れは、汚れと言うよりは煤や焼け焦げた後である事が判る。

 

ゆかり「焦げてる・・・?火事かなにか・・・?」

 

何となくだが、ここにいることが少し不安になってきたゆかりは早く住んでいる人を探そうと奥の扉を開ける。
中は台所のようだ。一通りの食器や調理器具などが壁や戸棚に入っているのが見える。
ゆかりは人が居ないのを確認すると、逆側の部屋を調べようと食堂へと戻った。
先ほどまで何もなかったはずのテーブルの上に大量の食事が並んでいる。
どれもできたてで、食欲をそそる良い香りが漂っている。
ゆかりは、まるでその匂いに誘われるかのように、近くの椅子へと腰を下ろした。

 

[肥満チェック]74/75 成功
1D3の減少→2
現在肥満値73

 

ゆかりは己からわき起こる食欲に勝てず、目の前の料理に手を出す。
濃厚でとろけるような味わいが口いっぱいに広がってゆく。
一口、また一口と手が止まらなくなっていく。
まるで他の事が考えられないのか、ゆかはただひたすらに目の前の食事を食べ続ける。
暫くし、ゆかりが気がつくと目の前にあった筈の食事は全て消えていた。
白昼夢でもみたのかと思い、ゆかりは椅子から立ち上がる。
だが、立ち上がった時にゆかりは感じたのだ。
自分の身体に醜い脂肪が纏わり付いたことを。

 

ゆかり「あ・・・れ・・・?なんか・・・スカートがきつい・・・って嘘っ!?」

 

違和感を感じ、服をめくり上げるとぽてっとスカートに乗ったお腹の肉があり驚愕する。
ゆかりは己の身体を調べる。
くびれは大分薄くなり、手でつまめるほどの脂肪があるのだ。
それは受け入れがたい事実でもあった。
訳も分からないまま、ゆかりは次の部屋を探索する事にした。

 



 

逆側、玄関から見て左側の奥の部屋。
ゆかりがゆっくりと扉を開けると中は寝室であった。
辺りを見回すが、誰も居ないようだ。

 

[目星]42/85 成功

 

ゆかりはベッドを注視してみた。
なぜかやたらと古くさいイメージを受けたゆかりは、ベッドに触れてみる。

 

ゆかり「けっこう前から住んでるのかなぁ・・・?」

 

すると、急に意識が遠のいていく。
それは不思議な夢だった。
巨大な、安心出来る腕にだかれ、ゆっくりとまどろむ夢。
揺られ続けると、無性に空腹を感じる。
それを腕の持ち主は感じたのか、口に何かが押し当てられる。
甘く心地よい舌触りの液体が体に満ちる夢。
それは母親の母乳を飲む赤子の夢だった。

 

[肥満チェック]54/73 成功
肥満値→1の減少
現在肥満値72
DEXとAPP共に1の減少。

 

はっとしたゆかりは、頭を振り意識をはっきりとさせる。
これと言った物は見つからなかったので、ゆかりはさっきよりも重くなった気がする体を動かし、もう一つの部屋へと入る。

 



 

中は書斎のようだった。
本棚には多くの本が積まれている。

 

ゆかり「すごい・・・どこかの教授さんとかそういう人が住んでるのかな?」

 

そういって、ゆかりはどんな本が並んでいるだろうと興味を持ち見回る。

 

[図書館]62/75 成功

 

ゆかりは一冊の本に目がとまる。
それは絵本のようだった。
この書斎にはあまりにも似つかわしくない。

 

ゆかり「なんでここに・・・?」

 

本を手にとり読み始めようとする。
本の中身は次のような内容だった。

 

『有るところに女の子が住んでいました
 女の子は両親の愛を沢山受け、すくすくと成長していました
 ですが愛が大きすぎたのか、女の子はまん丸に太っていたのです
 そんな女の子には夢がありました
 それはとってもとっても綺麗なドレスを着ること
 でも、女の子の夢は叶いませんでした
 なぜなら──』

 

の先は焦げ付いているため読めない。

 

[アイデア]13/45 成功

 

ゆかりが絵本を読み終えると、頭の中に微かな声が聞こえる。

 

「どこ?・・・レスはどこ?・・・私のド・・・こ?」

 

その声を聞くと、ゆかは背筋に寒い物を感じる。

 

肥満値→1D3の減少(3)
現在肥満値69。DEXとAPPが1減少。

 

ゆかり「今の声は・・・?ってあれ・・・なんかまた身体が重くなったような・・・」

 

お腹を少しつまんでみる。
もにゅりと、先ほどよりも分厚くつまめる感覚が、ゆかりの指に返ってくる。

 

ゆかり「さっきは食べすぎたからかなとか思ってたけど・・・これはいくらなんでもおかしい・・・」

 

一体何がこの洋館で起きているのか・・・不安が増すゆかりだった。

 



 

一階を探索し終え、ゆかりは二階へ昇るために階段に足をかける。
その途端、体がじわりと熱くなる。
そして少しずつだが、服がさっきよりもきつくなった気がする。
まずいと思ったゆかりは必死に階段を駆け上がる。

 

[DEX×5]71/50 失敗
肥満値1D6+2の減少→8減少
現在肥満値61
DEXとAPPが2減少

 

ゆかりは必死に階段を駆け上るが、重くなった体はきちんと言うことを聞いてくれない。
予想よりも大幅に時間をかけ、やっとの思いで階段を上りきったゆかの体は大きく変化していた。
階段を上る前まではまだぽっちゃりで済んでいたであろう体型は、今や完全にデブの域へと到達している。
服は先ほどからビリビリと悲鳴を上げ、すかーとのホックは先ほど限界を迎え弾けた。
だが肉が阻害しているのか、ずり落ちることはないようだ。
とはいえ、流石に苦しい。
ブラはホックこそ外れたが、肩に食い込み、制服はピチピチと体を圧迫している。

 

ゆかり「はぁっ・・・ひぃっ・・・は、はやく・・・ふぅ・・・はぁ・・・なんとかっしないとぉ・・・」

 

汗をたらしながら重い体を必死に動かし二階の探索へ挑むゆかりだった。

 



 

ゆかは重くなった体を引きずり、部屋に入る。
そこは子供部屋のようだ。
ファンシーなぬいぐるみや、木で出来た玩具がいくつか並んでいる。
ただ、子供部屋にしてはベッドが少々大きいようにも感じる、

 

ゆかり「はぁ・・・ふぅ・・・誰も・・・いない?・・・ふぅ・・・何か手がかりはないかな・・・」

 

ゆかりは辺りを見回してみる。

 

[聞き耳]86/85 失敗

 

ゆかりは辺りを見回したが特に何もなく、噴き出る汗を拭いながら別の部屋へとむかって行った。

 



 

先ほどの部屋と階段を挟んで反対側の部屋に入ると、様々な衣装がゆかの目に飛び込んでくる。
どうやらここは衣装部屋のようだ。
ゆかりは何か手がかりは無いかと調べ回る。

 

[目星]68/85 成功

 

ゆかりはふと、一つだけ衣装の掛かってないハンガーを見つける。

 

ゆかり「衣装が掛かってない・・・って事は少なくとも
    ここにあった服を着てる人がどこかに・・・?」

 

そう考えつつ、ゆかりはハンガーを手に取った。
その途端、違和感を覚える。
まるで服が縮んだような感覚だ。

 

[肥満チェック]28/61 成功
1D3の減少→3
現在肥満値58
DEXとAPPが1ずつ減少

 

ぎちぎちと、破れかけだったはずの服が肉に食い込む感覚をゆかは覚えた。
だが、実際は逆だったのだ。
服が縮むのでは無く、ゆかが加速度的に太っていくのだ。
気付けば、また一回りゆかの体が太くなっていた。

 

ゆかり「ふぅ・・・はぁ・・・また太った・・・?うぅ・・・服ももうボロボロだし・・・
    そうだ、衣裳部屋だし何か着れるのとかないかなぁ・・・?」

 

ゆかりが探すと、かなり大きめの服があった。
だがこれは男物のようだ。

 

ゆかり「これかぁ・・・ふぅ・・・はぁ・・・流石に男の人が着てたのは・・・仕方ない、我慢・・・」

 

さすがに他人の男が着ていた服は受け付けれず、諦めて原因をつきとめる探索を続行することにした。

 



 

ゆかりは玄関から見て正面の扉をゆっくりと開けた。
中は応接間だろうか。ゆったりとした部屋の中に一人の女の子が居る。
年頃は10歳前後だろうか。
だが、いくつかおかしな場所がある。
一つはその体型だ。
丸々と太って、もしかすると現在のゆかよりも重いのではないかと思える。
きちんとした身なりではあるが、どこもかしこもぱつんぱつんである。
もう一つはその肌だ。
これだけ太っていればいくら何でも血色がよく、ある程度肌に赤みが差すはずだ。
それが病的なまでに白い・・・まるで透き通るかのように。
いや、実際透き通っているのだ。
良く見れば彼女の体はうっすらと向こう側が見える。
それは人間ではあり得ない事だ。
つまり、彼女は・・・この世の者ならざるのだ。

 

[SANチェック]60/85
SAN値減少→1
現在SAN値→84

 

少女「おねーさんだぁれ?」

 

少女の幽霊はゆかの方を向くとゆかにそう尋ねてきた。

 

ゆかり「ふぅ・・・はぁ・・・私はその・・・雨宿りしようと思ってちょっとお邪魔して・・・
    あの、君は・・・?」

 

止まらない汗を腕で拭いつつ、ゆかりは少女に問い返す。

 

少女「私?私はリーンだよ。おねーさんは?」

 

そう無垢に返してくる。

 

ゆかり「私は・・・ゆかり。西村ゆかり。ここにはリーンちゃんしかいないの・・・?」
リーン「今はそうだね。あ、そうだ!おねーさん私のお願い聞いてくれる?」
ゆかり「お願い・・・?」
リーン「うん、私ね。ドレスを探してるの。でも見つからないんだ。おねーさんも探してくれる?」

 

リーンはそう頼み込んでくる。
ゆかり「それは・・・いいけど・・・」
リーン「じゃあお願いね!確かお母様が私にご本を読んでくれた時が最後に見た時だったはずよ」

 

そういうとリーンはふわりと宙に浮き、そのままスッと消えてしまった。

 

ゆかり「消えちゃった・・・とりあえずドレスを探してみるか・・・」

 

ゆかりは応接間を後にすると、洋館を改めて探索しなおした。

 



 

書斎で目的のドレスを見つけたゆかり。
先ほど探した時には無かった筈なのにである。
疑問に思いつつも、目的を果たしたゆかはドレスを持ってもう一度応接間へと歩き出した。
応接間につくと、少女は最初と同じように床に座っていた。

 

リーン「あ、それ!そのドレスよ!」

 

リーンははしゃいでいる。

 

ゆかり「見つかって・・・よかったね、リーンちゃん」

 

微笑みかけるゆかり。
リーンはゆかからドレスを受け取るとそれを抱きしめ踊るように辺りを飛び回る。
が、暫くすると立ち止まってしまった。

 

リーン「なんで・・・なんでこのドレスはこんなにも細いのよ!!!」

 

そう、リーンが言うように、ドレスは細身の少女に合うような物だ。
括れたウエストがあって初めて映えるデザインであるそれはリーンには酷く似合わない。

 

リーン「そうよ!おねーさんに着せれば良いんだわ!
    そうすればリーンが着れるように生地が伸びるもの!」

 

するすると、リーンの手の中からドレスがまるで意思を持っているかのように動き出す。
それはゆかの体を包み込むかのように伸び、無惨な格好のゆかの体を着飾る。

 

リーン「うーん・・・おねーさんの体でも足りないの・・・?
    ならおねーさんがもっと太れば良いのね!」

 

そういうとゆかの体がぶくぶくとうごめく。
まるで内側から膨らむかのように。
それは何度か味わったあの感覚。
ゆかはまた太っているのだ。

 

[肥満チェック]73/58 失敗
1D12+5→16
現在肥満値16
DEX及びAPPが6減少

 

ゆかりの体が加速度的に膨らんでいく。
だがドレスはいつまでも一緒に大きくなっていく。
立っていられなくなり、思わず尻餅をつく。
だがそんなゆかりに返ってきたのはやわらかな脂肪の反発する感覚だった。
ドスンと、凄い音を響かせた割に衝撃が無い。
それもそのはずだ。みっちりと尻につまった脂肪がクッションとなってゆかりを支えているのだから。
その間にもゆかりはどんどんと太っていく。
まるで風船に電動ポンプで空気を入れるかのように。
気付けば、ゆかの体は丸々と肥え太っていた。

 

ゆかり「ぶひゅぅーっ・・・!そぉ・・・そぉんなぁ・・・ふひゅーっ・・・ふひぃーっ・・・
    こぉ・・・こんなにぃ・・・太る・・・なっ・・んてぇっ・・・ふひゅーっ・・・!」

 

脂肪で圧迫された口は荒い呼吸を行い、頬肉で細められた目には涙が浮かんでいた。

 

リーン「うーん・・・これだけ太ればおっけかなー?」

 

言うが早いか、リーンはゆかりからドレスを奪い取ってしまう。
最早ゆかりを隠す物は何一つとしてない。
だがリーンはそんなことはつゆ知らずとばかりにドレスを着てはしゃいでいる。

 

リーン「うん!イイ感じ!コレなら私のウエストでも細く見えるもんね!ありがとねおねーさん!」

 

リーンはお礼の言葉を一通り述べた後、そのまま消えていった。

 

ゆかり「ふひゅーっ・・・!そ、そんなぁ・・・ふひぃっ・・・ふぅっ・・・わ、私のぉ・・・ぶひゅーっ・・・
    私の身体っ・・・ど、どうなるのぉーっ!?」

 

消えゆくリーンに、ゆかりは太い腕を震わせながらも伸ばすが届くはずもなかった。

 



 

リーンが消えた後、ゆかりの目の前は真っ暗になった。
再び気がついた時には空から太陽の日差しが降り注いでいた。
ゆかりが辺りを見渡すと、そこは確かに洋館の応接間“だった”場所だ。
焼け焦げ、炭となった柱が痛々しい無惨な廃墟の二階。
階段も崩れどうあがいても戻れないし上れない宙ぶらりんな場所。
ゆかりはそこに居たのだ。
数日後、家に帰ってこないゆかりを家族が心配し、警察が捜索して発見するまでゆかりはただひたすらにここに居るハメとなった。
さらに太る悪夢を見ながら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肥満値:75→73→72→69→61→58→42
体重54kg→64kg→69kg→74kg→114kg→129kg→164kg→244kg
DEX=12→11→10→8→7→1
APP=15→14→13→11→10→4


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