悪星氏その5
江西 さやか 28歳
156p
スリーサイズ: B84 W58 H86(単位:cm)
10年あまりグラビアアイドル(他にも女優など)をしている女性。
Dカップの持ち主でスタイルはいいのだが、ここの所人気が低迷している。
(本文開始)
「参ったな…」
ここの所、好きなグラビアアイドルランキングに名前のないさやか。
デビューから数年は写真集も飛ぶように売れたのだが、最近は自身よりバストの大きい女性(G~Iカップ)がグラビアアイドルとして多く活躍してるため、全然売れていない。
というわけで、さやかは芸能界をやめるか考えていた。
関係者からも
「私らも同じことを考えていると思います…」
と言われたので今日は早めに帰路についた。
その途中で、さやかは初めて見る占いの館を見つけた。
将来に悩むなら占いは効くと思って入ることにした。
そして、仕事の悩みを打ち明けた。
「人気を後続に奪われたか…うん、ここ何年かでアンタの負けだね、依頼人」
占い師たるお婆さんはそう語る。
「で、どうしろと?問題はこれからよ」
さやかはそう言うと、占い師は魔法(水晶玉からのビーム)でさやかの体を、一気に太らせた!
「な…なんてことを!?元に戻して!」
「できなくはない。でも、アンタ人気者になれないよ」
「くっ…」
占い師が芸能通なのか見抜かれた本心。
”今ここで辞めたら絶対後悔する”。その気持ちがさやかを支えていた。
また、さやかに専業主婦になれるような嫁入り先は無い模様。
「じゃあ、その代わり1年で消えたら許さないわよ」
占い師にさやかは強烈なカウンターの言葉を吐いた。だが占い師も占い師でとんでもない言葉を放った。
「じゃあお主の細かった過去を1年捨てる毎に人気を一年保証しよう」
「なら、安心ですね。過去ずっとデブでいさせてください」
「ただ…細かった頃の記憶は、わたしの中には残してくださいね、人気者としての自覚が必要だと思いますから」
これにより、さやかの肥満体型は翌日以降もずっと続くこととなった。
その直後、彼女は意識を失った。
さやかが目を覚ますと、自宅のベッドで横になっていた。
仕事に行く朝だ。
細かった頃の記憶は彼女の頭の中にしかないので、服はどれもピッタリだ。
今日は朝からグルメリポート。
海鮮丼、ピザ、今がパンケーキ。
全部特盛で笑顔でペロリといく。
肥満化の際に太い自分がやっていることの記憶も流れ込んでおり、腕前は本当にプロ。
が、ここでアクシデント発生。
食べ過ぎた分がまだ腹に入っており、その上で腹に詰め込んだため、椅子が粉々になってしまった。
響く尻餅と言う名の振動と轟音。
歪む床の一部。
カメラには笑顔で乗り切るが後ろでスタッフがてんやわんや。
改変後の世界だと一年半ぶりらしい。
次の日はグラビア撮影。
針のように細い娘のグラビアに見飽きた人に大人気。
万人受けはせずコアなファンが意外と多くついた状態。
…ちなみに女優ではなくなった模様。
このような日々が続き、占い師の元で太った時よりさらに一回り太ったのだ。
お礼を言おうにも占い師は行方知れず。
体は大量の脂肪で時々悲鳴を上げるが、彼女はこれで芸能活動が続くので楽しそうだ。
…傍から見ると少し怖いが。
江西さやか(身長とスリーサイズの単位:それぞれcm)
(体重の単位:kg)
身長:156
スリーサイズ
肥満化前
B84W58H86
体重48
占い師による肥満化直後
B168W174H172
体重247
さらなる肥満化
B180W210H184
体重315
(完)