236氏による強制肥満化SS

236氏による強制肥満化SS

前へ   1/5   次へ

 

 

 

3年前、近藤香織は18歳の大学1年生だった。
彼女が入学直後から付き合い出した同級生の里美修一は身長が170センチしかないため、彼女の背が彼より10センチほど高い事を香織は大変気にしていた。
そして、それ以上に、彼女の体重が彼よりも10キロ以上も重いことをとても気にしていた。

 

「ねえ修一、自分よりも背が高くってドッシリとした女の子が好きだなんて変なんじゃない?」
ある日、香織は思い切って修一に尋ねてみた。

 

「いや、背の低い子はなんか存在感がなくって魅力を感じないんだよね。背が高くってドッシリとしていると、すごく迫力があって素敵じゃない。香織と話をしていると、今にも押し潰されそうな重圧感がとても魅力的なんだよ。」
と修一は、爽やかな笑顔でそう答えた。

 

「ふ〜ん、そうなんだ〜。でも、なんか、嫌だなあ。私ったら、ただでさえ背が高いのに、横幅もものすごいし。その上、ダイエットしようとしてダンベル運動したら体中の筋肉が盛り上がってきちゃって。」
「筋肉ぶとり、いいじゃない。ただ、皮下脂肪は減らさないでくれよ。男みたいになっちゃったら大変だからな。俺はホモじゃないんだからな。」
「馬鹿なことを言わないでよ。脂肪を落とさなかったらダイエットにならないじゃない。」
「ダイエットなんて言わないでくれよ。もっとたくさん食べて、体重を増やしてくれよ。俺は太目の女の子が好きなんだから。だって、香織のお母さんって体重が200キロ以上あるって言ってたじゃないか」
「うん。そうなのよ。恥ずかしいわ。」
「だから香織は先物買いなんだよ。」
「えっ、どういう意味?」
「きっと香織はもっとグラマーになると思うんだ。背だってもっと伸びるような気がするよ。」
「ちょっと、何言ってるのよ!もうこれ以上、肥ったり背が伸びたりしたら大変よ。第一、修一ったら一緒に歩いていて、恥ずかしくないの?」
「いや、こんなでかい女が俺の彼女だって、自慢したいくらいだよ。きっと香織はもっともっとでかい女になるような予感がするんだ。」
「へんなこと言わないで。これ以上肥ったら、私は困っちゃうわよ。それに、服を探すのも大変になるじゃない。」
と香織がいうと、
「まあ、香織がグラマーになったら良いな、って思っているだけだから許してよ」
と修一は言いながら、彼のリュックサックから彼女の好物のマシュマロの大袋を出して香織に渡した。
香織はいつものように無意識にマシュマロを頬張りながら
「こうなったらダイエットするわよ。」と強く言った。

 

そして秋になり、女子寮で朝、香織がジーンズを履こうとしたときに、そのウエストがかなりきつくなっていることに気が付いた。
「あら、嫌だ。私、また太っちゃったんだわ。」
香織は思わず、そう呟いた。
実はこのところ、香織は毎日、猛烈な空腹感を覚えるようになり、食事量が急激に増えていたのだった。
彼女は、以前の2倍の量を食べても、満腹にならないため、どうしようかと不安に思っていた矢先の出来事だった。
昨日の夜は体育祭の打ち上げで大ジョッキビールを次から次へとがぶ飲みしてしまい、締めに大盛りラーメンを10杯食べたような気がする。
「修一が、もっと食べろっ、なんて言うから、食欲に歯止めが利かなくなってきちゃったわ。本当に食欲の秋だわ。」
と香織は独り言を言った。

 

ジーンズのボタンを力づくで閉めるとジーンズがおなかの肉にめり込んだ。
とてもボタンがしまらない。
「嫌だわ、ウエスト1メートルのズボンがきつくてはけない。やっぱり食べすぎなんだわ。だけど、最近は死ぬほどお腹が空くんだから、どうしようもないわよね。修一のせいだわ。」
そう言いながら、彼女がジーンズのボタンを力まかせに閉めた。
ズボンがめり込んで贅肉が山のように盛り上がった自分の腹を見ながら
「本当にすごい肉だわ。ウエスト何センチになっちゃたのかしら」
と彼女が独り言を言ったとたん、ジーンズのボタンがはじけとんで、ジッパーが破裂した。
彼女は「キャッ」と叫びながら、どうしよう、という気持ちと修一が見たら喜ぶかもしれない、との思いに戸惑っていた。

 

その日の昼休みに、「香織!今日はあんた、ずいぶん着膨れしてるわね?」と大学のキャンパス内で、香織の親友の深田寛子が、目を丸くして話しかけてきた。
寛子は、身長150センチ、体重40キロの小柄で華奢なキュートな女性だった。
寛子は女子寮で香織の隣の部屋に住んでいる。
2人は学食へ歩いていった。
「体育祭は終わったのよ。うら若き乙女が大学にジャージで来るなんて、やめたほうが良いわよ。せっかくの美人が台無しよ。」
と寛子は、容赦なく言葉を続けた。
「ただでさえデカく見えるのに、今日はジャージのせいか、さらにデカく見えるわよ。」
香織は、悲しそうな表情で答えた。
「着膨れじゃないのよ。なんか急に肥っちゃって。」
「そういえば、そうみたいね。」
「うん、そうなの。毎日ダンベルで思いっきり運動しているのに。」
「そうよね、毎日ガタンガタンって隣の部屋から音が聞こえるもの。50キロのダンベルを2個振り回している女子大生なんて世界で香織くらいなものよ。」
「だって、受験勉強中に運動不足でかなり肥っちゃったから痩せようと思ってはじめたらハマっちゃったのよ。なのに、とうとう半年で30キロも体重が増えちゃったわ。」
「30キロ増えたって、いったい今何キロ体重があるの?」
「体重が100キロを超えちゃったわ。」
香織は泣きそうに答えた。

「でも100キロのダンベルを2個買ったからきっと痩せられるわ。」
「ちょっと、香織、あなた200キロのダンベルを今日から振り回すつもりなの? 女子寮の床を抜かないでよ。」

 

香織は寛子と学食に着くと、いつものように4人前の定食をテーブルに持ってきて寛子と食べ始めた。
「あんた、本当によく食べるわね。見てるだけでお腹が一杯になっちゃうわ。」
と寛子は言った。
「ダンベルもいいけど、すこしはダイエットもしたら? あんなにカッコいい彼氏に振られちゃうわよ。せっかく美男美女のカップルなんだから。」
「それが、修一はもっと私が太ったほうがいいなんていうのよ。ダイエットなんかするなっていうのよ。」
「なにそれ。彼って変な人ね。あんなにいい男なのに。」
「そうなのよ。修一ったら何もかも変人よ。でも、やさしくて、話もうまいから、一緒にいると楽しいわよ。」
「いやーね、のろけちゃって。そんなこと聞きたくないわよ。でも私はこんなにガリガリだから香織みたいに肉付きが良いのが少しうらやましいわ。私も香織みたいにオッパイがドーンとデカくならないかしら。」
と寛子は、急に身を乗り出し、目を輝かせながら言った。
「えっ? 寛子、あんた、肥りたいの? デブになったら、生活が大変だよ〜。」
「まあ、それはそうでしょうけど、なんだか楽しくていいじゃん! 私は、これまで、小さくて、オッパイもなくて随分嫌な思いをしてきたから。香織みたいな長身のグラマーになってみたいわ。」
「へえ〜っ、世の中なんでも人がうらやましくなるのね。」
と、二人は大笑いになった。

 

すると、修一が後ろから
「寛子ッたらあいかわらずチビだな。香織と比べると小人のようだぞ。」
と言いながら香織の追加分を含めて4人分の定食を持ってきた。
「ほらぁ、私が肥るのはやっぱり修一のせいだぁ。」
との言葉は、寛子の
「本当に失礼ねっ。いつか私もグラマーになって見返してやるからね。」
という叫び声にかき消されていた。

 

その後も、香織は毎日、凄まじい空腹感に襲われ、もりもりと食べ続けた。
彼女は、その日から毎食6人分の食事を取るようになっていた。
さらに、間食には、ハンバーガーやサンドイッチやおにぎりも、毎日5食分は平らげていた。
そして修一はいつも彼女の食べっぷりを嬉しそうに見ていた。

 

そしてクリスマスイブには、香織の体重は150キロに達していた。
「ねえ、修一。さすがにこんなデブ女は嫌いじゃないの?」
週末に公園で待ち合わせしたときに、彼女が切り出した。
「えっ、なんで? 全然、そんなことないよ〜。俺って太目の女の子が好きだって言ってるじゃない。」
と言いながら、香織の顔を見上げていった。
「それより、なんか香織の横幅の成長ばっかりに気が行って気がつかなかったけど、背も伸びてない?」
「うんっ、実はそうなのよ。背が187センチになっちゃったわ。」
「そうか、俺より17センチも高いのか。どうりで前より見上げるなと思っていたけど。」
「背が高いのもいいの?」
「全然OKだよ。なぁ、ちょっと持ち上げてみていいかい?」
「えっ、何っ」
「最近、香織ったら体重を教えてくれないじゃないか。だから、せめてどれくらいの重
さか持ち上げて確認してみたい。」
「ちょっと、何言ってるのよ、公園でそんなことしないでよ。」
「ほらっ、そのこの噴水のところなら誰もいないし。」

 

香織は修一が本当に変な女性の好みの持ち主なのに今更ながら驚き、ちょっと嫌な気持ちがした。
しかし、なかなかダイエットできない自分にぞっこんになってくれる修一を嫌いになるほどでもなかった。
香織は、思わずため息をついた。
「もう、しょうがないわね。」と言って、香織は物陰に行くと、修一は「じゃぁ、遠慮なく。」と言って香織の尻周りに腕をまわした。
「うわぁ、ヒップには全然腕が回りきらないよ。」
と言いながら彼女の巨尻を抱きしめて「うっ」とうめき声を出したが、香織の足は一向に浮き上がらない。
「すごい重さだよ。お腹も弾力があって、抱きしめてすごく気持ちがいいよ。おっ、俺の力じゃ持ち上がらない。すごいよ。すごい重さだ。ビクともしないよ。」
香織はもうとても悲しくなってきた。
「もう、修一ったら、知らない。」
と言って、修一を投げ飛ばすと、泣きながら公園を走り去った。
「香織ぃー、ごめんよぉー、許してくれよ。」
と修一は叫んで謝ったがもう遅かった。
巨大な尻を大きく揺らしながら走り去る香織の後姿を地べたにひっくり返ったままただ見送るだけだった。
そしてため息をつきながら、今日こそは、と決意して予約しておいたプリンスホテルをキャンセルするために携帯を取り出した。

 

 

前へ   1/5   次へ


トップページ 肥満化SS Gallery(個別なし) Gallery(個別あり) Database