234氏による強制肥満化SS

234氏による強制肥満化SS

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「あ...れ...?」
ネメスが帰ると急に睡魔が襲いかかりバタンと眠りについてしまい
「ここは夢...かな?」
目を開ければ闇の空間が広がっていて足下には星が散りばめられていて夢だと一番に感じさせるのは自らの体が元の体型に戻っていて
「やあ...カナンだったかな?」
背に蛾の羽を生やし羽ばたかせながら山羊の頭から人語を介して近寄ってくるそれは夢魔だとわかり
「そうだけど何の用よ?」
「我が主の王が私との勝負に勝てば元に戻すと言っておる
話に乗るかね?」
「当たり前じゃない」
迷いながらも頷けば武器を構え
「おっと...私は野蛮なのは苦手でね
勝負の方法は君が私の所までたどり着いて私にタッチすれば良い
できなければ、1/10が君に加算される
さあ...スタートだ」
「ちょっと!1/10って何より!?...行っちゃった」

捕まえようとするも夢魔は消え失せてしまい仕方なく闇の空間を真っ直ぐ歩き始め
30分位歩いた時だろうか突然眩い光に包まれれば四歳位の姿になっていて目の前には昔襲われた中型の野良犬がゆっくりと迫り
「Σひっ...えっ...?」
こんな犬になんでビビってるのと思えば立ち尽くしてしまい夢だからなのと思った瞬間に噛みつかれれば失禁してしまうが何事もなかったかのように突然野良犬も消え失せ姿も戻っていて
「負けましたね...思い出に」
夢魔の声が聞こえればビクッとするも警戒し
「それが...な...に...よ
 Σひいぃ!やめてぇ...」
ムクムクと柔らかく体が膨らんでいき夢魔の笑い声が聞こえる度に絶望が内側から吸い出されるように湧き上がりギリギリぽっちゃりレベルと言える程に太れば変化が止まり
「ダメかもしれない...」
そう呟きながらもゆっくりと進んでいき
辺り一面の闇がカナンに集まれば8歳の姿になってはいるが何故か変わってしまった体型と同じようにぽっちゃりしていて
目の前には10歳位の見習いの少年兵が出現し切りかかってきて反応して防ぐも受けきる事が出来ずに吹き飛び
「なんで...現実も反映されてるの?」

実は正にその通りで何とか凌いでいるものの徐々に押されて負けてしまい
「修行してきな...」
少年兵に一言言われれば体中が生き物のように動き出し鎧を内側から弾かせる程に肥太りながらも膨張は止まらず完全にデブと言っても過言じゃない程に太れば漸く止まり
「ふぅ...ふぅ...ネメス...はあ...目を覚まさせて...ふぅ...」
荒い息をしながら自分の裸体をゆっくりと見つめれば悪夢の連続から覚まさせてくれとネメスに向かって言うも答える者は無く
再び歩き出すも一歩踏み出せば先程とは比べ物にならない重みと精神を削る絶望感が更に体を重く感じさせるが時々立ち止まりながら歩み
光り輝く夢魔の姿が見え始めれば再び光に包まれれば鏡餅のような体型のボロボロの鎧を纏い背中にはロングソードを背負う12歳の姿になっていて目の前には先程と同じ位の少年兵が10人出現し
「ふぅふぅ......そんな...酷い...はふぅ」
ロングソードを重たげに何とか抜けば負けるとどうなってしまうのだろうとガチガチ震えながら今にも地面に着いてしまいそうな位に力無く構え
「行くよ...カナンちゃん」
少年兵が一斉にゆっくりと近寄ればいたぶるかのように遅く刃を振るがそれさえも防ぐ所か避けきる事が出来ずに肩を浅く斬られ息を荒くし
「はあはあ...ふっぐ...降...参...はふぅ...するから...助けて」
「それは無理なんだ...ごめんね
 おデブちゃん」
みるみるうちにカナンの表情が真っ青になっていきニタニタ笑う少年兵がカナンを囲めば服を無理やり剥ぎ取れば魔法で拘束して動けなくし
「...許してぇ...」

見上げれば目に光は無くそれを見た少年兵は指をパチンと鳴らし
「許してあげるよ...後でな」
闇からニタニタと笑う幼いネメスが出現し
「ネメス...なの?」
信頼していたネメスが...と思いながらも父親がそうならネメスもと思えばネメスが夢のような朧気な様子から徐々に現実味を帯びていき更には肉体が感じる重みも現実のようになり自重で疲弊し倒れようとするも魔法で拘束されている為にそれさえも叶わず
「もう、疲れたのか...? だらしないな」
悔しさに見上げれば周りの少年兵がいつの間にかネメスになっていて見知ったネメスの表情では無く冷たく冷酷なモノを見るような瞳で見下し
「うっ...ああぁ...」
余りの恐怖心に身震いすれば音を立てて失禁してしまうが先程とは違って熱を持ち匂いさえも漂い始め
それを見たネメスは鼻で笑い
「赤ちゃんみたいだな...カナン」
ゆっくりとネメスの一人が近寄ればハンカチで綺麗に体から尿を丹念に拭けば体が赤ん坊のようにプクプクと柔らかく膨らんで顔は恐怖心で青ざめていたにも関わらず可愛らしく赤みを帯びていけばネメスが近寄り体に触れて弄び
「ネメス...やめ...お腹揉まないでぇ...」
お腹をプルプルと震わされこねくり回されば羞恥と屈辱に目を閉じて目が覚めてと願うも夢魔に支配された夢では覚める事も出来ず徐々に体中の柔らかな脂肪を自覚させるように脇腹の肉をなぞり揺すったりお尻を震わせるなどをしていく内に更にブクブクと柔らかく尚且つ張りを保ったまま膨らんでいき
「もう...やめてぇ」
次第に声も小さくなり表情も諦めたような表情になり

「つまらないな...カナン
 そんな表情は...似合わないぞ」
パチンと鳴らせばカナンを取り囲むように鏡鏡が出現し
「いやああぁぁぁぁよ!やめて!!ネメスぅえっ...あぁ!!」
写し出された自らの姿は全身が肉に包まれれ細まった目に垂れる事なく赤ちゃんのようにパンパンの頬に最早首が消滅し代わりに顎になったと言わんばかりに分厚い何重も垂れ下がり両腕は太くでろんと肉が垂れ下がり胸はでっぷりとしていて地面に鎮座しているお腹にのしかかるようにお尻は足と一体化したかのように重量感を感じさせる程に巨大だが、ネメス達が体に触れている為に更に肥えていく体からはギシギシと音がなり絶望的な状況にも関わらず精神は狂いもせず
「死んじゃう...あぁ」
カナンの声を無視して仕上げとばかりに体を半スライム化させ拘束を解けばカナンは何も言わずに重力と自重に負けて座り
「カナン...許してやるよ」
クハハハハハと笑えば消え失せたと同時に夢魔の声が響き渡り
「あなたは先程自ら負けと言いましたよね?」
「言...っ...言って...ないぃ...わよ」
息苦しく時々無呼吸になりながらも弱々しく否定し
「いいえ...言いました
「はあはあ...ふっぐ...降...参...はふぅ...するから...助けて」とね」
夢魔の声がカナンの声になれば言い逃れはできないとばかりにカナンの言葉を再生し
「そんな...」

「では、約束です」
指をパチンと鳴らせばカナンは眠くなっていき
目を覚ませば自らの体を見るが太ってはいるが眠る前の姿で変化はなく安心し

 

「ただの夢だ...うあぁ」
ため息をついた時に頬がぷにょんと膨らめばそれが合図だったかのように全身が膨らみながら次第に覇気の無い表情になっていき体の変化が終わると同時に夢と同じようにオムツにジョボボと音を立てながら失禁してしまい
夢よりは太ってはいないが重くのしかかる体は夢よりも重く這うように進めばソレに気づいた看守が近寄り少し驚くが話を聞いてオムツを替えるがカナンは羞恥心ではなく無力感に支配されていて
「ありがとう...」
礼をすれば看守も振り向き頭を下げて出ていき
時計を見れば午前4時を回り
「私...もうダメなのかな...」
そう呟けば部屋にある書棚を掴んで何とか座り込んで泣き始めれば心配していからか寝付けずにネメスが入ってくればカナンを見て驚愕に目を見開き
「それは...そこまで...親子がやったのか?」
「......ネメ...っ...あんたも本当は私の事を醜くくなれば良いと思ってたんでしょ?」
無言のままに疑心暗鬼にネメスを見つめればカナンらしくない自信が無く怒りの言葉を浴びせかければネメスは涙を流しながら目線を下げて
「違う...だが、俺にも責任はある...
 ちょっとだけ待っててくれ」
「えっ...?」
初めてみたネメスの涙に自分への愛と自らの罪悪感を感じて若干落ち着きながら声をかけるもネメスは行ってしまい言いようのない孤独感に再び泣きながら身を縮こまらせ

 

王室を守る兵士を斬り伏せ強引に中に入れば自らの父親を見据え
「親父...あんたはやりすぎた...やりすぎたんだ!!!
 カナンはあんたのせいで暗く絶望を感じるようになってしまった!!」
気にした風も無く落ち着いた様子で見つめ返せば酒を飲みながら
「仕方あるまい...昔からの知り合いとは言え今は負け犬に成り下がった国のただの女だ
 どうという事はない
 だから、落ち着くのだ我が息子よ」
自らの父親の言葉とは思えない言葉に剣を持つ手が怒りに打ち震えながら肉体が目に見える程に闘気を纏い始め
「ならん!...そして、全てが間違えているのだ!
 親父...俺が王となる」
「なんだと!!?...何時の間に...こんな...グフッ...」
予想外の力に驚いた表情をしながら向かってくる刃が王の心臓を貫き驚愕の表情を浮かべネメスを見れば息絶えて
「まだ...終わっていない」
振り向いて周りの立ち尽くしている兵士に自らが王になった事を周りに伝えるように言えばカナンの元へと歩み
牢獄の鍵を持って牢屋に入れば巨体と言っても良い程に肥太った体をプルプルと震わせながら泣いていたカナンがゆっくりと振り向き
「ネメス...見ないでよぉ...」

細くなった目が好きな相手にこんな姿を見られる事への絶望と羞恥の色に染まっていて
「カナン...俺は救いに来たんだ
 救いが必要だ...君にも国にも」
ガチャリと鍵を開け中に入れば拒絶するように首を左右に振りながら縮こまって
「偽善を言わないでよ...もう...誰も...」
「そんな事はない...」
手錠に触れようとすれば弱々しく振り払いキッと睨みつけ

 

「信じてたのにぃ...ネメス...こんなになっても私をずっと守ってくれる?いつも支えて、愛してくれると言うの!!?」
泣き叫び嗚咽を交えながら怒りに任せ睨みつける事から次第に悲しげに涙目でネメスを見つめ
「ああ!当たり前だろ...カナン!」
見つめ返し強引に抱きしめ力強くハッキリと言えば口づけをし

 

「ネメス...良いの?///」
嬉しそうに赤い頬を更に赤くすれば落ち着いた口調で
「良いんだ...だから、こんな手錠なんかより良いものをやるから俺と来いよ」
手錠を外し手を差し伸べ
「うん////」
少しだが体が痩せていくと共に少しだが目に希望の光が灯り差し伸べられた手を握り返せばヨタヨタとゆっくり立ち上がりネメスに支えられながら共に歩き出すが今のカナンには出口通れそうになく
「今は通れないな...でも、大丈夫さ...」
「そうねw」
今はを強調すれば2人で扉に魔法を放って破壊すれば周りの兵士やメイドに見送られながら王室へとゆっくりと幸せそうに歩み続け
「ここが俺達の新たなスタート地点だ」
開けはなれた王室を見ればカナンに優しくだが希望に溢れた瞳で見つ合い
「でも...本当に私なんかで良いの?
 その...少し不安で///」
周りの目に晒され少し赤くなりながら王妃になった時に国に立つ存在になっても良いのかと後ろめたさを感じ
「俺が決めたんだから二言は無い...」
「Σネメっ...////」

フッと鼻で笑えば気にするなと言葉を遮るように熱い口づけを交わし少しだけの間だが愛を感じ合えば口を離して玉座と特注品の大きな玉座に向かって再び歩き出し中央に立ち2人をにこやかに見つめる神官長の前に立ち
「何故...ここに?」
「なに、2人の様子は良く見てましたからね
正式に王位を継承させようかと思いまして
とは言えカナンさんには着替えて頂きたい」
「えっ...Σあっ...!!
「はいぃ//」
殆ど裸の状態なのを2人で同時に気づけば恥ずかしそうにネメスがマントで遅すぎるながらも体を隠し少し慌てるも神官長や神官達は落ち着いていて
「恥ずかしがらずとも大丈夫ですよ」
神官長が指をパチンとならせばメイドが集まり全身の寸法をメジャーで計られ気絶しそうな程に恥ずかしく果てしなく長く感じる時間が終われば
メイドが前もって作って置いたらしいドレスを持ってきて着替えさせられ「ピッタリ...凄い」
着やすく余りにも今の体型にピッタリなのを驚きネメスを見つめ
「似合うよ...カナン」
穏やかに見つめながら疑問に思い
「それにしても何故ドレスが?」
ホッホッホッと笑いながら楽しげな口調で

「牢屋をチェックするのはメイド達ですから予め調べておいたので作って置いたのですよ
さあ...王位継承を始めましょう」
その言葉に2人で手を繋げば頷き合い

 

厳格な雰囲気を漂わせ2人を見据えれば神官に2つの王冠を持って来させれば皆が集まり
「英霊の皆においてネメスを古の王としてカナンを未来の王妃として王冠を授ける
 だが、先の王のように堕落してはいかんぞ」
ゆっくりと頭を下げ頷けば祝福されながら王冠が被せられ
「立派な王になると誓います」
「民を守る王妃になると誓います」
よろしいと言えば場を離れて玉座に手を向け
「行こう...カナン//」
「うん...ネメス//」
気恥ずかしそうに、たが、支え合うように玉座に歩み出し手を離して玉座に座れば時を忘れたようにディープなキスを交わしてから真っ直ぐに見据えれば皆が片膝を着いて忠誠を誓うようにひれ伏し2人が立ち上がると同時に国中でお祝いの祭りが始まるのだった

 

五年後
戦争を仕掛けずに手を取り合い連合国として発展し国名をA-Ly-Lyとして平和な国を築いていた
カナンとネメスは女の子を二年前に儲けて幸せに暮らしていた
「ネメス...今でも感謝ししているわよ//」
「俺もさ...///」
カナンは以前に比べれば痩せたがまだまだぽちゃぽちゃしているが愛らしく少しだけ獣らしさが抜け王としての立派になりつつあるネメスと他愛無い会話をする様子も以前以上に幸せそうで
「まま」
ゆっくりと近寄る我が子を抱き上げれば三人で城の窓から国を見つめ幸せを噛みしめたとさ
〜fin〜

 

 

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