10氏による強制肥満化SS

10氏による強制肥満化SS

 

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軽い頭痛を感じながら私は目覚めた。
「ここはどこ?」
どうやらマンションの一室の中にいるようだ。
部屋の中央には机が置かれており、その上にはパソコンが載っている。
正面の壁には液晶テレビがかかっていた。
体を起こし、辺りを見回すと、私の他に4人の若い女性が立っているのが分かった。
髪型や服装は様々だったが、彼女は皆、美人でスタイルが良かった。

 

「あなたもこの『ゲーム』の参加者?」
黒髪の女性が私に尋ねた。
「『ゲーム』って何のこと? 私は町を歩いていたら、急に目の前が真っ暗になって、
気が付いたらここで倒れていたんですけど」
「それでは、自らの意思でこの『ゲーム』に参加したのではないのか。この命がけの『ゲーム』に」
「さっきから言っているゲームとは何をするんですか?
私、これから用事があるので帰りたいんです。」
「それは無理だな。部屋の入り口には鍵がかかっていた。
それに、「ゲームで何をするのか」という質問にも答えられない。
なぜなら、私は、このゲームに勝てば望むものが何でも手に入るとだけ聞かされて、参加を希望しただけだからだ。」
「ゲームに負けるとどうなるんです?」
「分からない。噂によれば、負けたやつは行方不明になるらしい。」

 

ピンポンパンポーン♪
彼女が言い終えると、チャイムが鳴り、正面の液晶テレビが付いた。
画面にはピエロのお面を付けたスーツ姿の人物が写っていた。
ピエロ面が喋った。
「こんにちは。本日は『ゲーム』に参加いただき誠にありがとうございます。
みなさん、『ゲーム』への参加は初めてだと思いますので、ルールを説明させていただきます。
参加者のみなさんで、いくつかの『競技』をしていただきます。各『競技』での総合得点で勝敗を決定します。総合得点が最も高かった一人が勝者となり、望むものが何でも与えられます。ただし、各『競技』へのチップとしてあるものを賭けていただきます。みなさんの体重です。」
「どういうこと?」活発そうなショートヘアの女性が尋ねた。
「『競技』をクリアすると得点が与えられますが、チップとして『競技』前にみなさんがどのくらい太るのか決めていただきます。例えば、ある『競技』に「10kg太ること」をチップとして賭けたならば、その『競技』をクリアすると賭けた体重に応じた得点がみなさんに付与されます。賭けた体重が大きいほど得られる得点も大きくなります。ただし、『競技』をクリアできなかった場合、得点は0になります。」
「太るなんて聞いてない!私は降りる!」派手な格好をした女性が出て行こうとした。
「『ゲーム』の参加放棄は認められておりません。参加を辞退する場合、
辞退に対するペナルティとして「100kgの体重増加」を受けていただきます。」
ピエロ面が言い終えると同時に、派手な女性の体がぶくぶくと膨らんだ。
「きゃああああ!」
彼女は叫んだが、その悲鳴は野太かった。
もはや肉塊となった彼女に戦慄する他の参加者に、ピエロ面は言った。

「彼女は参加辞退ですね。さて、他に辞退したい方はいらっしゃいませんか?いらっしゃらないなら『ゲーム』を開始いたします。」
「ちょっといい?尋ねたいことがあるの」ひときわグラマーな女性が言った。
「なんでしょうか?」
「『ゲーム』に参加する対価が「太ること」ならば、『ゲーム』が終了しても太ったままなの?」
彼女のその言葉を聞くとピエロ面はにやりと笑った。
「ええ、そうなりますね。ただし、勝者となった方は別ですが」
「つまり、勝者以外の3人は太ったままというわけね」
「他に質問がないようでしたら、『ゲーム』を開始いたします。まずは、中央のパソコンに個人データを入力してください。」
参加者達は『ゲーム』に参加する覚悟を決め、パソコンにそれぞれのデータを入力した。

 

名前:平本 みちる(私)
身体データ:163cm 53kg
備考:ごく普通の高校生。美人だが、良くも悪くも平凡な性格。
   強制的に『ゲーム』に参加させられた。

 

名前:武宮 誠
身体データ:170cm 60kg
備考:高校生(平本とは別の高校)。黒髪の才色兼備な完璧超人。
   なにごとにも動じないしっかりした性格。

 

名前:熊野 明美
身体データ:160cm 48kg
備考:売り出し中の新人アイドル。4人の中では最も小柄。明朗活発な性格だが能天気。

 

名前:小野月 麗子
身体データ:173cm 60kg
備考:とある会社に勤めるOL。グラマーで美人なため、社内でも人気がある。
   ややおっとりした性格。

 

 

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