95氏による強制肥満化SS

95氏による強制肥満化SS

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ここはとあるファンタジーの世界。旅をしている3人の女性がいた。
名はそれぞれフィオナ、キャシー、シャロンという。3人とも見目麗しい美人で、
旅の途中で寄った町で振り返らないものはいないほどだった。
フィオナは剣士として名を馳せ、その神速の剣は斬られたことに気付かないほどと噂された。
自分より強い者を求めて各地を旅している。
路銀を稼ぐために時々魔物退治や剣術大会に出向いている。
キャシーは修行中の魔法使いで、路銀を使い果たして道端で死にそうになっているところを
フィオナに助けられた。それ以来フィオナに付き従っている。
まだまだ修行中だが将来は大魔法使いになるだろうといわれており、多様な魔法に長けている。
シャロンは料理人だ。もとは金持ちの家の専属料理人だったが、
金持ちの家の食器棚を倒してしまい、家を追い出されたという。
壊した食器はどれも値段の張るもので、弁償させられなかっただけでも幸運だったといえる。
途方に暮れていたところにフィオナ達が通りかかり、
料理の腕を見初められ旅に加わることになった。

 

そんな3人であったが旅の途中の森の中で大雨に襲われた。
フィオナ「おかしい…森に入る前には晴れていたのにな」
キャシー「山の天気は変わりやすいといいますし!森も変わりやすいんじゃないんですかねー?」
シャロン「通り雨だろうしすぐ止むでしょ。
      ちょうどあそこに大きな屋敷が見えてきたし雨宿りさせてもらいましょう」
なぜこんな森の中に屋敷があるのか不思議だったが
、土砂降りの雨の前に足踏みするわけにもいかない。
屋敷の扉を開くと奥からローブをすっぽり被った女が現れた。
突然の来訪者に対して気を悪くした風もなく、温かく出迎えてくれた。
「私の名前はヴェラ。わけあってこの屋敷に一人で住んでいるわ。
 この森はこの先の町への近道になっているから、こうして雨が降ると旅人さんが雨宿りに
 寄ることが多いの。大したもてなしもできないけれど好きなだけゆっくりしていってくださいな。」
ヴェラの影は小さく、ローブはぶかぶかだった。ローブから出ている手も病的に細い。
転びでもしたら骨が折れてしまうのではないかと思うほどだった。

 

通された部屋は2階の客室だった。広い屋敷にも関わらず掃除が行き届いている。
3部屋も使ってしまうのは悪いので、大きめの部屋を一つ使わせてもらった。
窓から外を見てみるといつの間にかさらに雨が強くなっていた。
風も吹き荒れ嵐のようだ。当分ここでやっかいになることだろう。
濡れた服を乾かしていると、ヴェラが食事の用意をしてくれた。
大広間に行くと、一人で使うには大きすぎる長机に、豪華な食事が並べられていた。
一人しか屋敷に住んでいないはずなのにどうやって机を運んだのだろうか。
フィオナが疑問を口にする前にヴェラが話し始めた。
ヴェラ「私はもともと魔法使いなのよ。机を運ぶなんて造作もないことだわ。
    呪いをかけられて今はこんな姿になっていまるけれど容姿には自信があったのよ。
    この姿に耐えられなくて屋敷に引きこもって暮らしているわ。
    屋敷の手入れも、生活に必要な物の調達もたいてい魔法でなんとかできるから便利ね。
    今は屋敷を訪れる方に占いをして差し上げるのがささやかな楽しみなの。
    さあ食事に致しましょう。たんと召し上がってくださいな」
3人はそれぞれ席に着くと各々好きなものから食べ始めたが、
「おいしい!」

3人とも同時に声を上げた。どれも今までに食べたことのないような味だ。
旅をするうえで普段は初対面の人物に気を許すことはないのだが、
すっかり気を良くした3人はヴェラとの会話に花を咲かせた。

 

ヴェラ「食事も進んだことですし、私にあなたたちを占わせてもらえないかしら?」
フィオナ「ここまでもてなされて断る理由もない。是非お願いしたい」
他の二人も首を縦に振って頷いた。
するとヴェラは何やら呪文を唱えると3人に手をかざしていった。
ヴェラ「………あなたたち3人とも悩みをかかえているんじゃないかしら。
    フィオナさんはより女らしくなりたい、キャシーさんは多くの魔法を使えるように
    魔力の量を増やしたい、シャロンさんは料理の腕を上げたい、違うかしら?」
フィオナ「なぜそれを…誰にも口にしていないはずなのにっ!」
キャシー「ほぇぇ…」
シャロン「占いって当たるもんなんですねぇ…」
図星だったのっかすっかり占いを信じたようだった。
実は占いなど真っ赤なウソで、ヴェラが身なりや会話であたりをつけていたのだが
誰も気づいてはいなかった。屋敷を訪れた時から3人はすでにヴェラの掌の上だったのだ。
ヴェラ「せっかくだから屋敷にいる間だけでも悩みを解決するお手伝いを
    させてもらえないかしら?」
3人からしてみればしばらくこの雨で屋敷から出られそうにない。

この申し出はありがたくすぐに受けることにした。

 

3人はそれぞれ別の部屋に通されることになった。

 

〜フィオナ〜
フィオナの通された部屋はかわいらしい部屋だった。
天蓋つきのベッドにたくさんのぬいぐるみが置かれている。
ヴェラ「フィオナさんはより女らしくなりたいのよね。
    今のままでも十分魅力的ですけれど、女らしくなりたいのでしたら少し筋肉がつきすぎね。
    しばらくここで過ごしてもらうわ。徐々にからだをかわいらしくしていきましょうね。
    まずはこれを飲んでみて。美しくなれるわ」
そういわれて一本の小瓶を渡された。フィオナはそれを飲み干すとそのまま眠ってしまった。

 

翌日
フィオナ「んん…」
ヴェラ「目が覚めたかしら」
起き上がると体に違和感を覚えた。男用の服しか着れないほど平らだった胸がきつい。
腰はくびれ、尻が少し大きくなっていた。まさにフィオナが求めていた理想の体だ。
少し筋肉は落ちたようだが、その分体の角張った部分が丸くなり、色気を醸しだしている。
フィオナ「これは一体…!?」
ヴェラ「気に入ってもらえたかしら?昨日飲んだ薬はあなたの体をより女らしくするものよ。
    今のあなたはとってもかわいいわ」
フィオナ「私が…かわいい…?」
フィオナは美人ではあったが凛々しいといったほうが近く、かわいいと言われたことはなかった。
初めて言われたことに自然とフィオナの口元はにやけていた。
ヴェラ「このままもっともっとかわいくなりましょうねぇ。
    この部屋には女の子が大好きなものがそろっているわ。
    お人形にぬいぐるみ、ケーキ、他にもたくさんあるから自由に過ごしていいわよ」
そういうとヴェラは部屋を出ていった。

フィオナ「かわいい…えへへ…」

 

フィオナはしばらくは女の子の趣味に精を出していた。
鎧を脱ぎ捨て、クローゼットにあったフリルをあしらった服に着替えた。
剣術に明け暮れて忘れていた女の子としての喜びをまさに今取り戻しているようだった。
そしてある時ケーキを口にした。
フィオナ「これがケーキ!?今まで食べたことがないおいしさだ。なんて甘いんだ!」
それからはフィオナは甘い誘惑に取りつかれ、部屋で何かをしているときも
片手ではケーキを食べているようになった。

 

数日後
服を着替えているときにフィオナは違和感に気付いた。
スカートのホックが閉まらない。
フィオナ「油断しすぎたか…」
フィオナは太っていた。あれだけケーキを食べ続ければ当然である。その油断が腰回りに現れた。
筋肉でしまっていた尻は、いつのまにかぷくぷくとやわらかそうに膨れ、
筋張った足は丸みを帯びて母性を感じさせた。
本人は下半身にしか気づいていないが、胸は日に日に大きくなり、
二の腕や背中にもしっかりと肉がついていた。
フィオナ「少し控えないとな。」
そういいながら読みかけの恋愛小説を手に取る。
読み始めてすぐに無意識の内にケーキに手を伸ばしていた。
ヴェラ「フィオナさんはケーキが大変気に入っているようね」
いつの間にか部屋に入ってきていたヴェラが言う。
フォークを使わずにケーキを手づかみで食べながら本を読んでいたフィオナは顔を赤くした。
フィオナ「しかし、ここにきてずいぶんと太ってしまってな。

     そろそろケーキを控えようと思っていたんだ」
ヴェラ「あら、全然太ってなんかないわよ。むしろ今までが痩せすぎていたくらいだわ。
    とってもかわいくなってるわよ」
フィオナ「そうか…かわいいか。ふふっ」
フィオナはかわいいという言葉に弱い。
これくらいではまだ太っていないのではないかと早くも思い込むようになった。
ヴェラ「もっともっと食べていいのよ。
    ケーキが好きならうってつけのお手伝いがあるのだけれど、ひきうけてくれないかしら?」
フィオナの答えは決まっていた

 

フィオナが連れてこられた部屋は地下にあった。何かの工場のようだった。
たくさんのベルトコンベアーからケーキが流れてきている。
かなり大きな部屋のようでコンベアーの先まで見通すことができない。
ヴェラ「ここよ。私の魔法でケーキの研究をしているのだけれど、
    たまに出来が悪いのができちゃうのよねぇ。それを選り分けてほしいの。こんな風にね」
そういうとヴェラは流れてきた形の崩れたケーキを取る。
ヴェラ「選り分けたケーキは好きにしてくれて構わないわ。
    選り分ける基準はあなたにまかせるからよろしくね」
フィオナ「任せてくれ」
ヴェラはすぐいなくなってしまった。
フィオナは流れてくるケーキを選り分ける作業を始めた。そのままケーキを口に運んでいく。

 

さらに数日後、いつの間にかフィオナは見境なくケーキを貪るようになっていた。
指についたクリームを嘗め取る。
重くなってしまったお腹を抱え、のしのしとコンベアーを移動する。
それに合わせて体中の肉が揺れる。
服は既に破れ、布切れが体にまとわりついているだけのように見える。
胸は重さに耐えきれなくなり形が崩れてしまっている。
顔周りにもしっかり肉がつき咀嚼のたびに波打っている。
背中や腕にも膨大な量の肉がつき、もはや剣を振るうこともできないだろう。
尻はぱんぱんに張りを保ちながらも大きさを増してきている。
急激な体重の増加に体がついてこられないのかその足取りは頼りない。
フィオナ「もぐ…む!これも形が崩れているな。あれは少し小さいな」
明確に選り分ける基準を伝えられたわけではなかったので、
いつの間にかフィオナの中ですべてのケーキが選り分ける対象になっていた。
理由をつけてはケーキを選り分け口に突っ込んでいく。
いつの間にかもといた位置から少しずつコンベアーの上流まで進んできている。
食べるのに夢中になっているフィオナは気付いていないが、

徐々にコンベアーの速度は速くなってきているのだった。
こうしてフィオナはどんどん肥えていった。

 

〜キャシー〜
キャシーの通された部屋は床に大きな魔方陣が描かれた部屋だった。
部屋の隅にぽつんとベッドが置かれている。
ヴェラ「キャシーさんは魔力の量を増やしたいのよね。それならこれを飲むといいわ」
そういってフラスコに入った怪しげな液体を手渡された。
キャシー「こんなんもので本当に魔力量が増えるんですか…?」
ヴェラ「これは魔力の許容量を増やす効果があるの。
    この部屋には防御の魔法がかけてあるら滅多なことでは壊れないから、
    限界まで魔法を使いまくってくださいな。その後にはゆっくりお休みになってください。
    これを繰り返すことで魔力量が増えていきますわ。
    食事は私が運ぶから心配しないでね」
そういうとヴェラは部屋から出ていった。その後キャシーは限界まで魔法を使用し、眠りについた。
そしてキャシーは空腹で目が覚めた。魔法はエネルギーを多く消費するので無理もない。
すぐにヴェラを呼んで食事を運んできてもらった。
普段よりも多くの食事を摂り、魔法を使って休むことを繰り返した。

 

数日後、キャシーの魔力量は明らかに増えていた。
しかし、同時に体中に肉がついていた。服が体にみちみちと食い込んでいる。
もともとゆったりした服装だったはずなのだが体のラインが浮き出ている。
ところどころ丸みを帯びているようだった。
魔法を使うにはエネルギーを使う。
つまり魔力量を増やすということは体にエネルギーを蓄えるということなのだ。
本人は控えめだった胸が大きくなってご満悦だ。
キャシー「なんだかとっても魔力量が増えた気がします!それに胸も…
     あ、ヴェラさんおなかが空いたので食事お願いします!
     ここの料理はおいしいからいっぱい食べたいです!」
このときキャシーは魔法を使っている時間よりも食事をしている時間のほうが
長くなっていることに気付いていなかった。

 

さらに数日後、キャシーの魔力量はさらに増えたが、体重もそれ以上に増えていた。
大きくなった胸以上にお腹が突き出ている。
服で隠そうと引っ張っても胸までしか隠すことができなくなってしまっていた。
足や腕も太くなっており袖やストッキングもめくれ上がってしまっている。
キャシー「ぜぇ、ぜぇ、魔力が使い切れなくなってきたよぉ…使うのも疲れてきたなぁ。休憩休憩」
そういうと魔法で食べ物を口に運んでいく。
最初のうちはフォークやナイフでちょこちょこと食べ物を小さく刻んで口にしていたのだが、
今では切り分けることもなくそのまま口に突っ込んでいく。
だんだんものぐさな性格になっているようだった。

 

そしてさらに時が過ぎた。キャシーのいた部屋には肉の塊が転がっていた。
それはキャシーだった。いつの間にか修行さぼるようになり
1日中食事をするようになったキャシーはぶくぶくと太っていった。
キャシー「ぷはぁ、んむっんむっ!あぁおいしい…」
口の周りを肉の脂で汚しながらステーキを丸ごと頬張っていく。
魔法で食事をするようになってからは手足をほとんど動かさなくなり、
尻餅をついた姿勢のまま食事を続けている。
胸が大きくなったことに喜んでいたキャシーだったがいまでは腹のほうが大きくなり、
その腹の上に胸が張り付いている。
腹はいくつもの段を形成し、へそ付近におまじないとして描かれていた魔法使いの紋様は
大きく引き伸ばされ、落書きのようなだらしないものになってしまっていた。
尻も腹に負けじと大きくなり、使わなくなった足は蛇腹のように肉に埋もれている。
脂肪の蓄積が追い付かないほどに食事を摂っているためあふれ出た魔力が
汗や母乳となって流れ出ており、部屋は異様な熱気と悩ましげな香りに包まれていた。
様子を見に来たヴェラは満足そうに笑うと部屋を出ていった。

 

 

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