幼年性肉塊病

幼年性肉塊病

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さつきが施設で暮らし始めてから(隔離ともいうが)半年が過ぎた。
さつきは日に日に脂肪細胞が分裂、増殖が加速化していき、親はさつきのカルテのコピーが自分の手元に郵送されてそれを読む度に落胆する。
ある日、さつきに異変が起きたという知らせが来て、両親の面会、施設内での宿泊の一切が禁じられてしまった。二人はさつきの身体がどうなってしまったのか心労で夜も眠れなくなってしまった。

 

〜施設内にて〜
さつきはいつもどおりにみんなと仲良く並んで睡眠をとっていた。
彼女の生活には変化が起きており、小食であった彼女は日に日に大食いになっていった。
朝からコーンフレークを5箱を軽く平らげ、昼は給食を豚のように貪る。夜になると貪る勢いはより加速化していき、さつき自信も自分がもう別人に思えてきて恐怖感が出てきてしまう程だった。
しかし、恐怖感とは裏腹に食欲は増す一方で、我慢するとお腹はケモノのうなり声のような音を立て、よだれはダラダラと流れ始める。
精神状態は異常に感じる空腹感で不安定になってしまうのだ。
こうなってしまうと、医者達も止む終えなく彼女に満足するだけの量を食わせる。
そして、彼女は満足するまで貪り続ける。
無論、彼女だけでなく、もう既に200人程にまで膨れ上がった施設内の子供達の一部でもさつきと同じような変調が現れており、医者達は日に日に複雑化していくこの体質に頭を抱えるのだった。

 

一人の医者を除いて。

 

なんと、それはさつきがこの施設内ではじめて出会った医者である磯貝だった。
施設立ち上げ当初からいたためか、彼は監視カメラに映し出された日に日に太り行く子供達や、常識的には考えられない、発作のように急激な膨張などを起こしてしまう子供に対して性的な興奮を覚えるようになってしまっていた。
原因は単純だ。この特殊な体質に対する解決法がいまだ見つからず、施設内の子供の保護者達から嫌になる程のバッシングを受け、磯貝の内心はズタズタになってしまっていた。
最初はスラッとした子が好みだった彼はいつしか性的欲求の対象をその太り行く子供達に向けるようになってきていたのだ。
当然、磯貝の性的な欲求を満たす「オカズ」は監視カメラのテープや、膨張する子供の連続写真等、いくらでもある。
内心がボロボロの磯貝は患者をオカズにしてしまう程疲れていたのであった。
ある日は肉が膨張しすぎて、巨大な饅頭に顔と太くて短すぎる手足がついてるような身体へと20分にわたってむくむくと変貌と遂げていき、下着が肉の中で食い込み、肉で見えなくなった所で肉の食い込みの中ではちきれ、下半身がぼるんといくところで磯貝はイキ、またある日は、なんと2歳になる赤ちゃんが体重70キロの大台を越え、首がまったく見えなくなり、口も小さく見えてしまうような顔になり、それでも口をパクパクあけてミルクを懇願する映像にイキ、 そんな彼の中では群雄割拠な状態なオカズコレクションの中で一番ヌケるのがさつきだ。
施設に来て半年の間でさつきは随分と変わった。
最初は下着一丁でいることを多少恥ずかしがっていたが、身をもってわからせるために(特注の)衣服を着させたところ、たちまちさつきの全身から汗が分泌され始め、胸、背中、脇、股間、特に尻の部分が汗でムレムレになってほっておけば風邪をひきかねない状況にさせ、彼女になんで自分達は下着一丁でいる事を身をもって教えてあげた。
無論、その経過もあちこちに設置してある監視カメラでほぼきっちりと録画されている。
ズームしたりして、汗でムレムレになったさつきの肥満体を鑑賞してるだけで、男根はズボンを突き破らんとそそりたつ。
当然彼はその男根を静めるために部屋の鍵を閉め、息を殺してオナニーにふけるのであった。
だが、そんなさつきに大きな変貌の前兆の兆しが見え始めた。
それが、さつきの大食いになりはじめたことであった。
データによると、自重で自力での移動が不可能の状態になってしまうほどの肥満体になってしまった子供は決まって前兆として大量のカロリーを摂取するようになるのであった。
そう、さつきの体質は更なる変貌へとシフトしようとしていたのであった。

 

さつきが大食いになって一週間、恐れていた(磯貝以外)事態が発生した。
「うぅぁあぁあああぁ・・・・・!?・・・・っつっあっあぁつあぁんうぁあああ・・・
 ああぁあああ・・・。」
緊急で運ばれた医療室で身長98センチ体重90キロ台にまで太ったさつきはだぷんだぷんと全身の脂肪を揺らして、己の身体の内側から来る何かに 跳ねるように反応している。
当然、僅かにではあるが、むくむくと肉が膨れて生きている。
グギュルゥゥゥゥゥゥ・・・・・・。
さつきの太鼓腹から腹の虫が元気に鳴く。
「うぁあぁあぁあぁぁあ・・・・・・おなか・・・・ぷひっ・・・・すい・・・・た・・・・
 あぁあぁああ・・・・。」
ぴくんぴくんと脂肪を揺らし、苦しむさつきはこの状況下においても大量のカロリー摂取を求めてしまう。前にこのような状態になってしまった子供の訴えに対して食物の投入が遅れてしまい、発狂してしまったという前例がある。
医者達は前もって準備しておいてた特殊な流動食を用意し、ホースをさつきの口にあてがい、軽く、さつきの口に流動食を流し込む。
さつきは反射的に強い吸い込みでその流動食をごきゅごきゅの飲み込む。
その間もさつきの身体はむくむくとふくらみ続けぴくんぴくんと跳ねるように痙攣する。
流動食はさつきの吸い込みの強さに反応してそれに見合った量をさつきの口に流し込む。
その間医者達は何とかしてさつきの膨張を止めようとするが(無論、磯貝以外)、当然ながら、いまだにさつきのような体質に対する解決法は見つかっていないので、今後のためにデータをとるしかないのであった。
「体重、120、123、125、126、127、130。いまだ勢い衰えず・・・。」

診察室の頑丈な診療台は下が体重計の機能を有しており、淡々と増加していくさつきの体重を表示していく。
「体脂肪率、尚も増加中。」
医者は悔しさをかみ締めながら淡々と言う。
「あ・・・・・ぷひぃ・・・・・。」
とうとうさつきの身体があおむけの体勢だと、辛くなってきた。
尻や背中の肉で身体が一種の山(それでも若々しい張りがある肌)になってしまったため、診療台の形を替え、さつきの身体を半分だけ起こす。
こうしたのは呼吸困難をふせぐためではない。
どういうわけか、このレベルにまで肥満化が進行すると、呼吸器官や内蔵、血管はその身体に耐えきれるような構造に変化をしているのである。
むしろ、これは腹に大量についた肉でさつきが圧迫感を感じないようにするための処置でしかなった。
解決法が見つからないというのに、子供達の高速肥満化における身体への負担を和らげるせめてもの処置ばかりが進歩してしまう。
その現実を思い知らされるたびに医者達は無力感に打ちひしがれるのであった。

 

無論、磯貝以外である。
磯貝は内心はいつもの自分を演じているが、マスクの下はニヤニヤとむくむくと肉をつけるさつきの有様を目に焼き付けているのだ。
形を変えた診療台に上半身をゆだねた状態のさつきの身体はますます凄いことになっていた。
もう既に下着が肉の食い込みの中で埋もれた状態でビリッとはじけ、性器は漫画のように丸い巨腹で隠れてしまっている。
手足は肉でももう厚いジャンバーかコートでも着込んでいるように見える。
顔も二重顎ならぬ三重顎になり、脂肪で2回りほど大きくなった顔を真っ赤に染めている。
だが、それでもさつきの食欲はとまらない。
「身体がドンドン重くなっていく・・・・。だけど、お腹はぺこぺこ・・・・
 わけわからないよぉおおお・・・。」
さつきの精神状態はパニック状態で汗にまぎれるような形で放尿してしまってるのにも気付かないほどパニくっていた。
「で、でも・・・・・きもち・・・・いい・・・・・・。」
だが、さつきは自分自身の中で今までに感じた事のない感覚を覚えた。
そして、その感覚は理解しないまでも、パニックで錯乱気味だったさつきの精神状態におおきな変化を齎すのに十分なものであった。
なんとさつきは母乳等が出てしまうような発育の異常発達ではなく、より快感を感じやすい身体に高速の肥満化と同時に変化していたのであった。
「・・・・・・もっと、もっと、このキモチいいのかんじたいよぉおおおおおお・・・・」
さつきの流動食を吸い込む勢いがより強まり、ごきゅっごきゅっと彼女の胃袋に流動食が流れ込まれる度にぼってりとしたお腹とそれに乗っかる形になっている胸がぷるんぷるんと揺れる。

 

「んあぅ、んあっ、んあっ、ぷあぁああああああああああ!!」
食欲がより加速したさつきの身体がこれまでとは凄まじいまでのスピードで膨張していく。
「おぉお・・・・!?」
医者達は驚きのあまり呆然気味になる。
「体重、170キロ!?180?185?190?す、凄い勢い・・・・・・。」
体重計がものすごい体重の増加を記録する。
さつきの全身がドンドンさらなるふくらみを見せる。
未発達で、(激デブな)男の子にも見えたおっぱいがある程度の女らしいふくらみを見せ、さらに丸い巨大な肉の塊へと変貌を遂げていくお腹に追随する形でむくむくと膨れ上がり、僅かながら大量の汗にまぎれる形で母乳がチョロッと出る。お尻もまるで巨大であり、そして純白のクッションに座っているかのようなほどの肉の塊へと変貌を遂げていく。
腕も、とうとう脇の肉で完全に閉じられるような状態じゃなくなり、脇の肉に腕をのっけているかのようだ。
顔も、前より凄いことになっており、太る前と変わらないかわいい鼻は肉で膨れた顔でもかわらないが、もしその鼻を押し上げたら豚にみえるのだろう。
「報告します、現在のさつきちゃんの体重は250キロ・・・・。身長は1、01Mです・・・。」
また一人最悪の領域に入ってしまった事に肩を落とす医者を尻目に、パニック状態の抜けないさつきはの顔は虚ろながらも明るい物であった。
「あはっ・・・・・♪わたし大きい豚さんになっちゃった・・・・・。
 ねぇねぇ、もっと何かたべさせてよぉ・・・。(はぁと」
さつきは虚ろな笑顔をあたりに振り撒く。
こうして、さつきはこれまでいたまだ自力で活動が可能な子供達が共同生活をする施設「レベルB施設」から自重で自力による活動が不可能になった子供達を収容する「レベルA施設」へと移動することなった。

そして数ヵ月後---------。

 

自重で自力による活動が不可能になった子供達を収容する「レベルA施設」に一人の男が入る。磯貝だ。
磯貝は毎日のこまめな日課である施設内の本当の意味での肉の塊と化した子供達が何か身体的、精神的に緊急の事態になっていないかをチェックするための見回りをしていた。
入るとそこには1メートル半〜1メートル未満の肉の塊となった子供達、男女含めて39人が半ば隔離状態で生活している。
ある人は絶え間ない食欲に悩みながらも食事の時間外でも摂取できる特殊なゲルをゴキュゴキュと飲み続ける300キロクラス、異常発育の影響で身長だけ1メートル40程度になったの10歳の少女、巨大なお腹の下から覗く巨大になってしまったペニス(しかも絶倫)に悩みながらも下半身に来る疼きに耐え切れず自らの垂れ気味のお腹と地面を使って自慰に耽る350キロクラスの少年。
胸もお腹もパンパンに張り詰めて、疼きっぱなしだというのに母乳が出ない。
なのに、乳は十分発達しているという異常な身体によって精神を蝕まれている280キロの少女など、おのおのの自力移動不可能な肥満体と異常発育によって苦しむ子供達を一人一人診察(無論、後でオカズにするが)し、一番奥の個室に向かう。
個室内は壁からして低刺激の素材で出来ており、部屋の全てがその部屋の主をいたわるつくりになっていた。
部屋内には、巨大なベッドがあり、そこに大きな肉の塊がいる。
身長は1メートル20ぐらいではあるが、まず顔から凄い。
肉がつきすぎて、胴体のついた脂肪に半分うまってるかのように見えるくらいだ。
胸も十二分に発達、巨大化して母乳をだらしなく少しずつ垂れ流している。
そのため部屋の中はかすかな乳臭さで充満していた。
お腹も行き場を失った肉が凄いことになってある意味芸術ともいえる三段腹を形成していた。
腕も、もう両腕とも270度に閉じれなくなり、腕を上げないときは脇の肉に腕を乗っけている、というより下手すると置いてる、といったところか。
両足も凄いことになって、腹でとじれなくなっていた。当然尻も より肥大化していた。
「さつきちゃん・・・・具合は大丈夫?」

磯貝は(表面上は)心配そうに聞く 。
「うん♪今日も私、きもちいぃよぉおお・・・・。(むしゃむしゃ・・・」
さつきはやや太くなった声で答えた。
そう答えるさつきの体重は450キロを超え、それでいて、身体は恐ろしく敏感な物になっていた。
そのため気が狂いそうになる程の快楽を感じやすくなったさつきは特別に用意された部屋で生活(隔離)されることとなったのであった。
無論、こうなると両親が再会した時の事を考えて、両親の面会、宿泊を拒否する形をとったのであった。

 

さつきは今もむくむくと肥大化している。

 

 

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