2005年肥満化総選挙
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「「「「「「おぉおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」」」
有権者の興奮はうなぎのぼりだ。
ボン!ボン!ボン!
ナナの脚がボンッ!ボンッ!とテンポよく膨らんでいく。
「い、いやぁああ!〜〜〜!!」
もはや下着は悲鳴を上げきっており、限界まで引き伸ばされた上に肉と肉間に埋まりきってしまっている。
バチン!
見る影も無いほどにまで引き伸ばされた下着がはちきれたようだが、肉に挟まっているため落ちてこない。おそるおそるナナが肉の合間に指をねじ込んで下着を取ろうとすると、今度は腹回りと胸が膨らんだ。
ボボン!
「み、みな・・・・あぁああああああっ!!??」
まるで風船を急激に膨らましている映像のコマの途中をカットしたかのように、ボン!ボン!と腹が膨らみ、胸も気色悪さすら感じられる程に肥大化し、ブラを言葉通り弾き飛ばす。
ナナは必死に手でもって胸を隠そうとする(股間は腹肉で隠れている)が、二の腕もパンパンに膨れて胸に手が届かない。
有権者の嘲笑とも歓喜ともつかない笑い声が響き渡る。
全身がとにかくパンパンで苦しい・・・。己の熱さでナナの頭の中がぼんやりとする。
ズムッズムッズムムムッ・・・・。
すずは尻肉のふくらみが加速化する。お腹はだらしなく、肉厚に膨張していき、2畳スペースのボックスの横の余裕が殆どなくなってしまった。
とっくに下着類ははちきれ、重みのあまり垂れた乳房がガラスに汗でピトリと張り付いてしまっている。
挙句の果てに母乳もドロドロと出ているのがなんともだらしない。
「あっ・・・・あっ・・・・・あっ・・・・・。」
腕をジタバタさせようとするが2畳スペースが己の尻肉、腹肉、胸の肉で余裕が殆どないのだ。
すずはなんだか自分が肉の缶詰の中身になったかのような錯覚を覚えてしまっていた。
ぶよっ・・・・・・ぶよっ・・・・・。
「あぉ・・・・・・はふぅ・・・・・・・・・・・。」
オバの身体は8人の中で最も醜く変形していた。
現実にいるデブモデルも肌にハリツヤがないのが多いがそれにかなり近い。
いや、それ以上だろう。
全身がグロテスクに肥大化して、自重に耐え切れず腰を落としたのが仇になってしまった。
すず以上にボックス内が窮屈、いやぎゅうぎゅう詰めになってしまっているのだ。
脚の脂肪なのか腹の脂肪なのか胸なのか遠くから見たら人には見えないシルエットだろう。
有権者の視線はデブを見る目というより天然記念物をみるような目である。
両腕は自分の脇や胸の脂肪に文字通り乗せており、角度も90度である。
それほどまでにだらしのなく柔らかすぎる脂肪なのだ。
顎肉は頬肉もだらしなく、目は一重というよりも目が細すぎてドカ○ンのようだ。
オバの細すぎる目から溢れんばかりの涙が溢れ鼻水もダラダラと流しているが、発汗量が多すぎるためよくみないと確認できない状態だ。
ムニュッムニュッモニュ・・・・。
ゼリーが膨張するということが現実にありえるのならばこのようになる。
そう己の身を持って実践しているかのようだ。
色白の肌が独特の弾力をツヤを持って脂肪を増殖していく。
脚の膨張が特に酷く、尻肉が広がりすぎて巨大なカボチャパンツのようだ。
その脂肪はフトモモの脂肪にまで浸食して、その太ももの脂肪はひざで醜くくびれる。
さらに脹脛からくるぶしまでにも脂肪はモリモリと増殖しており、垂れた脂肪がくるぶしから下を大分隠してしまっている。パッ見、ゴ○ラの足にも見える。
脚線美もこうなってしまうと、現実味がなくなってしまい、ただの化物に見えてしまう。
腹肉が極厚の5段腹へと常識ハズレに変貌を遂げておりなんともグロい。
脇や股間周りは長い長い体毛がビッシリと生え、そこからはいかにも臭そうな汗が大量に分泌されている。
モリモリモリモリモリモリモリ・・・・・。
「aaaaaaaaaaaaaa・・・・・・・・。」
グラマーの膨張した身体で最も変化の激しいのは胸だ。
全身がこれ肉ダルマと化しているのはもとより、胸が膨らみすぎた上に巨大な腹肉にのっかるような形になっているため、グラマーの視界が自分の頬肉と巨乳によって半分程見えなくなってしまっているのだ。
乳首も化物のように肥大化して、ボックス下部の僅かな空間は己のミルクで満ちてしまっている。
股間は肥大化した腹は腰周りの脂肪で完全に隠れてしまい確認できないが、腋毛はチャイナ以上に生い茂り、視界が揺らぐ程の生暖かい汗を大量に分泌している。
ハタから見ていると最もみっともなくビックスケールにデブ化した候補者といえるだろう。
モココッ・・・・・・!
クロは肌が黒いため、なんだか超巨大な怪獣用のおはぎに見えてしまう。(笑)
「アアアアア・・・・・・。ヒイィイイイイイイッ・・・・・。」
黒く柔らかい丸太のような両腕でボックスの両脇をバンバンと叩く。
掌の黒色ではない部分があまりにも小さく見えてなんとも惨めである。
胸も乳輪の部分の色がいい感じのピンポイントになっている。
腹の肉は変わった膨らみ方をしており、ヘソを中心に脂肪と脂肪が4つに割れ、その脂肪がおしあいへしあい醜く変形しているのだ。
顎の肉はデロデロとふくらんで垂れ下がりなんとも惨めだ。
さらによく見ると腋毛の他にすね毛等の体毛もフワフワと生えてきており、なんともエグい身体と化している。
ブクブクブクブクブクブクブクブク
そして一番いろんな意味で注目を集めたのが日焼けだ。
体重増加量なら八人の中でトップだろう。つまり日焼けが1位か。
「み、みないでけろっ!!みないで・・・・・ぶあぁあああああああんんん!!」
スク水の日焼け痕は見事な楕円形に変形しており、腹肉は猛烈なスピードで膨らんでいく。
日焼けしていない部分の黄色い肌の一部は痛々しい肉割れが発生してしまっている。
それを見ていた司会者(交代済)は慌ててボックスを外す。
「あ〜〜〜あ〜〜〜〜〜あぁあああああ〜〜〜」
ボックスがぎゅうぎゅうになってしまい引き上げて外す事ができない。
やむを得ず、スタッフ数人がボックスの4隅につけられている固定用の金具に手をかけ、それを解除する。
金具が外れるとボックスはあっさりと外れる・・・・・・・・と、次の瞬間。
ボバン!!
「おわっ!?」
「お、お嫁にいけないべさ!!みないでけろ!!」
まるで鎖から獰猛な野生動物が解き放たれたかの如く、日焼がボンッ!と勢いよく膨張する。
「み、皆見ないでけれ!」
もう足腰なんて存在するのも意味がないと根底から否定されるが如くか。
膨張する尻肉は行き場を失い横へ横へとふくらみ、彼女の身体をガッチリと固定する。
太ももの肉はまるで座布団と幾重も重ねたかのごとくふくらんでしまっている。
ひざ下は太ももにぶら下がっている。
まるでそれは巨大で短いソーセージに太いが先述の程ではないソーセージが繋がってぶら下がってるようだ。
もうここまでくると体重も500kgは確実に超えているだろう。
スク水痕なんてものはもはや形を成しておらず、真ん中が黄色で顔や四肢が褐色という肉の塊である。
「ぷあっ・・・・・・ぷはっ・・・・・・・ぷふっ・・・・・・。」
日焼けの顔も肉の山と化しており、顎の肉は4重顎を形成し、その肉はどこの層も分厚い。
頬肉は過剰に肥大化して、日焼け自身に猛烈な重量感と圧迫感を与える。
特に口周りと両目はその影響をモロに受けている。
口周りは膨張しすぎた頬の脂肪によって口を開け閉めするだけで強い圧迫感を感じるようになってしまっている。
目は頬の肉で視界を2割ほど圧迫されてしまっている。
救いといえば大きいパッチリとした目はギリギリ保たれている所か。
胸はヒマワリのの肥大化した胸部の脂肪に女らしさをくわえたようになっていて、その中途半端でありながら異常なまでの肉の塊という奇妙な太り方をしていた。
そして腹肉はあまりに酷く肥大化して、足が全く閉じれなくなってしまっていた。
腹肉の重みはダイレクトに肥大化した太ももや尻を圧迫する。
呼吸のたびに巨大な腹の肉がゆるやかに滝と言ってもいい程の大量の汗を垂れ流す。
そしてモニタに表示される開票結果。
盛り上がる有権者達。
絶望する、混乱、狼狽する候補者達。
なんとも混沌とした空気の中選挙は終了した。
選挙終了後、八人の候補者達は変わり果てた体を動かせず(又は殆ど動かせず)まだ会場内にいた。
もうすでに有権者達は退場しており、会場内はしんと静まりかえ・・・・いや、ある意味煩かった。
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ・・・・・。」
ムシャムシャムシャムシャムシャ
「ふぅふぅふぅふぅ・・・・・。」
「熱いよぉ・・・・・・・・ママァ・・・・・・。食べても食べてもとまらないよぉ・・・・・・。」
モリモリモリモリ
「ん・・・・・・・・・・・・っぷあぁあああああ・・・・・・・・・・・・・はぁあああああああ・・・・・。」
8人とも先ほど大量に運び込まれた大量のジャンクフードや米やらなんやらといった食料を貪っていた。
貪りながら高い自分達の体温からくる大量の発汗とその臭いに理性を失いかけていた。
この後八人はとある場所へと連れて行かれるか元の生活に戻るかを選択するという・・・・・。
スタッフが身体を動かすのに不自由して苦戦している八人の女達を補助してあげているのを横目に、ウグイス嬢と最初の司会者が二人で電卓を叩いていた。
契約通り、バカ高い謝礼金とケタ違いの時給、そして歩合分を合計して八人分の袋にギッシリと金を詰めていた。
「それじゃあ、これから2つに1つの選択と参りますか。」
「そうですね〜」
選挙の時とは正反対の調子の司会者と先ほどと変わらぬウグイス嬢は、8人分の大金を詰めた袋を抱えて八人の肥満女達の下へと向かった。
「はい、みなさんおつかれ様でした〜。」
八人がハッと視線を二人に向ける。
恨み、困惑、嘆き、混乱、理性消失状態。
あらゆる感情が入り乱れた視線が2人に突き刺さる。
女達は8人とも何か言おうとするが食欲は抑えきれないため、何も言えず視線だけを2人に向ける。
2人はニコニコして「よくがんばりましたね!」と営業スマイルで大金の入った袋を女達の膝(?)元においていく。
女達はその大金を見てギョッとする。
2人は笑顔を崩さずサラリと説明する。
「みなさんはちゃんと仕事を果たし、有権者の票を集め、そのような立派な身体となられました。もちろん、みなさんの功績を讃えボーナス分を加え、1000万〜1500万程その袋に入れました。ですが、あなた達の身体はそのようになった以上、私達は2つの選択肢を与える事としました。
1)そのまま大金を持って日常に戻る。生活保護等は責任を持って私達が行います。
2)「ある場所」へいき、その肉体を生かす仕事につきさらに金を稼ぐ。
さぁどうします?」
女達はそれを聞いてポカンとしたが、すぐに悟った。
二者択一だ。と。
おしまい。
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