天外アナザーストーリー
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最終話〜天国(?)と地獄〜
・・・・・・それから数日後、アペティさんの用意してくれた豪華で広い部屋にて快適に過ごす私たちがそこにいた。
今尚少しずつ肥大する肥満体を揺らして。
「動く」という動作をあまりしなくなった。
いやできなくなっていた。
毎日欠かさず数時間おきにアペティ邸のメイドらが私達の身体の汗を拭き、身体のあちこちにベビーパウダーをつけていく。
本当に大切にされている。
そしてまだまだ絶え間なく太らされ続けている。
私の身体はもはやドンとした巨大なお腹がアペティ曰くチャームポイントとやらになっているようだ。
実際、お腹の巨大さはココに来る前よりもさらに肥大化しており、足は膝下に至るまで腹の肉で隠されてしまっている。
母乳の出る量もまだまだ増量しており、もはや人間の範疇を肥えてしまっているだろう。
何せ3人で外食してた頃の数倍は一度に軽く平らげてしまうのだ。
数日前にアペティさんが現在の私の体重が600キロはあるとサラリと言ってしまったが、多分まだ太らされるんだろう。
・・・・ここまで身体が重いとどうでもよくなってくる。
サラの身体はさすがに丸々とした感じは薄れてきたが、まだまだ全身の脂肪がパンパンに張り詰めている。
お互いに脇の肉と腕の肉が分厚すぎて手を繋ぐ事が困難になったため、お互い突き出たお腹を接触させ、お互いの脂肪の感触を確認し合っているのだが、サラの脂肪の弾力は相変わらずだ。
ただ、肉が固めすぎて私よりも重苦しそうではあるのだが・・・。
サラの体重は62,30kgはあるようらしく、お互いまだまだ肥えそうだ。
さすがにこれでは自分の事を人間とは思えなくなってくる。
「うう・・・・・・・ト、トイレ・・・・・・・。」
「あわわ・・・・・・メイドさん呼ばないとっ」
・・・・・・今でもトイレを助けてもらうのは恥かしい・・・・・。いつになったら慣れるんだろう・・・。(汗」
トイレの時になればメイド数人がかりで器具等を利用して排便、排尿させてもらう。
「ぐふぅ・・・・・・・・・・・」
腹の肉を持ち上げられるたび、尻の肉を掻き分けられるたびに感じる自分の身体の異常性。
そして毎回毎回大量にひりだされる排泄物。
出す物を出してしまえば、もっと食わせろ!と胃袋が高らかに音を出す。
食べるにしても誰かの助けが必要になる。
その癖食べる量は普通の人とは桁違いに多く、回数も多い。
これじゃあ、まだまだ太るといってるようなものだ。
肌は太る前よりキメ細やかにモチモチと綺麗になった。
でも、身体は思うように動かせない。
アペティ本人は1tまで太らせたいと私達の身体を惚れ惚れとした表情で眺めながら自身たっぷり語っている。
・・・・・・1tって・・・・・正気?(汗
「ふふっ。特性のお薬があるの。今実験中だから少し待ってね。飲んだ瞬間とても気持ちよく慣れるわよ♪」
アペティがニコッと笑う。
き、気持ち良い・・・・・・って。
クッキーを食べたあの時私の身体は確かに快感に包まれていた。
1tという想像しがたい領域に気後れするが、あの快感をまた味わえるのなら・・・。
と、思ってしまう自分がいる。
本当に、あの時町を出てよかったと思っている。
太る事よりも食欲や性欲を満たす事を重点を置いてしまっている。
挙句の果てにどんどん太る自分に惚れ、太っていくサラにますます惚れてしまっている。
サラも同じ感情を抱いてるようだ。
「あとね。二人にお仲間を紹介するね。おいでケーラちゃん♪」
「「へ?」」
大きなドアをあけて運ばれてきたのは。
ああ、何という事だろうか。あのケーラだ。
洋ナシ形の体型はより横に広くなっている。
ダラリと巨大に重みに負けて垂れ下がったおっぱいがあまりに厭らしい。
腹の肉も巨大な段差を数段形成しており、臍下まで伸びた股間の陰毛はかなり臭ってそうだ。
巨大すぎて顔も一回り、2回り、いやそれをはるかに凌ぐスケールで肥大かしてるように見える。
「はは・・・・・私もみんなの事が忘れられなくて・・・・・。」
「きちゃった?」
「うん(照」
ああ、これからは3人で太り続けるのか・・・・・。
こんな身体になっちゃったけど、ここでなら私達の持つ欲望は全て満たせる。
ずっと3人で一緒にいよう。
それから数ヵ月後、私たち3人の体型がどこまで変貌を遂げたのかは、アペティと3人を必死に世話するメイドらのみが知る。
それでも私たち3人は幸せなのだろう。
セルライトや肉われができることなく、綺麗に巨大に太らされ、その代わりに食欲や性欲を満たしてもらえる。
手淫はできなくなったが、機械を使ってできるようになった。
肥大したおっぱいを使えば3人で性欲を満たす事だってできる。
動き難い・・・・殆ど動けないが動く必要はあまりない。
そんな生活をどこまで続けるのか。
一生続けるのかはどうかはわからない。
でも、今はこの快感にドップリ浸かろう。
だって気持ち良いんだ。3人一緒だからとても満たされた気持ちなんだ。
「ねぇねぇ。来月の計量まで誰が一番太れるか競争しない?」
「ふふっ。いいわよ」
「負けないわよ〜」
ホント、人間辞めちゃってるね。私たち。(汗
ここでカレンらが幸せ(?)を謳歌してる陰で地獄を味わっている2人の少女に目を向けよう。
カレンらが太らされるその影で夢見と夕能はまだ実験体として使われていた。
度重なる投薬と食物の過剰摂取は、地下室を2人の脂肪で埋め尽くさせた。
「・・・・・・・・・・・・・・・が」
「ご・・・・・・・・・・・・・・・」
二人の太り方はもはやバケモノであった。
投薬は全身の脂肪細胞を過剰にしかも不規則に刺激してしまい、巨大なセルライト、痛々しい肉割れ、シミ、ソバカス、体毛、汗疹、暴力でダメージを受けた後。
エグすぎる脂肪はもはや地下室で溢れかえってしまい、強烈な息苦しさが2人を襲っている。
アペティは窒息寸前まで太れたら壁を壊して部屋を広くしてあげてもいいと言った。
が、2人にはそんな言葉は耳に入っていない。
「苦しい」、「お腹がすいた」、「出す物出したい」、これが2人の頭の中のすべてだ。
全てをあきらめ、自決しようとも考えもつかない。
ただ、実験台にされ太らされる。
それだけだ。
動くにもお互いの脂肪が邪魔をして、動けない。
「あらあら、この部屋お鍋みたいだねぇ」
アペティが地下室入ろうとすると、視界に入ったのは、ドアの上半分が肉で埋め尽くされた光景である。
どっちのだろう。
ドアからはみ出た肉を見てみると臍?と思わしき巨大な空洞が確認できる。
褐色肌ではないのだから夢見の臍であろう。
アペティはヨイセッと二人の脂肪の海の上に乗り、二人の顔を捜し、口にチューブを当てる。
「さすがに私もデブだからねぇ。お前たちの身体の上に乗っかっるのも楽じゃないのさ。」
グイグイとチューブを宛がい、アペティはさっさと今きた道を戻って、入口前に戻る。
「それでは、たんとおたべ。」
ガコン!と音がすると、チューブは茶色のゲルで満たされ、ドンドン二人の口に流し込まれる。
「んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「おぉぁぁぁ・・・・・・・・・・・」
声にならぬ声を発して二人は次々と流し込まれる試作段階の肥満薬を配合した食事を飲み込んでいく。
ボゴボボボボゴゴバボゴブクブグ
不気味な音を立てて地下室における肉の水位はさらに上昇していく。
「ああ、さすがに可哀想だから横の壁ぶち壊してあげようと思ったけど、それだけ太ればこわせるでしょ?」
アペティは懐からドーナツを取り出して二人の肥満化ぶりを眺めている。
ミシミシミシ
横の壁が悲鳴を上げる。
パラパラパラ
「「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!????」」
バッガン!
横の壁が崩れ落ちる、いや決壊した。
肉の洪水が壁を突き破り、圧迫しあっていた二人の身体が多少楽になる。
アペティの目からも肉の水位が下がったのが確認できた。
「うん」と頷いたアペティは注射器を取り出し、二人の肉に乱暴に突き刺し、血液を採取する。
「よかったわねぇ・・・・・楽になれて。さて、次にぎゅうぎゅう詰めになるのはいつになるのかな?」
カレンらには見せない狂気の笑顔を見せてアペティはその場を後にする。
「ゴブ・・・・・」
美しさ等微塵もない。
肉という肉が纏まり無く膨張し、デロンデロンに肥満したその身体は次の摂取を求めて、
胃袋をフル稼動させていた。
二人の実験体として生活はまだまだ終わろうとしない。
おしまい
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#天外魔境 第四の黙示録