巫女姉妹の大食膨張記
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アイヌの巫女として戦ったナコルルという一人の少女がいた。
自然を守る為に戦い続けたナコルル。
ある武芸大会に参加した後、自然の声が聞こえなくなった事から
妹であるリムルルに跡を継いでもらう事になった。
巫女としての重責から解放されたナコルル。
家族と共に穏やかな日々、巫女としての自覚がまだまだ足らないリムルルの世話を焼き、
時折来訪する前々から恋仲(?)であったガルフォードという異国の青年との語らい。
今まで相棒であるシクルゥやママハハとと共に宝刀を構え戦い続けていた日々。
その時にはあまりなかった、だけど昔では当たり前だった日常。
過去の戦いが夢の中の話だったのではないかと思ってしまう程に穏やかな日常。
そんな平穏な時間がナコルルの日常に帰ってきたのだ。
リムルルが巫女を継いだ頃には世を脅かす存在も確認されず、
せいぜい人に害をなす物の怪の類を倒す位である。
今日もひと山越えた集落で物の怪が悪さをしているという事でリムルルが2,3日程村を開ける事となった。
「お姉さま〜、おべんとう、おべんと〜♪」
「はいはい、ちゃんとできてますよ〜」
そう言ってナコルルは弁当を手渡しリムルルを見送る。
「それでは、お姉さまいってきま〜す♪」
「気をつけてね〜」
見るからに散歩気分でとても巫女としての役割を果たしに行くようには見えないリムルル。
そんな妹を見てナコルルは少々苦笑する。まだまだ子供だなぁと。(自分もだが)
と、そろそろ姿が見えなくなる頃まで離れたリムルルがピタッと止まった。
どうやら知ってる人とはち合わせたようである。
ナコルルからでは遠い上に丁度木々に隠れていて誰かはよくわからない。
二人は少しの間立ち止まり何かを話した後、リムルルは片手を大きくブンブンと振って村を出て行った。
相手の方はこちらの方に近付いてきた。
木陰から出てきてこちらに近づいてくるのは体格からして男性のようである。
服は自然に囲まれた集落においては無駄に目立つ目の覚めるような青。
頭は衣服より余計目立つ金髪。
更に狼のような犬も連れているようである。
そんな変な格好の男はこの世にただひとりであろう。
ガルフォードである。
「あ、ガルフォードさん・・・・」
「OH! 久し振りだなナコルル! 元気だったかい?」
相変わらず底抜けに明るい人である。
そんなガルフォードを見てナコルルはホッとした。
正義の為に旅をしている(本人は本気である)彼は時々ナコルルに会いに彼女の住む地、カムイコタンに足を運んではナコルルと正義の旅の疲れを癒しているのである。(無論本人は本気である)
「ガルフォードさん、お水どうぞ」
「ありがとう。ナコルル」
ナコルルから柄杓になみなみと注がれた湧水を手渡され、ゴクゴクと一気飲みするガルフォード。
ふぅ〜っ、と大きく息をつくと「あ、そうだ」と、ガルフォードは荷物袋の中をゴソゴソとあさり始めた。
「どうしたんですか? ガルフォードさん。」
「ん? ここに来た度に御馳走になってばかりだからな。俺の故郷の料理でも食わせようと思ってな!」
「ガルフォードさんの手料理ですか〜。楽しみですね」
「おう。期待してくれよ!キッチン借りるぜ!」
荷物袋の中からナイフを取り出してガルフォードは厨房に立った。
ナコルルも手伝いたいという事で一緒にガルフォードの料理を手伝う事になった。
「それでガルフォードさん、何を作るんですか?」
「ん? ハンバーガーって料理だよ」
「はんばーがー? ってなんですか?」
ハンバーガーという料理を聞いた事の無いナコルル。
ナコルルはガルフォードからハンバーガーの料理がどういうものかを教えてもらった。
要は肉を細かくして練って焼いた物等を小麦で練って焼いた生地ではさむ料理だそうな。
肉は鹿の肉で、生地は厨房にあった雑穀類で代用することにした。
「で、これを使うんだ。」
ガルフォードは瓶を取り出した。
「なんですか?これ」
言われたとおりに肉の調理を手伝って肉を焼き上げたナコルル。
瓶を開けると何やら今までに嗅いだ事のない脂っぽいような匂いがした。
ガルフォードは焼き上がった肉を瓶の中に入れた。
肉は瓶の中でトプンと音を立てて引き上げられた時には、焦げ茶色のドロッとしたものが肉の表面にタップリとついていた。
「これつけると美味いんだよ」
「なんですか?それ」
「俺の特製ソースだよ」
「そーす? ですか」
ガルフォードは焼き上がった生地に適当な野菜と先ほどソースをたっぷりつけた肉を挟んだ。
いざ出来上がると食卓の上には生地と生地の間に分厚い肉と、それなりの野菜を挟んだハンバーガーがズラッと盛られていた。
ハンバーガーから漂う匂いがナコルルとガルフォードの鼻を刺激する。
「さぁ、食べてみてよナコルル!」
「う、うん。いただきます」
見ず知らずの料理にちょっとドキドキしていたナコルル。
あ〜んとハンバーガーを頬張ってみた。
生地や野菜には肉についてたソースがたっぷりをしみ込んでおり、野菜は肉の熱でしんなりとしている。
むぐっ
「あ、おいしい・・・・。」
「どうだい? うまいだろw」
誇らしげなガルフォード。
肉料理は何度も食べてはいるが、ここまで豪快な食べ方は初めてだったナコルル。
ガルフォードの故郷特有の脂っこい料理の味は未知のものだった。
パクパクムグムグとハンバーガーと食べる二人。
ナコルルもついつい満腹まで食べてしまった。
「ふぅ〜 お腹いっぱい〜。これ以上食べられないわ」
「ははっ。喜んでもらえてうれしいよ!」
ガルフォードは残ったハンバーガーを平らげながら満足気である。
久々に満腹まで食べ物を詰め込んだ胃袋をさすりながらナコルルはハンバーガーの味を思い返していた。
「ガルフォードさん、ハンバーガーの作り方もっと詳しく教えてくれませんか?
「ん? そんなに気に入ったのかい? 嬉しいなw」
自分の故郷の料理を余程喜んでもらえたようで嬉しいガルフォード。
それから彼はナコルルの要望に答えて、ハンバーガーに使った特製ソースの作り方を教え、その次の日にもう一度ハンバーガーを一緒に作った。
料理が上手なナコルルはすっかりハンバーガーがレパートリーの一つとして定着したようである。
それからガルフォードが旅を再開した後もナコルルは飽きずにハンバーガーを食べるようになっていた。
すっかり脂っこい料理の虜になってしまったナコルル。
リムルルが帰宅すると今度はナコルルはそれをリムルルにもハンバーガーをふるまった。
「うわ、お姉さま、これとっても美味しいよ!」
「ふふっ、おかわりもあるからねっ」
「うわ〜ありがと〜!」
リムルルも気に入ったようである。
嬉しそうに2個目のハンバーガーの頬張るリムルルの横で3個目のハンバーガーを頬張るナコルル。
気がつけば食べ過ぎで胃袋を満腹にする日が多くなり、日に日に彼女の胃袋は拡張されていった。
幸いなのかリムルルは巫女としての仕事があってか頻繁に遠出(本人にとっては散歩感覚)を繰り返してる身である為、ハンバーガーを頻繁に食べる事はなかった。
何度食べても飽きないハンバーガーの魅力に取りつかれてからひと月が経過した。
「お姉さま〜。ただいま〜! んっ? いい匂い〜w」
仕事から帰ってきたリムルルはハンバーガーの焼けた肉の匂いに帰宅早々上機嫌である。
「ちょうどいい時に帰ってきたね。一緒に食べようか?」
大皿にハンバーガーを乗せつつリムルルを迎え入れるナコルル。
「うん!」
2人仲良くハンバーガーを頬張る。
もぐもぐもぐもぐ
「う〜ん。おいしいw ねっ、お姉さまw」
「ふぉんふぉんはへへねw (どんどん食べてね)」
ハンバーガーを夢中で頬張ったままリムルルに答えるナコルル。
「(んー?)」
ナコルルの体をじーっと見てみるリムルル。
なんだか自分の姉が妙に膨らんでるように見えるのだ。
ハンバーガーを夢中で頬張る頬は妙にもっちりと見え、首回りはぷくっと丸い曲線を描きつつある。
袖口から見える腕はぷにぷにと肉がつき始めている。
控え目(自分と比べれば全然あるのだが)な胸もいつの間にか谷間が出来ている。
胴回りは妙にむっちりとした寸胴になっていた。・・・腰布取ったらどうなるんだろう・・・。
座っている太ももも横にむにっと変形している。
「(あれ? お姉さま、こんなだったかな?)」
「〜っけふっ。・・・・どうしたの? リムルル」
「え? い、いやなんでもないよ」
気のせいだろうと、ハンバーガーのおかわりをするリムルルであった。
更に月日が経過した。
カムイコタンに旅をしていたガルフォードがやってきた。
「あ、ガルフォードだ〜(むぐむぐ)」
「おっ、リムルルか。元気してたか? お姉ちゃんどこにいるのかな?」
「お姉さまならあっちの滝の方にいったよ〜(むぐむぐ)」
「ずいぶんとハンバーガーをおいしそうに食べるんだなぁw」
「へへw」
「(って、リムルルってもうちょっとスレンダーだったよな?)」
ハンバーガーをムグムグと食べてるリムルルの体は、ガルフォードの頭の中になったリムルルの体型のイメージとは異なっていた。
心なしか全身がぷにぷにしてるように見えたからだ。
「(まぁ、気のせいだろう)」
「ははっ。それじゃあいってくるよ」
ガルフォードはナコルルが今いるらしい滝の方へ行った。
カムイコタンからちょっと離れた所にある滝にナコルルはいた。
せっせと衣服を川の水で洗っている。
洗い物は結構な量であり、内容としてはナコルルの服が結構な割合を占めていた。
洗い物の横にはきれいな状態のナコルルの衣服一式が綺麗畳まれている。
じゃぶじゃぶと衣服を洗い、褌を洗うナコルル。
洗っているうちに彼女の体に汗がタラタラと噴き出して水面からの光が反射している。
「ふぅ・・・・」
洗い物をすべて洗い終えて一息ついたナコルル。
その全身は汗だくである。
「汗かいちゃった・・・。」
そう言うとナコルルは汗でビショビショになった衣服を脱ぎ始めた。
腰布を緩めるとお腹がぽよんと前に出た。
腰布で縛られていたお腹はプルルンと揺れると呼吸の分だけ悠々と上下した。
結構きつめに縛っていたのであろうか。
「ふぅ・・・ 苦しかった・・・ 今度からちょっと緩めなきゃ・・・」
上着を脱ぐとポロンと胸が出てきた。
ナコルルの胸は数か月前とは比べモノにならない程に多く肥大しており、自重でやや垂れていた。
引き伸ばされたのか大きく広がった乳輪が一際目立ち、その中心は膨らんだ乳房の肉と肉が押し合いへし合って彼女の乳首を埋めてしまっており、かつての彼女の乳房の面影を無かった物にしていた。
上着を脱ぐことで完全に露出されたお腹は前にボンと飛び出ており、結構な貫禄のあるお腹へと変貌と遂げていた。
お腹の肉の圧力が凄いためなのだろうか。彼女のお臍はポコンと前に飛び出しており、お臍を中心にほぼ横一文字の肉の谷間を形成していた。
脇や横腹もムチムチとしている。彼女の視点では鏡でも使わない限り見ることはできないだろうが、背中にも脂肪がまとわりついている。
胸部と腹部のちょうど中間地点で肉と肉による谷間が形作られつつあった。
肩幅も横に広がっており、腕のまわりはかつての太さより2〜3回りは太くなっていた。
「何か・・・・ 胸も苦しくなってきたなぁ・・・ お腹もなんだかおすも・・・ う〜ん」
彼女がはいていた褌はぐっしょりと濡れいてた。わずかにだが体温が高い為か湯気が確認できる。
腰、尻肉、股間にふんどしが食い込んでいる。
褌を緩めるとムワッっとうっすらとした湯気が立ち上り、褌を巻いていた個所は赤く痕ができていた。
だいぶ食い込んでいたのだろう。立派な痕であった。
褌をしめていた下半身も立派なものになっていた。
ムチムチと肉をつけて大きくなった彼女の上半身をその貫禄ある下半身でしっかりと支えている。
デンと大きくなったお尻はかつての彼女の体からは想像できないボリュームである。
「ふぅ・・・・ 暑かった・・・」
生まれたままの姿になったナコルル。
彼女は汗でびしょびしょになった自分の衣服を川の水で洗い流すと、今度は自分の体を洗い始めた。
チャプチャプと滝の方まで足を運び、彼女は水浴びを堪能し始めた。
「はぁ〜っ・・・・ きもちいい〜〜」
ほてった体に滝の冷たい水はとても心地よいものであった。
そんなナコルルの一部始終を見ていた人影があった。
リムルルに場所を聞いてナコルルのいる滝にやってきたガルフォードであった。
偶然ナコルルの洗濯から脱衣、水浴びの過程を目撃してしまい動くに動けなくなったのであった。
やむを得ず気配を隠し、事が終わるまで周りの木々に己の身を隠していたのだが、目の前で想いの人が服を脱ぎ、水浴びをしているのだ。
ガルフォード本人の意志とは無関係に彼の目は彼女の裸体をまじまじと見てしまっていたのであった。
むっちりとより女性らしくなったナコルルの肢体。
彼女の裸体はかつてのナコルルでは考えられなかった色気を醸し出していた。
「・・・・別の意味で大きくなった・・・ なぁ・・・ (ごくり)」
目を見開きナコルルの一部始終を凝視してしまうガルフォード。
鼻息はどんどん荒くなっていき、呼吸もどんどん激しくなっていく。
気配を殺しているのを忘れてしまいそうな程に。
つーっ
「・・・・・(す、すごい)」
一筋の鼻血がガルフォードの鼻から垂れてきた。
「・・・・・(ごくっ)」
思わずつばを飲み込んだガルフォード。が、これが不幸(?)にも命取りだった。
「・・・・・!?(の、喉に鼻血がっ)」
ゲホッゲホッ!!
ガルフォードはむせてしまった。
思わず隠れていたところからぴょこんと顔を出してしまった。
「えっ!? 誰かいるの!? ・・・ってガルフォードさん!?」
膨れた自分の体を抱えて胸と股間を隠すナコルル。
「あ・・・・ は、はは・・・・・ ひ、ひさしぶり」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!」
自分の膨れた裸体を見られた事を知ったナコルルは顔を耳まで赤らめてそこに蹲った。
「あわわ・・・・・・・・ い、いやこれは偶然なんだ、えっと・・・」
ガルフォードはガルフォードで頭の中が混乱しているようである。
「綺麗だなぁ・・・・・ と見とれてた訳で・・・ あぁ〜〜〜 違う違う!」
「???」
それからガルフォードが偶然そこに居合わせてしまった事等を説明して彼女を納得させるのに小一時間かかったそうな。
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