624氏その2

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「帰るぞ、さとみ・・・どうした?」
「うん、なんでもないよ、いこう。」
ゆうくんから服を受け取って着る。
「ゆ、ゆうくん、今日は・・・は、恥ずかしかったけど、楽しかった・・・かも。」
ゆうくんが、ずっと私のことだけを見ててくれたから・・・。
「そ、そうか・・・あははは。」
ぐーーーーーー!!
大きな音、私のお腹がなった音だ。
「そういえば、晩飯まだ食ってないな。」
「う、うん・・・。」
何だろう、急に、お腹が、すいてきた・・・。
「ゆ、ゆうくん・・・。」
「何だ?」
「わ、私、ここまででいいよ。後は一人で帰れる。」
「そ、そうか、気をつけて帰れよ。」
「うん! ありがと! ゆうくん!」

そのまま私は近くのレストランに直行する。
「いらっしゃいませ!? ・・・ご、ご注文は・・・。」
こちらにきたウエイトレスがびっくりしている。
そりゃ汗びしょびしょでおしっこくさくて上はすけてて下は超ミニのデブが入ってきたら驚くかもしれない。
でも、そんなことはどうでもいいの!
何だか今日はいつも以上にお腹がすいてる!
そういえば、こんなに動いたのは、すごく久しぶりだ!

 

「ええと、このステーキセットと、カルボナーラと、・・・ああもう! このかいてあるの、全部もってきてください!」
「え・・・?」
「早くしてください!」
「かしこまりました!」
ゆうくんは今くらいがちょうどいいといってくれた。
でも、ダメ! すごくお腹がすいて変になっちゃいそうだ。
もう、たくさん食べないと、耐えられない体になってしまっている。

 

しばらくして並べられたのは無数の味付けをとにかくこくしたような料理にそれにジャンボなパフェ、生クリームたっぷりのケーキ、クレープなど種種のデザート類。
飲み物もオレンジジュースからクリームソーダ・・・それをむさぼるように食べる。
太ってから何だか箸をうまくあつかえないのでそのうち手づかみでわしわしと食べる。
「お、おい・・・ありゃ・・・。」
「うわぁ・・・顔だけならけっこう好みなのに・・・。」
「お前マジか? 顔はそこそこかわいいけどよ、肉がたるんでるぞ。」
「しっかし手づかみで・・・よっぽどお腹すいてたのか?」
「そういうレベルじゃねぇと思うけどな、ありゃ。」
人では無いものを見るような目で、周りに座っている客の男達はさとみを見ていた。
だが、もうさとみはしっている。
そうやって、罵声や侮蔑を浴びられると、羞恥心が働くがそれ以上に・・・感じてしまうことを・・・。
やがて、すべてを食べきると、さとみはそのままテーブルに手をつきグーグーといびきをかいて寝てしまった。

 

翌朝、帰宅したときはお母さんにひどく怒られた。
「もう、これ以上食べ過ぎたら大変なことになるわよ!」
ほんと、余計なお世話だよも〜!
妹の美奈が、ゆうくんとの事を怪しんだが、ファミレスで食べて寝たことを聞くと
「また食べてたんだ・・・それにしてもどれだけ食べたんだか・・・。ほどほどにしときなよ〜。」
とだけいってさっさと自分の部屋に戻った。
なんだか体が重い・・・階段を登るのすらけだるい・・・。
自分の部屋に到着〜、しかしお風呂にも入っていないから自分の体からものすごい異臭がする・・・。
「私、ものすごく臭いよ・・・。」
自分で言って少し感じてしまった。
ほんとうにどうしようもないマゾなのかもしれない。
服を脱ごうとする・・・
上は元々お腹の肉ははみでていたが今や胸にかぶさってるだけだ。
スカートも異常にきつい・・・。
ホックをはずして・・・相当・・・きついよ、なかなかはずれない・・よっと。
とにかくお風呂に入ろう。この臭いのをどうにかしなきゃ。

「お風呂〜お風呂〜」
ドスドスドス
こ、こんなに私の足音って遠慮なかったかな・・・。
ちょっとは乙女に気を使いなさい!
とにかく今はお風呂〜。
うちのお風呂場前の洗面所には全身鏡があるんだけど・・・。
なんだか体重いな〜、ちょっと鏡を見てみよっと。

 

・・・・あぜんとした。
見ると私の体がさらに太っていた。
手の指は一本一本が膨れ上がり二の腕はだらしなく垂れ下がってて。
お腹は、3段に割れてしまっている。
太ももも大きく膨れ上がり、貫禄のある力士ぐらいになったのではないか。
あごをさわって見ると、とうとう立派な二重あごが形作られている。
恐る恐る体重計にのってみる・・・・。
ひゃ・・・118kg・・・・。
最近あまり測ってなかったけど、昨日はおかしい・・・
1日で相当増えた気がする。
もう、デブじゃないなんていえない。
目の前にいるのは本物のデブだ・・・。
ゆうくんはバイキングの店でそのままがいいっていってたのに・・・ゆうくん・・・。

 

<エピローグ>
俺、さとみの体が崩れていくのをみて・・・
ドキドキしてきてた、だから他の学校に行ってた友達にある薬をそいつはいらないらしいので少量わけてもらった。
それをさとみにうちこんでみた。
その日だけさとみはいつもの何倍も食べ続けたらしく一気に太ってしまった。
次の月曜、さとみは泣いて俺の前に現れた。
「ごめんなさい、体重、あのくらいがいいって、いわれたのに、私、食べ物に目がくらんで、ご、ごめんなさい。」
もう、こいつと別れようとは思わない。
こうなったら最後まで面倒を見るしかない。
何より、きづいたら俺は自分の言葉の通り重度のSになっていた。
日曜にがっこうにはいりこみ、スクール水着姿のさとみに浣腸をしてお尻とあそこをバイブでふさぎ、目隠しをして散歩したりもした。
授業中はいつもバイブをさせてるし気が向いたときに電源をいれたりする。
それと同タイミングで、さとみの声が大きく聞こえてくることもあった。
もう、後にはもどれない・・・。

 

「えへへへへ。これでいいんだよね。」
俺の机の上に巨体のさとみが乗っかり、目の前でスカートをめくりオナニーを始める。
休み時間のたびにいろんなことを趣向をこらしてやっている。
周りの生徒もいいかげん慣れたのかソレを見て適当にやっている。
「あぁ! いいよぉ! ゆうくん! すごく気持ちいいんだよ! あはぁ!」
毎日がエスカレートしていく。
さとみが達して愛液をなめとり、机から下りた頃、俺はさとみに声をかける。
「さとみ。」
「何かなぁ〜、ゆうくん。」
・・・観念するか。
「もう、ふんぎりついた・・・。俺、さとみのこと、守るから。さとみとずっと、一緒にいるよ。」
「こ、こんなに、デブな私でも、い、いいの?」
「ああ、もちろんだ。」
「ゆ、ゆうくん!」
がしっと抱きついてくる。・・・ははっ、重いな。
遠回りだったし、それでもあの頃にはもう戻れない、戻ることはできないけど、どんな形であれ二人の道は、ここでまた一つに戻ったんだ。

こんなこと、俺がいうのもなんだけどこいつはいっつもポケポケしているから俺が一生守ってやらなきゃ。

 

    <終>

 

 

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