看板娘Lv.22
前へ 22/22 次へ
―2007年2月16日 午後11時23分―
ギイイイイ……
「……………」
くっちゃくっちゃくっちゃ……もぎゅもぎゅ…
「うまいか…?」
「ぁ…う、うん……ぉぃしぃ……」
「…そうか、よかった……」
「あのね…」
「うん…?」
「あ、あのね…昨晩…よく…考えたの…」
「何を…?」
「………………」
「………………」
「………………看板娘でも……いいかな…って……」
「……そうか…」
「あのね…おいしいもの、いっぱい食べれるのって…やっぱり…凄い幸せ…」
「でも太るよ?」
「うん…ヘンなの…昔は少しでも太るのが凄く怖かった…でも今は平気…それどころか、大きくなっていく自分にドキドキする。」
「ドキドキ?」
「うん…自分が…特別な存在になっていく感じ…どっちかというと、今の身体のほうが、自然な自分な気がするの…なんでだろう?」
「自分の自然な気持ち、つまり食欲に素直になっているからだよ。」
「そうなのかな…?…そうなのかも…」
「見世物になるのは?」
「うん…どんな形であれ、たくさんのひとに愛されてるんだって考えたら、みんなに見守られるのが、とても嬉しいの…」
「じゃあ…」
「うん…このまま…看板娘で…いたい……」
「そうか、じゃ、これからもよろしく。」
「…うん……………あの……」
「うん?」
「お腹すいちゃった…ケーキがいいな…」
「OK、生クリームたっぷり盛ってやるからな。」
1033s
「かわいい『看板娘』を強制肥満化」完
前へ 22/22 次へ