クロ

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01年 11月
私は今日もMさん達がくるのをSC室で待つ。

 

放課後。
Mさん達がここに来て、
「そろそろ『儀式』をしましょう」
と言いながら私の重さをはかり、ベットに縛り付ける。

 

縛り付けるときにQは言う、
「現在の体重は63kgです。Mお嬢さま、何Cal与えましょう」
それに答えて、Mさんは
「まあこれくらいでしょう」
と言いながら指を2本立てた。なお指一本で1000Cal。

 

ほっそりした生徒に囲まれ、お菓子を食べさせられる。
あまりにお腹が苦しくなり、食べさせられるのが嫌で歯をくいしばると、彼女達はケーキをQさんの口に含ませた。
「何?」
と驚く私の顎をQさんは無理矢理こじ開け、喉の奥へと口移しにケーキを流し込んだ。

 

食べ終ると、Mさんが「御褒美」をしてくれる。
Mさんは
「先生がんばったね」
と言いながら私の服をぬがせる。
全部脱がせたあと、食べ過ぎて苦しい私のお腹を優しくさすってくれた。
すると不思議にお腹が楽になる。
やがてその手は股間へと下りて行き、その指先は私に「御褒美」をくれた・・・・。

 

儀式の後、服を着直す。
今までの服はお腹がきつい。息を吐きながら無理にファスナーを上げる。
その様子を見たMさんは言う
「あら先生お腹が苦しくて着れないのね、じゃあこんどプレゼントしてあげるわ」。

 

その日の夜。
帰宅後、喉に手を入れて食べたものを吐こうとしたが全然吐けない。
なぜ吐けないの? と溜息つきながら鏡を見る。
最近下腹がぼっこりと出てきた。
贅肉が盛り上がったせいで、おへそが凹んで見える。先月はおへその奥が見えたのに。
でも顔と手足はそんなに変わってないから、服を着れば体型はごまかせそう。

 

 

01年 12月
今日も例の儀式をSC室で待つ。
そして放課後、
「現在の体重は67kgです。M様、あと何Cal与えましょう」。

 

また4kg増えた。Mさんからプレゼントされたミニスカートが苦しい、先月貰ったばかりなのに。
これ着てると、後ろからも下半身のラインが丸分かりだろうな。
男の先生達の視線も、最近イヤラしい気がする。

 

それでも毎日のように、四肢を縛られてMさん達に強制的に菓子を食べさせられる。
Mさんに褒められたくてがんばって全部食べ終わると、彼女は私に「御褒美」をしてくれた。

 

次の日。
明日から冬休み。休み中はMさんが用意した服で学校に来る事になった。
Mさん曰く
「用も無いのにI先生が登校したら、他の先生達に怪しまれてまずいでしょ、この格好なら生徒だってごまかせられるわ。I先生童顔だし」。
Mさんありがとう、でもこれQさんの制服じゃないの?

 

その夜。
家に帰って制服を試着。
ちょっと(かなり?)窮屈だけど、なんとか着れた。
鏡をみて独り言・・・・
「う〜ん、まだまだ女子高生でいけるかも♪」
・・・って私なに考えてんのよ!

 

 

02年 1月
冬休み。誰も居ない学校で毎日のように儀式が続く。

 

今日もQが体重をMに報告する。
「現在の体重は72kgです。M様、今日は何Cal与えましょう」。
それに答えてMは
「正月で縁起がいいから今日はたっぷり行きましょう」
と言いつつ4本立てた。

 

えっ、4000Calも!
驚く私に、Qさんは口移しで何か甘ったるいモノをぐっと流し込んだ。
Qさんに反発すると息ができない、だから私はひたすらそれを飲みつづける。
お腹が苦しい、体が熱い、助けて・・・・。

 

ぶつっ! 急にお腹が楽になった。Qさんは、Mさんと視線を交わす。
Mさんは、指先で私の脇腹をつつきながらこう言った。
「I先生、お腹こんなにぶよぶよ膨らませて恥ずかしいわね。休み中に5kgも増えちゃて」
そしてQに、
「Qちゃんごめんなさいね、I先生ったらこんなに太って貴女の制服こわしちゃった」
と言った。

 

赤面する私を慰めるようにMさんは「御褒美」してくれた。
御褒美! M様、私嬉しいです。

 

 

02年 3月
朝。
今日も朝から放課後が待ち遠しかった。
Mさん達早く来ないかしら。

 

放課後。
いつものように、Qさんの
「現在の体重は78kgです。M様、今日は何Cal与えましょう」
という言葉で儀式が始まった。好きです、M様・・・・・・・。

 

そして夜。
帰宅して我に返ったとき、鏡を見ながら後悔する。

 

なんでこんな姿になるのを許してしまったのだろう。
体型が崩れて衣類に困り始めた私に、Mさんはせっせと服をプレゼントしてくれる。
私の趣味とは反対に、ピンク系の派手な服。スカート丈も短くて正直恥ずかしい。

 

服を脱ぐと、これまた私の趣味とは反対の姿が現れる。
下膨れの丸顔、顎を引くと微妙に二重アゴっぽい。大きいけれど垂れぎみの胸。
胸元や背中、脇腹をいくら触っても肋骨を感じることができない。
そしてお腹、横長くつぶれた臍穴と迫り出たお腹。
指先でつつくと、お腹の肉が沈みこんだ。

 

「あーあ、こんな体になっちゃって。去年の夏までは53kgだったのになぁ」
とため息。
そんな気分で落ち込みながら腹肉を摘んでいたら、何故か「感じて」きてしまった。

 

「そういえば、今日もMさんがこうやってお腹の肉を触って、御褒美してくれて・・・・・」
気がつくと、鏡を前に自慰して逝っていた。私、馬鹿みたい。

 

 

02年 4月
新学期。
春休みにQさんが死んだ。死因は誰も教えてくれない。
(表向きは、亡くなったのではなくて行方不明という話になっているらしい)。
少なくとも表面上では、皆平然としている。
まるで彼女の存在が元から無かったかのように。

 

でもQさんが消えたおかげで、Mお嬢さまを巡るライバルが一人減った。
だから私、ちょっと嬉しい。

 

2年生になったクロさんはMお嬢さまと別のクラスになった、でも校内でクロさんが笑顔をみせることは無い。
まあクロなんて、どうでもいいけどね。

 

肝心のMお嬢様は・・・
「今年の新入生にBって可愛い子を見つけたの!」
・・・と言ってはしゃいでる。

 

Mお嬢様、私に飽きたの?
私なんでもするから、お嬢様のためなら何でもするから。
お願いだから捨てないでください。

 

[おしまい?]

 

 

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