FGI氏その6 序章
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とある遺跡。ある事件がおきるまでは無名の遺跡だったが、今では起きた事件から『女性を喰らう遺跡』と言う名前が付いている。
この遺跡は普通の人間はまず行かない場所にあり、最近は冒険者も滅多に近付かないので静かな筈なのだが、今はどこからか良く分からない大きな音が響いている・・・。
遺跡2階 〜双六の間〜
「ここは・・・ これで(ガガン!) ・・・ここは別れ道か。(ビシィッ!) ルートの分岐先は・・・ (ガキン! ガコン!) で、特殊なマスをチラホラと (キュン!)
・・・とりあえず、これでマップは完成!」
ドゴォォォン・・・
「後は各マスにマス効果を付ければ楽しい楽しい双六の完成・・・ ムッフッフッ・・・」
「楽しそうですね、アーガイル」
突然部屋が出来たり道が現れたり丸いマスが出現したりと忙しい地下の部屋に、一人の男と女が居た。
整った顔立ちの男は魔王アーガイル。歩行出来ているのが不思議になる程肥った女は魔族と人のハーフ、サラである。
「作る時は楽しく。自分が楽しくなかったら他人が楽しい筈は無い。そう思わないかい?」
「あなたの趣味では他人は楽しく無いと思いますが」
アーガイルは子供の様にキラキラとした目でサラを見る。が、サラの反応は普段通り冷たかった。
手を地面に付きorzのポーズを取り大袈裟に落ち込んだ様な格好をするアーガイル。
「相変わらず厳しいねサラちゃん・・・ 私は心が折れそうだよ、ヨヨヨヨヨ・・・」
が直ぐに立ち上がり、
「ま、ぶっちゃけ私+私と同じ趣味の人間が楽しめるのならど〜でも良いけどねぇ〜♪」
そう言って楽しそうに大きな白い紙を開き、完成した双六マップを写す。
ちなみに大きな音が出る程の大改造もペンが勝手にマップを写していくのも全てアーガイルが人指し指を動かすだけで出来ている。
「さて・・・ 今までの双六は小さかったからせっかく考えていたマス効果が出来なかったけど、今回の劇的リフォームにより一気にマップが広がった為、更に色々なマス効果が付けられる様になった! 匠の技もビックリだ!」
「で、>>421で書いた没ネタ以外にはどんな効果を増やす予定なのですか?」
少しの間。そしてアーガイルは力強く言った。
「ズゥェンズェン考えてない!!」
長い沈黙。無言でサラがドラム缶の様な腕でラリアットを仕掛けた。
鞭で叩いた時よりも大きく低い音が部屋に響く。
「アウチ・・・ 別に私は何も考えてない訳じゃないよ、ただ、私だけの考えよりもスレ住民のリクに答えた方がネタが広がると思ったんだよ・・・」
「スレ住民・・・ あなたと同じ趣味の人間達ですか。魔王の貴方が人間ども等と・・・」
「ストップサラちゃん! 彼等はすばらしいヌクモリティーを持った存在だ。全世界の男が彼等の様な人間ならきっと戦争は起きない!」
「きっと今食糧危機に直面してると思いますが」
「夢の無い話は駄目だよサラちゃん・・・」
「で、一体何をリクエストするのですか?」
「とりあえず2つ! まず一つは『マス効果』!」
「これは説明不要ですね。マスに止まった時、止まった人に何が起きるかをお願いします」
「『マスの色』と『マスの効果』、後なんかあったら『補足説明』みたいなのを書いてレスしてくれ!」
「スレの主旨に外れるのは却下します・・・」
「『男になる』とかね・・・ ところでこのスレってふたなりってアリなのかい?」
「スレを良く知らない私に聞かないで下さい」
「もう一つは『ターゲット』! どんな娘がどんな目にあって欲しいか頼むよ! 宇宙人でも無い限り魔法でスパッ! と呼んであげよう! ちなみに4人目星が付いている!」
「男は?」
「ダメ!」
「獣人は?」
「・・・・・・・・・任意で」
「後は何か言って貰えると助かるね。質問でも何でも受けよう! スレを埋めるくらいのつもりでレスしてくれ! ぶっちゃけ新スレ立ったしこのスレ埋める企画でも考えてみるかなぁ〜・・・ なんて思って閃いた企画、リク無しでは淋しい!」
「流石は『Author』、メタを自重しないですね・・・」
「ちなみにリクがなかった場合は普通のSSになるぞ! リクがあれば書いてる途中にリクの内容を取り入れたりする予定だ!」
「アンカリクみたいですね」
「それとはまた違う感じだけどね・・・ それでは、スレが埋まる程のリクを頼みますよ!」
「無理でしょうね」
「・・・サラちゃん、厳しいなぁ・・・ それでは私は準備をするので!」
「せいぜい頑張って下さい」
「まっかせっなさ〜い♪」
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