710氏その9
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そうして、再び本部の一室。
そこには、二つのカプセルに入った、冴子と巴の姿があった。
そんな二人の姿を見て、ロリエラはワイン…ではなく、食紅で色を付けた水を飲み、
ふふん、とふんぞり返る。
「ふふふ…笑いが止まらんのう!
見よ、あのエンジェルズの内二人!つまり半分弱が我々に屈したのじゃ!」
「…誰が、貴女に屈したと?」
ロリエラの言葉に、巴は冷淡にそう返す。
初めは変わり果てた自身の身体に動揺していたものの…否、今でも動揺しているものの。
持ち前の無表情さを最大限に活かしながら、カプセルの中で座り込んでいた。
「ふん、そんな事を言っても無駄じゃぞ!
頼みの綱のエンジェルグリーンは最早我々の忠実なシモベ…ではないが、共闘しておるしな!」
「…本当に、そうだと思ってる?
私が、何も考えずに、捕まったと?」
「―――なん…じゃと…」
巴の言葉に驚愕し、固まるロリエラ。
しかし横から研究員が話しかければ、直ぐにハッとした様子になり。
「…な、なな、何てな!騙されんぞ!
私と研究員、戦闘員でちゃんとボディチェックはしたのじゃ!
大丈夫じゃ、問題ない!」
「…ち」
ロリエラの言葉に、巴は小さく舌打ちをした。
ロリエラだけならば容易に騙せただろうし、此処に居るのが戦闘員ならば問題も無かっただろう。
だがしかし、此処に居るのは研究員なのだ。
戦闘力が低くても、ロリエラよりもずっと知識がある彼らが居ては、
騙してどうにかする事も出来ない。
「くふふ…それでは、エンジェルブルー。
貴様もエンジェルグリーン共々、私が考え直してやろう!!
そうじゃな…主の場合、馬鹿にしてしまうのも良いかもしれぬのう…♪」
「な…っ」
ロリエラの言葉に、巴は少なからず狼狽する。
巴の今のアドバンテージはその頭脳だけなのだ。それを潰されてしまえば…
そう考えるだけで、巴の背中に嫌な汗が流れおちる。
「…それでは、主ら共々書き変えてやろう…かち、かちっと…」
そう言うと、ロリエラは慎重に、打ち間違えないように…また、
たどたどしくキーボードを撃ち始めた。
名前:冴島冴子
年齢:17歳
身長:181cm
体重:167kg
3サイズ:135・140・143
備考:名門学校に通う女子高生。
成績優秀、部活動でも全国大会で優勝を飾る等の才女。すきな食べ物は牛丼。
高校入学までは同級生と比べて少しだけ背が高い少女だったが、
『相撲部』に入部させられてごらんのありさま。
同級生、下級生から大食いキャラとして好かれており、中には挑戦状を出す生徒もいる。
軽度の被虐性癖かつ露出癖で、サイズが小さい服やスパッツなど体型を強調する服装を好む。
エンジェルズの戦闘服も例外ではなく、変身時はつい興奮している。
デブ専の気があり、同じエンジェルズの長野巴が太ってくれればゴニョゴニョなんて考えたりも。
戦闘力はエンジェルズの中では関取級。
刀を使っていたが、機敏に動けなくなりパワータイプに変更。
体液がデブートンのものと同質化している。
名前:長野 巴
年齢:17歳
身長:150cm
体重:101kg
3サイズ:87/101/123
備考:冴子と同じ学校に通う、冴子の親友。
物静かで無口、そして無表情。
冴子の唾液によって、肥満化してしまった。
自身では立ち上がる事が出来ず、歩く事は出来るが非常に鈍重。
頭脳こそ衰えていない物の、拳銃もトリガーが引けなくなり、
戦闘が出来なくなってしまった。
因みに、コスチュームは裂け、破れ、紐のような布地が残っているだけである。
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