710氏その9
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名前:長野 巴
年齢:17歳
身長:150cm
体重:38kg
3サイズ:つるつるぺったん
備考:冴子と同じ学校に通う、冴子の親友。
物静かで無口、そして無表情。
決して冷淡と言う訳ではなく、余り喋る事が得意ではないらしい。
エンジェルズの一人、エンジェルブルーでエンジェルズ随一の知性派。
武器は拳銃で、容赦なくヘッドショットをする姿から、
戦闘員からは蒼い悪魔と言われている。
衣装は蒼を基調としたゴスロリ服に、蒼いスカーフ。
長野巴は、街中を無表情に散策していた。
否、内心は焦燥に駆られていたものの、少なくとも傍からはそう見えた。
焦燥していた理由はただ一つ、一昨日から連絡が取れなくなった親友。
そう、冴島冴子の行方を捜す為である。
初めは聞き込みをしようとしていたものの、基本的に口下手な彼女では上手くいく筈もなく。
結局、冴子が最後に目撃されたと思われる場所の周辺を当てもなく歩くに留まっていた。
「…冴子…」
ぽつり、と。
誰よりも大切な親友の名前を呟けば、巴は小さくため息を吐き、表情を曇らせた。
その様子を彼女を知っている者が見れば、思わず駆け寄っていただろう。
それほどまでに、彼女は無表情で…そして、普段から感情を顔に出してこなかったから。
だがしかし、そんな彼女の呟きに返ってくる言葉は当然ない。
―――と。
不意に、彼女の頭の上に何かが降ってきた。
「紙…?」
かさり、と頭の上に乗ったそれを手に取り、そして見れば―――その途端、巴は目を見開いた。
『お主の友人、エンジェルグリーンは預かったのじゃ!
返して欲しくば、波止場の倉庫にくるがよい!』
ぐしゃ、と無言で紙を握りつぶすと、巴はそれを地面に投げ捨てて…そして、
グリグリと踏み躙った。
表情こそ変わりはしない物の、その足に込められている力は尋常では無く。
紙から煙があがり、燃え上がる程に擦り潰せば―――そんな物には目もくれず、巴は走り出した。
そうして、数分後。
波止場に到着した巴を待っていたのは、スーツとサングラスを身に付けた戦闘員だった。
「イー!」
「黙れ撃ち殺す、クズ」
「―――い、イー…っ」
まるで地の底から吐き捨てるかのような、小さくも恐ろしい程迫力のある声に、
戦闘員は瞬く間に縮みあがり。
そして、拳銃を突きつけられたままビクビクと怯えながら、巴を波止場の倉庫の前まで連れていき。
巴の視線が倉庫に移ったのをみれば、瞬く間に物陰へと逃げてしまった。
そんな戦闘員に、巴はもう興味を無くしたのか。
倉庫の扉を開けば、拳銃を構えながらゆっくり中へと入り込み―――そして、眉をひそめた。
巴は敵、つまりはロリエラや怪人の奇襲を予想していたと言うのに、
周囲からは敵意の一つさえ感じなかったのだ。
警戒しながら周囲を見れば、確かに戦闘員は居る。
だと言うのに、彼等は襲いかかる雰囲気はまるでなく―――そして、
不意に彼女の頭の上からまばゆい光が降り注いだ。
「…っ!?」
「ようこそなのじゃ、エンジェルブルー。待っておったぞ!」
「―――幼女」
光に思わず顔を隠す巴に、ロリエラの陽気とも取れる声が届く。
途端に、巴の身体から敵意が立ち上れば、巴は小さくそう呟き―――その瞬間、銃声が響いて。
ロリエラの髪の毛が一房、ぱらりと地面に落ち。
「―――ふぇ?」
「早く冴子を出して。次は眉間」
状況を飲み込めず、間の抜けた声を漏らすロリエラに、巴は更に銃弾を放とうと、拳銃を構え。
そこで漸く理解したのか、慌ててロリエラは口を開いた。
「ま、ままままっ、待て!待つのじゃ待つのじゃ!!
話せば、話せば判るっ!!!」
「判らない。話してもきっと。もういい、自分で探すから」
静かで、怒りをが籠った小さな言葉にロリエラはカタカタと震えながら涙目になり、
椅子にしがみ付く。
―――そして、そんな二人の様子を見かねたのか。
倉庫の中に、ロリエラとも、巴とも違う第三者の声が響いた。
「―――止めるんだ、巴。
ロリエラは確かに敵だが、今回は悪くない」
「…っ、冴子…え…」
聞き覚えのある声に、巴は表情を緩めながら、声の方を振り向き―――そして、固まった。
暗闇の中から姿を現した冴子は、巴の記憶の中の冴子からは、余りにもかけ離れていた。
だぷん、だぷん、と重たげに身体を揺らしながら、パツンパツンに薄くなり、
薄く乳輪や局部まで見えてしまっているコスチュームを身にまとい、此方に歩いてくるモノ。
それは余りに肥満体で、あのスタイル抜群で美しかった冴子からはかけ離れており―――
―――しかしながら、巴は。それが冴子だと、理解してしまっていた。
幼いころから一緒だった、一番大切な親友だからこそ、
変わり果てていても心で理解出来てしまったのだ。
「―――ろ、リ…エラァッ!!!」
「ひっ!?」
「待て、止めろ巴!!どうしたと言うんだ…!」
声を荒げた事など無い巴が、初めて声を荒げ、明確な敵意を持ってロリエラに銃を構える。
そんな、今までに見た事も無いエンジェルブルーの姿に、ロリエラは椅子から滑り落ち。
そしてそんな巴を冴子が制止すれば―――巴は、固まってしまい。
余りに何時も通りな冴子の言葉に、巴は再び冴子を見るが、そこに居るのは、
普段とはかけ離れた冴子の姿。
混乱し、固まってしまった巴の銃を冴子は握れば…バキ、と音が鳴り、拳銃が潰れてしまって。
「…冴子…どうして…」
「どうしてって…巴こそどうしたんだ、らしくない…
確かに私を浚ったりはしたが、他にロリエラは何もしていないんだ、
あんなに怒る事は無いだろう?」
「…何を言って…まさか…」
冴子の丸々とした姿と、そして何時も通りの言葉に巴はハッとしてロリエラを見れば、
椅子から滑り落ち、半分涙目になって怯えたロリエラの姿があり。
―――そして、ロリエラの口元が薄く笑っているのに、気が付いた。
そんなロリエラの表情にすべてを悟り、拳銃を構えようとする…も、
既に拳銃は冴子に破壊されており。
腕を冴子に掴まれてしまえば、余りの怪力に振り払う事も出来ず。
「離して、冴子…お願い、離して…っ」
「…落ちつくんだ、巴…ほら、大丈夫、大丈夫だから…」
「んむ…っ」
冴子は巴の心境を知る事も無く、腕を振り払おうとする巴を抱きしめて。
巴の軽い身体は、簡単に浮いてしまい…冴子の、柔らかいお腹、そして乳房に埋まってしまって。
冴子に抱きしめられていると言う事実と、目の前の肉の海に困惑しながらも、
呼吸もし辛くなっていき。
初めはジタバタと暴れていたものの、次第に手足の動きが鈍り。
とうとう、大人しくなってしまえば…そこで、漸く冴子は巴を解放した。
「…っ、はぁ、はぁ…」
「巴…聞いてくれ…。
ロリエラは、私がお前に想いを伝えられるようにと、取り計らってくれたんだ」
朦朧とした意識の中で、冴子の言葉が巴の脳裏に響く。
巴は、消耗しきっているのか、身体を動かす事も出来ずに、言葉に耳を傾けて。
「…巴…私、私はな…ずっと、お前が好きだったんだ…
そう、今までずっと…一緒に戦ってる時も…
お前が、好きで好きで、堪らなくて―――」
「…ぇ」
そんな冴子の言葉に、巴は思わず小さく声を漏らした。
…今までの行動から判るように、巴も…好きか愛かの差こそあれ、冴子の事を好いていたのだ。
それ故に、冴子のその言葉は、巴の頭脳を停止させ、更に呆けさせるには充分な破壊力があり。
「―――済まない、もう我慢できない…」
「…っ、ま、待って、冴…ん…っ!!」
そして、冴子は巴を抱きあげると…巴の制止も聞かずに、深く口付けて。
巴はその途端、耳まで真っ赤に染まってしまい。
舌を口の中に入れてくる冴子を制止する事さえ出来ずに…唾液を、こくん、と飲んでしまって。
「ん…ちゅ、むぅ…巴…」
「さ、え…ん、ふぁ…むぅ…」
一度飲んでしまえば、後は止まらずに。
自分から冴子の舌に、自身の舌を絡めながら、巴はキスを交わし。
こくん、こくん、と注ぎ込まれる唾液を飲んでいけば―――次第に、冴子の腕の中で、
巴に変化が現れ始めていた。
ゆったりと余裕のあった戦闘服が、次第にピッチリと張り詰め始め。
手足も見れば、ぷくぷくと膨らんでいき…凹凸の乏しかった身体は、
お腹と…そしてお尻が、膨らみ。
小顔だった顔も、ぷっくりと丸く、たぷたぷと顎が二重になっていき。
しかし、キスに夢中になっているからか、巴はそんな自分に気付く事も無く…
そうして、一頻りキスをし終えた後。
冴子は荒く息を吐きながら、巴を床に降ろした。
「はぁ…はぁ…っ、巴…」
「…っ、ぁ…冴、子…?え…な、何…っ」
冴子の手から離れれば、自分の足で立とうとするも…
バランスの変わった身体では、そんな事は出来ず。
どすんっ!とその場に尻もちを付くと、そこで漸く巴は自身の変化に気が付いた。
冴子が球体だとするならば、巴はまさしくカガミモチそのものだった。
下半身を中心に太ったのか、尻肉は身体に不釣り合いなほどに大きくなり、
足も閉じられない程になって。
お腹もぶよん、と前に張り出してしまえば、両足の上に乗っており。
乳房は膨らみはしていたものの、ほかの部位から見れば控えめで。
そして何より、冴子とは違って、巴の身体は何処かだらしなく、柔らかく垂れてしまっていた。
「う、嘘…た、立てない…っ」
「…ふふ…それじゃあ帰ろうか、巴…」
身動きが取れずに、じたばたとする巴を軽々と抱きあげれば、
冴子はそのまま倉庫の奥へと歩き出し。
それに続くように、戦闘員達も奥へと進んでいって。
「…うぅむ、アツアツじゃのう…私も、相手を探さぬとな…」
何処か哀愁さえ感じさせる背中を見せながら、ロリエラはとぼとぼと歩きだした。
/結果。
名前:長野 巴
年齢:17歳
身長:150cm
体重:38kg →101kg
3サイズ:つるつるぺったん →87/101/123
備考:冴子と同じ学校に通う、冴子の親友。
物静かで無口、そして無表情。
冴子の唾液によって、肥満化してしまった。
自身では立ち上がる事が出来ず、歩く事は出来るが非常に鈍重。
頭脳こそ衰えていない物の、拳銃もトリガーが引けなくなり、
戦闘が出来なくなってしまった。
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