538氏その2

538氏その2

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#轟轟戦隊ボウケンジャー

 

プレシャス
それは単なるお宝と称するにはあまりにも危険な太古の遺産。
そんなプレシャスの保管、研究を行うサーシェス財団が所有する私設戦隊が轟轟戦隊ボウケンジャーだ。
同業者内では不滅の牙の異名でその名を轟かすトレジャーハンターの明石暁 コードネーム・ボウケンレッドをチーフリーダーに、世界中の暗部を知り尽くす元凄腕スパイや感情を見せない美しき防人、自分のことをひたすらライバル視する反骨心溢れる原石と無邪気な不思議系超古代少女
そして歴史の舞台の裏で人知れず戦っていた退魔士と魔物のハーフといったチーフ自ら選んだメンバーによるプレシャスを安全かつスピーディーに回収するエキスパートチームである。
さてさて、今日もプレシャスを探して西へ東へと飛ぶ轟轟戦隊ボウケンジャー。
彼らにミッションを与える毎度おなじみMr.ボイスの指令をうけた今回のプレシャスは…
「何だっけ?」
すっかり忘れていた。
「菜月…」
あっけらかんとした間宮菜月に少々呆れ気味の西堀さくらが改めて今回のミッションを説明する。
「今回のプレシャスは火鼠のつづら箱です。私たちはその捜索のためにこの山を訪れてこうしてペアに別れて行動しているんですよ。」
そう、それが今回のミッションなのだ。
だがあいかわらず菜月はあっけらかんとしている。
「そうそう。菜月達はそのねずみさんの箱を探しに来たんですよね。」
毎度のことながら緊張感に欠ける同僚だ、しかしそんな明るさが彼女の強さでもある。

もしこの明るさが無かったら記憶が無い自分が壊滅した古代レムリア文明の生き残りだと知った時、彼女はどうなってたのだろうか?
そこまで考えた時ふとチーフの言葉が思い浮かぶ、ちょっとした冒険…菜月は冒険をいつも楽しんでいる。
だとしたらもしこうならなんて考えるのはヤボだろう。
さくらがそんなことを考えてると菜月がにやけた表情で顔を寄せてくる。
「あ、さくらさんチーフのこと考えてる。」
「はっ、そ、そんなこと考えていません。」
「えー、絶対チーフのこと考えてましたよー。」
「考えてません。」
やっぱりこの人には一般常識を教え込んだほうが良いだろうか、
そんなことを考えるさくらであった。
二人がそんなやり取りをしているとき密かそれを見つめる黒い影があった。
「あれか…」
そう呟くと黒い陰は進む二人を追ってその場から姿を消した。

 

草が生い茂る道無き道を突き進む菜月とさくらは古びた神社にたどり着いた。
「人の手入れが全くされてませんね。」
あくまでも冷静なさくら、一方の菜月は好奇心を隠す子とはなく 
「でも、何かありそうな気がしますよ。」
「ひとまず私たちだけで中を探してみてその後チーフ達に連絡しましょう。菜月念のため変身しますよ。」
「はーい。」
二人は左腕に付けられたホルスターから車輪の付いた機械、アクセルラーを取り出して構える。
「ボウケンジャースタートアップ」
一瞬にして光に包まれ菜月は強き冒険者ボウケンイエローに、さくらは深き冒険者ボウケンピンクに変身して神社の中に入っていく。
「中もボロボロだね」
イエローの言うとおり神社の天井や床には所々穴が空き蜘蛛の巣やホコリで荒れ放題だ。
「感心してないで菜月もよく探してください。
どこにプレシャスがあるかわか…見てください菜月」
「ん?あっ、光ってる」
ピンクの指差す方を見ると祭壇に飾られた箱が光っていた。
火ネズミのつづら箱だろうか、早速ピンクはプレシャスの危険度であるハザードレベルを計ろうとアクセルラーを向けた瞬間、辺りに警報音のような音が鳴り響いた。

「な、何ですか?」
ピンクが一瞬箱から目を離した時、
「さくらさん箱がっ」
イエローの言葉で再び箱を見ると熱を持った箱のカモフラージュが燃え上がり中から機械が現れた。
「あれは、爆弾!?菜月、退避です。」
「は、はいっ」
二人は急いで神社から逃げるが、爆発の直撃は免れたものの爆風で吹き飛ばされてしまった。
「くっ、一体…菜月大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよぉ、もぉー何なのー」
変身してなかったらどうなっていたか、体を起こす二人の耳に突然聞き慣れない声が聞こえてきた。
「火薬の量が多すぎたから失敗失敗、危うく獲物を吹き飛ばしちまうとこだったぜ」
声がする方に振り向くとそこには一匹の怪物がいた。

 

動物の特徴を持つその姿、二人は心あたりがあった。
「アシュ?」
ピンクがその名を呼ぶと怪物が反応した。
「おっ?アシュのことを知ってるのか?そういやぁガイとレイがお前らとドンパチやってんだっけか。まぁはぐれアシュの俺には関係ないか。」
「はぐれアシュ?」
アシュの「はぐれ」という言葉に疑問を持ったイエローとにラガー答える。
「おうよ。俺ははぐれアシュのラガーだ。さしずめレイ達か高岡ののどちらかからほとんどのアシュがすでに封印されてると聞いたんだろ。だがな、中には俺みたいなイレギュラーもいるってことだ。よく覚えておきな。」
ラガーの答えに一応納得するがまだわからないことがある、ピンクは再度ラガーに質問する。
「わかりました。ですがまだわからないことことがあります…」
そこまで言いかけたときラガーが再び口を開いた。
「火ネズミのつづら箱だろう?あれはこの山にあれるぜ。俺はそれを探しにお前らが…いや、そこのレムリア人が来るとふんで利用しただけだからなぁ」
「え?」
二人は驚いた。アシュの生き残りとゆうのもそうだがそれ以上にプレシャスを餌代わりに使われ、その目的がレムリア人リリーナとしての菜月という点でも驚きを隠せない。

 

「レムリアのことを知ってるの?」
イエローが恐る恐る質問する。
「あぁ、レムリアの種…、これがお前に反応したんだ。」
ラガーがイエローに向けた金色の丸い物体レムリアの種はまるでイエローに反応するかのように光が強弱している。
「レムリアの種…」
イエローはそうつぶやくと一瞬うつむいた。
「菜月…」
ピンクが話しかけようとするが、イエローはおもむろにアクセルラーに手を伸ばすと次の瞬間レムリアの種に向けた。
「ハザードレベル200、プレシャスだよさくらさん。」
「菜月?」
イエローの突然の行動にピンクは少し驚いた。そんな彼女をに構わずイエローは続ける。
「さくらさん、菜月は確かに崩壊しちゃったレムリアの人だし菜月って名前も本当の名前じゃないけど菜月は菜月、ボウケンジャーのボウケンイエローだよ。だからプレシャスを守らなきゃ。」
イエローの力強くも優しい言葉にピンクは奮い立たされる。
「はい…そうでしたね。ひとまずレムリアの種の回収に当たります。いきますよ菜月」
「はい」
二人はラガーに向かって構える。

「かかってこいやぁ」
かくしてイエロー、ピンクとラガーの戦いが始まった。

 

「サバイバスター」
戦闘開始。状況的には2対1とゆうこともあり一見するとイエローとピンクが有利と思えるかもしれない。
しかしボウケンジャーが戦う敵1つであるクエスターのガイとレイは前身である
アシュの時から4大ネガティブ中最も高い戦闘能力を兼ね備えていた。
もちろんその強さはラガーも例外でなく
「きかねーなー」
2人のサバイバスターの光線を鋼の筋肉で弾き返しし、「はあぁぁぁぁぁー」
「おらぁぁ」
ピンクのサバイブレードを受け止めて飛ばし、
「くっ」

 

「えーい」
「だぁぁぁぁー」
イエローのキックをキックで返す。
「きゃあっ、…菜月たちの攻撃が全然通じないよ」
「一体どうすれば…あれは?」
何かを発見したピンクがイエローに話しかける。
「菜月あれをみてください、ラガーの右肩です。」
「右肩?」
ピンクが指差したラガーの 右肩には十時型の傷があった。
「もしかしたらあそこを狙えばダメージを与えられるかもしれません。」
相手に攻撃が効かない以上イチかバチかやってみる価値はあるかもしれない。
「うん。やってみよう」
そして作戦が始まった
「おらぁー、もう終わりかぁ」
「まだです」
「負けないんだからー」

ぶつかり合うパンチとパンチ、キックとキックの技の数々。
2人は徐々にに敵の懐に近づきボウケンアームズを取り出した。
「スクーパーファントム」
「シューターハリケーン」
イエローのバケットスクーパーとピンクのハイドロシューターからはなたれた攻撃がラガーの右肩の傷に直撃した。
「ぐあぁぁぁぁー」
吹っ飛び近くの大木に激突したラガーからレムリアの種が投げ出される。
気を失っているのかピクリとも動かない。
「やったねさくらさん」
「はい」
まだ完全に止まらずゆらゆらと揺れているレムリアの種も気になるが二人でアシュを何とかノックダウンできたことで今はいっぱいだった。
しかし、ラガーはこの時を待っていた。
「甘いんだよぉー」
二人の意識が自分から離れた隙をつき拾い上げたレムリアの種からイエローに向けてら光線を放った
「えっ?」
イエローが振りむくと自分に向かって金色の光が迫って来る。だがその瞬間

「菜月危ない」
イエローを跳ね飛ばしたピンクに光線が直撃してしまった。
「あぁっ」
「さくらさんっ」

 

ピンクは変身が解けてさくらの姿に戻ってしまう。
「さくらさん、さくらさんっ」
「うっ、な、菜月」
さくらの元に駆け寄るイエローだがその後ろにラガーが立つ
「あーあ、種の光が普通の人間のに当たっちまったよ。一体どうなっちまうんだか」
「どういうこと?」
イエローがそこまで言ったときさくらが腹を押さえて苦しみだした
「うっ、ハァ…ハァ…、あぁぁぁぁぁー」
次の瞬間さくらの服が徐々に張りを持ち始める。
「さくらさんっ?」
「いや…なに?…ヤメテ、イヤァァァァー」
ピンク色のジャケットが膨らんでいき服の限界を示すかのように地面に倒れたことでできたシワが一つまた一つと延ばされていくと、服のいたるところからにブチブチと糸が切れる音がしていきファスナーが鈍い音を上げながら下に降りていくと中からまるで餅のように膨らんだ白いインナーが顔を出した。
「くっぁぁっ」
引き締まったウエストはもう見る影もなく腹はベルトの留め具を壊して膨らんでいき、
腕や足は半回りほど太くなり胸も巨乳というには無理のある肉の塊と化す。
どこからともなく増える皮下脂肪がさくらの皮膚を無理やり引き伸ばし激痛を与え続けていく。

「さくらさん…そんな」
「ハアハア、なん…で…ぐっ、」
やがて膨らみは止まった。しかしその姿は菜月に、そしてさくら自身にもショックを与えるのには十分だった。
服の上からでもわかる丸みを帯びた身体はもがき苦しむたびに揺れ、肥大化した胸は同じく盛り上がった腹に被さるように下から押し上げられている。
少しの間に一瞬にして醜い姿にされたことに絶望するさくらと自分をかばった人が被害を受けたことに恐怖するイエロー
だがラガーとっては興味深い笑い話でしかなかった。
「だーはっはっはー、普通の人間は種の力を正常に処理出来ないとは知っていたが、脂肪に変換されちまうとはな。仲間をかばって太っちまうなんて傑作だぜー。そんな締まらない腹じゃボウケンピンクも形無しだなぁ」
「だ、だまり…なさ…い」
大声を上げて笑うラガーの言葉に反論するさくらだが、急激に太ったことによると耐え切れぬ体の重さと激痛、そして醜い姿にされたことによる精神的ショックは彼女に確実にダメージを与えていた。
「菜月のせいで…」
イエローの頭の中で今の数十秒の間に起きたことが何度も繰り返される。
自分をかばったさくらの体が急激に膨らんでいく驚愕の光景。
風船が膨むようなかわいいもんじゃない。
悲鳴を上げてもがき苦しむ仲間の姿を自分は恐れ半分に見ていることしかできなかった。
「菜月のせいでさくらさんが…」
その言葉をラガーは聞き逃さなかった。菜月をさらに絶望させようと追い討ちをかけてくる。

「そうだぜ、ボウケンピンクがこうなっちまったのも全部お前のせいだ。滅んだ文明の人間がノコノコと生きているから…」
「違います…」
その言葉でイエローが我に帰ると息を荒げて体を起こしたさくらが真剣な眼差しでこちらを見ている。重い体を肉付きのよくなった片手で支えるさくらはインナーから膨らんだ腹が飛び出しそうだ。
「違いま…す。菜月のせいなんかじゃありません。」
さくらの口から出たのは菜月を励ます言葉。
「でも…」
「大…丈夫です」
そう言うとさくらは何とか立ち上がりラガーに向き合う。
立ち上がったことでより強調される大きな腹とスカートの限界まで張った尻。
この動作のなかで再びブチブチと繊維が切れる音がするがさくらは再度アクセルラーを手に構える。
「その状態で変身する気か?」
「どんな姿でも…戦えます。レディー・ボウケンジャースタートアップ」
光に包まれ一瞬にしてボウケンピンクの姿になるさくら、しかし
「ぐっ…はぁ、くう」
光が晴れるとそこには苦痛の声を出すピンクの姿。
スーツの頑丈さが仇となり中に詰まったはみ出さんばかりのぜい肉で体を押さえつけられて息をするのも精一杯だ。

「まるでボンレスハムだな」
「うるさ…い」
ピンクが動きだそうとしたが、スーツが悲鳴を上げるように火花をあげた。
「あぁぁぁぁーっ」
瞬く間に変身が解け地面に倒れ込むさくら。
その衝撃で全身の肉がブルンッと波打ち、今度は持ち上がったインナーの下から脂肪に覆われた大きな腹が現れ、投げ出されたアクセルラーが火花をだし煙を上げる。

 

「太りすぎて変身もできねーのか?」
ラガーはさくらに近づくが、その前にイエローが立ちはだかる
「さくらさんに近づかないでっ」
しかし、
「おらぁっ」
「きゃあ」
ラガーはイエローの肩をつかみ弾き飛ばすとさくらの前に膝付く
「こないで…」
何かがくると感じ抵抗を行うさくらだがそれも振り払われラガーの手が彼女の膨らんだ腹をがむしゃらに掴む
「ぐっ」
「太りすぎて変身できないなんて傑作だぜ。まぁこんな腹じゃしかたないわなぁ」
そう言うと掴んだ腹をグニャグニャともんでいく。
「どうだ?揉まれてる気分は?」
敵に腹の肉を揉まれるという予想だにしなかった状況になす統べないがない
「や…めて」
「ならこっちか?」

そう言うとラガーの手が今度はさくら胸へと伸びていく。
「あぁっ、ん…」
まるで獲物を狩る獣のごとく狙いを定めた手が勢いよくさくらの胸を掴み力任せに、しかし一定のリズムを刻みながら揉みしだいていく。
掴めば指と指の間から肉が溢れ離せば勢いよく元に戻る肥大乳、合わなくなったブラが外れてずれたためにインナー越しに浮いている乳首を度々摘んで刺激する。
「巨乳になれてよかったなぁ。ほら、気持ちいいか?」
ニヤニヤ笑うラガーの言葉にさくらはすかさず反論する。
「そ、そんなこと…んっ、ありま…あっ、せん」
「なら、これはどうだ?」
感じているのは明らかだ、今度は片手をさくらのスカートの中に入れてくる。
「や…めて」
必死に抵抗するが力の入らない体はラガーの手の成すままパンツ越しとはいえ、秘部へその指の到達を許してしまう。そしてすぐに秘部への刺激という名の攻撃が始まる。
「くっ、くう…ん」
絶妙な刺激が今度は下からも体を駆け巡る。ラガーの指が動くたびクチュクチュと音があがり、しかも胸への刺激は乳首への集中へと変わり激しさを増す。
「こんなに塗れてるじゃねぇか。しかも上も下もパンパンに張っちまってやがる。どうだ?気持ちいいんだろ?素直になっちまえよ」
「んっ、あっ、いやぁ…」
自分の口からやらしい声が漏れているのがわかる。さくらの脳裏に浮かぶのは片思いする男性の姿。

しかし、今の自分は好きでもない怪物によって感じさせられている。
おまけに膨れ上がった醜い体、こんな姿見られたくない。まさに絶望的なら状況だ。
なのに…それに似つかわしつないある言葉がひたすら思い浮かぶ。
これを言えば全てから解放されるのか?
そんなことはないとわかっているのに言わずにはいられない。
「気…持ち…」
その時、
「菜月なんでしょっ」
こだました叫びがさくらの意識がよびもどし、淫部を刺激していたラガーの指も動きを止める。
振り向くとそこにはこちらを向いて立ち尽くすイエローの姿があった。
「あなたの目的は菜月なんでしょ。ならさくらさんにこれ以上手を出さないで。」
叫ぶイエロー。全身が震え今にもどうにかなりそうなその姿からは怒りか恐怖か、それとも覚悟か
ラガーもただならぬ気迫を感じる。
「そういやぁそうだったなぁ。この淫乱があまりにもいかしがいがありそうだったからすっかり忘れてたぜ」
「私は…淫乱なんかじゃ…ない」
さくらが反論する。するとラガーは彼女のインナーに手を伸ばし、思いっきり引きちぎった。

「いやっ」
大きく揺れながら乳房が勢い良く飛び出る。次にラガーの手が向かったのは先端にある赤く充血した部分
ついさっきまで摘んだり転がしたりしてすっかり固くなった彼女の乳首を今度は直接人差し指で思いっきりはじいた。
「あんっ」
「誰が淫乱じゃないって?」
もはや感情のコントロールができていないさくらに満足するラガー。だが再びイエローが口を開く。
「もうやめて。さくらさんを放して。」
イエローの悲痛の叫びが再び響く。今度ばかりはラガーもさくらを攻めることを止めた。
「ハァハァ…」
だが、
「ぐっ」
今度は首をつかまれる。
「なら、イエロー。この山の西にある廃工場まで1人で来い。そしたらピンクを返してやる。」
そう言うと一瞬でラガーはさくらと共にその場から姿を消した。

 

 

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