針小肥大

針小肥大

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-22-

 

後日

 

「いいですねぇ、すごくいいです!」

 

「ぷふぅ、そう?ありがどお」
プールに行ってから三週間後、プロのカメラマンを交えての本格的な撮影が行われていた

 

無論、全員その趣味・嗜好の道の人間である。
仲間内もしくはネットで限定的に販売する写真集を作るらしい

 

こういうことは研究所にバレるとやばそうだが、私の研究所は仕事に差し支えない限りと反社会的な活動でもしない限り極めて寛容なので、こうして休みの日に家に撮影しに来てもらった訳だ

 

私を介護している家政婦さんは今日は休みを取らせ変わりに後輩に今日の介護を頼んでもらっている

 

「はいじゃあ次は、腕を後ろにしてピースしてください」

 

「ご、ごうでずが?」
先輩

 

「はい、いいですよ!」

 

カメラの連射音が、彼女がポーズを取るごとに、室内に響き渡る。
響くごとに少し腕の位置をづらしてみたり、首を傾げてみたりする

 

「しかし見違えましたね、この間あった時よりも結構お太りになられたのではないですか」
女性に対してこの口調は普通しないものだが、さすがに私達のような人間が集まると逆に褒め言葉に近くなる

 

「は、はははは、じづは200kg近く増えてしま”っで、歩行器もそろそろ特注しなぎゃっで思ってるんです」

 

この三週間で肥大化は立て続けに起こり、最近はようやく収まって来たものの体重はついに
1200kgをこえ胸はお腹のみならず床まで垂れて乳首が擦れるようになってしまった。
ビキニを上手く使い、歩く時は垂れたおっぱいを上に引き上げている
他の部分は大なり小なり厚みやが増し、肉の垂れ方が前よりいっそう激しくなり、
だるんだるんという言葉では表現しきれないくらいに垂れきっていた。
足はふくらはぎの肉で隠れそうになっていて、太ももはドラム缶の2倍くらいの大きさだろうか
腕は片方だけで成人男性一人分の重さを超え、どの指も間接を曲げるのも難しくなるのではと
思ってしまうぐらい太く、親指に至っては肉が垂れはじめていた
尻は普段から座り続けているせいか、肉が固まり
平べったく尚かつ巨大で、垂れる事はなかったがベッドのように大きな巨尻になっている
顔は前よりいっそうでかくなっていて、動かすのにも時間がかかるようになった、
その顔には表面積を生かして後輩が描いた♥のマジックの落書きがあった

 

そんな彼女の顔も顔大きさに合わせて切られたボブカット風の髪の毛と小さく見えてしまう目が
無ければ、人間と識別するのは難しいかもしれなかった。

 

まさに彼女は肉塊人間だった。

 

 

-22,2-

 

「次は立って撮影しましょう、大丈夫ですか?」

 

「ぶひぃっ、だ、大丈夫よ!、ちょ、ちょっと手を貸して、せ〜の、んっ!んぅうう!
 んっううううっ!」
体を起こすのも一苦労だが、昔よりは体が肥満体に慣れて楽にはなった
体を起こした後は起重機のロープを体にくくり付け持ち上げられる

 

体を方向転換させベッドの上に足を床に突き出せるよう降ろした後は
後輩に体を起こしてもらう
「行きますよー」
「1、2、3、ぐひっぃいいいいいいいいいいっ!!」
合図と共に体を起こす
体を起こすと急いで手で胸を掴みお腹の脇にどける
「んあっ♥」
乳首が床を擦れたのだろう、巨大になっても感覚が敏感なせいでつい喘いでしまう。

 

その後、腕をあげて手のひらを左右頭の後ろにつける

 

「んあっ!ぅうううううぁあ!あ、カ、カメラマンざんっ!あやぐどっでぇ」
今の彼女は30秒立てれば良い方だ
だがぎりぎり頑張れば60秒程は立っていられる
先日、公園に行って歩行器を外して少しの間、立った瞬間子犬がやって来て
腹と脚の隙間に潜り込んだのだ
その時、子犬が自重で潰れないように踏ん張ったのだが限界を過ぎようとしても、
子犬を出す事が出来ず
「んぁああああああっ!んぁああああああああああつ!うんんううううううううううう!」
「ぶいいいいいいいいっ!ぐひいいいいいぃぃぃぃっ!、ブヒィィィイイッ」

 

と大声で叫びなんとかお腹を掻き分けられ探すことができるまで立つことができた経験があるのだ
彼女にとっては昼間に公園のど真ん中で豚のような喘ぎ声をこだましていた事の方が
恥ずかしい経験だった

 

 

 

「んぅううぅ!!ぶひぃっ!んぁあう!」

 

「よし、良い絵が撮れました」

 

「ぷふぃ〜」
撮れたことを確認すると、尻餅を付くようにお尻からベッドにそのままダイブする

 

びきっ!

 

「ぁあああっ、ひびはいっぢゃっだ?」
「心配する程、壊れるようなベッドじゃないから大丈夫ですよ先輩、
 後で確認しますから安心してください」
「ご、ごめんねぇ、頼むわぁ」

 

気を取り直して次に進む

 

「つ、次はどんな、ぷひぃ、ポーズがお望みかしら」
「お尻が撮りたいですね〜」
「も。もう一回立たなきゃ無理ねぇ」
「そのままでもいいですよ、後ろの方にお尻を突き出して頂ければ」
「そ、そおお?でも私ももう一回立ちたい気分だし、まずこのまま撮ってから立つわね、
 うんっと、ぁああん!」
(いい喘ぎ声を出してるかな私っ♥)
体を前のめりにしお尻を後ろに、ずぶずぶと突き出す。
とんでもなく鈍重なスピードだが、お尻は後ろに突き出されて行く
「はいっ、いいよぉ」

 

カシャカシャと連続音が続き、
その光の中で、彼女の心の中の高揚感は高まっていく。

 

「よーしもっいっがい、だづわよお、うんひぃいいいいいいいいいっ!」
(私、セクシーに見えてるよね?)

 

後輩に手を貸してもらい、彼女なりにエロティックな喘ぎ声をだしながら
必死に立ちあがる

 

脇の肉を掴み
胸を腕で掻き分け、腹をどんとまず突き出す
(うん、胸の垂れ具合もいいし、魅力的ねっ)

 

「ふひぃっ、ふひっ、ま、前のめりに、ぶひぃ、倒れるからマットをよういじでぇ」
部屋の隅に置かれていた巨大でふかふかしたベッドみたいなマッドを用意し、
その上に腹から大の字に倒れ込んだ

 

 

-22,3-

 

「んぁあっ♥肉がぎついよぉ」
倒れ込んだ表紙に陰部に圧迫感が掛かってしまったようだ、
「んっしょ、んんっじょ、んっしょ」、
必死に体を揺らして圧迫感を無くそうとする
その度に宙に向いたお尻が激しく揺れ、その度にカメラのシャッター音がこだます
「あ、あれもう撮られちゃったの、もう〜」

 

「あの動きグッジョブです、ずっとビデオカメラを回してる甲斐もあるというものですよ」

 

(なんか私充実してるなぁ〜ふひ〜)
近頃は心の中も体に見合って来てる気がして、最初は嫌だったが今ではなんだか、
これが私なんだって思えて嬉しい
ただやはり何処かでは(痩せてたら…)という気持ちと後悔みたいなものはなくはない
しかし今の私は
「んひ〜、次はこんな風にお尻を動かすわよ〜、んしょいっと!」
こんな体に愛着がわき、大きなお尻と胸に腹をプリティに感じている

 

「プルプルプル〜ってね」
尻の肉を腕で持って揺らす
なんだが滑稽かもしれないが、こういうことも幸せに感じている

 

生活は介護が必要なものになってしまったが、慣れればむしろ快適ではないだろうか
いまだに慣れないうんちを掻き出される行為も、美しい肉塊に必要な代償なのだと思えばいい
掻き出す時の肉の震えもたまらなく気持ちいいし、掻き出される時の私の顔はひどく紅潮して
色っぽいらしいし慣れなくても受け入れて自分の美点にいれれば良いのだと思う。
私こういう風に生活してますってね

 

「ふひぃいっ、き、休憩っ取らせてくだざい」

 

「わかりました〜、休憩入りまーす」

 

「あっ私も撮ってもらっていいですか」
間髪入れずに後輩がカメラマンに話す
「もちろん!そのつもりで今日は来たんだから」

 

まだ写真を撮られる事は慣れない後輩だが、最近は積極的に撮られようとしているみたいだった
さすが、歩ける体は違うのか、激しい息づかいをしながらだがもう撮影に入ってる

 

ふと部屋に置いてる巨大な鏡を見て、つい苦笑する
あれほど、醜いと思っていた体がこんなに愛くるしく感じるなんて、なんだか笑っちゃいたい気分だ
じっと見れば見る程、自分の体の異様感に、興奮し、そして可愛らしいと思う。
常にお腹をだし、歩くごとに喘ぐ、今の私はそういう自分がちょっぴり好きだ
夜は時折、気持ちが落ち込むが、そういう時に立って喘ぎながら歩くと何故か、
前向きに喘いで行こうと思う

 

肥大化してから約七ヶ月、ようやく心も体も肉に慣れて落ちついて来た
肥大したおかげで、この幸せなデブライフいや肉塊ライフを送れるようになりつつある
最近では海外のデブモデル専門サイトからお呼びが掛かったり、
万国びっくり人間的なものを取り扱う番組で紹介されたり
少し慌ただしいが、それも時間が経てば落ちつくだろう

 

これからはどう過ごしていこっかな〜と両手を肉顔に当て幸せな生活を計画してみる彼女で
あったとさ

 

 

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