針小肥大
-19,2-
「ふひぃっ、ふひぃ〜マイクロビキニですか、大胆ですねぇ」
先程、動いたせいで後輩の呼吸が妙に荒い
「いいでしょぉお、楽だし」
しかも肉を強調出来る、一石二鳥だ。セクシィとは程遠い体と思われるが、
むしろこんな体の方が逆に気持ち悪いくらいに色っぽくセクシィだったりするのだ
「はぁ、はぁ、これ上しかありませんけど」
「下はこんな体じゃ付ける事も難しいし、パッドを陰部に貼付けてきたから大丈夫よ」
「ぷふぅ、言うのはなんですけど、おしっこは大丈夫ですか?プールって結構きますよ」
「おむつの上に付けてきたから大丈夫、ただおしりが丸出しなのはまずいから、布をつけるわ」
だされた布の形状はふんどしに近く、紐を腰にくくりつけ細長い布がおしりの割れ目を覆うように
なっている
これはただ腰に括り付けるだけなので胸のビキニ同様簡単に付ける事が出来た
「なんか、アンバランスと言うか未開の原住民っぽさがでているというか、
見たことない雰囲気出てますよ」
「でも上手く、割れ目だけ隠れているでしょ、ちらちらと布がずれると見えるかもしれないけど」
マイクロビキニに合わせたかのようにフンドシ水着は、とても細長い形状で、少し動くだけでも
お尻の割れ目がちらちら見えそうだ
私の着替えが終わると後輩の着替えに入るが、後輩が持ってきた水着がこれまたマニアック過ぎた
「それ大きさはあなたに合わせてあるようだけど…学校の水着よね?」
「スク水って言うんですよ、ス・ク・ミ・ズ!」
カーテンのような大きさの光沢性がある青黒い布のようだったが、まぎれもなくそれは
スクール水着だった
「これだと、いい具合に体のラインがくっきりするんです」
持ってきた組み立て椅子に座って、水着を着る
「んしょっと、うんっ、んっううううううっ」
大きさは合わせてあるが、着るとなると別なのだろう
ふとももまで上げた所で、立ちあがりお尻に水着を通そうとする
しかしお腹まで上げた所で、お腹の豊かな贅肉にひっかかる
お尻も同じで、かなり着るのが難儀そうだったが
「ん”っ”!!!」
肉を揺らしてなんとか生地をずらし、手でひっぱり上に押し上げる
お腹を片手で持ち上げ、苦悶の表情で布を引き上げる
「うんしょぉぉおおぉぉ!」
少しづつだが伸縮性のある生地がずるずるとお尻に入っていく
お尻が入ればお腹入れて、腕を通すだけだ。
背中の肉で少し苦労はしたが、なんとか腕を通し無事にスク水を着る事が出来た。
「ぶひぃ〜、な、なんとか着る事ができてよかったぁ。じ、じゃあ行きますか、先輩」
-20-
「先輩、歩行器外しますよ!」
「う、うん…んっ!!!!!!!ぁああああああああぅ!」
外す途端に降り掛かる体重に、つらくて声が出る
もう声を出してしまうのは仕様がない、そう思って割り切っていた
声を出さなければ腹に力が入らないのだから、いっその事自分なりに色っぽくだせればと思っていた
「先輩、右手は掴んでますから、なんとか踏ん張ってくださいね、さぁ歩きますよぉ」
プールのスロープを滑らないよう慎重に一歩一歩、とたとた、よちよちと進んで行く
ふくらはぎがぶるんぶるんに揺れ太ももも腹と尻の間からはみ出た肉がゆっさゆっさと揺れる
「あぅぅぅうう、んあっ、んあっ」
顔は紅潮し、眉はハの字になり、贅肉の頬に包まれた口から酸素を入れろいわんばかりに
喘ぎと共に呼吸が荒くなっていく、
「んぁおっ、んぁおっ、んぁおっ!」
まるでアシカのような鳴き声を上げながら足を左右に揺らして地道に降りる
(ううっ、どうせならもっと色っぽい声でないかなぁ)
そんな光景が続くと思われたがプールの水に体包まれてゆくにつれ、体か軽くなっていくのだろう、
呼吸が少しずつ落ちついていった
「んあっ、ふぅ、お、お”りれだぁ」
火照る体に心地よく冷たい水が包み込む
「っぷぅ…ふひぃ」
「あ、きた、きちゃったぁああああああああ、んぁあぁっ♥」
「い、いまですか」
何が来たかと言うと、小規模だが突発的な肥大化である
彼女は通常の感染とは違い、注射で高濃度のウィルスが体内に取り込まれた結果
肥大化後も体重の上昇は続いていたのだが、1000kgを超えるあたりから
ウィルスが完全に体と定着しようとするのだろう、時折発作的に肥大化が起こるようになった
この発作的な肥大化が終われば彼女の体調や体重は安定するはずだ。
発作による体重増加は通常の肥大化より断然少ない
少なくて2~5kg 多くて10~20kgだ
今来た発作はおそらく多い方だろう
少ない時は比例して強烈な性感の刺激も無いからだ
「ブヒィイイイイっ♥」
(この喘ぎ方だけは慣れないよぉ)
「んぁぁあああっ♥、ふひぃいっ、ぷふぅ、い、今来るなんてぇ」
「大丈夫ですか!」
「ふぅ、ふぅ、お、落ちつけば、大丈夫よ…」
ぱっと見は、ここまで太ってしまえば10kg程度は誤差の範疇で姿は変わらない。しかし…
(ちょっと胸のビキニがきついような…おしりも…)
「ごめぇん、悪いんだけど、水着の紐を少し緩めてぐれる?」
後輩に紐が緩められると、ビキニがまたフィットしてゆくのを感じる
「あ、ありがどおっ、あどで好きなだけおなが触っていいからねっ!」
「お尻が良いですっ!」
「だ〜め」
「けちっ」
(よーし、今日はもうこれで発作もないだろうし、楽しむぞ〜)
-21-
「ん〜きもじぃいいいいいいいいいいいいいい」
日常の重さから解放され、冷たいプールにプカプカと浮かんでいる
体中の肉という肉が浮き上がりプールと同様にたぷたぷ揺れていた
足の段差を作っている肉から、丸太のように太いふともも、床まで足れるような大きなお腹の贅肉、
ベッドのように大きく平べったいお尻、人1人は包めるような巨大なおっぱい、振り袖と言うのも
生易しい、二の腕、それに負けじとついてる腕と手
そして、クッションのようにおおきい贅肉で覆われた顔
この全てが水面に浮き上がろうとするのを体が感じていた
「んひぃっ、お、お尻とおなかが浮いてて泳げないのは難点だけど、
誰の助けも無しに歩けるのはいいわねぇ」
プールと一体化して揺れている全ての肉をぶるんぶるんにたゆませ引きづりながら、のっしのっしと
歩いている姿は、まるで肉の神様、いや脂肪の神様が降臨してきたかのような様だ
もし周りに人がいたら、その姿を色々な意味で拝みに来ただろう
幸いにも今日は貸し切りで人はいない
脂肪の神様はまだその姿をたくさんの人に堂々と見せるのが嫌なのである。
その神の如き脂肪人間の水着姿を見れる数少ない人間が後ろにいた
「せ、先輩のお尻やわらかい…」
恐れ多い事をしているその人間は
神には適わないものの、大量の脂肪を体中に蓄え、くじらにも負けないような巨体の印象を
スクール水着と共に醸し出している
特に凄いのは顔でこれも神には適わないが、体の比重からしてみれば大きく、
それが頭身を低く見せ、いっそう彼女の肉肉しさを上げている
そしてその顔をなんとか泳げる姿勢で脂肪神の尻に乗っけていた。
脂肪神もとい先輩と呼ばれる彼女の尻の割れ目に顔を乗っけており、彼女の水着が枕さながらの
役目をしていて、まるでベッドにうずくまっているかのようであった
ぷにぃいいいいっ、ずぶっぅうううっと顔の半分を埋めて、鼻から上をぴょこっとだしている
「ふひぃっ、ふひぃっ、ぷひひ〜、お、お尻に掴まらないでぇ」
顔を乗っけつつも、お尻を後輩が鷲掴みしており、動きづらいし重いのだ
「ちょっとざいじょぐら”い”、ひどりであるがぜでよぉ、ひざびざに歩く事を堪能じでるんだがら」
「は〜い、あっちで浮かんでまーす」
-21,2-
(やれやれ)
限定的にだが、やっと一人きりになれた彼女は水の冷たさを感じたいのか、先程よりも歩き方が
大胆になり全体の肉を左右に激しく揺らしながら歩きはじめた。
体が軽くなったものの、1トンはある彼女だ、
重さは減っても動かす作業にはとてつもない労力がいる
「はひぃぃっ、はひぃぃっ、うんしょぉっ!うんちょっ!か、体は軽いんだけど…
これはよぞうがい゙ね゙」
お腹やお尻、脇腹の肉…いや全ての贅肉が水中で動く時には浮き袋の役目も果たすが、
水の抵抗というものを生んでいた
前進しようとすると、体中が水を押す形になるので、これが移動の妨げになる
「ふひぃぃつ!、こ、こんどプール行く時は流れるプールのほうにじよ゙ゔ」
(流れるプールなら逆に体が抵抗を受けるので前進しやすくなるはず…まぁでも
人目に付くのが慣れたらねっ)
「わ、わたしもプカプカ浮けるかな」
遠くで後輩がお腹を下にしてプカプカ浮きながらおっぱいの上で真空パックに包んだiPhoneを
やってるのを見て考える
スマホは恐らく胸の下か首の後ろの肉に挟んでいたのだろう、後輩は研究所でも最近何かと
肉の間に何かを挟みながら作業をしているのでおおよそは想像がついた
(あの子、スマホ壊れてもいいのかしら…、それはともかく私はお腹を下にはできないわねぇ…)
床に垂れる程の肉量である。
その上にまたがるような体勢は肉の抵抗もあってとてもではないが1人でできそうにない
(こ、これならできるかな…)
「んっぅうううううう!」
足をおもいっきり上に上げ、体を仰け反らせ、腕も後ろに下げる
「んあっ!こ、これならいけるがも」
足を床から離したせいで少々、体が重みで沈んだが、なんとか足と足の間に腹肉を挟み
おしりにもたれ掛かって浮く事が出来た
「ふひぃ〜」
やっと重力から完全に解放された気がする、そんな思いがでる
この体になってから、重みというものを感じない時は無かった。
常にぶるんどるんばるん!と肉を必死に揺らして生活してきた
最近はやっと自分の体に愛情みたいなものもでつつあったが、それでも重くない方が楽で良いと
いう気持ちはやはり変わらないのだ
重くても重いなりに良い事があると思っても、生まれてからそれなりの細身で生きてきた彼女に
とっては重さから解放される久々の至福であった
その日は、ぷかぷかと漂いつつ、後輩をお腹に乗っけて浮かぶ彼女の姿がそこにあった。