肥らせの迷宮

肥らせの迷宮

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統伎「光樹さん、わざわざ付いてきてくれてありがとうございます」
スーツをきっちりと着こなした中肉中背の整った顔立ちの青年と
光樹「ええ、仕事ですから」青年に比べラフな服装の発育の良い少女が歩いていた
有葉「束井麻さんは私たち牛坂家との付き合いも長いからくれぐれも失礼の無いように
するのですよ」 その後ろには落ち着いた雰囲気の中年女性がついてきている
公恵「お母さん、統伎兄ちゃんも光樹さんもシツレイする様に言っても
失礼の無い様にするヒトだよ」 少女の後ろに張り付いていたのは、
統伎に似た顔立ちながら幼さとやんちゃさが目立つ少女
有葉「貴方に言ってるのですよ、公恵」
統伎「まぁ、束井麻さんは良い意味で細かい人じゃないよ」
などと言ってる内に4人は「new face」という看板が掲げられた
小さいながらもしっかりとした落ち着いた造りの店に着いた
束井麻「皆さん、こんにちは」中には壮年の男性がいた
有葉「お久しぶりです、束井麻さん」
束井麻「ええ有葉さんに統伎さんに公恵さん、それと初めまして、確か」
光樹「光樹です、過龍光樹」 統伎「復帰おめでとうございます」

公恵(統伎『サン』?、公恵『サン』?)
束井麻「例の皆既日食の日にちょっとした事故がありまして」
「ようやく退院できましたのでその祝いに皆さんに
ちょっとしたプレゼントを用意しました」
「少々お待ち下さい」 そう言って店の奥に引っ込む束井麻
光樹「プレゼントですか」統伎「まぁおとなしく待ってましょう」
ロビーに置かれていたソファーに座り込む四人
それと同時に床が2つに分かれ座った四人は地下へと落とされた

 

四人の座ったソファーは彼らに考慮する暇を与えぬまま着地した
わずかなタイムラグをえて四人は動き出した
光樹「ここは一体・・・?」
 統伎「場所自体はおそらく店の地下であってるはずだ」
   「何せ地下に落とされたのは確実だからな」
有葉「ともかく場所も含めてこの辺りを調べるべきでしょう」
公恵「サンセイ!」
そう言うなり光樹の肩から降りてトテトテと歩き出す公恵
光樹「あっ、公恵さん」
有葉「待ちなさい!貴方は光樹さんと一緒にここに残って」
統伎「残っておく訳にはいかないようだ母さん!後ろから何か来てる!」
振り返ると灰色の壁 それがゆっくりと迫っていた
統伎「走るんだ!」そう言うなり光樹と有葉の手を取り走り出す統伎
一瞬立ち止まり自分の肩に公恵を乗せて更に加速する
統伎の全力疾走は三人を乗せても衰えず壁を振り切ってしまう
統伎「よし! !?」半ば油断していた統伎は下から出たブロックに文字通り、

足下をすくわれてしまう その場に叩き付けられる光樹と有葉
公恵は体の軽さが災いして十数メートル先に放り投げられてしまう
公恵「ウワッ! ってハチミツ?」
公恵が落ちたのは浅いプール、
それも彼女が言ったとおり、プールを満たしているのは水では無く、ハチミツの様だった、
溺れたりはしないが胸から下が浸かってしまい体にべた付くハチミツを嫌がる公恵
公恵「うーん・・・キモチワルイィ・・・」 統伎「公恵!大丈夫か!」
光樹「公恵ちゃん、!?」 有葉「公恵早くそこから上がりなさい!」
公恵「?」 メイドの驚きと母親の注意の理由が分からない公恵
上がると言われてもプールには少しお尻がつかってるだけで    !
公恵「オッキクなってる!?」 
そう公恵の体は13歳の体躯から成長を果たしてしまっていた
年齢はおよそ光樹と同じほどであろうか、発育も同程度である
服はとりあえず破れてはいないが、上下にきっちりと分断され
へこんだお腹が丸見えになっていて、
胸と尻はそれぞれトレーナーとGパンを押し上げていた

公恵「ハハ、どうなってんのかぁ、コレ」
 完全にプールからあがって統伎達と合流した公恵、
自身の変化に驚いてるようだが、それを喜んでいるフシも少し見える
はにかみながら下(の視界を遮る胸)を見ている辺り特に しかし・・・

 

光樹「公恵さん!?」 有葉「これは、一体?・・・」 統伎「こ、こうえぇ!」
公恵「?」皆の反応に今度は何事なのかと自分の体を見返す公恵
今回も体が大きくなっていた  横に
公恵「ウエッ!」 まずたわわに成長していた胸が、トレーナーを破り
さらに巨大になった姿を露わにした
尻は胸程ではないがそれでもGパンをはち切れさせんとばかりの巨尻である
それを支える二本の足は先ほどまで細長く美しさを醸し出していたが、
今度は安定感を醸し出す太ましさを備えていた
成長に伴いすっきりとした顔立ちになっていたが、
それも実年齢と同じ幼さを臭わせるふんわり、ぷにぷにな柔らかい丸顔になっていた
しかし、一番の大きな変化を遂げたのはお腹だった
成長前から年齢の割にはへこんでいて、更に縦に伸び、後ろにへこんだ
そのウエストは面影も無い丸々とした太鼓腹となってしまった
大きさ自体は胸と尻の方が大きいが、存在感は中心で呼吸の度にかすかに震えてる
お腹に大きく水をあけられてしまっている・・・
公恵はまるで蜂蜜を食べ過ぎた黄色い熊の様な肥満体になってしまった

可愛らしいと言える顔つきとある意味安定しているとも言える体つきは
何ともアンバランスであった

 

あれから数時間ほど経過し、四人はまだ地下に居た
公恵「お兄ちゃん、モウ疲れたよーーーー」 
統伎「そりゃ疲れるよ・・・」
公恵「いや!私が太ったのはお兄ちゃんのせいじゃないから!
カベもあっさり止まったから走る必要じゃんとか思ってないから!
悪かったのは 運!そうホシの巡り合わせがたまたま 
統伎「光樹さん抱えて歩いてたらそりゃ疲れもするさ!!」
統伎の言う通り公恵は光樹をお姫様抱っこで抱えていた
自分の成長・肥満化した分と光樹の体重の分を合わせたら総重量の増加分は
100kg近いのである、それを抱えて歩いてたら数分でも疲れ果ててしまうはずだ
しかし、公恵はあれから数分で体重の倍化を感じさせない足取りを見せ、
光樹を抱いて一時間ほど歩いていた
光樹「・・・統伎さんの言うとおりだよぉ・・公恵ちゃん」
抱えられてた光樹はお腹と二の腕の感触がよっぽどきついのか
赤面して公恵にため口をきいてる
有葉「光樹さん、我慢してください 貴方の体力を温存させ

かつ公恵にあえて負担をかけ体を慣らしておくという備えなのですから」
光樹「ですけどぉ・・・」 とここで公恵の太鼓腹が大きな音を立てる
有葉「まぁ、無理もないでしょう、昼食からもう何時間もたってますし」
公恵「ウーン・・・でもこんなところに食べ物なんて」
統伎「なぁ、あれってなにかのドアじゃないか?」
統伎が指さした先にはドアがあった、それも一般的なつくりの
統伎「俺が先いって様子を見てくる」駆け出す統伎
光樹「あっ!私も行きます」光樹は素早く公恵から逃げ出した
公恵は残念そうだが、有葉に支えられながらゆっくりと歩いていく

 

統伎「冷蔵庫!?」光樹「こんなところにあるなんて」
有葉「どうも、電気は通ってるみたいですね」
公恵「つまり、人が通ってる、デグチが近いかもしれないってこと?」
統伎「まぁ、人がいるって可能性は高いよな」
公恵「それに張り紙してるよ、『お金を払えば中の物を食べて構いません」って」
公恵の言うとおり、中の物の値段と種類と注意書きが書かれた張り紙がされていた
光樹「ええっ!」 有葉「わざわざ張り紙してある以上、嘘とは思えません」
「それに値段も少々割高なあたりがかえって信用できます」
統伎「さて、ここは・・・・」

 

光樹「さて、行きますか」公恵「じゃぁ、光樹さん」
公恵から逃げ出すかの様に光樹は駆け出した 公恵「アァン・・・」
統伎はやや呆れつつも、後ろからついていた、有葉を肩車しながら
結局あそこは冷蔵庫の中身を少々頂いた
まず統伎が少し毒味した後、異常は無かったので
公恵は腹一杯、光樹は腹八分、有葉は小腹を満たすまでもらい
2〜3回の食事分を持っていき、上に上がったのだった
統伎「しかし、店の地下ということは束井麻さんの物だろうし、
貰って良かったのかなぁ」 有葉「ちゃんとお金は払ったのです」
「それに束井麻さんなら事情を話せば納得してくれるでしょう」
公恵「・・・ホントウの束井麻のおじさんならそうだろうけど」
公恵の呟きは頭上の有葉のバランスを保つことに気を取られていた統伎には、
聞こえてなかった
統伎(まったく今度は俺が肩車しなければならんとは、まぁ母さんで良かったよ)
公恵は勿論のこと、光樹でも耐えられなかったであろう
重さではなく、感触と言った面で

その点、母は年齢相応の感触と年齢の割には引き締まっている体であり、
抱えるにはピッタリなのだ
そう今感じてる柔らかさとは無縁の !!
統伎「うわぁっ!?」 突然の感触に足を滑らせ統伎は有葉を放り投げてしまう
有葉「統伎!貴方、公恵は悪くないといったとは言え
同じ過ちを繰り返し !」 ここで有葉は自分の体の変化に気付く
筋張った中年の体は柔らかい若い肉感的な体に変わっていた
胸や尻の大きさ自体はそれほど変わっておらいないが、
厚手の服の上からでも段違いの張りと柔らかさを見せていた
有葉「・・・これは」 ハンドバックからコンパクトを取り出し
そこに映る若々しい顔に驚く有葉
有葉「公恵と同じ・・・となれば次は・・!」

 

そう言った数秒後有葉の体は更に肉感を増し
つまり肥満化を始めていた
まずウエストが膨らみ、スーツの中心を破り、
かねないところまで大きくなったところで膨張が止まる、
しかしバストとヒップはそういかず、
胸が第二ボタンを弾き飛ばしスーツを大きく開き
深い谷間とブラジャーが食い込んでる左右の姿を露わにする
ズボンを引き裂きパンツも破って
形自体は良いお尻が丸見えになってしまっている
顔は輪郭はそれ程変わってないが顎はくっきりとした二重顎が形成している
肥満化を遂げた体全体を顧みてみると、まるで牧場の良質な羊の様で
整っているとは辛うじて言えるが、とても肉感的で若さとみずみずしさに溢れ
悪く言えばいやらしい体になってしまったのであった

 

その頃統伎達の十数キロ程上穴のそばに束井麻が居た、その表情は死角となって伺えない、
そこに統伎に似た背格好ながらもその顔立ちは公恵によく似た少年が入ってきた
束井麻「統伎クン!?・・・・・出て、これたのか・・・」
玄和「束井麻さんボクっす!玄和っす!」
束井麻「・・・・あぁ  玄和 さんか」
「すまない 私にも、よく分からない 」
「どうして この様なことになってしまったのか」
玄和「母さん、兄ちゃん、公恵、光樹さん・・・」 
心配の感情をありありと見せ、穴をのぞき込む玄和 
その背中に急激な衝撃が走り何の抵抗もできず穴に落ち込んでしまう
地上には姿勢からしてこけたと思われる束井麻が残された
束井麻「玄和、クン 公恵チャンや有葉サンと一緒に無事にいてくれよ」

 

「統伎クンを絶望させるために」
次回予告 束井麻 変化と肥満化を遂げてしまった公恵チャンと有葉さん
しかしそれ以上に深刻だったのは統伎クンだった
合流した玄和クン、それに光樹さんも・・・
次回 変える重さと変わらぬ重さ
 「さて、調理の仕上げだ」

 

 

 

牛坂家 空手の大手流派で良い意味での柔軟性と自由を重視した指導を行っている

 

牛坂公恵(うしざか こうえ) 13歳(→20歳) 統伎の妹でイタズラ好き
やや体が弱くイタズラはそのことへのコンプレックスの裏返しでもある
名前の由来は神戸牛
(こうべ・ぎゅう→ぎゅう・こうべ→うしざか・こうえ)
145,3cm 35kg 60・51・54 成長前
→168.4cm 53kg 86・56・84 成長後
→79kg 98・89・93 肥満化後

 

牛坂 有葉(うしざか あるは) 46歳→23歳 統伎達の母
厳格だが優しさも併せ持っており、
使用人である光樹にも子供達と対等に扱っている
名前の由来は牡牛座の最輝星アルデバラン
(牡牛座・アルデバラン→うしざか・あるは)
162.7cm 51kg 若返り前
→ 56kg 86・61・83 若返り後
→ 84kg 94・70・96 肥満化後

 

 

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