がんばれゴエモンガールズ でぶでぶ道中 おにくでんこ盛り

ステージ2

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ステージ2「呪われたくノ一」

 

江戸から遠く離れた大亀の上にある島、竜宮島。
そこのある湖の底で緑髪の美しい人魚と大ダコが戦っていた。
人魚は大ダコの吐く墨を避けて、その手に持ったバズーカを撃ち込む。
それを繰り返した末、大ダコは爆発し、壺から手形が出てきた。
人魚は手形を拾ってその場を去った。
だがその手形には、ぽつぽつと蛸の墨がついていて、
その黒い跡がずりずりと動き、人魚の腕に移ると共に
彼女の体の中に染み込む様にして薄れ消えていった。

 

 

人魚と大ダコが戦った翌日、
竜宮島に上陸した者たちがいた。
そうゴエモン達3人である。

 

あの後、大江戸城を突破したゴエモン達は
インパクトを操っていたからくりメカ「シシカカシ」を倒し、
追撃をかけてきた巨大メカ「ビスマルエレガント」を
正気に戻ったインパクトと新メカミスインパクトで撃退した。
それからビスマルを追ってこの竜宮島に向かったのだ。
しかし・・・

 

ゴエモン「それっ!でやっ!はっ!」
サスケ「たっ、ていっ、うりゃっ!」
ゴエモンとサスケは並み居るオバケを蹴散らしてカエル山を進んでいた。
しかし全速力ではない。
2人がうち漏らしたオバケを片付けながら、
後ろからどすどすと追い上げてくる太った少女、
そうエビスが付いてこれる様にスピードを抑えていた。

 

 

エビス「よぃしょっ、よぃしょっ・・・」
エビスはあれから更に太っていた。
ぽっちゃりを通り越してデブ、肥満体に片足を突っ込んでしまってる。

 

エビスが武器であるハンマーを振るたびに、
二の腕はブルンブルンと揺れる。
足はまさに大根足で、一歩踏み出すたびに
片足はもう片方の足と擦れてしまい、エビスのスピードを更に遅くしている。
お尻は小ぶりの桃の様で、ズボンをはち切れんばかりに押し上げている。
だが更に大きな胸に至っては服を少し破いてしまってる。
お腹は服の上からぽっこりとせり出ているのが分かるほどだ。
逆に言えば、「まだ」ぽっこりで済んでいるのだが、
顔も膨れ出してきて、下膨れの丸顔になりつつある。

 

 

エビス「すみません・・・私のせいで進むのが遅くなって・・・」
サスケ「気にしてはゴザランよ、
進むのは速ければいいって訳でもないでゴザルから」
ゴエモン「それにオバケとは十分戦えてるぜ」

 

確かにエビスのスピードはかなり遅いが、オバケとの戦いでは、
その体にしてはとても良い動きで十分に戦力となっている。
いやむしろ信じがたいことに、
サスケ(太った方が動きが良いでゴザル・・・)
大江戸城では、はっきり言ってしまって足出まといだったエビスだが、
あれから更に太った今の方がその時よりも確実に良い動きをしている。
サスケ(もしや、『シュウセイリョク』が身体能力にも影響を及ぼしているのでゴザロウか・・・)
ゴエモン「サスケ、ゴールについたぞ」
ゴエモンの声を聞き、サスケが前方に注意を戻した。
確かにステージゴールの目印の大狸の置物があった。
エビスの、自重をのせたハンマーの一撃は狸を容易く砕いた。
飛び出してきた手形を手にして3人は
カエル山ステージを後にした。

 

後ろの岩陰に隠れながら自分たちを見つめている誰かに気づくことなく。

 

 

 

三人が進んだ先は、この龍宮エリアにおける町、乙姫町だ。
サスケ「さてまずは、
エビス「茶屋行きましょうよ!茶屋に!お腹が空いて・・・」
サスケ(食欲までエビス丸どのに近づいてきたのでゴザルか・・・)
ゴエモン「 まあ、茶屋なら話を聞くこともできるし、一服してこうぜ」
という訳で茶屋に入った3人、
それと同時にうち2人(ゴエモンとサスケ)の目についたのは
背を向けた長くて綺麗な緑髪の女性。
ゴエモン「おっ、ヤエちゃん」サスケ「ヤエどの」 エビス「ヤエさん?あの人が」
ゴエモンたちの声を聞き、のっそり、いやゆっくりと振り返る女、
ゴエモン達の仲間のくノ一ヤエ、
その端正な顔は紛れもなく彼女のそれである。
しかし、
エビス(えっとこの人、ゴエモンさんの話ではスタイル抜群らしいのに・・?)
サスケ(・・・拙者にはもう何も分からんでゴザル・・・)
ゴエモン「ヤ・ヤ・ヤエちゃんまで・・・どうしちまったんだよぉ・・・」

ヤエ「・・・・・」

 

そうあの均整な体は丸々と膨れ、太ってしまっていた。
体重は今のエビスと同じくらいだろうか、
忍装飾はパツパツで、とても窮屈そうだ。
特に両の腕が一番太くなっていて、忍装飾の袖に所々に小さな亀裂が入ってる。
元から大きめだった胸も更に大きくなっていて、
その有様は、忍装飾の下にメロンを入れてるのか?とも思えてしまう。
前はキュッと括れていたお腹周りも肉で膨れてしまい、
ポコンとせり出してる。
それでも胸と見比べると括れているようにも見えるのだが、
下半身は上半身と比べると変わり様が小さく、
特にお尻は殆ど大きくなってない。
だが「ボン・ボン・キュッ」と言えるスタイルになったことは
ある意味悲しい・・・

 

ヤエ「・・・私もね、ビスマルのことを聞きつけて調査を始めたの」
沈黙してしまったゴエモン達を見かねて、ヤエが自分のいきさつを話しだした。
ヤエ「ビスマルが隠れ家としてこの島に築いた竜宮城のことを知ってね、
「龍宮城までつながるステージを攻略しようとしたんだけど・・・」
「カッパ街道の大ダコを倒してから、どういう訳か、オバケを倒すたびに太ってしまって・・・」

 

ゴエモン「本当一体どうしちまったんでぃ・・・」
「大ダコの呪いよ」 ゴエモンの疑念に答える声が外の方から聞こえてきた。
「ここを住処としていた大ダコは自分を倒した相手に呪いをかけるんだ」
「呪いを・・・」「そう自分を倒した相手を更にオバケを倒すごとに太らせる呪い」
「ともかくオバケと戦わなければこれ以上は太らないよ、
 呪いを解かない限り痩せられもしないけどね」
そう言い切って声は途絶えた、代わりに遠ざかっていく足音が聞こえてきた。
ゴエモン「そう言うオマエは誰なんでぃ!」 サスケ「何奴!」
ゴエモンとサスケは声の主を追って外に飛び出していった。
ヤエとエビスは茶屋に残った。
・・・言うまでもないだろうが、
今の彼女たちでは追いつけっこないからである。

 

 

 

走っていく足音を追ったゴエモンとサスケは、
声の主である少女に町の外れで追いついた。
歳は十五・六くらいで、良い意味でほっそりとした体をしている。
(今のエビスとヤエを見ると余計にそう思えてくる)
しかし、その耳は人間ではなくネコのものである。

 

 

ゴエモン「その耳・・・」
サスケ「もしかしてお主は」
スザク「そう、私は妖怪のスザク、オバケの仲間であなた達の敵だよ」
ゴエモン「その敵がどうしてヤエちゃんのことを教えてくれるんでぃ?」
スザク「あなた達に助けて欲しいからさ、詳しくはまたの機会にね」
 それだけ言ってスザクは、ゴエモンをも上回る程のジャンプで、
二人の前から去っていった。
ゴエモン「あれだけのジャンプが出来るならスピードも相当のもんのはず、
オイラ達に追いつかれたのはワザとだろうな」
サスケ「町中で話せることではなかったでゴザルしな」

 

 

 

ゴエモン「しかし妖怪のスザクか、本当にオイラ達の敵なんだろうか?」
サスケ「正直言って、ヤエどのの呪いについて教えてくれただけでもアリガタイでゴザル」
ゴエモン「それもそうだな、ヤエちゃんはこれ以上戦わせない様にして、
エビスちゃんもあの体で戦うのもキツイだろうし、オイラとお前の2人で行けるとこまで行こうぜ」
サスケ「そうでゴザルな」
そう話しながら、町に戻った二人に町娘が駆け寄ってきた。
「大変だよ!町に妖怪が出たんだよ!!」
ゴエモン「なんだって!」サスケ「すぐに向かわねば!」
「いや、もう大丈夫だよ、アンタ達が声をかけたあのお姉ちゃんが倒してくれたから」
サスケ「声をかけたお姉ちゃん・・・」
ゴエモン「・・・ヤエちゃんが!?」

 

乙姫町の宿屋、その「うめの間」、
もう夜も遅いので、ひとまずゴエモン達はここで宿をとることにした。
ゴエモンとサスケは部屋の右隅にまとまって横になっていた。
エビスは部屋の左隅で、大きな体を縮こませて横になっていた。
ヤエは真ん中のベッドに、転がされて、いや横になっていた。

 

 

あの時どんなオバケが出たのかは知らないが、
倒した結果としてヤエは更に倍近く太ってしまった。
忍装飾は更に押し上げられ一部、というか大半が破れてしまってる。
まず腕が体の中で一番大きく太い部位と化している。
太くなりすぎて曲げることもままならない。
人の太り方としては明らかに不自然だが、呪いの効果だろうか。
顔も真ん丸く膨れて、幼げで可愛らしい丸顔になってる。
胸はもはや頭よりも大きな爆乳で、
「服の下にメロン」から「服を突き破ってスイカ」になってる。
どこから調達したのか、サラシを巻いてるので丸出しにはなってない。
そんな胸を押し上げて綺麗な形を保っているのは、
これまた綺麗な形で突き出た太鼓腹である。
「うめの部屋」は一番グレードの高い部屋なのでとても広く
シャンデリアの飾られた天井もとても高いがこのお腹を台にすれば、届きかねない。
間の隙間が消え失せた脚、桃の様なお尻、太る前の倍の太さはあろう腰周り。
そんな下半身も肉塊レベルの上半身と比べるとせいぜい小デブレベルである。

単純な重さよりもそのアンバランスさでヤエを動けなくしている。

 

なかなか寝られない4人だったが、
そんな空気を変えるためにかゴエモンが口を開いた。
ゴエモン「ヤエちゃん、エビスちゃん、
明日オイラとサスケで竜宮島を攻略してくる」
サスケ「海の中は拙者に任せるでゴザル」
ヤエ「いや・・私も行けるとこまで、い、行くわ」
「海に潜れる人もふ、2人いた方がい、いいと思うの」
首が無くなったせいか、喋るのも少々辛そうだ。
エビス「私も行きます! 
ヤエさんがこんなになるまで戦ったんですから、
出来ることはやります!」
ゴエモン「 分かった、だが無茶はしないでくれよ」
「それじゃあお休み」

 

 

 

 

 

今回の被害者

 

ヤエ 
がんばれゴエモンシリーズのレギュラーで、
シリーズでも1、2を争う人気キャラ。
その人気ゆえに、今回自分の毒牙にかかることに・・・
具体的に言えば、大ダコの呪いによってオバケを倒すごとに太る様になってしまった。
上半身を中心にして太るのは、脇に抱えてた手形を媒介にして呪いがかけられたから。
現在の体型 75kg 106・74・81→
156kg 153・140・96

 

 

エビス
「レキシのシュウセイリョク」によって更に太り続けていて、
サスケの推察通り、身体能力や食欲といった別の要素もエビス丸に近づいてきている。
現在の体型 78kg 103・74・97

 

 

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