648氏による強制肥満化SS2

648氏による強制肥満化SS

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 夜も更けて、俺が自分のアパートに帰ると神子が心配そうに俺を出迎えた。
 制服姿ではなく、私服姿で、しかもめがねをはずした状態だった。
「おかえりなさい、玲治くん」
「ただいま、遅くなってスマンな」
 そう言って神子の頭をなでてあげると恥ずかしそうに神子は笑う。
「ううん、私が勝手に待ってただけだから……それより、今日は大丈夫だったんですか?」
 そういえば、神子が丈二にメールを送ったんだったな。
「ああ、まだ何もしてないけど、写真のことなら蓮が処理してくれたらしいから、こんど礼を言っておけよ」
 その言葉に神子はうん、と頷いて台所のほうへと足を勧めていく。
「ご飯の準備しますから座って待っててください」
 俺は素直に言われたとおり、ちゃぶ台の前に座り、料理中の神子の姿を見ていた。
「……なあ、もしかして今日も泊まるつもりか?」
 その言葉に、神子は動きを止めた。
「別に俺は気にしないけど、親は説得できたのか?」
 その言葉に、神子は首を縦に振る。
「そっか、なら別にいいよ」

 俺はそう言って背を向ける。
「それと、明日は……学校に行くのか?」
 表情を見たくないので、俺は背を向けたままで神子に尋ねる。
「……まだ、行きたくないです」
 果たして、今はどんな顔をしているのだろう?
「私は……この通り、スタイルも、顔もよくないんです」
 神子に友達は少ない、もともと人付き合いがへただったせいでもあるが、
それでも、何人かは居た。
「いま、学校に行っても……たぶん自分に自身が無いのが他の人にもよく分かっちゃうんです」
 支えているのは、友達という存在、だけど、その友達に裏切られたのなら、何の支えもない状態になってしまう。
「……だから、すこし、ほんの少しの間だけでいいんです、玲治君だけが、私の支えなんです」
 背を向けていた俺に神子は抱きついてきた。
 ……真剣、なんだな。
 神子は俺のことを普段はレイジー君と呼ぶけど、本当に困ったときや、傷ついたとき、さびしい時なんかは玲治君と呼ぶ。
 今の自分を精一杯支えるための努力を続けているのだろう。
「……絶対に俺が、お前とまた学校に行くようになるまでに、救ってやる、最大限の努力をしてやる」

 ここに俺は決意する。
 あの女を、つぶす、誰にもばれずに、社会的にも、人としても、絶対にあの女を……
 破滅させ、絶望させて、失意させ、失脚させ、号泣させ、絶望することすらも絶望するくらいの目にあわせてやる。
 だから、待ってろよ。
「……玲治君、お願いがあります」
 抱きついたまま、神子が口を開く、
「髪の毛、切ってくれませんか?」
 長い、長い黒髪をつかみ、神子は俺にお願いする。
「いいのかよ?」
「……自分で自分を変えたいんです。だから、その決意のためです」
 俺は、ゆっくりと、はさみを取り出し、神子の髪の毛をつかんだ。
 お前の決意はしっかり受け止めた。
「目を閉じててくれ、目を開けたとき、絶対に喜ばせてやるから」
 目を閉じ、静かに座る神子の後ろに立ち、俺は指輪をつけた。

 

 この指輪で、神子の記憶を消すつもりだった。
 ひどい目にあった記憶を、
 でも、その必要は無い。
 それを乗り越えようとしているのだから。

 

 はさみの形状を変化させ、頭髪を切るのに最も適したはさみに変えた後、俺は神子の髪の毛を切った。

 

「目を開けてくれ」
 そう声をかけ、鏡を神子の前に置いた。
 はさみで切りながら指輪でイメージしながらきったから何とかうまくいっただろう。
「ありがうございます」
 ショートヘアの髪を手でなでながら神子は笑う。
「ご飯、作りますね」
 俺は、切った髪の毛を握り締める。
(……自分に自信がない)
 俺は、迷うのをやめ、イメージをよく練る。

 

 神子の体の中を改造するイメージをきちんと想像した。
 これで、きっと何かが変わってくれることを祈っておくしかない。

 

 やるべきことも、考えることも終わった。
 さて、明日からはハードになるだろう。

 次の日、リビングで俺が目を覚ますと、隣に人の気配を感じてすぐさま飛び起きた。
「……レイジー君?」
 隣で眠っていた神子が目を覚まし、体を起こす。
 寝室は神子に使わせていたので、俺は昨晩ひとりでソファに座ったまま眠ったはずなのに、俺の隣で神子が眠っている。
 ……なんで?
 俺の真横で、しかも寝巻き……といっても下着とシャツだけの姿で眠ってるんですか?
「……えーと、俺はお前に間違いを起こしていないよね?」
 絶対に間違いは犯していないはず、犯してませんよね?
「…………」
 ゴメン、こんなときに沈黙しなくてもいいから、お願いだから沈黙しないで。
「おはようございます」
 先ほどまで目の焦点が定まっていなかったが、だんだんと焦点が定まったのか、俺ににこやかな笑顔を俺に向けてきた。
「……おはよう」
 そういえば、夜中にうなされていたな……
 俺は、思考を放棄した。
 無駄に考えるのはやめよう。

 たぶん、一人でいるのがさびしかったんだろう。
「ちょっと今日は急いでるから冷蔵庫の中にあるものを勝手に使ってくれ」
 俺は急いで着替えを済まし、かばんを持って家を飛び出した。
「いってらっしゃい、気をつけてくださいね」
 笑顔で見送る神子に左手を上げて挨拶をして、全力で駆け抜けていった。

 

「遅いぞ」
 朝一番、学校の中に侵入し、部活塔の最上階の奥にある扉の前で待っていた丈二から聞いた第一声がそれだった。
「スマンスマン、ちょっとな」
 朝の混乱のくだりを説明すると丈二は笑いながら俺の顔面をぶん殴る。
「さて、みんなはもう集まってるし、主役が居ないと話にならないな」
 丈二は扉を開け、俺らは中に入る
 中には合計20人の男子学生が適当に座りながら俺の姿を確認した。
「さて、みんな。今日はちょっと俺の私情を挟ませてもらうけど、付き合ってくれるよな?」
 ここは、『4K』、この学校のお騒がせ好きのバカどもの集まる場所。
 1年生のときに、それこそ神子と付き合うきっかけとなった騒ぎをともにした戦友たち。
「ターゲットは……香山玲子、ご存知の通りの人間さ」
 俺はふざけた物言いでみんなの興味を引く、
「俺の大切な人を傷つけたんだ……だからつぶす!!」
 ざわめきが広がる。
「具体的には……まあ、ご存知の通り蓮のやつが悪魔と契約してるからそのアイテムを使ってターゲットを壊滅させる」
 やれやれと蓮は笑う。

「トリアエズ、あの女の美貌を奪い、後ろ盾をなくし、信者の目を覚まさせ、そして破滅させる!!」
 俺はにやりと……自分でも恐ろしく、楽しげに笑いながらみんなに最後の言葉を言い放つ
「みんな、悪いが俺に命をくれ」

 

 俺たちは笑い、楽しみ、はじめる。

 

 放課後になり、俺たちの行動は早速効果が出てきた。
 徹底的な情報操作、最初のステップの前の準備段階だ。
 香山玲子が何かをやらかしたといううわさを流し、不信感を高めていく。
「さて、本当にやつは来るのだろうか」
 丈二に頼んで香山玲子の机の中にあるメモを入れておいた。
『放課後、校舎裏で待っている』
 不信感を煽ってあのアマは絶対に来るだろう。そう、大量の下僕を連れて。
「あなたたちですか? 私をこんなところに呼び出したのは」
 不機嫌そうに、香山玲子は俺たち4人をにらみつける。
「ああ、ちょっとな、お前に聞きたいことがあるんだよ」
 俺は指輪をはめて香山玲子を睨み付け返す。
「お前、俺の大切な人に何かしたか?」
 その質問に香山玲子はつまらなさそうに答えた。
「知りませんよ? あなたの大切な人が誰なのかも、興味はありません。そんな些細なことなんて」
 その言葉に、俺より先に剣が食いかかる。
「よく、そんなことがいえるなあんた!!」

 それを制して俺は香山玲子に近寄った。
「キャーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
 香山玲子の叫びに反応していろいろなところからたくさんの信者が現れた。
「どうかされましたか?」
「この人たちが私を襲おうとしてくるんです!!」
 速攻で俺たちを悪人にでっち上げて香山玲子は信者たちの奥に隠れた。
「予想通りの展開だけど、さっさとやるか」
 俺はそばに置いてあった長細いかばんから2本の木刀を取り出した。
「まあ、もともとそういうつもりで計画したんだしね」
 蓮は腰から折りたたみロッドを取り出し、両手にそれぞれ1本ずつ握る。
「こういうやつの性根を叩きなおさないとだめみたいだな」
 剣は両手にクッショングローブをつけ、そのうえにメリケンを装備する。
「まあ、新しく作った武器のテストも兼ねるとするか」
 丈二は2丁のモデルガンを構えた。
『トリアエズ、お前ら後悔するなよ!!』
 俺たちは総勢50人を超える香山玲子の下僕集団に突っ込んだ。

 

 結果は無論、俺たちの圧勝だった。
「……う、うそでしょ?」
「れ、玲子様落ち着いてください」
 よろける香山玲子を側近の二人の女が支える。
「さて、用件はこれからだな」
 屍のように倒れている下僕共を踏みつけるように俺たちは残りの3人をにらみつける。
 その気配に飲まれたのか、香山玲子とその側近はにげだすそぶりを示す。
「無駄だよ」
 俺はクスリと笑った。
 壁とは程遠いほどの距離にいるはずなのに、三人は何かにぶつかった。
「周囲の大気を変異させて孤立させてるから逃げられねぇよ」
 外から見れば、何も見えなし、何もこの中での音は聞こえない。問題なのは誰かが来たらすぐに異変に気がつくのだが、その辺は4Kのメンバーがカバーしてくれる。
「さて、トリアエズ事実確認からだな」
 剣が3人の後ろのほうに回りこみ、こぶしを音を立ててほぐす。
「やったのか? それとも、やってないんだ?」
 俺の手に力が入る。

「ハハハ!! 傑作ね、たかがあんなちんけな女のためにここまでやるバカがたくさんいるなんて、お笑いよ!!」
 認めたようだ。
「いったいいくらもらったの? それとも、ベットインでもしたの?」
 バキっと言う音が俺の手から聞こえる。木刀を握りつぶしてしまった。
「そうでもなきゃ、あんな地味でかわいくも無くて胸の小さいダッさい子のために動かないでしょ?」
 もういい……
「玲治、もういいだろ?」
 丈二は銃口を香山玲子に向ける。
「あなたたちみたいな下種の下郎が玲子様に手を出したらどうなるのか分かってるの?」
 丈二は側近の女の足元に狙いを定めて引き金を引いた。
「ヒィ……」
 軽い発砲音のあと、側近の女の足元に銃痕が現れる。
「この銃はエアガンだけど、コンクリぐらいならめり込ませられるぜ?」
 その言葉で3人の恐怖を引き立てる。
「さて、認めたことだし、さっさとやることやろうぜ?」
 蓮は懐から空の注射器を取り出す。

「あ、あんたたち、私に手を出したらどうなるか分かってるの!! どんな手段を使ってでもあんたたちを……」
 俺は握りつぶした木刀を投げつけ、香山玲子の横ギリギリをかすめさせた。
 それで十分だった。
 香山玲子は恐怖で気絶、側近の女たちは腰を抜かしたのか、その場から動かない。
 蓮は気絶した香山玲子の腕に注射器を打ち、血を抜き取る。

 

「さて、材料はそろったし、後始末しますか」
 俺はゆっくりと恐怖に震える側近たちの頭をわしづかみした。
 お下げの頭をした側近とボブカットの側近、二人はこれから自分たちがどんな目にあうのかまだ分かっていない。
「じゃあ、お前らでちょっと遊ばしてもらうか」
 俺はゆっくりとイメージをし始めた。
 まず、二人の女の体を中に固定する。
 ソコから、頭と両手、両足だけが出るような透明の箱に閉じ込める。
「な……何が起きてるの……」
 ボブカットの側近は何が起きてるのか分かってない。お下げのほうは気絶している。
 俺は一気にお下げのほうのイメージを集中させる。
「ん〜〜わき腹もちゃんとイメージしろよな、バランスが悪いだろ?」
 蓮の指摘に俺は頷きながらもその通りにイメージはしなかった。
 今度は背中の肉を大量に増やし、正面から見るとまだ細く見えるのだが、横から見ると、あまりにも異常な姿だった。
「……意識無いのは面白くないな」
 剣の言葉に俺は触れた状態で指を鳴らし、お下げのほうの意識を戻した。
「え……うそ、な……何ナノ?」

 自由の利かない体を必死に動かしながら自分の腹の状態を見て混乱している。
「じゃあ、こいつは一気に行くかな?」
 俺は箱の中一杯に広がるようにイメージを練る。
 一般人と同じぐらいだったわき腹がまるで生きているかのように動き始めて箱一杯に脂肪があふれかえる。
「グフゥ、く、苦しい」
 箱一杯になっても肥大化は止まらない。止める気はない。
「さあて、やめてほしいか?」
 丈二は銃口をお下げの女の額に当ててにこやかに笑う。
「神子が辞めてくれっていってもお前たちはやめたのかな? ん? どうなんだ?」
 俺は顔のほうにも脂肪をつけていく。ほっそりとした顔にムニュムニュと脂肪がついていく。
「た、やめてください助けてください、お願いします。オデガイジマズ」
のど元やいろいろなところに脂肪をつけていくのでお下げの女の声がだんだんと低くなっていく。
「い〜〜や〜〜だ」
 蓮の言葉を聞いて顔面蒼白となるがそれもすぐさま血色がよくなっていく。
「さて、一応完成かな?」
 俺はいったんイメージするのをやめて目の前にある『モノ』をあざけるように見た。

 四角い箱の中で膨張を重ね、四角く変形してしまった胴体、ソコから伸びる両手足はほっそりしており、顔はまるで中華まんのような形状となっている。
 箱の内部は圧倒的な圧縮率で詰め込まれた脂肪の密度と熱で曇り始めている。
 箱を解除してみると、ズドンという音とともに肉塊が地に着いた。
「自分の姿を見てみろよ、ほら」
 俺は今自分が見ている光景を直接お下げのほうに見せた。
「い……いヴァああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
 脳内に直接光景を叩き込まれ、狂ったように叫ぶおさげの側近、それもそうだろう。
まるで、スライム……、どろどろのものを袋につめておいたように広がる腹部の脂肪、圧縮に圧縮を重ねられたことでおれ自身も予想できないくらいに増えていた。
 顔のほうも、先ほどの箱から開放された状態なので垂れ下がってしまっている。
 巨大な……巨大すぎて垂れ下がり、形がいびつにゆがんでしまった胸。
 何よりもこの異形の姿を強調してしまったのは何も手をつけてないほっそりとした手足だった。

 

「まあ、こっちはこのままにしておいて、次はお前だね」
 俺はにこりと笑いながらボブカットのほうを見る。
「ヒィ……」
 流石に前もっとどんな目にあうのかを見せ付けてあるのでその表情は具体的な恐怖でゆがんでいる。
「ん……ん〜〜〜」
 香山玲子が目を覚まそうとするのを俺は横目で確認したが、
「ハイ、もうちょっと寝ててね、君にはこんな瞬時のことじゃなくて長い計画でやるしな」
 剣の手刀が首筋にあたり、再び香山玲子の意識はとんだ。
「さて、タダ太らせるのも、部分的に太らすのも飽きたし、今度はどうしてやるかな?」
 いろいろと思考を巡らせていくと、あたりがにぎやかになってきた。
「ん?」
 俺は周囲を振り返ると4Kのみんなが隔離した空間の中に入ってきた。
「どうしたんだよ、見張りはいいのか?」
 丈二はみんなに尋ねる。
「もう時間が時間だから校舎には誰もいねぇからな」
 一人がそういった。

「そっか、それじゃあみんな、何かいい案はないか」
 俺は半狂乱に叫んでいるお下げの側近を指差し、そのままボブカットの側近へと指を移す。
「こういうのはしたからさぁ、なんかもっと面白いほうほうを考えてクレよ」
 みんながざわざわとどうすればいいのかを話し合う。

 

 数分後、俺たちの会議が終わり、改めてボブカットの側近を見た。
「よし、協議の結果は出た」
 俺は頭の中でイメージを練り上げていく。
 恐怖に顔はゆがみ、目に見えない箱に拘束され続けるボブカットの側近はびくっと体を震わせた。
 しかし、何も起きない。
「へ? ……なに? どうなるの?」
「安心しろよ、すぐにはどうにもならないよ」
 俺は箱を解除した。
「お前の体は……一時間に1センチずつ縮む、まあ、このままじゃあ5日で消滅ね(笑)」
「う、嘘……」
「ああ、ちなみに対処法は用意したから安心しなよ」
 俺は悪意を持った笑顔を向ける。
「一時間に4000キロカロリー摂取しろ、そうすればその次の1時間は何も変異しない」
 その言葉に絶望を感じたのか、それとも観念したのか、弱弱しく、ボブカットの側近は口を開く。
「……そ、そんなの無理だよ」
「ああ、大丈夫、そろそろ始まるはずだ」

 その言葉と同時に超がつくほどの大音量の腹の音がボブカットの側近の腹から鳴り響く。
「たとえどれだけ食べようが、絶対に貴様の体は満たされない、何を食べてもおいしいと感じ、何でも食べられる」
 あまりにもひどい空腹……いや、飢餓感にボブカットの瞳が光を失う。
「さて、メンドクサイし、そろそろお開きにしますかな」
 俺は指を鳴らした。
「なんだよ、もう終わりにするのかよ〜〜」
「俺たちは何も見てないんだぞ!!」
 周囲から抗議の声が聞こえる。
「まあ、まて、今回はお前らも見れるようにしてやるよ」
 そうこういっていると、ボブカットの側近はゆっくりと立ち上がり、歩き始めた。
「これからずっと俺たち全員は改造した女どもの光景が見れるようにしたし、アレは放っておけばいいさ」
 俺は再度指を鳴らし、隔離空間を解除した。
「まあ、後は俺たちで処理するし、みんなは帰ってもいいぞ」
 もうすでに周囲が暗くなっている。不気味な叫び声だけがかすかに聞こえるだけになっている。
「それでと、まずここでやられている雑魚は……」
 俺は指を鳴らした。

 これでこの空気に触れている俺たち以外の人間はこの隔離空間内での出来事は覚えていない。
「それで、これをどうするかだよな?」
 雑魚達と一緒に記憶を消したお下げの側近だった肉塊を指差して蓮は困ったように考え込む。
「トリアエズ、元に戻しておくか……それでもってこいつもさっきのと同じような感じに変更しておくか」
 肉塊が縮んでもとの人の形を取りもどし、服も元に戻した。
「さて、俺たちも今日はこれで解散だ、今後のことはまた明日にでも考えようぜ」
 俺は校舎ウラを後にした。

 

 

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